<第33話は「式部誕生」。藤原道長(柄本佑)に頼まれ、
まひろ(吉高由里子)は藤原彰子(見上愛)がいる藤壺に住み込みで
働き始める。しかし、宮中暮らしに慣れず、物語の続きは思うように
筆が進まない。悩んだまひろは道長の反対を押し切り、実家に戻って執筆へ。数カ月後、書き進めた物語を手に藤壺を訪ねると…という展開。
「そなたは藤原」「そなたの父は、かつて式部丞(しきぶのじょう)蔵人で
あったであろう」。まひろは彰子の女房・宮の宣旨(小林きな子)から
「藤式部(とうしきぶ)」と命名された。しかし、たった8日で実家に
舞い戻った。 寛弘3年(1006年)、まひろは再び藤壺へ。
彰子は「帝がお読みになるもの、私も読みたい」「帝がお気に召された物語を知りたい」――。 まひろは概要を手短に説明。
まひろ「帝は忘れ形見の皇子を宮中に呼び寄せてかわいがられますが、
この皇子が物語の主となります。皇子はそれは美しく、賢く、笛もご堪能
でした」 彰子「帝みたい」 まひろ「真に」 彰子「その皇子の名は?」 まひろ「あまりにも美しかったので、光る君、と呼ばれました」
彰子「光る君。その皇子は何をするの?」 まひろ「何をさせて
あげましょう」 まひろは再び藤壺で働きたいと道長に申し出た。
まひろは一条天皇(塩野瑛久)と再会。一条天皇は「朕の政に堂々と
考えを述べ立てる女子(おなご)は、亡き女院様以外にはおらなんだゆえ、
よく覚えておる」「光る君とは、敦康か」「あの書きぶりは、朕を難じて
おると思い、腹が立った。されど次第に、そなたの物語が朕の心に染み
入ってきた。誠に不思議なことであった。朕のみが読むには惜しい。
皆に読ませたい」――。 道長はまひろに褒美の扇。まひろと三郎が
川べりで出会った幼き頃の姿が描かれていた。「藤式部爆誕」
光る君を彰子は帝みたいと言う一方、一条天皇は敦康親王かと思っている
のが面白かった。物語は読む人によって解釈が異なるから。
そして「若紫のエピは三郎とまひろの出会い」「これが若紫の章につながる」などの声が続出。視聴者の涙を誘った。
「若紫」とは、主人公・光源氏と少女・若紫(のちの妻・紫の上)が
出会う「源氏物語」第5帖のこと。 スポニチアネックスより>
藤壺にあがったまひろの日々が始まるが、外野のおなご衆の声や夜の
おなご衆の寝言やらで書き物も進まなかったことに苦笑した。
たしかに夜中に書き物に集中しているときに外の音が気になったら、
集中して書き物なんかできないだろうから、まひろの気持ちわかるな~。
一端実家に帰ってきて執筆を続ける。その間に道長がまひろの所に
やってくる。出来上がった所まで道長は「これだけか?」と文句を言う。
自分の置かれた場所について道長に申し出て改善を求めた?
一応出来上がった原稿は持ち帰って、一条天皇に見せたのだろう。
再び藤壺に戻るまひろ。その時に「藤式部」と改めて呼ばれて、
戸惑っていたまひろ。
「一条天皇が読んだものを私も読みたい」と彰子が申し出て、今まで書いた
物のあらすじを話して聞かせていた。
一条天皇は自分だけ読んでは惜しい。皆にも読ませたい意向をまひろに
話していた。道長のまひろを説得したかいがあったというもの。
それも安倍晴明(はるあきら)が道長に「心に思っている人が力を貸して
くれるだろう。そこへ行きなされ!」と促したのが功を奏したのだ。
さすが清明さんの千里眼はすごかったね~👏
しばらくして道長が「褒美じゃ。扇だが…」と言って持ってきた。
立派な黒光りの箱の上蓋を取ると畳んである扇が出てきた。
そろりそろり扇を広げると、道長の幼い時とまひろの幼い時の絵が
描かれていた。私は思わず「かわいい~」と言ってしまった。
二人だけの思い出の場面が扇全体に描かれていた。まひろもその時の
状況を思い出していた。この場面が素敵だった。
作り方が丁寧だし、まひろの表情も素敵だった。凄く嬉しかったんだね。
扇の絵を描く人は大変だったろうけど。ご苦労様でした。
(思うままにつづったので、話の内容と前後しているかもしれません。
ご容赦を)