細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

度胸

2014-06-20 19:17:23 | 職場のこと

ノルウェーでの国際会議CIC2014では、佐藤良一先生ともお話しすることができました。

私の発表(復興道路の品質確保)も見ていただきましたが、「たくましく育っとるな。えーことや。しかし、あんなに厚かましかったかいな。」と言われました。

佐藤先生には、私が博士課程の学生の非常に非常に未熟な頃、土木学会コンクリート委員会313委員会でかわいがっていただきました。 

私も多くの経験を積ませていただいているので、多少のことでは動じません。特に講演や、委員会等の会議を取り仕切る場合は、やりたい放題やってますので、緊張どころか完全に楽しんでおります。講演については、博士課程を修了した3月に、東工大の勉強会で博士論文の内容を話したのが最初だと記憶していますが、JR東日本の社員であったときも社外のコンクリート製品メーカーの勉強会で講演を依頼されたりもしました。大学に赴任してからは、非常に若輩でしたが、いろいろなところから声をかけていただき、講演をさせていただく機会を与えていただきました。

それらの方々に与えていただいた機会では、私も全力を尽くしてきましたし、決して出し惜しみしない、本音のみを語る、という今のスタイルと同じやり方でやってきました。出し惜しみしない、ということは次のネタが無くなる、ということでもあり、若いころは不安に思ったことも記憶していますが、今思えば間違っていないスタイルであったと思います。

その後は、非常に多くの講演、講義の機会を与えていただき、そのチャンスをフル活用するようにベストを尽くし続けています。度胸も付けさせていただきました。

これからは、皆様に鍛えていただいた講演能力、コミュニケーション能力を、世の中のためにフル活用するステージであると認識しています。 

さて、フランスの滞在期間も残り3ヶ月強となり、そろそろ帰国のことや、帰国後のことも考え始めています。もちろん、終わりが見えてくると、フランスにいる時間の貴重さがより身に染みますから、最大限に有効に使いたいと思っています。来週の木曜日には、ようやく念願の、研究室女性リーダーVeroniqueとのミーティングです。私の研究プロジェクトを紹介し、情報交換し、今後の連携についてで議論したいと思います。、

帰国後は、相当にタフな状況に置かれることは覚悟しています。

フランスに来る前の状況を当時のブログで見てみると、息も絶え絶えのような状況も少なくなく、我ながらよく回っていたと思います。

帰国後は、これまでよりもさらにタフな状況に置かれるであろうことは容易に想像できますが、多少のことには動じずに度胸を持ってどっしり構えていきたいです。

帰国後の半年は講義も2倍の量をこなします。当然に、帰国までに講義のできうる準備は済ませておきます。  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿