AIRWORK日記

愛知県渥美半島の パラグライダー&ハンググライダースクール 「エアワーク」の日記です。

ササユリ

2012年06月15日 | 仕事


 スクールの予定がなくお昼頃からは強風になる予報なので、本日は店にこもって中の片付けをすることに。なんだかもう、送られてくる書類が多くて、一回ちゃんと整理・分類しないとワケが判らなくなりますが、この整理が苦手。ようはズボラなんですが。
 とりあえず、捨ててよい物と必要な物の区別をしていたら、11時ごろに浜松のFさんから高塚に来たという連絡アリ。あらま、そうなんですか。私が到着するころには強風になっているような気もしますが、ダメモトですぐに出発。
 現地につくと、やはり南東~東南東のかなり強い風になっており、テイクオフするのがとても難しい状態。サポートしてなんとかFさんにテイクオフしてもらいましたが、安全のためすぐに降りることになってしまいました。風はさらに強まる予報なので、解散にして帰途につきましたが、ついでなので寄り道をして伊古部のササユリを見ていくことにしました。




 平日ですが駐車場にはクルマが十数台とまっており、花が好きな年配のかたがカメラを持って見物に来ています。私もカメラをもって遊歩道を登って行くと…なんだか去年と雰囲気が違うような。遊歩道がかなり延長され、林の伐採面積も大きくなってササユリが咲くためのスペースも広くなっているのでした。ポスターなども作られてるし、地元や市が『ササユリの丘』として力を入れてるのでしょうか。
 写真を撮っている私に話しかけてきた、しょっちゅう来ているらしいご婦人によると、一週間ほど前がいちばん綺麗に咲いていたそうです。まだツボミもあるから終わりというわけではなさそうですが、もう少し早く見に来たほうが良かったのですかね。来年最盛期に来られるよう、時期を覚えておかないとイケナイ…と思いつつ、きっと忘れているような気がします。

 明日からの週末は雨模様なので、残念ながらスクールはできなさそうです。


 動画 → 伊古部ササユリの丘 

遠距離・長時間とべました

2012年06月14日 | 仕事
 
テイクオフから西へ11~12kmほどの老人ホーム
 

 
これは、老人ホームを超えてさらに進んだ13km地点ぐらい?
 


 本日も良い風になる予報でしたが、昨日以上に良い絶好のコンディションに恵まれました。ベテランのかたは東の1号線バイパスやその少し先の道の駅まで往復し、練習生の皆さんやビジターのYSCの皆さんも西の赤羽根方面まで往復でき、長い人は4時間も飛び続けていたという日になりました。
 到着時は穏やかな風でしたが、すぐに好転して風向が良く風速もかなり強めになったので、テイクオフするのに苦労するほどです。とくに正午過ぎぐらいまでは、今シーズンで一番良い風だったのでしょうか。
 そして、なぜだか本日は有給休暇をとった人が多く、普段は週末しか飛ばない人が来ていましたが、休暇をとったかいがある日になってヨカッタのでした。
 
 午後2時ごろからは風向が少し東寄りになりましたが、ソアリングするのには問題ないので、私も少しだけ飛ばさせていただいてトップランディング。皆さん十分に満足するまで飛べたので、本日の活動はこれにて終了…と思ったら、4時頃になってまた遅れてやって来た人もアリ。いったい、皆さんどうしちゃったんでしょう。やっぱり風が良さそうだから仕事を休んだんですかね。

 本日はカメラを忘れてきてしまったので、上の2枚の写真も下の動画も、練習生のかたが撮ったのをお借りしました。ありがとうございました。 


 本日の動画 → 仕事のサボりがいがあった日? 

小型カメラ

2012年06月13日 | 仕事
  
とっても小さいカメラです。正しい用途に使用しましょう
 


 箱根からイクスの皆さんが10名ほどおいでになったので、いつもの平日より人が多く賑わいました。
 弱かった風は11時ごろからなんとかソアリングコンディションになり、3時半過ぎにまた弱まるまでの間、皆さん飛び続けていたのでした。
 本日は重量約17グラムの超小型動画カメラを貸していただいたので、試しにセールにガムテープで張り付けて飛びながら撮影してみました。画質が荒かったり、なんだか画面がグニャグニャするのは性能が悪いのでしかたありませんね。いちものデジカメ・動画モードよりさらに悪い画質です。でも、約5cm×1.5cm×1.5cmほどと本当に小さいので、装着する場所を選ばないのはイイ感じです。いや、けっして盗撮用カメラではありませんよ、多分…? 最後はトップランディングして、キャノピーを雑に地面に落としましたが、これぐらい小さくて軽い物だと壊れる心配もありません。
 飛び続けていた20分間ほどずっと撮ったのですが、長いこと見てると酔いそうな画面なので、短めにカットしてつなぎました。少し位置が悪いですね。カメラをもう少し前方に張り付けた方が良かったようです。
 さきほどこのカメラのデータを編集しながら気づいたのですが、私が飛んだ時みたいに風が弱めの場合、高度をかせぎたければいかに早くテイクオフ直後に左旋回に入れるかが、とくに性能が悪い機体での高塚の飛び方のコツだと考えます。でも、自分で思ってたよりずいぶん左旋回に入るタイミングが遅いのでガッカリ。もっと早く反応しろ、のろいぞ私。
 明日は横浜からビジターの皆さんがおいでになる予定、スクールも高塚へ。


 動画 → 画質が悪いのはご愛嬌 

また来年

2012年06月12日 | 仕事
 6月6日に衣笠山の山中に登るのを忘れていたわけではありませんが、当日はいろいろ用事があったので先延ばしにしてしまいました。どうやら昼ごろまで雨は降らないようだし、本日は時間もとれるので行くことに。
 たまには花もよかろうと思い、きれいなガーベラが目にとまったので購入。林道にクルマを停めて、目的地まで迷わないようにGPSを持って登攀開始。このごろ脚が傷むので、急斜面をゆっくり登っていると、途中で雨が降りはじめてしまいました。あら、これはイカン、けっこう降ってきた、滑って転倒しそうだし、ずぶ濡れになってしまう…

 残念だけど、今回は現場まで行くのはやめにして、林道の石垣に花をたむけて帰ることにしました。来年もまた行きます。

 明日はスクールと、ビジターのかたも来る予定なので高塚へ。



初めてのバス?

2012年06月11日 | 家庭


 昨日は小学校で学校行事があり、子ども達は登校したので本日は振替休校です。いつもなら「どこかへ遊びに連れてって…」となるのですが、本日の次男は用事があります。なぜか次男、今秋から『お茶』を習いはじめました。お茶といっても、抹茶ではなく煎茶なのですが、ひと月に一回おしえてもらえる、市民講座のような催しに参加してるのです。
 んー、私もお茶(を飲むの)は好きだけど、なぜ次男は淹れ方とか作法を習ってみたいと思ったんでしょうか? 謎だ、大きな謎だ。
 本当は昨日がそのお茶を習う日だったのですが、学校行事で参加できなかった子たちのために(他にも小学生が何人か参加しているそうですが、やはり他は全員女の子)先生が本日も教えてくださるのだそうです。しかも、いつもは市の公共施設でやっているのを、先生のご自宅にある茶室でやってくれるとのことで、なんと親切な先生なのでしょう。

 車で先生の家まで送っていこうと思ったら、私が仕事で不在だったときは一人でバスに乗って行くつもりだったらしく、自分で行ってみるとの返答。そっか、それなら気をつけて行っといで~…と見送ろうとしたら、三男も一緒に付いていくと言い始めました。あ、いや、ちょっと待て。アンタがくっついていったらジャマなだけだし、それはイケマセンてば。
 ようするにヒマなので、自分もどこかに出かけたいということです。んじゃあ、皆でバスに乗って、次男はお茶の先生の家へ、私と三男は次男のお茶教室が終わるまでショッピングモールで遊んでいよう…ということで出発。

 あれ? そうか、アンタ達、ひょっとして、学校の遠足とかで乗る観光バスしか乗ったことがなかった? 停留所から普通に路線バスに乗ったことが一度もなかったか? それで、そんなに嬉しそうなの、そうなの?
 田原市には『ぐるりんバス』という、マイクロバスぐらいの小型バスが市内を循環しています。営利目的ではなく福祉として市が運営しているので、小学生やお年寄りはなんと無料。私のような一般でも100円という低料金です。このバスを利用しているのはやはり、クルマの運転をしないお年寄りが大半のようです。なので、クルマを運転する私はこれまで一度もぐるりんバスに乗ったことはなく、でも、実はいつか乗ってみたいと思っていました。

 バスに乗るなんていつ以来でしょう。目的地までわずか10分足らずの小旅行(?)でしたが、子ども達は楽しそうだったのでヨカッタ。でも、三男は乗車中に車内を立ってウロウロしていたので、案の定、運転手さんから「ボク~、危ないから座ってようね~」と注意されてしまいました。
 ダメですね、シツケがなってませんね、ホントに親の顔が見たいですね ^^;;;

 
まだ6月もはじめだというのに、なぜ売ってるのだカキ氷
 


 動画 → ぐるりんバスの旅(?) 

学科試験

2012年06月10日 | 仕事

 予報と違って雨は降らないようですが、残念ながら風向は予報どおり、東でかなり強めになってしまいました。
 とりあえず店でゴソゴソ雑用していると、クラブの会長Mさんが疲れた顔をして現れました。なんだ? こんな飛べない日に? わざわざ遊びに来てくれたのかと思ったら、衣笠山のテイクオフに砂利をまいてきたそうです。なんだー、言ってくれれば手伝ったのに。二人でやればきっと、もう少し疲れずにすんだのに…というか、ドカタ作業ばっかしやってますね私達。いったい、なんの団体なんだか時々わからなくなりますね。空を飛んでると言えばイメージが良さそうですが、決して華麗なスポーツでないことだけは確かな気がします。

 会長がお帰りになったあと、こんどは豊川のKさんから連絡アリ。飛べないことだし、パイロット技能証のための学科試験を受けたいそうです。おお、そうですね、こういうヒマな日にやってしまいましょう。
 ということで試験開始。70点とればOKという、そんなに難しくないテストだし、Kさんはちゃんとご自分で予習もしてきたそうなので、もちろんモンダイなく合格できたのでした。
 しかし、なんていいますか、学科試験に臨んでいる最中の皆さんは、飛ぶ時とはまた違った感じの真面目な表情になり、それを見ていると私はなんだか吹き出してしまいそうになり…いや、笑ってはイケマセンね、真剣なのに。
 合格おめでとうございます。週明けにJHFへパイロット技能証の申請をしておきます。これからも安全第一で、そして楽しく飛び続けてください。

とうとう梅雨入り

2012年06月08日 | 仕事
 
きょうもドカタだ、さあ、やるぞっ!
 

 10時に高塚に集合し、まずは予定通りに林道に砂利をまく作業です。ガテン系クラブ員(?)のSさんが小型ダンプで運んできてくれた砂利を、皆の手作業でならして整地します。梅雨の時期に我々の車が頻繁に通行するとぬかるむので、良いタイミングで作業ができました。皆さん、お疲れ様でした、ありがとうございます。

 本日の高塚は、風向は南東なのですが、弱い風が続いたのでしばらく様子をみながら待ちになりました。はじめは明るかった空も午後にはだんだん暗くなりはじめ、やはり夕方から雨になるという予報は当たりそうです。ところが、とりあえず全員が一回すっ飛んだ後、午後3時ごろから予報より早く雨がぱらつき始めてしまいました。
 大した雨量ではありませんが、この時点で皆さんはあきらめて帰っていき、残ったのは私を入れて4人だけ。ダメモトで様子をみていると、4時過ぎに雨は止んでほぼ正面の方向から少し強い風になったので、残った皆さんはもう一度テイクオフ。弱めの南風だったので、ソアリングできた人あり、すっ飛んだ人ありという条件でしたが、帰らずに待ってみて正解といったところでしょうか。たんにアキラメが悪いだけだった4人かもしれませんが。
 5時ごろからまた小雨が降りはじめ、風向も南西になったので、こんどこそ活動終了にして解散。エリアを出て国道を走りはじめると、伊古部の交差点付近で顔見知りが立っているのを発見。この前の、二川南小学校のN先生がいて、何やらカメラであたりを撮っています。何をしにきたのか訊くと、野外教育センターへ最後の下見に来たのだそうです。
 えーと…最後の下見って…最近だけでいったい何回来てるんですか? 私と一緒に野外教育センター上空を飛んだこともすでに2回ありますよね? 趣味がサーフィンでしょっちゅうこの辺の浜に来てますよね? しかも近所にお住まいで土地勘アリアリですよね? 過去にも野外教育センターに担任・引率者としても来てるわけですよね? N先生、ひょっとしてあなた、林間学校に命かけてますね?
 判ったぞ、N先生は林間学校が好きで小学校教諭になりましたね? 子どものときだけでは満足できず、大人になっても毎年毎年いきたいんですね? しかも、林間学校に行くのは5年生だから、なんとかして毎年5年生の担任になってますね? 定年まで一生5年生の担任をやる気ですね? どーなんですか?
 今月の19日に一泊の予定で5年生たちを連れて来るそうですが、東海地方も本日から梅雨入りと発表になってしまったので、19日・20日は良い天気に恵まれるといいですね。せっかくの林間学校の日が雨では子ども達がかわいそうですから。あ、そういえばウチの次男も、もうすぐ新城の県民の森に林間学校で行くんだっけ。天気が心配です、晴れますように。


 動画 → 4時ごろから少し良くなって 

違う学校でした

2012年06月07日 | 仕事


高塚へ行出かける前に、練習生のかたの壊れたブレークトグルを修理。いまではほとんどのパラはブレークトグルをライザーに留めるのに、壊れやすいパチンと合わせて留めるボタンホックからマグネットに替わっていますが、なぜかこのメーカーはいまだにホックなので、けっこう壊れることが多いのです。なんでマグネットにしないんでしょう。
 新しいホックに取り替えてもまたいずれ壊れるので、いつものように壊れた部品を外してマグネットに換装。この方が使い勝手もいいし、まず壊れることがありません。なぜボタンホックなんだ、オゾンとUP?




 高塚に行くと、本日も野外教育センターで一泊する小学生たちが、海岸の砂でなにやら造形をしています。
 ひょっとして、この前の先生の学校が来ているのかと思い双眼鏡で見てみると(小学生を遠距離から双眼鏡でじっと見るなんて、私は変態か? ストーカーか?)、DVDに写っていたのとは子ども達の体操服が違うようだし、あの若い先生もいないようなので、どうやら来るのはまだもう少し先のようです。たしか二川南小学校だったので、おそらく高塚から10数分でこられるような近い場所にある学校だと思いますが。あの先生が来たら、海岸に降りて子ども達が何をしてるのか見学に行ってみようかな。
 かんじんの風は予報と違い、午後になっても東南東のままなので、残念ながら本日は空振りに終わってしまい飛べませんでした。

 明日は、高塚の林道にまく砕石をいつものSさんが運んできてくれるので、スクールの前に道路整備作業をする予定です。

野外教育センター

2012年06月06日 | 仕事
 
スズメとの抗争に疲れ果て、私の車の上で休憩するツバメさん
 

 月曜・火曜と二日つづけて子どもが学校を休んでしまい、私も出かけられなくなって困りましたが、今回は『積極的自主休校』ではなく、本当に体調を崩したのでしかたありません。
 店に行くと、軒下のツバメの巣を巡ってツバメVSスズメの抗争が始まっていました。なぜかしりませんが、スズメというのはツバメに嫌がらせをすることがあり、以前にもツバメを追い出し、卵を巣から落としていたことがあります。そのときはツバメを追い出した後、ワラを巣の中に敷いてチャッカリ自分たちの巣にしようとし始めたので、私がワラを取り出して強制退去してもらいましたが。
 残念ながら今回もツバメの負けで、数羽のスズメと喧嘩を続けた後、夕方には巣からいなくなってしまいました。一日であきらめちゃったので、きっとまだ卵は産んでいなかったのかもしれません。

 この前、高塚で一緒にタンデムで飛んで空撮をした、豊橋の小学校の先生から編集・完成したDVDが送られてきました。保護者や児童たちにこれを見せて、林間学校の事前説明をしたのだと思います。
 野外教育センターは上空を飛ぶだけで中に入ったことはありませんが、こんなふうになってるんですね。お風呂場の『伊古部の湯』というノレンがなんだか笑えました。キャンプファイヤーや、定番のカレーライス作りは楽しそうです。私も参加させてもらえませんかね。


先生から届いたDVD → 伊古部・野外教育センター 

困りました

2012年06月03日 | 仕事

 ここのところ開催されなかった、愛知県フライヤー連盟・総会に参加のため、多度・石津エリアがある岐阜県と三重県と愛知県の県境、正確には岐阜県海津市南濃町までやってきました。
 総会は午後からですが、他の関連行事もあり朝の8時に集合・スタートの予定。でも、渥美半島・田原市を朝に出発して、午前8時にココに到着しているのチョット厳しい。きっと朝寝坊して遅刻しちゃう…ということで、昨夜は10時ごろに仕事を終えて、疲れていたけどそのまま夜中に移動開始。深夜1時ごろに付近に到着し、道の駅の駐車場にクルマ停めて車中泊をしました。
 シュラフに潜り込んで車の中で寝るなんて、いつ以来のことでしょう。

 朝になり道の駅から移動して、集合場所の『働く女性の家』という施設の駐車場に到着。集合予定時間の8時に近付くにつれ、愛知県内の各スクールやクラブの代表者の皆さんが集まってきました。うん、皆さんお元気そうでなによりです。でも、多くの皆さんはこれまで来たことがない場所だからなのか、けっこう遠いからなのか、遅刻してくる人も多いので(ちょっと開始時間が早過ぎ?)、まずは予定時刻に集まった皆さんで石津エリアのテイクオフまで登って、風が良ければまずは飛んでみよう!…という催しのスタート。
 石津エリアはふもとからテイクオフ地点までの道のりが遠く、約1時間ほども狭い林道を車で走っていかねばなりません。んー、深い谷間が多い、とても大きな山です。私はハングのかたの四駆の車に同乗させていただき、最後に来たのが何年前のことかハッキリ思い出せない石津テイクオフに到着。ふもとの平地との高度差は約600mほどあるので、晴れていればとても眺めの良いところですが、あいにくの曇り空で景色がかすんでいるのがちょっと残念。空気が澄んでいる日は、真正面の方向に名古屋駅のツインビルも見えるそうです。もっとも、私の視力では晴れていてもダメかもしれませんが ^^;;


 
パラもテイクオフできるように、斜面の樹木を伐採・拡張中。
 


 多度・石津エリアというのは養老山脈の南端にあり、30数年前から飛んでいるのが最南端にあたる多度山と、それから10年(?)ほど後で飛ぶようになったのが5キロほど北の石津エリアです。多度も石津もこれまでずっとハングしか飛ばない、物理的にパラはテイクオフスペースがないから飛べないエリアでした。
 公園にもなっている多度山は伐採すること自体に無理がありますが、石津のほうは関係者以外の車が通れないようにしてある植林・林業の山で、山の管理者に許可をいただいてハングのテイクオフの横の斜面を伐採すれば、パラもなんとかテイクオフ可能ということで、今年になって伐採作業がはじまり、現在はまだパラのフライトエリアとして一般ビジターには解放されず、ウデの良い有志による飛行でエリアテスト中だそうです。来年ぐらいからは皆さんが飛べるようになる…のかな? スタ沈しただけで大変そうな地形だし、山沈ならなおさらなので、熟練パイロットのみが飛んだ方が良いエリアかもしれません。
 ハングは平気だけど、パラの性能だと、強いシンクやアゲンストに捕まった時、ランディングまで届かないのではと以前は思っていましたが、この頃のパラの性能なら大丈夫ですかね。でも、初級機などだったらどうなんでしょう。
 私はハングでしか石津を飛んだことがないので、今回は私のようなダメダメパイロットでも大丈夫なぐらい穏やかな風ならば飛ばさせてもらおうと、いちおうコッソリとパラの機材も持っていきました。でも、本日の卓越風は南西のようで、これはまあ、フォローといってよい感じの風です。
 上手な人が数名、ときどき吹き込むブローでテイクオフしましたが、かなり厳しい条件なのが判るので、これは私ごときには向かないと思いフライトは断念。県連の集まりでスタ沈や山沈なんかして、回収作業に2時間とかなったら大変です。
 んー、もしも今日、私がハングも持ってきていたら飛んだかな? いや、やっぱり飛ばなかったな、きっと。あのシンクを見てたら怖くなりました。飛んだ皆さんはスゴイな。

 
ランディングの広い河川敷ではスクータートーイング
 

 またクルマで1時間かけて下山し、午後からはハングスクール・バーズアイビューが行っているスクータートーイングを見学。私も昔、ウインチ・トーイングをやっていましたが、自動車のエンジンを流用したマシンはパワーが有り余っており、雑にやっては危険なため神経を使ってオペレーターをやっていました。スクーターを改造したウインチは、ガツンと引いて高度を一気に数百メートル上昇させるというものではなく、初心者の練習のために一定高度で飛行するという安全なものです。練習生のかたも重い機体を持って斜面を登らなくて済むのでラクそうです。

 そしていよいよ、その時がやってきました。愛知県フライヤー連盟・総会の始まりです。私がなぜ深夜に無理に移動してまでやって来たのかといえば、全てはこの総会出席のためです。
 愛知県フライヤー連盟ではここのところずっと、本来の任期を超えて同じ人が会長を務めてくださっています。しかし、次は私に会長をやらせようという不穏な(?)雰囲気が感じられます。
 バカなっ、私なんか会長にしてどうするっっ!! だいたい、他に誰もいないならともかく、これまでまだ会長をやっていないうえに、人徳と人望と能力もある適任の人達がまだまだいるではありませんかっ!! それに、皆さん私より年長じゃありませんか、若い者をイジメてどうするんですか!!(こういうときだけ年少で若者のフリをしよう、そうしよう)
 これはイカン、会長になど私がなってはイカン、断固として阻止する!…という意気込みで、今回の総会にやって来たのでした。それに、一番怖いのは欠席裁判的な流れです。私がいないところで勝手に決められちゃったらマズイ。とにかく出席裁判(なんだそれ?)に持ち込み、現会長をはじめ理事・役員のみなさんに抵抗・反対して、なんとしてもこの危機を回避するのだ、ここで踏ん張らんでどうする、頑張れ私っ!!!

 えー、結果報告です。私が会長だそうです。ホントに皆さん、いったい何を考えているのでしょうか。あるいは何も考えてないのでしょうか。しくしくしく…。

 本人の意思とか適正とか、今後の県連のためとか、愛知県のフライヤー全員のためとかを考慮せず、多数決で勝手に決めていくのはイカガナものでしょう。私には「県連をこうしていこう」とか、「県連はこうあるべきだ」とか、これまで一度も考えたことがないノープランな人間ですよ。いや、たとえ何らかの展望があったとしても、実現にもっていく能力がありませんよ。私はソコを一番判ってほしかったのに、これは困った。
 自分が会長になるべきではない理由を、皆に説明・説得してやめさせる力もない人間に、そもそも会長が務まるわけがないのに… ← おお、素晴らしい理屈だ、いま思いついたのが残念だ。きっと県連役員の皆さんはとっくの昔に子育てを終えてるので、 「イジメ、よくない。イジメ、かっこ悪い」というポスターとか見たことないんだ。
 クラブでも長年にわたってパシリをしてるのに、私は渥美半島のかたすみでひっそり静かにスクールをやっているだけではイケナイの?

 むむ、そうだ、愛知県は東京や大阪に続き、フライヤー人口が多い地域だ。きっと、『公益社団法人JHF』からは人口比例の補助金が潤沢に降りてきて、会長ともなれば「内閣機密調査費」みたいな、許可も承諾も領収書も不要な自由に使える現金が秘密の金庫にガッポリとあるかも。よし、それを持ち出して、どこかの会社のエライ人みたいに海外へ行ってギャンブルで…え、県連ってお金がないんですか? やっぱり私の妄想でしたか? もしかして県連って貧乏なんですか?
 いま県連にあるお金はわずかで、それも、ほとんど私たち教員が、更新のときに推薦料として払っている、いわば自分で貯めたお金だそうです。なんて清貧な団体なんでしょう、悲しいですね。

 私はまだともかく、気の毒だったのは、私とセットみたいに副会長に任命されてしまった、同じクラブのハングのSさんです。副会長とかやったら、いずれなしくずしに会長にも任命されて… うむむ、恐るべし、愛知県フライヤー連盟。
 とにかく会長だけはやるべきでないと考えていたので困ってますが、もう、やるしかないんですかね。どなたか、「あはは、ごめんごめん、さっきの総会の事は冗談じょうだん。マジに会長になったと思った?」とか言って、肩でも叩いてくれませんかね。
 愛知県のJHF会員の皆さん、「イジメ、よくない。イジメ、かっこ悪い」という小中学生への啓蒙標語を思い出して、大らかな気持で見守り、今後も愛知県フライヤー連盟にご協力ください。よろしくお願い申し上げます。
 ん、待てよ、私が本当にダメダメだと皆さんに判れば、すぐに解任してくれるかも。そこんとこ、どうなんですか?  


 動画 → 石津エリア