今日、仕事帰りにいつもの美容室へカットに行く。
オーナーのK野さんからはさみの話を聞く。
先だってテレビ番組で理容室のはさみの話が出て、その高価さにびっくりしたものである。
その話を思い出し、はさみについて話をしてさらに驚いた。
私の髪を切っているはさみは10万円ぐらいだという。
はさみにこだわっていること。
お客様を大事にしてそのお客様に合うように、髪と対話しながらカットしたり、パーマをかけているということなどを聞いて感動してしまった。
そのはさみです。私が写したのは上からの平面でしたが、彼が写したのはこんな感じで素敵。
魂がこもっているのを感じます。
来てくれる人数をふやせばいいというものでなく、単に作業としてカットするのでなく、ひとり一人の客を大事にしていることが窺われた。
今時、ホームページもない美容室だけど、大人気である。
人気の秘密がわかった気がした。
はさみをさわらせてくれた。
使う人にあうように作ってくれ、なおかつ使う人の名前入りだという。
美容師さんも技術者だと思うけど、はさみを作る職人さんもすごい。
美容師さんと職人さんでいいカットができているというのを実感した。
いつも出して下さるハーブティ、今日もおいしかった。
K野さんの職人魂にふれて、いつもより得をした気分。
かつて、私の最初のアンソロジー「いちばん」の本の話をしたら、わざわざ買って読んでくださった
K野さん。
なにかしら、相通じるものがあったことをしみじみと感じた次第である。
全てについて「真心」。
美容室の名前は「シエスタ」です。
そして、心のこもったカットですっきりした私です