細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

憑き物が落ちる?

2016-07-11 14:34:42 | 職場のこと

6月下旬、7月上旬を日本各地を転々としながら過ごしておりました。

・6/18(土)-20(月)、沖縄の北大東島、塩害暴露試験場での調査
・6/22(水)-23(木)、群馬県の品質確保講習会で講師
・6/24(金)、新潟でのPC工学会の講習会で、津波防災委員会の活動報告、関屋分水路の調査
・6/24(金)深夜、小田急線の代々木八幡の駅改良工事の見学
・6/25(土)夜、新東名の夜間橋梁架設現場の見学
・6/26(日)、福山市および鞆の浦の土砂災害調査
・6/27(月)、茅ケ崎の八洋コンサルタントを訪問し、実験および実験室の見学
・6/28(火)~29(水)、陸前高田の新気仙大橋の高炉セメントを用いた高耐久床版の打込みの見学
・7/3(日)、YNU土木同窓会
・7/5(火)、鞆の浦の土砂災害の民家復旧のお手伝い
・7/6(水)~7(木)、JCI年次大会@博多
・7/8(金)、熊本震災調査、九州地方整備局と熊本国道事務所に復興における品質確保と耐久性確保のご提案
・7/9(土)、高専編入試験

といったスケジュールで、週末に仕事が何度か食い込んだせいもあるのか、終盤は意欲が減退しておりました。

弱り目にたたり目、と言いますか、そういう時は細部にも不具合が生じるものです。7月1日だったかに買い直した折り畳み傘との相性が非常に悪く、7月4日に壊れました。その帰りに購入した折り畳み傘との相性も悪く、8日の熊本の震災調査中に暴風雨で壊れました。傘の取扱い中に指を切り、出血する負傷もしました。

その他、いろいろとあったのですが、8日に熊本の震災調査に入った際は、大雨で風も強く、被災した橋梁群を調査している間、びしょ濡れになりました。その際に、傘も壊れました。博多には一度はずぶ濡れになった作業着や安全靴のまま新幹線で戻ったのですが、博多に戻って着替えている際に、ベルトの金具も疲労破断しました。運気が下がっていたのでしょうね。

ですが、自然とはやはり人間の愚かな想像や能力を超える偉大な力を持つようで(当たり前ですが)、その大雨や風により、私自身に宿っていた邪気、憑き物のようなものも一緒に洗い流していただいたようです。

今日は久しぶりに一日、大学で仕事です。夕方からは、室井尚先生の大学改革についてのシンポジウム(第2回、前回は内田樹先生がゲスト、今回は吉見俊哉先生がゲスト)でとても楽しみにしています。大学改革なる愚行も、結局は「デフレ」が根本原因です。藤井聡先生の「国民所得を80万円増やす経済政策-アベノミクスに対する5つの提案」に、教育やインフラへの投資が真っ先に削られてきたことや、今後の財政出動においてまさに教育、テクノロジー、インフラへのワイズ・スペンディングこそが求められていることが、非常に理性的に、分かりやすく説明されています。大学改革が非常に良くない状況にあることはもう皆分かっているので、ぜひこの状況を打開することを議論できればと思います。

仕事に対する意欲がようやく通常レベルに戻り、締切りが近い原稿の完成にいそしんでおります。。。