青柿のたわわに実る人の庭
轟音や家の狭間の遠花火
版画館素足になりて水遊び
懐かしき猫の名前やきりん草
遠ざかるTシャツ眺め夏惜しむ
啼き終わり落ちし蝉あり秋近し
終わり行く夏野を過ぎて列車窓
今は無き漫才芸や夏放送
夏の灯で読みし文庫も半ば過ぎ
八月に独り寝転ぶ海の家
避暑地から帰る途中の後ろ髪
想念の回り灯籠浮かぶ影
轟音や家の狭間の遠花火
版画館素足になりて水遊び
懐かしき猫の名前やきりん草
遠ざかるTシャツ眺め夏惜しむ
啼き終わり落ちし蝉あり秋近し
終わり行く夏野を過ぎて列車窓
今は無き漫才芸や夏放送
夏の灯で読みし文庫も半ば過ぎ
八月に独り寝転ぶ海の家
避暑地から帰る途中の後ろ髪
想念の回り灯籠浮かぶ影