シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

石井選手の2000本安打

2006-05-12 12:20:35 | スポーツ大好き
横浜の石井琢朗選手が、2000本安打を達成した。

ここ最近、2000本安打に達した選手が多く、
古田、清原、立浪、野村・・。
誰もが、いまや「大選手」。

しかし、石井は少し違う。
もちろん素晴らしい選手には違いないが、
どちらかといえば「地味」で、
今回の2000本安打も、
突然「あと数本」というあたりで、初めて知ったようなものだ。

古田や清原のように、
カウントダウンが始まった、という騒ぎはなかった。

石井は、88年、ドラフト外で大洋に入団した。
足利工の投手だった。
2年の夏に、甲子園に出場しているが、
この試合は、私も見ていたので覚えている。
細身の2年生エースが、初戦の鹿児島商工を相手に力投。
第四試合だったので、ナイターとなったが、
最後はサヨナラ負けだった。

その後、大洋に入ったことも、
投手から野手に転向したことも知らなかった。
ただ、気づいたらベイスターズの顔になっていて、
さらに気づいたら、2000本もヒットを重ねていた。

石井と同年に高卒で入団し、現在も活躍しているのは、
巨人・前田と中日・谷繁、そして西武・江藤の名もある。
三人ともドラフトにかかったわけだが、
ドラフト外の石井は、額面以上の活躍をしたことになる。

入団当初は、名前ではなく背番号で呼ばれていたという石井。
苦労の連続だったと思うが、
黙々と努力して打ち立てた金字塔。
また一人、「いい選手」が名球会に名を連ねた。

次に、2000本安打が近いのは、
北海道日本ハムの田中幸雄選手で、あと28本。
この選手も、地味で努力型だ。
楽しみはまだ続く。

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2 コメント

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嬉しいですね。 (とまと)
2006-05-13 23:12:30
地道に積み重ねを続けてきた選手が記録を打ち立てるというのは、

スーパースターの記録更新よりもジ~ンときてしまいます。

石井選手の入団は前田・谷繁・川崎と一緒の88年だったんですね。

この時代の高校野球は人生で一番 で見てました。

そうかぁ…あれからずっと頑張ってきたんだなぁ。

あたしは何か頑張ってきただろうか
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私もその頃 (カノン)
2006-05-14 09:14:40
私も、80年代は高校野球をよく見ていました。

自分と同年代の選手の行方は、

やっぱり気になりますね。

私も、もう歳を明かしちゃいますけど

(というかHPには年齢載せてます)

巨人・工藤投手と同い年なので、

彼の活躍と頑張りには、ホント励まされます。

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