細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

タイ出張

2016-11-03 13:10:05 | 研究のこと

かなり久しぶりにタイに来ました。学生のころは何度か訪れていたのですが、スワンナプーム国際空港ができる大分以前に訪れて以来なので、相当に久しぶりです。

バンコクへのフライトの中で、「シン・ゴジラ」と「君の名は」を見て、どちらにも感激しました。

激務と言ってよい10月を、自分なりに満足できる形で働き終えて、一区切りする形でタイ出張が入りました。6日の日曜日に帰国した後、再びひっちゃかめっちゃかになるのは分かっていますが、出張中に心身ともにリラックスして戻りたいと思います。出張中ももちろん仕事をしっかりしますが、同志の方々とたくさん議論できるし、新しい出会いもあるし、新しいことも知れるし、海外出張のホテルは広いので体操もできるし、今回は2回ほど泳げそうだし(今朝、1回すでにしっかり泳いだ)、タイは食事もおいしいし、というわけで、働きながらリラックスです。一石二or三鳥。今朝の朝食も、田村先生とゆっくりいろいろなお話をして幸せな時間でした。

今日からがタイ出張の本番ですが、私自身、中途半端にしか知らない、タイ国でのフライアッシュの非常に先進的な有効利用の状況について様々な情報を収集することが第一義的な目的です。とても楽しみ。

付随的には、H28年度の土木学会重点研究課題委員会の成果を取りまとめる段階に入っていますが、その報告書の目次構成を固めること、もこの出張中に議論しながら達成したいことです。

10月の最終盤は、講義、研究指導、執筆関係、予算申請、事務仕事等、でフル回転状態に一度入りましたが、気分は明るかったです。 一つ一つの仕事をさせていただけることに「ありがたい」と思えさえすれば、どのような状況でもまあ何とか楽しくできるものです。9月下旬から体調管理、節制のレベルを相当に上げたので、体調がいつもよりも良かったこともその基礎になったのかと思います。

今年度が開始した4月、今年度は再スタート(2013年10月~2014年9月のフランス渡航がやはりいろいろなところに影響を及ぼしていたと思われる)を切るつもりで、研究活動を活性化させるべくいろいろと手を打ってきました。学生たちも呼応してくれたように思いますが、例年とは異なる雰囲気が醸成されてきているようには思います。10月以降、刈り取る段階に少しずつ入ってきますが、ポスドクのChamilaが英文ジャーナル論文に最低1本、できれば2本を1月末までに投稿するべく精力的に研究(トンネル覆工コンクリートのひび割れ数値シミュレーション)を進めているので、それを中核に、論文投稿にも力を入れたいと思います。

私自身が筆頭で執筆すべき、目視評価法と、SWATに関するしっかりした英語論文(ジャーナル)も、遅くとも2017年7月ごろまでに2編、投稿できるように努力、自己管理したいと思います。そのような時間を確保できるよう、新学部での時間割調整でも工夫したいと思います。

今年度中に、熱血ドボ研2030が本を出版する予定で、現在、その執筆作業も進んでいます。11月が執筆作業の山なので、充実した本になるよう、皆で刺激し合えればと思います。活動が形になっていく、ということももちろん苦労は伴いますが、とても楽しいステージであることを実感しています。

今日の午後は、タマサート大学のSIIT(シリントーン国際工学部)にてInternational Workshop。もちろん私も発表しますが、いろいろ情報交換できると思います。ディナーも含めて楽しみ!