休日は伸び伸びしたい

在宅ワークが可能な環境になると、家にいるとき働いていないと後ろめたい。
これには気づかなかった。
心のなかに監視塔＝パノプティコンができてしまう。
これは、超管理社会ですね。
それと、職場の人から始終メールの対応に追われる。
仕事のラインなんかしてたら特にそう。
これも心の監視塔と化している。
そんなときは休むのも仕事のうちと開き直って
いなかなら、川を越えた近所の公園に鳥のさえずりを聞きに行き、
家ではセルジウ・チェリビダッケ指揮のEMI録音全集でも聞いて、
大きく伸びをして、鋭気を養いたい。
ということで福住の小さな公園の坂を上って
ピピピピピーという鳥の声を聞き、
帰ってチェリビダッケの英雄や運命やグレイトを聞いて、
プリンなんか食べてみて、心の監視塔から目をそらしている。
川の橋にも感染防止の張り紙が貼ってあったりして、
げんなりする。
温情主義も行き過ぎると内心への干渉に思える。
帰宅して、大音量でチェリビダッケを聞いている。
休みの日ぐらい伸び伸びしようよ。

休日を囲む柵から抜け出して伸び伸びすればまた出直せる