この目をひんむいた尋常でない形相のおじさん。
オランダが誇るプログレの異端児FOCUSのキーボード兼フルート兼ヴォーカリストのタイス・ヴァン・レアーさんです。
フォーカスが結成されたのは1970年。クラシック音楽やジャズを基調にしていながらも、他の様々なヨーロッパ民族音楽を取り入れたそのユニークで高度なサウンドと確かなテクニックによって、それまでプログレッシヴ・ロックといえば“ブリティッシュ”だった常識を見事に打ち破った。
その代表曲といえば邦題が「悪魔の呪文」で有名な“HOCUS POCUS”。
同じフレーズが延々と繰り返されるくどいにも程がある曲だが、合間にドラムソロ、トチ狂ったようなヨーデル、哄笑、アコーディオン、口笛などがアクセントとして挿入される「悪魔の呪文」と呼ぶにふさわしい、破廉恥極まりないナンバーだ。
これが当時全米9位のヒットソングだというのだから驚かされる。
アルバム『MOVING WAVES』に収録。
最初にこの音源を聴いた時「このヴォーカル、正気ですか?」と思いましたが、この1973年の鬼気迫るライヴ映像を観て「正気の沙汰ではない!」と確信いたしました。
今日の1曲:『悪魔の呪文 (live '73)』/ FOCUS
この曲大好きです、ワタクシ。
いや~ライヴバージョン観さしてもらいましたが
凄いですね(笑)。
こんなん生で観たら大暴れですよ。
ってか、客座ってたのかよ(笑)!!
このライヴ映像、なんだかの関連動画で偶然見つけて、あまりにも強烈だったもので、紹介させて頂きました。
イントロギターの時点でキーボードの人、すでに顔面神経痛気味ですよね(笑)。
口笛が一番上手い!