あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を読了

2023-12-16 22:21:39 | Weblog

春のような天気。

着ているセーターが暑い。

朝、あまんきみこさんの読みかけの「車のいろは空のいろ ゆめでもいい」を読了。

ファンタジーの世界に遊ぶ。

温かいまなざしでよくこういう物語を書けるなあと感心してしまう。

こんな話を書きたいけど、書けないなあ・・・。

新装版は黒井健さんの絵。

 

そして、これまた読みかけの汐見夏衛さんの「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を読了。

このふたつの関係は「車の・・」の本をN♪ちゃんのお誕生日のプレゼントとして書店で包んでもらっているときに「あの花・・」の本に気づき、「あっ、特攻隊・・作者は鹿児島出身の人なんだ」と立ち読みで興味を持ち、後日、ネットで買ったものである。

(今日読んだ「車の・・」は、あらためて自分用に図書館で借りてきた)

特攻隊や戦争の話は子どもにわかるように書きたいというときがあったが、難しくて手つかずだった。

今回、汐見さんの「あの花・・」を読んで、よく取材しているし、主人公の百合が私の言いたいことを全て言っていてくれていると思った。

読みながら知覧のあの畑や野原が浮かび、私の指宿の実家に咲く百合の花(横浜に持ってきていて咲くけど)そして「知覧特攻平和会館」が自然に思い出された。

百合の花の香りも花粉も鮮明に蘇る。

まさに涙なしにはあの会館は見られない。

特攻隊を美化することなかれ。美談としてはいけない。

あのときに散華なんてなんだと思った。

ぜひ、若い方々に読んでほしい。読んでもらいたい。

この本をプレゼントしてほしい。

Amazonで616円。

たくさんの方の犠牲の上に今の私たちの生活がある。

ご飯を食べられて、寝られて、学校へ行けて、テレビを観られて・・・日常生活を空襲の怖さに震えながら送らなくていいのだ。

ラストの彰の米兵に対しての思いと行動。

そうなのだ。

みんなどの国の人にも家族がある。愛する人がいるのです。

ウクライナ、ロシア、ガザ、イスラエル・・・何故戦わなくてはいけないのですか。

ぜひ、若者も大人もこの本を読んでほしい。

映画はどうなのかなと思うけど、見ていないけど、戦争を、平和を考える一助になればいいなと思う。

書店での表紙はこれです。

でもね、その下にこの表紙もありました。

表紙が2枚なんて初めて。

2016年が初版。

そして、2023年11月29日が第38刷りだそうです。

ぜひ、読んでくださいね。

汐見さん、素晴らしい本をありがとうです。

そして、私たちはしっかりと生きていかねばと思うのです。

今の政治を睨みながら・・・。

熊本の義姉からもらってきた山茶花を土に挿していたら、今朝咲いていました。

ノースポールも。

花々を心から愛でられる今を感謝したい。

 

 

 

コメント
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