あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

*はなこ*さんが遊びに来ました。

2006年04月06日 | 日記
妊婦になって一番変わったことは、「におい」にすごく敏感になったと言うこと。もちろん「臭い」(タバコや酔っ払い)は論外だけど、「いい香り」にまで過剰反応するようになってしまったのがびっくり。クラクラして未だにすごい目まいがしてしまう。

それで、何に不都合が生じたのかと言うと・・・化粧品やシャンプー、リンス、そして衣類の柔軟材。この香りが全くダメ。自分が使うのもダメだし、誰かが使っていてふんわり優しい風にのって漂ってくるのもダメになってしまったから重症。

と言うことで、化粧品は会社の人にもらってもらうことにしてたの。(すごーく気に入って、買い揃えたばかりだったのに。シクシク)
そして衣類の柔軟材は、前から*はなこ*が買いに行こうと思っていたと言っていたのでもらってもらうことしたの。

もしかしたらあと半年もすれば気にならないかもしれないんだけど、一旦家の中の整理を始めたら、「今使わないもの」=「余分なもの」と思えてしまって、それなら使ってもらえる人に嫁がせるのが一番!と言うことになったのです。
そんな体調の変化もあって、無香料の最終段階であるエコな素材に興味が行っているのが本当のところです。

*はなこ*の出産予定日は私の2ヵ月後くらい。ふたごちゃんなのでお腹もだいぶ大きくなりました。なんだか妊婦が2人で並んでいるとはたからみると面白いかも。(ハンプティダンプティみたいだしね)

私が最初に買ったのが「バスローブ」と言うことで、*はなこ*は日記を読んでかなりウケていたようです。「なんでバスローブ!?」と。
この間kaotaちゃんにもそう言われて、そんなにおかしいかなぁ・・・と思っていたのですが、多分、きっと、日記を読んでいる人の大半が「それおかしい」って思っているだろうことを今日うすうす感じました。

それを「akicocoらしい」とかなりオブラートに包んでくれて表現してくれたkaotaちゃんありがとう。*はなこ*さんはそんなに優しい人じゃありませんでした。

さらにマクラーレンのベビーカー。最初からB型はないだろう!と。
そうなの?そうなの?やっぱりAB兼なの???
でもさ、3ヶ月から使えるし、それまでは抱っこ紐とかで十分だって言うし、あんまり外に出ないって言うし。もし必要ならA型をレンタルすればいいじゃん!(いいわけ)だってものすごーーーーく、あのベビーカーかわいいのよ。押してるだけで幸せよ。
と焦って言ってみる。*はなこ*苦笑してましたけど。

足回りがしっかりしていて、ウチのように車のない歩行生活中心の家にはいいんだい。ふふん。

そうそう。衣類柔軟材と物々交換で沐浴液をもらいました。
mikimimiちゃんにも以前「それってバスクリンみたいなもの?」と聞いたら、
「バスクリン」ではありませんオイオイ・・ (;´д`)ノ
それで体から頭まで洗えます。
という返事がもらえた優れモノ。ありがたき幸せ。

そんなんで着々と準備が整っています。

*はなこ*は、以前は「出産準備品」を説明したりする立場に立っていた看護士さんらしく(知らなかった)、またいろいろと教わったりしました。

それと36週と37週で産まれる赤ちゃんはたった1週間しか違わないのに、体のつくり(肺とか?)が全然しっかりしていると言うことなので、頑張って37週まではお腹の中にいてもらおう!うん。
32週の検診で「あと3週間はお腹の中に最低でもいて欲しい」と先生が言っていたからまずそれをクリアして、次の目標はその2週間後の37週だ!!!
でもちゃんと薬を飲んでいるせいか、なんだか上がってきた気がする。胃も圧迫されるようになってきたし。

そうそう、うちの母にお手紙で「男の子かもね」って送ったら、電話がかかってきて「私も男の子がいいと思うよ」と言っていた。なんか、私、あなたの”娘”なのでちょっとそんなに喜ばれると微妙に寂しい・・・気がする・・・。


仕事もしたい赤ちゃんもほしい(井上志津著)

2006年04月06日 | 
改めて文字にするとすごい直球なタイトルの本だなぁ・・・(笑)ブックカバーなしには外では読めないかも。(私は枕本にしていたけど)

新聞記者の井上さんが妊娠を機に色々な心の変化をコラムとして記事にしていたものが1冊の本になったもののようです。
図書室で借りて読んだ本なので帯はついていなかったのですが、Amazonで見てみたら「出産前と育児の毎日を克明に記録。お母さんの心のケアと子育てにとても役立つ育児日記」という帯があったようで、”出産前と育児の毎日を克明に記録”はその通りだけど”とても役立つ育児日記”とはそんなに思わないし、多分著書もその帯には苦笑していると思う。

新聞記者が書くんだからすごい本なんだろう、って言う目で見るんじゃなくて、今で言うブログみたいな感覚で読んでいい日記だと思う。
実は私もこういう日記を書きたかった。

なんで過去形かと言うと、それは書くことをしなかったし、これから思い出して総集編を書くのもちょっと違うなぁ・・・って思っているから。
赤ちゃんができたときすごく嬉しかったけど正直不安も多かった。この妊娠・出産が順調に行くかどうか分からないのに、日記を書き始めたら、なんだか後悔するような気がした。

今はなんとなくだけど、この子は強い子だから産まれてくる確信が少しずつもてるようになった。だから楽しいことや嬉しいこと、悲しいことや不安に思ったこと、つまづいたこともちょっとずつ書くようにしている。
人間の感情って山あり谷ありだから、昨日思っていたことが今日は正反対だったりもする。

私の場合は『仕事もしたい赤ちゃんもほしい』じゃなかったと思う。
楽しいことだけしていたい!だったのが本当のこと。自分ことが一番。
子供は卵で産まれて、ペンギンみたいにだんなの人が温めて、そして赤ちゃんになってくれたらどんなにいいか!って思ったこともある。
なんだか子供が足かせになっちゃうんじゃないかっていつも恐れてた。
なんでみんな楽しそうにお母さんになってゆくんだろう・・・って思ったこともあった。そういう風に思えない自分がすごくイヤな時もあった。
自分が人とずれてるんじゃないかって思った。

でも、今は少し違う。
もちろん子供を育てるっていろんな制限ができると思う。今の私の想像以上に。
お腹の中で赤ちゃんが大きくなる意味も段々分かってきた。

この井上さんも私と考えが似ているなぁ・・・って思ったところが何箇所もあった。でも、本は読み進めていくとどんどん先に行っちゃうでしょ。(説明が難しいな)最初の頃は私の心の方がリードしていたのに、ある地点で時間がちょうど一緒になって、あとは読み進めていくスピードによって本の中の人の方がどんどん先に成長して行ってしまう。
私は時々それにすごい焦りを感じる。
自分の成長と同じスピードで読み進めれば良いのかもしれないけど、そんな風に本を読んでいる人なんてめったにいないだろうし。

そんなんで、確実にこの井上さんは「お母さん」になって行くんですよ。
この本の3分の1が妊娠時代で、3分の2が子育て(とお母さんの病気)の話になる。
私にとっては3分の2が未だ知らない世界の話なの。

私も子供が生まれて半年くらいで職場復帰する予定なんだけど、「赤ちゃんと離れたくない」って思ったりするのかなぁ・・・。もしそうなるとしたらそれは楽しみだなぁって思った。