超人日記・作文

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

歳時記俳句・星流る

2024-08-26 00:03:15 | 自作俳句
八月は停車駅なく秋の筆
秋暁に寂しく聞こえ秋の蝉
秋声や中身は光る後半生

星明かり少年を乗せ行く列車
生涯が編み直されて星流る
見回せば残りし物は秋の晴れ

秋に入り独り見上げる羊雲
秋蔭の薄暗き町ただ歩く
当分は冷房名残り続きそう

観月や時満ちてまた生き直す
新米の出るまで続く米騒動
霊性や瀧を描きて美術展
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