高橋研ライブツアー
「2022・続・はじまりの旅~春~」ツアー
怒涛の5日間で、4日のライブ
もう60代半ばにしても、元気いっぱいの高橋研さん…のはず??
ということで、初日のサンダンスでのライブが終わった翌日は、早速オフ日…
ゆっくり温浴施設で、ふにゃふにゃになってまして、温浴施設で揉まれまくってて…元気さを、パワーを取り戻した高橋研さん
万全のコンディションで
今池の「ナイトカフェ弾き語り」へと
ここでは、研さんとは1年ぶりのご対面…
川沿クタ子さんとのツーマンです!!
さらに、この日は急遽スペシャルゲスト、雄さんこと、石浦雄二さんも緊急参戦です!!
もう高橋研さん、リハの段階から、一緒にどんな昭和歌謡をセッションで歌おうかなんて、お店にあるギターの歌本、「フォークソング大全集」を取り出して、アンコールセッションの曲を探してる高橋研さん…
そう、ここ「ナイトカフェ弾き語り」では、「フォークシンガー高橋研」がみられる、貴重なハコなんだな
そんな「フォークシンガー高橋研」さんの歌う前に
若いのに…若いのに…昭和歌謡風のサウンドで楽しませてくれる
川沿クタ子さんに、杖もって寄り添う…のではなくて…ギターで寄り添うのが、石浦雄二さん…
そんな2022春、桜の季節に「ナイトカフェ弾き語り」で行われた川沿クタ子さんwith石浦雄二さんのライブレポをば以下にだらだらと…
川沿クタ子さんの唄は
声は優しくて
旋律は…そして唄い方は
どこか懐かしい…
あきらかに…令和のこの時代を生きてる女性なのに
昭和の匂い満載で
これまた…なんとも言えぬ
摩訶不思議な…空気感
そして、ストーリー性の感じられる…まるで童話をめくるような世界観が…私のよーなピュアな心の持ち主???にはぴったりなんだな…
まずは、童話の読み聞かせのような語りから
それは、今から3億年前のこと、深い深い海のそこで一匹のヒトデが、神様にお願いごとをしました…この話は、ヒトデがまだ星形になる前の小さなヒトデの小さな小さなお願い事の話…
「ヒトデの夢」
寄り添う石浦雄二さんのギターが温かみを運んでくれる
その彩る雄さんのギターの旋律にのせて、川沿クタ子さん、声色を使って、まるで、童話を読み進めるような世界観
「クラゲのワルツ」
なんとも幻想的な世界観、摩訶不思議な
曲の世界に誘い込まれる感のする
不思議な…マイナーの旋律…
そして、歌の中の静寂…さらには「間」が聴くものを惹きつける!惹きつける!!!
まさにクラゲのようなとらえどころのない妖美な美しさを
曲調に感じながら、水族館にいるような世界観にも感じるけどマイナーの旋律で、そこにクラゲのような「毒」も感じたりして…見事な比喩表現
フレーズが心に残る…残る…
ここで、初めてのMC
まずは、今日は高橋研さん、川沿クタ子、雄さんこと石浦雄二さんのライブにお越しいただいて、ありがとうございますと丁寧な挨拶の言葉を…
そして、自己紹介
ここで働きつつ、ごそごそと弾き語りをやっていると
で、高橋研さんとは、今日で2回目の登場になりまして、1回目の時も、こういうことは私の人生に二度とないだろうなって思っていたけど、まさか、今日も、こんなことになるなんてと気持ちがワクワクしているので見守っていただければ、と語り
「本当は3回目、2回目が緊急事態宣言、凄いドキドキして練習をしていたのに、中止になってしまって、なので念願の本当は3回目のライブだったんです…このライブには主催の人がいて(私のこと)、大人の事情があって主催の人と呼びますが、主催の人がときどき私のライブに来てくれる人で、ここは、私の働いているお店なんで、たぶん、お店のマスターと主催の人が、私をごり押ししてくれたおかげで、今日ここで歌えてる…人生っていろんなことが起きるんだなって…今日は短めにと思っていたんですけど、ツーマンみたいな感じにしていただいて、50分も時間をいただいているので、たくさん歌を歌っていこうと思います」と、さらに語って
「ときどき一緒にやらせてもらっている雄さんと二人でやっていきます」と
ここで雄さんを紹介するクタ子さん
「次の歌は自分のことが凄く嫌いになった、嫌な自分がいるなと思ったときに作った歌」と
「鏡の中のモンスター」
まったり、しっとりと
童話をめくるような世界観の歌が多い中で
躍動感が感じられ
情念が…熱い苛立ちのような想いが解き放たれる
彼女の歌の中では、異彩な雰囲気の
私が初めて聴いた時
ああ、なんだか中島みゆきさんの唄の世界観に似てる!と思った歌
サビのフレーズが心に残る…
もうボーカル力というか、歌のチカラは圧巻で、唄声が、唄の世界観が心に響く!響く!!
雄さんの寄り添うギターの音色は、クタ子さんに歌に溶け込むように、彩りを加えて…
「秘密」
伸びやかな優しい歌声が
しっとりとしたメロディーにのせて
「ナイトカフェ弾き語り」のハコいっぱいに響き渡る…
透き通った高音が響き渡り
心地よい…
寄り添う石浦雄二さんのギターが歌声に溶け込むよう
懐かしいしっとりとした春の世界観
この唄…
満開の桜のイメージ…
…というよりも
片隅にこそっと咲いた桜のイメージで
どことなく…摩訶不思議な色合いも感じさせるサウンド…
今日は初めての方もよく知っている方も久しぶりの方もいらっしゃるんですが…と語ったところで、雄さんをみて「はい、給水ね!」
「せっかく水をもらったんだから飲みましょうよ…飲んだ?脱水症状になったら救急車を呼ばなくちゃいけなくなるから大丈夫…って、今、バカにした感じに見えてたと思うけど、雄さんは本当に素晴らしいギタリストで2022年の3月でサポートギタリスト歴50年になりました…」とクタ子さんが語れば、雄さんに拍手が沸き上がる
「おめでとうございます…ずっと現役でやってらっしゃるので、50年と言えば、私は生きてさえいない…凄いなと思う…ちょうど5年前、45周年のときに、それまでやったことはなかったみたいなんですけど、「石浦雄二45周年記念ライブ」というのが今池の得三であって、雄さんは1970年代ライブハウスと言う言葉もなかった頃から、ずっとギターを弾いていて、イロイロな方のサポートをしている方なんですけど、名古屋では、石浦雄二あり!と言われてたらしいね?」と声を掛けられるも、黙ってニヤニヤしている雄さん
「何を言われても困る感じ(笑)…イギリスにも行ったりしてたんですよね?全国各地から、雄さんとやりたいって人が集まってて、そういう縁の人が45周年ライブのときに来ていまして…ずーと、フォークなどの音楽シーンを作っていた人たち、いとうたかおさん、さかうえけにちさん、瀬戸口修さんとか柴田容子さんとか、知っている人も多いと思うんですけど、そういうチョー大御所みたいな人が集まって、雄さんの45周年を祝うぞーみたいな場所に、なぜか私も孫みたいな感じで呼んでもらって、出たんです…その時のことは、よーく憶えています…一番憶えているのは楽屋にそういう有名人たちが集結していて、私はそこにいなくちゃいけない…楽屋には格子状の絨毯が敷いてあって格子状の四角の中の1個、これが私のスペースだと思って、ずーとそこに立っていて、そこから出ると死ぬと思って…笑…みんなが珈琲を飲んでて、珈琲いりますかって言われても、あ、自分でやりますって答えたりして…そのとき、私がやります…全員分やりますって言ったらそんなことはしなくていいって怒られたりして、とにかく格子状のところから出ないようにしてたなって言うことをよく憶えています」と
雄さんは、その時ずっと出ずっぱりだったから、雄さんのライブだからステージにいて、楽屋にはいなかったんですけど、そんないつも優しくしてもらっている雄さんとあと後半戦、5曲やりますとMCをまとめて
「そんな雄さんと一緒に作った曲があって、それをやってみます…作詞、川沿クタ子、作曲、雄さん」
「葉っぱ」
童謡っぽいサウンド…
そして歌詞
すぐさま
メロディーが鮮やかに心に残る…
ミディアムテンポで、紅葉をテーマに葉っぱになった気持ちで語られる
誰もが口ずさみたくなる
そんな…懐かしさも感じる1曲
寄り添う雄さんのギターが、色合いを醸し出し
♪パラリラ~パラリラ~
な、なんと雄さんが…コーラスで歌ってる!!!
サビで…雄さんが歌ってる~ハモってる~
間奏の雄さんのギターのソロは、なんとも優しく温かくて…
演奏後のMC
「高橋研さんと一緒で凄く光栄なんですけど、初めてお会いしたときはとてもビビっていて、今もビビっているんですけど…笑…でもライブの後に、今日、主催の方とお店の方とラーメンを食べに行って、私、煮卵が大好きで、煮卵を二個トッピングしたんですよ…こんなライブは二度とないぞと思って、卵を二個載せようとして、そしたら丸い卵だったんですけど…四角い卵はないと思うけど…笑…その丸い卵を箸でつかもうとしたら、コロコロと転がっておって高橋研さんの方へ…そしたら高橋研さんが水の入ったグラスでパンと止めてくれたので、おかげで食べられたなと言うことを、今思い出したけど、話さなければよかったと今、後悔しています…」と笑わせて
では、特別ゲストを紹介します
「あらいぐまのあらちゃん」が登場
歌うは
「あらいぐまのあらちゃん」
クタ子さん、歌い出して、キーが違ったようで、もう一度、今度はキーを低くして歌い出すも、その歌声が安定せず
「ちょっと待ってー、もう一度やらせてー!!」
「特別ゲストを紹介します「あらいぐまのあらちゃん」です…」の紹介まで戻って
はい、3度目の正直は大成功!!
唄はメルヘンで
詩的で
「あらいぐまのあらちゃん」が悲しみのシミなどを
ごしごしごしごしと
キュキュキュキュと
洗い落としてくれるのよ…
私も心の中に
「あらいぐまのあらちゃん」を飼うことにしよっと…???
ほら…私…
こんなオジサンになっても
心はピュアなのです…笑
唄われる歌の擬音がオモシロイ
畳みかけるように
♪ごしごしごしごし キュキュキュキュ~
この歌のように、みなさんが手を洗ったら、新型コロナウイルス感染拡大も止まるんじゃないかと…
この曲をみなさんが口ずさめるようになったら、きっと新型コロナウイルス感染は終息しているような…
ワクチンよりも簡単、新型コロナウイルス感染終息にむけて…この歌を流行らせよう!!ワクチンよりも、ウンと即効性があるぞ!!…笑
演奏後は、「あらいぐまのあらちゃん」ちゃんと礼をして退場!「あらいぐまのあらちゃんでした!」と
難しい世の中だけど、だからこそ自分のハンドルは自分で握っていなくちゃいけないと思う、そんな歌をと
「リペアマン」
疾走感溢れる躍動的なリズムにのって
まさに
「ナイトカフェ弾き語り」にいながら
ドライブ気分…ご機嫌な気持ちに…
♪僕は車のリペアマン 夢のガソリン 満タンさ~
どこか懐かしさも感じるサウンドで
サビでは、雄さんもハモって
「睡眠薬16錠」
唄声が…
旋律が…
昭和の匂いを漂わせながら
唄声が…
そしてこめられる歌詞の言葉が
独特の世界観をもっていて
すんなりと彼女の作った歌の世界に
どっぷり浸れる…
どこか懐かしく…
そして心落ち着き…癒される感がタマンナイ!!
この曲…
ビートのノリのいい曲で
雄さんの躍動感あふれるギターから繰り出されるサウンド
雄さんのギターソロは、大ハッスルで、疾走感満載!
温かく聴いてくださってとお客さんに感謝の言葉を投げつつ、次で最後の歌、この後は高橋研さんの歌をと語りながら
最近、私の母が高橋研さんのファンだってことがたまたま判明したけど、音楽をやってることは両親に言ってないので、今日も内緒にしてありますと語って
雄さんに「何か言うことある、耳が遠いとか言いながら、そういうことは聴こえてると」と雄さんをみながら笑って
そんな雄さんをみながら
「みなさんに、ここにいさせてあげたい、雄さんの横でギターの音を聴いてると凄く気持ちがいいんです」
もう、大人になると子守唄を歌ってくださる方もいないので、自分で自分を寝かしつけようと思って作った歌をと
「毛虫の子守歌」
ゆつたりと暖かい世界観
毛虫という一見、嫌われものを温かく優しく歌う…まず、この着眼点に驚かされ…
さらに曲調も
レトロな匂いぷんぷんで…寄り添う石浦雄二さんのギターが醸し出す昭和感もタマラナイ
そう…
私は…激動の昭和を生きた???人間ですので…荒波に呑まれて荒んでいるこの心に…このクタ子さんの温かい唄声が心に届いて
癒される!癒される!!
もう、私の思ったとおり、素敵な優しい歌のオンパレードでした…
しっかりハコを温めてくれた川沿クタ子さん、雄さんに感謝の気持ちを抱きながら
この後は、これまた昭和の匂いぷんぷんの「ナイトカフェ弾き語り」限定フォークシンガー??高橋研さんの登場だー