私が次回の予約票をもらってすぐ見なかったのは、おしゃべりをしていたのです。
それは、入院中しばらく同室だったさんと出会ったから。
内診が終わって、中待合いで座っていた時、
座席を求めて歩いてきた人がいた。
何気なく顔を上げたら、それがさんだった。
このさんは、卵巣ガン患者。
抗ガン剤を服用しているので、手足のしびれがあるし、足先が冷えて仕方がないって、ぼやいていた。
それに、髪の毛が抜けちゃったので、イマイチすっきりしない。
カツラをかぶっているけど、言わなきゃわかんないよ。
でも、顔色が良くなったよ。
そう言って、なんとかプラス思考になってもらおうと思うんだけど、
体もすっきりしないので、なかなかねぇ・・・とのこと。
さん:傷跡も、なんか裂けちゃいそうで、まだ体を洗うときにこすったことがないのよ。それに、怖くって、傷跡も見たことないし・・・
私など、ゴシゴシこすってますけどねぇ。
「傷跡が裂けちゃいそう」って、本当に思っていたんだ!
と言うのも、先日傷跡が膿んで、真ん中当たりが破裂する夢を見たのよねぇ。
なんであんな夢を見たんだろう?って不思議だったんだけど、さん念を送っていないよね?
akubi:傷跡にテープ貼っている?
さん、ハァ?と言う顔をするので、「気休め程度らしいけどさ」
さん:そのテープを貼ったら、盛り上がりがマシになるの?
akubi : あれ? 今まで外来でそんな話しなかったの?
さん:全然・・・
よく聞いてみると、さんは別の先生の診察を受けていて、今日初めて教授の診察になったらしい。
同じ病院だから、同じような診察をしているんだと思っていたら、これが間違い。
さんが受けていた先生は、毎回血液検査をするけど、教授ほどの内容はやっていないんだとか・・・
じゃあ、私はラッキーだったってこと?
だって、さんの執刀医も、教授だもん。
こうしておしゃべりしていたら、なんか視線を感じた。
看護師さんが、「いいですか?」
どうやら、私の伝票、処方箋、次回の予約票を渡すタイミングを捜していたみたい。
忙しいのに、申し訳ないことで・・・
さんの番になりそうだったので、名残惜しいけど、さよならする。
歩いていると、なんか見覚えがある人の顔が目に入った。
さん(やはり同室だった人)も、来ていたよというさんの言葉を思い出した。
そうだ!
さんのお姉さんだ!
横を見ると、さんがいた。
akubi: お久しぶりです。
入院中、同室だったakubiです。
でも、お二人とも、そうだったかしら?という感じ。
別にいいんですよ。
私だって、覚えていた自分に驚いているくらい、人のこと覚えていないんだから。
それは、入院中しばらく同室だったさんと出会ったから。
内診が終わって、中待合いで座っていた時、
座席を求めて歩いてきた人がいた。
何気なく顔を上げたら、それがさんだった。
このさんは、卵巣ガン患者。
抗ガン剤を服用しているので、手足のしびれがあるし、足先が冷えて仕方がないって、ぼやいていた。
それに、髪の毛が抜けちゃったので、イマイチすっきりしない。
カツラをかぶっているけど、言わなきゃわかんないよ。
でも、顔色が良くなったよ。
そう言って、なんとかプラス思考になってもらおうと思うんだけど、
体もすっきりしないので、なかなかねぇ・・・とのこと。
さん:傷跡も、なんか裂けちゃいそうで、まだ体を洗うときにこすったことがないのよ。それに、怖くって、傷跡も見たことないし・・・
私など、ゴシゴシこすってますけどねぇ。
「傷跡が裂けちゃいそう」って、本当に思っていたんだ!
と言うのも、先日傷跡が膿んで、真ん中当たりが破裂する夢を見たのよねぇ。
なんであんな夢を見たんだろう?って不思議だったんだけど、さん念を送っていないよね?
akubi:傷跡にテープ貼っている?
さん、ハァ?と言う顔をするので、「気休め程度らしいけどさ」
さん:そのテープを貼ったら、盛り上がりがマシになるの?
akubi : あれ? 今まで外来でそんな話しなかったの?
さん:全然・・・
よく聞いてみると、さんは別の先生の診察を受けていて、今日初めて教授の診察になったらしい。
同じ病院だから、同じような診察をしているんだと思っていたら、これが間違い。
さんが受けていた先生は、毎回血液検査をするけど、教授ほどの内容はやっていないんだとか・・・
じゃあ、私はラッキーだったってこと?
だって、さんの執刀医も、教授だもん。
こうしておしゃべりしていたら、なんか視線を感じた。
看護師さんが、「いいですか?」
どうやら、私の伝票、処方箋、次回の予約票を渡すタイミングを捜していたみたい。
忙しいのに、申し訳ないことで・・・
さんの番になりそうだったので、名残惜しいけど、さよならする。
歩いていると、なんか見覚えがある人の顔が目に入った。
さん(やはり同室だった人)も、来ていたよというさんの言葉を思い出した。
そうだ!
さんのお姉さんだ!
横を見ると、さんがいた。
akubi: お久しぶりです。
入院中、同室だったakubiです。
でも、お二人とも、そうだったかしら?という感じ。
別にいいんですよ。
私だって、覚えていた自分に驚いているくらい、人のこと覚えていないんだから。