AIRWORK日記

愛知県渥美半島の パラグライダー&ハンググライダースクール 「エアワーク」の日記です。

今度は成功

2010年07月05日 | 仕事

 昨日と違ってとても穏やかな北西の風。練習生の皆さんは暑い中で3本ほどすっ飛んでもらい、2時ごろに南風に変わったところでフライト終了。高塚エリアへ移動して飛ぼうかと思いましたが、南西の風のようなのでやめにして少し早めに解散。
 店に戻るとモーターパラのあの部品が届いていたので、今度こそはちゃんと組み立てるぞと作業開始。仕上げタップを使ったのでボルトの入りはスムーズになったのですが、そのボルトがフレームを貫通させると燃料タンク側のナット部との位置が合わない。ピッタリ合わせないとまたアルミのネジを潰して振り出しに戻るになってしまいます。
 燃料タンクを押さえたりフレームを持ち上げたりして、なんとか位置を合わせたところで慎重にボルトを締めると・・・お~、できた、締めることができました。しかし一点を固定すると次の箇所を合わせるのが難しくなり、2点を固定すると3箇所目はさらに難しくなり・・・。でも、ボルトを半分挿しにしておいて、タンクを押さえて別のボルトを挿したりすると、アルミのネジ山に負荷がかかって潰しそうだし。
 とても時間がかかりましたが、苦労した甲斐があって無事に組み付け終了。最後に組み間違いがないか点検して・・・OKですね、これでオーナーにお返しすることができます。あ~、よかった。
 明日は体験フライトの予定がありますが天気予報はとても微妙。いつもは前日の夜に決行・中止の連絡をしますが、今回は近所のかたなので、明日の朝になって実際の天気を見てから決めることになりました。う~ん、どうだろ~、ほんとに微妙な予報だけど。

直してもらえました

2010年07月04日 | 仕事
 午前中はほどよい北西のかぜだった衣笠山でしたが、お昼すぎからは強風になってしまい飛行不能。一週間ほど前から衣笠山の風向風速計システムが故障しているので、微妙な強さのときは昔のように感覚的に判断。衣笠と高塚の風速計は普段からとても参考になってありがたいので、やっぱり使えないと不便だなと思っていたら、設計・製作者のYさんが来て修理してくださいました。
 画像は最後に飛んだそのYさん。アクセル踏んでます、強風です。

最後にミス

2010年07月02日 | 仕事
 昨夜もやりかけたモーターユニットの修理作業ですが、疲れていたので少しやって途中でやめてしまったので、今日はちゃんと時間をかけて完了させてしまうつもりで朝から作業開始。とりあえず破れた防護ネットを外すために、それを固定している60本のリベットを全て抜いて・・・う~ん、カーボンフレームには極力傷をつけたくないので、リベットの芯をポンチとプラスチックハンマーで軽く叩いて凹ませてからドリルの刃が中心に入るように慎重にやっていたら、これだけで2時間ほどもかかってしまいました。ほんとに私は仕事が遅いな~。

 さて新しいネットに張替えですが、その前にこの銀色のリベットをオリジナルのように黒色に塗装しなければいけません。べつに銀色のままでも実用上なんの問題もありませんが、黒いカーボンフレームに銀色のリベットが60箇所もあると変に目立ってカッコ悪い・・・のかなあ、やっぱり? 製作者のセンスではそれが許せないから、わざわざ黒く塗装したリベットを使ったってことですよね。スタイリッシュであることに命かけてそうだなイタリア人。質実剛健(ちょっと無骨すぎることも)なドイツ人のような作りはできんのかイタリア人。鉄人28号のボディに浮くリベットのレトロな趣は理解できないだろうイタリア人。でも私はジュリアーノ・ジェンマの往年のマカロニウエスタンが大好きだぞイタリア人。ついでに言わせてもらえばニューシネマパラダイスは何回観ても泣けてくるぞイタリア人。
 試しに黒のマジックで塗ってみたところテカテカ光ってサスガにいただけません。手間でもやはりペンキのような塗料でやるしかなさそうなので、近所のホームセンターへ行ってつや消しの黒い塗料を購入。なんだか修理作業というよりプラモデルを作っているような雰囲気になってきましたが、こつこつと60本のリベットの皿の部分を黒くして塗装作業を終了。次は新しい防護ネットの固定ですが、網目を間違えて一マスでもずれると緩みが出て、最悪の場合は最初からやり直しになるので、リベットで打つ部分にこれまたこつこつとマジックで記しをつけてから固定作業を開始。お昼をとっくに過ぎてお腹が減ってきたので『冷やし中華でも食べたいな~』と思いつつも、満腹になると気が抜けてミスが出そうなので作業続行。

 お~、これでゴールが見えてきた。あとは表面に傷がついたメインフレームの補修ですが、輸入元のSさんに伺ったところ、表面のコーティング部分の傷はエポキシ剤を塗って固めればOKとのことなので、30分で硬化するタイプの2液混合のエポキシ剤をねりねりして補修。
 二箇所あるうちのもう一箇所の傷はとても小さいのと、補修するには燃料タンク周辺のたくさんの部品も取り外すことになるので、この場合どうすべきか考えていたところ、このモーターユニットのオーナーであるMさんが仕事帰りに来店。ひょっとして私がサボらずにちゃんと働いているか抜き打ち視察に来られたのかな? はいはい、このように昼飯も抜きでちゃんと真面目にやっておりますですよ~。
 Mさんにお話すると、いちおう小さい方の傷も補修したいとのことなので、二人で部品を取り外したりしていたら問題発生。「おいおい、こんな部品は普通は使わないだろ~」という、インナースリーブを兼ねたようなアルミの薄いネジを破損。なぜ燃料タンクの固定にこんな変わった部品を使うのか解りかねますが、壊れたものは元に戻らず覆水盆に返らず、このパーツも取り寄せることに。う~、悔しい、あと少しで作業が終わると思ったのに。
 部品注文のため輸入元のSさんに電話すると、このネジ目はタップの切り方が甘いようなので、切り直したほうが良いかもしれないということでした。試しに同じ8ミリのボルトをはめてみようとしたら、やっぱり途中でキツクなって入りが悪い。あれれ、これ、イタリア製だからミリだよね、インチじゃないよね。直径は同じでもピッチの規格が日本のと違う・・・とは思えないし。そっか~、だよね~、私だって柔らかいアルミ部品で構成されたハンググライダーの組み立て分解もするから、ネジをそんなにイイカゲンに締めないもんね、部品精度が悪いんだもんね~・・・などと、何もかもイタリア人のせいにしてはイケマセンね、私が悪うございました、すいませんですイタリアの人。
 でも、新しい部品が来てもこのまま組み付けようとするとまた壊れてしまうかな、やっぱりタップを切り直さないといけないかな。タップは持ってないのでまたホームセンターに行かないといけないかな。え~っと、どなたか8ミリのタップは持っておられませんか、仕上げタップだけでいいんですけど・・・って、タップなんか普通は家にありませんよね。

少しだけソアリング

2010年07月01日 | 仕事

 高塚のエリア整備日が近づいてきたので、草刈機や混合ガソリンや作業道具も車に満載して出発。車内にオイルやガソリンの臭いが充満するのでエアコンはかけられず、暑いことでもあり窓を全開にして走行。
 到着後は南南西の弱い風が続き、練習生の皆さんには暑い中で立ち上げ練習やすっ飛びを繰り返してもらいましたが、頑張った皆さんへのご褒美のように4時半ごろから30分間ほどソアリングコンディションに。
 今週はなぜか雨が降らなかったのでエリアへ出かけた日が多く、完了させておくべきモーターパラユニットの修理が進んでいないので、明日は一日中店にこもって作業を行おうと思います。
 連日とても暑い日でしたが、まだ身体が30度以上の気温に順応できないようで、食欲も減退してバテた一週間でした。明日は休養もかねて店内のエアコンをがんがんに効かしながら快適に修理作業を・・・いやいや、そういうことするとかえって夏バテするんだろうな。エアコンはほどほどに。