新型コロナウイルスの感染状況によって、レベルがあって、緊急事態宣言が出されているときには
授業でリコーダーが吹けなくなるのよ…
飛沫が飛んで、クラスターが発生する可能性があるからといって、リコーダーの活動は、中止…
私なんか、小学生の頃、リコーダー少年だったから、きっと、今の時代の小学生だったら、楽しみゼロだななんて思いつつ…
振り返れば、私、小学生の頃、リコーダー大好き少年でした…
歌が下手だから余計にね…
今でも憶えてるのは、帰り道、田んぼの畦道をリコーダーを吹き鳴らして、リコーダーに夢中になって帰っていたとき、足を踏み外して、バランス崩して、泥だらけの田んぼに落っこちて、教科書も泥だらけ…乾かすも、教科書がぶよぶよになっちゃって、汚れた教科書が2倍に膨れ上がった思い出が…
もう、今では、小学生の時のようには、まったく吹けなくなってるけど、私、リコーダーの音色が、そもそも優しくて好きなのよ!!
その音が重なり合って聞こえるメロディーは、私にとっては、心の癒しそのもの…
そんな新型コロナウイルスのせいで、荒んだ心を癒してくれるのに、ぴったりな音楽カルテット
栗コーダーカルテットのライブが
「豊橋HOUSE OF CRAZY」でありまして…
リコーダーの音色に飢えてる私…
というのは、得三で予定されていた春や秋の栗コーダーカルテットのライブが何度か中止になっていて…
この10月になって、やっと、今年初!今年初!!の栗コーダーカルテットのライブであります…
以前、ここ「豊橋HOUSE OF CRAZY」での栗コーダーカルテットのライブをみたときは、お客さんがいっぱい、2021年が「丑年」だからって言う訳ではありませんが「ぎゅうぎゅう」だったんだけど…
この日は、感染症対策を施して人数制限あり
20名もいなかったような…そんな観る側にとっては、贅沢過ぎる環境…
今後、新型コロナウイルスの感染が落ち着いて、「ぎゅうぎゅう」のライブへ行くごとに、「ああ、あのコロナ禍の時代はよかったな」なんて思っちゃいかねない程、ゆったりと、ゆるゆると、ライブを楽しんできました…
栗コーダーカルテットの皆さんも、ある面ゆるゆるで、めちゃアットホームな楽しいライブでした…
ゲストは安宅浩司さん!
私は、お初、でしたが、栗コーダーカルテットの音楽に合っている??ゆるゆるっとした優しそうなお人柄でした…笑
ではでは、早速
栗コーダーカルテット+安宅浩司さんの
ライブレポをば、ばだらだらと
ステージに登場し
川口義之さん、ちょうどソーシャルディスタンスなイイ感じで…と客席を見渡しながら
こうしたコンサートをやるのは、先日、飛騨高山でファミリー向けのコンサートをやったけど、それが半年ぶりだったと…そして、自分たちが楽しもうといった気持ちが強いので、長いなと思ったら言ってくださいと声を掛けて
まずは
「鉄道ワルツ」
から
優しいリコーダーの響きあいが心地よい…
まるで、各駅停車で旅してるような気分…とか言いながら
イメージはJR東海道線の熱田~豊橋間の各駅停車ですけど…
あ、それ、ここに来るときに乗ってきた列車やん!!…笑
演奏終えて栗原正己さん、表に出たらだいぶ冷えててくしゃみが出そうだと…くしゃみは、今しずらいと…飛沫が…
それに対して、関島岳郎さん、くしゃみってわかるようにしなくちゃ!これは、咳じゃありませんよって…
咳をしたときに、咳をくしゃみに似せる方法あるのかな…と…「くしゃっ!」と咳(くしゃみ)をして笑わせる栗原さん
川口さんは、最近配信ライブをやってるけど、リアクションのないところでやるのがつらくて…今夜は多幸感でいっぱいだと…
頷く栗原さん、今日はこれで、もう終わりにして帰ってもいいくらい…
そう笑わせて
次の曲、今日はユルイ感じなので間奏のソロを廻しましょう!と
「ボンネットバス」
映画「山形スクリーム」の挿入曲…ほのぼのとしたユーモアも感じられるこの曲
まさに田舎の道をバスに揺られている気分…
…って映画で観た場面そのままだけど…苦笑
間奏はFreeな感じで、安宅浩司さんの郷愁感を感じさせるギターソロ、そして、栗原さん、川口さんにいくに従って、間奏は独自性というか、遊び心たっぷり
間奏のラストは、関島岳郎さんの低音の響きで〆る
演奏終えて、川口義之さん
凄いコードで奏でちゃったと…
最近、栗コーダーカルテットの音楽は、不特定多数に切り取られてみられる、聴かれるシチュエーションが多くて、NHKの番組も含めて、失敗が許されないというか、演奏がぎこちなくても、何よりも音が合ってることが優先される…
それと違って、この夜の間奏は、実に自由で…ちゃんとした音階で吹くことよりも、そうじゃない方を積極的に優先してしまったと…反動かも…こういう閉じた場所での、その時の流れの中で楽しいなと思いながら演奏した…と語れば
凄かったの声が、関島さんや栗原さんから
絶妙に裏返るかどうかの、ちょっといい演奏だった、なんかニューオリンズぽかったと絶賛!!
川口義之さんが語るには
ちゃんとした演奏をしなくちゃいけない場が多くて、苦しすぎて…今日は、その日にしかできないタイプの自由な演奏ができるので…ぎこちなくても音のあってる演奏よりも、こんな感じの方がウンと楽しいと…
栗原さんも、気持ちがよくわかると頷きながら、絶妙で、4分の1ほどずれていて指がタンギングとあってなかったと…笑
川口さんも笑いながら、クラシック系の人によく叩かれるそうな
栗原さんも、頷きながら、そこの本屋さんでバッハの曲がBGMで流れていて、それを聴いてて、うまいな、この人たち…こうなれなかったから…こうだよなと思ったなんていった謙遜の言葉…
川口さんは、それを受けて
ラジオのクラシック番組を昼間に聴いてて、ブラスバンド、オーケストラっぽい曲を聴いてて、なんかリズムが甘いな…クラシックの人はリズムが甘いんだよな、他の演奏、楽器は凄くうまいけど…と聴いていたら、それは中学生の発表会だったようでびっくりしたと…中学生のレベルに驚いたと
いや、うちの近所の小学生の演奏もめちゃ上手いと栗原さん
さて話をライブの進行に戻って栗原さん
5、6年前から3人になったけど「カルテット」…4人じゃないと演奏できない曲も多いので、4人目のメンバーを迎えるんだけど、ギタリストにもリコーダーをお願いしちゃうと、安宅浩司さんを紹介
今回のチラシ「安宅浩司」さんが「安宅浩二」さんになってる…
これについては、川口さんが「たま」の石川浩司さんと「こうじ」が同じだということはわかってたけど、石川浩司さんのことを石川浩二だと思っていたとか…
そんな安宅浩司さんを紹介して
リコーダー4本で
「マヨネーズ第2番」
リコーダーのアンサンブルはまさに癒し…音の重なるところなんか、めちゃめちゃ気持ちいい
間奏がこれまたFreeな感じで、この日、このハウクレでしか聴けないようなスペシャルな演奏…
お互いが…特に栗原さんと川口さんが目を見合わせて、笑えてきて、思わず吹き出して…吹けなくなっちゃうような場面も…笑
演奏終わって、開口一番
関島さんが「すみません!録音しておけばよかった」と
栗原さんが語る…Bメロで立ち直れるかと思ったけど…川口さんが面白くて…ぎりぎりで持ちこたえていたときに、無理やり吹いたところがおもしろくて…途中まで凄いところまで行ってるな…アブストラクトだな…いやアブストラクトを過ぎてるなって思ったときに、客席をみたらお客さんが笑いをこらえているのが伝わってきてと
関島さんがいう
「能楽堂事件を思い出した」
能楽堂事件とは、10年ほど前に、能楽の舞台、松のセットがあるような舞台で演奏してたら、近藤研二さんが、笛を吹きながらプルプルしだして、それが、川口さんにも伝わって、演奏ができなくなったことがあったそうな…
川口さんが語るには
9月にある番組に出て、この曲を演奏したそうな…そのとき、若手の第一人者と演奏することになって、しばりができて、チョー堅い演奏をしてしまったので、その反動が…と…開放感に満ち溢れてるけど、度が過ぎましたなんて反省の言葉
次の曲は、自由なところがないので大丈夫と
小組曲「ピタゴラスイッチ」~ オープニングテーマ~ ピタゴラ装置BGM~ スーの登場のテーマ~ テレビのジョンのテーマ~ ジョンにズームアップ!~ きょうのトピックBGM~エ ンディング |
子供たちはいない大人向けのライブなのに、実に珍しい「ピタゴラスイッチ」の曲を、全曲披露!!
演奏終えて
栗原さん
こちらは問題なく…笑…問題がないとつまらない感じがするので、次はスリルのある曲をと
ビューティフルハミングバードのタバティにお願いすることもあって、彼にもリコーダーを吹いてもらってるけど、タバティは、中高、ブラスバンドでサックスを吹いていたから、リコーダーは何の問題もないと…川口さんの弁
さらに、川口さん自身は、高校生の頃はロックバンドやるついでに、部室がないんで、ブラスバンド部に入ってただけで、サックスの四重奏やってる人たちの練習をみてただけだった…タバティは都の大会に行ったくらいの腕があると
安宅浩司さんは、この曲を演奏、録音している様子をラジオ番組「栗屋敷」でみてたそうな…
まさか、やらされる羽目になるとは…と川口さん
さらに、僕が安宅浩司さんを抜擢したのは(うわ、何それ、上から目線??)と栗原さん、関島さんに弄られながら
安宅さんが、最近クラリネットの方とライブをしてる話をききつけて、かつそのクラリネットを習ってるという話をきいたからと
クラリネットが吹けて、リコーダーが吹けない訳がないと
で、なんでも安宅さんのライブに、川口さんが、ひょっこり遊びにきたそうな…
この「サウスポー」今日のリハで初めて合わせての本番だったと…
安宅さんは、近くの公園に行っては一人で練習していたらしい…
ピンクレディ―の
「サウスポー」
小気味良いリズムに乗ってリコーダー4本でのアンサンブル
4人それぞれの指の動きは圧巻
ピンク・レディの大ヒット曲、自然と歌詞が浮かんでくるのは、私が、どっぷり昭和だから…
そうそう、中学生のとき、クラスにいいなと思ってる女の子がいたんだけど、放課中に、その子が、もう一人の女子と教室の後ろで、この「サウスポー」を歌いながら踊っていたのを見て、恋が冷めた思い出が…ふと蘇る…笑
安宅浩司さんもリコーダーお見事でした!
川口さんが、安宅さんに、シンガーソングライターが、これをやらされて気の毒と声を掛ければ
安宅さん「きりきり舞い」ですね!の返答!
上手い!座布団3枚!!…ちなみに、歌詞を知ってる人じゃないと、これ、伝わらないけど…
栗原さん家のお子さんは、この曲歌えるようになってるんだとか…
ちなみに、安宅さんの家のお子さんは「マヨネーズ第2番」が、ブーム…安宅さんがよく吹いているから、テナーパートを憶えているとか、なので、メロディーを聴かせようと、主旋律のパートを安宅さんは練習中だとか…で、先ほどの「サウスポー」も不思議なパートなので、家で練習するのではなくて、公園で練習してるとか…
さてさて、次の曲に
これは関島さんが解説
エルヴィス・プレスリーも歌っていた曲、もともとはハワイアンの元祖みたいな人が作った曲だと
ここで、川口さんが尋ねる
「関島さんが新婚旅行でハワイに行ったときは、これを聴いたんですよね?」
「いやあ、新婚旅行、ハワイに行ってないし」との関島さんの回答に客席大爆笑!!
ハワイは、大学生の頃のバンドで演奏のドサ周りで、バスでツアーしながら、西海岸を、そして最後にハワイに寄ったことはあるそうな…
「ハワイの結婚の歌(Hawaiian Weding Song )」
関島さんの重低音のチューバの心地よい響き
それにのって奏でるギターの優しい音色
川口さんのサックス、それを彩るような栗原さんの鍵盤ハーモニカ…
もう4人の音のハーモニーは鳥肌もの…
ゆったりとしたテンポのこの曲に…ホント心癒される想い…
まるで、ハワイにいってるような気分に…
私は、行ったことがないので、一番近い光景は、私が行ったことのある場所の中では、八丈島でしょうか???
ハイビスカスの花くらいしか、共通点はなさそうだけど…笑
演奏を終えて、いつもにましてハワイ感じの強い演奏だったと
さらにここでのMCは川口さんが語る
豊橋の辺りがハワイっぽいと
吉良吉田の辺にヤシの実があるとか…この辺は日本の西海岸っぽいイメージがあるとか…
浜松出身の川口さん、東京で雪が凄いと思ったと…東京は寒くて、でもこっちは暖かくて…子供の時、雪を見た記憶はほとんどないと…
さらに独自の理論…
静岡とか愛知の人は東京でがんばれない…???
というのは、静岡の人は、何か困難なことがあるとすぐに帰れちゃう!!でも、九州や北海道の人は遠いから、困難にも我慢して頑張れちゃうといった…東京で頑張れるのは、東京からの距離に比例するといった独自の理論を語りつつ
今は、新型コロナウイルスのせいで、両手両足を縛られている状態だと…祭り好き、宴会好き、打ち上げ好き、旅行好き…なのに、今では、実家にすら帰るな…と言われてると笑わせる…
続いては
次に演奏する曲の話題をMCで…
ピクサーの電気スタンドがぴょんぴょん跳ねてる立体的な画像にびっくりしたのに、瞬く間に映像の進歩が凄いと語りつつ
歌っているのはランディ・ニューマン
声がとても好きだと栗原さん…なので、アンデス(鍵盤ハーモニカ)で吹くとき、あの人が歌うような歌い方を真似るつもりで、吹いていると…
ディズニー・アニメ映画『トイ・ストーリー』の
ランディ・ニューマンが歌っている主題歌「君はともだち」
ホント、鍵盤ハーモニカがあたかも歌っているかのよう
それを惹きたてるように彩る川口さんのサックスがめちゃめちゃ気持ちいい…
次で第1部ラストの曲
その前に、川口さんからのお願い…
アンケートに書いてほしいこと…
あなたの好きな筒美京平さんの曲を教えてほしいと
「サウスポー」は間違えられるけど、この曲は都倉俊一さんだと豆情報を一つ盛り込んで
第1部ラストの曲は
「ケ・セラ・セラ」
そもそも…この曲自体が好きなんですが…
栗コーダーでのアレンジが、めちゃよくて
…大好きで…
聴いてると…
「なるようになるさ」
…そうなんとかなるよ!
…と根拠のない…笑…
元気が湧いてきちゃったりするんですよね…
新型コロナウイルス感染拡大も、そのうち、なんとかなるさ??
ああ、心癒されるー!!
これにて第1部終了…
休憩…そして換気タイムを挟んで
第2部へと…
写真は、初めましての安宅浩司さんと…