１１日「オリエント急行殺人事件」

　原作はアガサ・クリスティー、脚本は三谷幸喜

三谷さん作品は面白いので、舞台でもたびたび見ている。

しかしオリエント急行じゃないんですけど・・・
（寝台特急東洋って書いてあった？）

原作は知っていたのでそれほど驚かなかったが・・・

主人公私立探偵勝呂（野村萬斎）が殺人事件に遭遇して、
序序に謎を解き明かしていく。

発端は５年前の事件なのだが。
実業家（佐藤浩市）が自分達の大事な人達を苦しめたので報復を
企む所から今日のドラマが始まるらしい。

三谷脚本はそれをどう見せてくれるのか・・・
（チラッと番宣出てたな～。今日夜はライブを見に行くので無理かも）

野村萬斎さんが独特な作り声で探偵らしさが出ていて面白かった。
狂言師さんなので最後まで声のトーンが変わらない凄さ。
頭が下がるばかり。

原作の探偵さながらの付けひげは似合っていた。
ひげの端っこが上にはねがっているのも独特で。
たしかひげの手入れをよくしていたと覚えている。
（口ひげ用のはさみとか毛抜きとか使っていた。小道具として
持っていたね。ポーチかなにかに入ってたよね）
探偵はおしゃれだったはず。

公爵夫人やら貴族の奥方様の洋服がかなり素敵だった。
当時（昭和８年）の上流階級の様子をうかがえるようで
楽しかった。

突っ込みたい所もあるがまあそこはそこはで・・・