「老子・荘子の言葉100選」知的生き方文庫、境野勝悟著を読む。
老子が50話、荘子が50話で、よくまとまっている。(なかなかこの心境には至らないけど。)
まず、老子の言葉から。
プラス、マイナスばかり考えて動かない。うまく行っても、自然の常の道が成しとげたこと。
善人、悪人も、時代によって変わるから、聖人は人を赤子の様態として見る。
頭で考えて立ち行かなくても、自然の道に従えば、自ずと落ち着く。
宇宙を成り立たせている力を、道=タオという。
すべては道に生かされている。道は絶えず変化を繰り返す。人も人生の時期や機会に応じて、自然の流れに沿って、生かされるのがいい。
褒められても、驕らず、人の用をなさなくても、それはそれで自由な境涯とする。
道は徒らに善悪を立てない。自然の流れに従って、人に生まれたことを幸せとして、食を楽しみ、暮らしを楽しみ、我欲に囚われず、不幸からも一つ学んだとしてやり過ごし、柔軟に天分を生きればよい。
次に荘子の言葉。世の中の変化を楽しもう。変化のなかで自分を生かそう。人を使うには、それだけの器量が要る。自分は、蝶としての一生を生きる夢を見た。私が蝶の夢を見ているのか、蝶が私の夢を見ているのか、分別を越えている(胡蝶の夢)。薪として役に立たないおかげで、燃やされずに済む、など「無用の用」がある。
自分の中に悠大な自然を持っていると、他人と争わずに済む。同じ志を持っているなら、各々違っていても構わない。あるものが、時に有用になり、時に無用になる。自然が呼吸をするように、人は生きては死に、生きては死んでゆく。その中で多くを求めず、自分なりに咲く。自分の中の道に訊けば、自ずと行く方向は見えてくる。
悠然と自分の中の万象に答えを訊けば道は開ける
老子が50話、荘子が50話で、よくまとまっている。(なかなかこの心境には至らないけど。)
まず、老子の言葉から。
プラス、マイナスばかり考えて動かない。うまく行っても、自然の常の道が成しとげたこと。
善人、悪人も、時代によって変わるから、聖人は人を赤子の様態として見る。
頭で考えて立ち行かなくても、自然の道に従えば、自ずと落ち着く。
宇宙を成り立たせている力を、道=タオという。
すべては道に生かされている。道は絶えず変化を繰り返す。人も人生の時期や機会に応じて、自然の流れに沿って、生かされるのがいい。
褒められても、驕らず、人の用をなさなくても、それはそれで自由な境涯とする。
道は徒らに善悪を立てない。自然の流れに従って、人に生まれたことを幸せとして、食を楽しみ、暮らしを楽しみ、我欲に囚われず、不幸からも一つ学んだとしてやり過ごし、柔軟に天分を生きればよい。
次に荘子の言葉。世の中の変化を楽しもう。変化のなかで自分を生かそう。人を使うには、それだけの器量が要る。自分は、蝶としての一生を生きる夢を見た。私が蝶の夢を見ているのか、蝶が私の夢を見ているのか、分別を越えている(胡蝶の夢)。薪として役に立たないおかげで、燃やされずに済む、など「無用の用」がある。
自分の中に悠大な自然を持っていると、他人と争わずに済む。同じ志を持っているなら、各々違っていても構わない。あるものが、時に有用になり、時に無用になる。自然が呼吸をするように、人は生きては死に、生きては死んでゆく。その中で多くを求めず、自分なりに咲く。自分の中の道に訊けば、自ずと行く方向は見えてくる。
悠然と自分の中の万象に答えを訊けば道は開ける