超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

資本論のトリセツ

2022-01-13 10:15:24 | 無題
資本論のトリセツをまとめてみた。
以下はその内容。
経済は商品で動いている。商品には使い途としての使用価値と、
売れるかどうかの交換価値がある。
交換価値は、生産に要した労働時間で測られる。

商品の交換価値を抽出したのが、お金である。
お金が生まれると、労働力ではなく、商品自体が価値を持つようになる。
物が人を離れて一人歩きする。

元々、取り引きは商品をお金に変えて、そのお金で別の商品を
手に入れるというかたちを取る。お金が投資になると、
お金で安く商品を買って、より高い値段で売ってお金を増やす。
資本とは、お金を増やすお金の運動である。

雇い手は、労働力の上前を撥ねて、剰余価値をかすめ取り、
労働者から、搾取して、儲けたお金を、投資に回している。
労働者は本来自分のものであった労働から
疎外されている。
資本主義が進むと矛盾が大きくなり、
労働者も自分の扱いの不当さに目覚めて
階級闘争が激化する。

戦争や恐慌で資本主義が破綻し、労働者は
資本家の独占する生産手段(土地、工場、機械など)
を奪い、無産層の占拠を達成する。

資本の増大の運動とともに、労働者の抵抗勢力も強まって行き、
労働者の力が爆発して、革命が起こる事態となる。
膨れ過ぎた資本は、労働者に取り戻され、
仕事の成果を公平に分け合う社会となるはずとされる。

実際には、政府が調停して格差是正に努め、福利厚生を行えば、
対立を避けて富の再分配ができるはずだ。

世の中の矛盾が限度に達すると敗者復活するという虹
コメント
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