端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

友 達

2012-01-15 | Weblog

昨夕 遅く隣町に住む 友達から電話がありました。 本当に久しぶりの電話でした。

もう何年も会っていない 友達ですが 狭い田舎のこと あちこちから元気にしていることや 弟さんをなくしたことなど 聞いていました。

私と同じくらいの 歳ですから 長く会っていなくても 気心は分かります。 日本舞踊を習っているとは 風の噂に聞いていましたが その発表会が 私の町で 開催され舞台に上がるけど 足腰が段々弱くなり 今回を最後の舞台に しようと思うので 見に来て欲しいとのこと。

日曜日だし 予定のない私 余り興味は無いけど 行ってみることにしました。 入場券は頂いたものの 手ぶらではいけません。 花束にするか お菓子にするか 迷いましたが お菓子屋さんに寄り お菓子を 片手に出かけました。

町の文化会館の設備は 一流です。会場に 文句は言わせません。 近隣の市町村の 踊り好きの 新春の初舞です。

しかし 出し物は本物の 常磐津長唄の日本の古典の 舞踊は初めと 〆めだけで 後は歌謡曲に振りをつけた 歌謡舞踊でした。

毎日 農業や仕事に追われる中 時間を見つけて 踊りの練習をした大人の学芸会の 発表会のようなものです。

平凡な毎日の中 今日ばかりは お化粧をしてもらい かつらをつけ おそろいの衣装に スポットライトを浴び 主役です。

保育園児の <柔>に拍手し 84歳の<港町十三番地>に大きな声援です。 設備 衣装 小道具 大道具 音声 化粧着付けと プロと同じですから 知り合いでも 一寸分かりません。

きっと明日からは 畑や 牛や大根が待っている生活に戻るのでしょう。 本当に女性はたくましい。