すぐに反応しないと、次から次へと対応を求められ、溜まって行ってしまいます。
とにかく慌ただしい現代の都会での生活です。
少し寝かせて、数日経つと、落ち着いて対応できる場合がかなり多いです。最近も様々な件でそのように感じました。
最初に直面したときは、「え?どうしよう。。。」と思うようなときも、冷静さを失った状況で対応するより、少なくとも一晩寝かせて、数日も経つと、かなり良い対応ができる場合が多いように思います。(もちろん、早い判断を現場が求めている場合は、すぐにレスポンスするべきであることは言うまでもない。)
師匠の岡村甫先生からは、以下のようなことを教わりました。
岡村先生が博士課程を終えた後にテキサス大学に留学されたとき、師匠のファーガソン先生の研究室では、研究成果が出てから2年間、寝かせてから論文を投稿していたそうです。その間にミスも見つかるし、内容のブラッシュアップもなされるからかと思います。
人間のやる研究ですから、どうしてもミスがつきものです。記述にミスが無いように、研究の前提条件や入力条件にエラーが無いように、徹底的に検証はしているつもりですが、過去に出版された論文にもミスはゼロではありません。
論文の数を競うようなつもりはさらさらありませんが、2年間寝かせる、ということも今の世の中では容易ではありません。
焦って論文を書くような愚行はやめ、できる範囲でじっくりと研究の質、論文・解説文・著書等の質を上げ、良い仕事をする努力を重ねたいと思います。
崩壊していく大学(この図書の中で詳しく論じられています)の中で、何とか良い仕事をし続けていくための大局的な戦略を持ち、無数の現場での工夫を実践していく必要があります。
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