細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

コミュニケーション

2016-09-07 17:44:10 | 人生論

本日から、土木学会の全国大会@仙台です。

私は大学業務の関係で、今日は日帰りとなり、全国大会も本日のみの参加です。残念です。

ですが、今日は午前の研究セッションの座長の仕事を終えた後、午後の研究討論会「市民のイマジネーションと土木広報〜市民へ伝わる土木の心〜」 で素敵な出会いがありました。

同じ時間帯に、コンクリート委員会の研究討論会があり、こちらは生産性向上と品質向上、ですから、ど本命です。パネリストにも私の同志たちが登壇しているので何もなければこの討論会に出ていたはずです。

しかし、土木広報の研究討論会にも、熱血ドボ研の平原さん、土木史でご指導いただいている緒方さんらが登壇され、私にとってはこちらも本命でした。結局、こちらに参加しました。

平原さんには私の研究室の鞆の浦の地域防災力向上の取組み(主として肝試しの紹介)もしていただきました、ありがとうございます。

この討論会にパネリストとして参加された、漫画家の羽賀翔一さんには初めてお会いしましたが、人柄、考え方、作風にとても惹かれました。お話も大変面白かったです。

日常のちょっとしたことに想像力を働かせ、感じることができるか。すべては人の物語であり、ちょっとしたことにでも物語を感じることができるか。羽賀さんの想いは私にはとても強く響きました。

考え方が素敵だな、と思い、研究討論会終了後、羽賀さんのところに駆け寄ってご挨拶しました。討論会終了後に似顔絵描きますよ、と討論会中におっしゃってましたが、似顔絵を求めてご挨拶したわけでは決してありません。でも、周囲の方々に勧められて、描いていただきました。

私も体当たりでコミュニケーションするタイプですが、コミュニケーションの基本は、「好き」ということです。好感を感じたら、包み隠さず伝える。そこから何かが始まる。

これまでもそうやってきましたが、今日も素直に好感を伝え、今後につながる予感です。

「ダムの日」という連載の漫画の単行本が、「昼間のパパは光ってる」という本で10月21日に発売予定だそうです。第1話、2話を読みましたが、とてもひき込まれて読みました。私はもちろん単行本を買います。まずは土木の学生たちや家族など近い人に読んでほしいので、10冊くらい買う予定です。本をプレゼントするのが私の好きなことなので、なるべく多くの方々に読んでもらえるよう、私もできることをやります。