細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

一ヶ月

2023-04-30 08:15:50 | 人生論

人間の人生とは、まさに一日一日の積み重ねであって、よほどのことが無い限り、日々で最善を尽くせば良い方向に徐々に向かっていくでしょうし、その逆もしかり。

よくこのブログでも書きますが、一日、一週間、一ヶ月、一年などの区切りがあるので、それぞれの目標を立てたり、振り返ったり、することもできます。

2023年度の最初の一ヶ月が終わりました。私にとっては、豊穣な社会研究センターが創設された4月であったし、学会活動としては土木学会コンクリート委員会の幹事長としての2年間がスタートした4月でもありました。また、50歳という大きな区切りを迎えた4月でもありました。

2023年度が終わって振り返るときには膨大な活動を実施したことになるでしょうから、この一ヶ月だけを焦って全力でやり過ぎる必要もないのですが、やはりこの一ヶ月をどのようにスタートさせるか、は一年全体にとっても大切です。

まず、そこそこアクティブに行きたい、という基本願望があったので、よく歩くようにしました。4月のスタートの土日を浦和の実家で過ごしたので、両親も誘って見沼代用水沿いの桜鑑賞。4月の最初の週を11,000歩/日くらいで滑り出したので、その平均歩数を超えるように日々を過ごし、結局、11,300歩/日くらいで4月を終えそうです。夕食後に散歩したり、少し意識的に歩数を増やさないと、この平均歩数には到達しません。たくさん歩く、ということで心身の活性化をまずは確保しました。

長年の習慣になっている毎朝の体操と柔軟体操も、この4月は一日も欠かさず毎日実施しました。高知と新潟に一泊の出張がありましたが、それらの日も含めて毎朝、体操・柔軟体操を継続できました。

一ヶ月という期間は短いようで長く、「習慣」という意味でも重要な期間です。新たな習慣を取り入れるときも、よく三日坊主という言い方をしますが、三週間程度がその後続くか続かないかの一つの分かれ目のようなので。

2023年2月中旬に始めたアロマオイルに囲まれた生活も、2ヵ月半くらいになりました。私は、友人に紹介されて、ドテラのアロマオイルをやってます。使いこなし方は時間が経つにつれてバリエーションが増えており、4月に結構幅が広がりました。寝るときのディフーザーは初期からやってましたが、風呂上がりの顔などへのオイルマッサージはもちろん、足の指・裏とか、ふくらはぎなどにはオンガードのマッサージ。カプセルに入れて摂取するのもスタート。昨日は、自分でスプレーを作って、リネン類にシュッシュッとスプレーするのも始めました。とても楽しい。

昨日、昭和の日の祝日でしたが、午後に、「土木酒場」の友達たちと懇親会。私はノンアルコールで楽しく3時間ほど参加しておりました。初めて対面で会った岩政さんとも隣になり、大変仲良く楽しくおしゃべりしましたが、斜め前にいた白木さんからは、「細田先生ってほんとに純粋ですよね」と言われました。「アロマオイルで人生が変わったとか、そういうことを言える人ってあんまりいないと思う。」とのこと。「土木アカデメイア」という休日朝に月例で開催している勉強会でもご一緒しているので、私の素の考え方などをよくご存じの白木さんから見ると、私は大変にピュアな人間のようです。

実は私自身も自分のことを「ピュア」な人間と思っていまして、大分以前、コンクリートの研究者たちの私的勉強会「示方書勉強会」で私が30代後半だと思いますが、懇親会の場で、「千々和さん(後輩)はキラキラしているが、細田はギラギラだ」と先輩に言われ、「僕もキラキラですよ!」と主張したいのですが、「ギラギラ」に断定されました。。。

ピュアなので、キラキラなんですけどね。見た目とか発言の仕方で、どうしてもギラギラキャラに誤解されてしまいます。。。

というわけで、アロマオイル生活もすでに二ヶ月半が経過し、完全な習慣になりました。今後も、いろいろ使いこなしていくと思いますが、これも楽しみ。

4月は、研究室メンバーも大きく入れ替わります。私のチームもメンバーが決まり、新しく研究を始める学生はそれぞれの研究テーマを決めようとしている段階です。「研究」というものに対する考え方は、私自身も年々変化していきますが、今は、自分の生活の一部であり、自分一人だけで取り組む研究的な活動ももちろん無いではないですが、私の場合、多くは仲間・同志たちと取り組むものであって、その意味でも私にとって刺激的な、チャレンジングな、自分自身を鍛えてくれる、大事な大事なものです。

今年も、研究に膨大な時間やエネルギーを投資していくことになりますが、それこそ日々の積重ね。ときどき幸運が舞い降りてきたり、発見のようなものも訪れますが、それは積重ねがあってこそ。誠実にチャレンジを重ねたいと思います。

娘たちもそれぞれの一年間が始まり、基本的には今年も娘二人のお弁当を毎朝作ります。4月も結構な数のお弁当を作りましたが、これまでのワザの延長で作りました。お弁当作りでも、たまに新しいメニューを導入すると、作る方も食べる方も幸せになるので、この日常行為においても小さなチャレンジを中長期的に重ねていけるよう、努力です。

昨日からGWが始まりました。初日の昨日は、表現者クライテリオンの座談会で紹介されていた「仁義なき戦い」の映画を初めて視聴。スーパースターたちのエネルギーに溢れており、大変面白く視聴。映画の名作を観るのは本当に良いものです。このシリーズものも少しずつ見て行こうと思います。

読書としては、GWに入る前日から読み始めた、エミール・デュルケムの「自殺論」。社会学の古典的名著で、数ヵ月前から職場の机の上に置いてあったのですが、ついに読み始め、大変に面白く、勉強させられながら読んでいます。「つながり方研究所」のように社会学的な研究に取り組もうとしておりますので、そういう身にとっては大変に深い、面白い名著です。データがたくさん出てくるのも、理系の人間にとっては読みやすく、面白く、論旨も納得できます。映画にしても本にしても、名作というものにしっかり触れ続けていきたいと思っています。

今年のGWは、仕事、趣味、家族レクリエーション、家事、休息などをバランスよく組み合わせた期間にしますが、明日、5/1のみ出勤。研究指導も数件あり、土木アカデメイアのオンラインでの勉強会もあり、この日はこれでとても楽しみ。

次の一ヶ月である5月が明日から始まります。どんな一ヶ月にするかは自分次第。5月もとても大事な一ヶ月になることでしょう。