猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2022/07/02 山梨 巨大ニュートンで眼視 また駆動系のネジが緩んだ! PHD2に振り回され気味

2022-07-03 19:50:15 | 天体観測

(今回の文章は、いつもに増してまとまりがないです。書いた本人でさえ読みづらいです。が、改善する余裕がなく。。。とにかく記録として残します)

 

仕事のあとに出発。

到着するも、いまいちな空。

GPV天気予報もこんな感じ。
でも、夜半に星が見れそうなので来てしまいました。

 

温泉に入ってから現地入り。

温泉に入ると今週の疲れを少しだけ洗い流すことができます。

温泉の受付で前回はプチトマトを購入していきましたが、今回はきゅうりが8本入り¥100だったのでこちらを買いました。

急いでコンビニ弁当を掻き込み、空を見ると夏の大三角形が見える。

薄い雲がかかっているけど、試し撮りにM57を狙ってみました。

撮って出しです。

画像処理なし。

ISO 800 180秒露出。

PHD2のグラフも安定してる。

 

等倍トリミングがこれ。

ISO 800なのにやたらノイズが乗っています。

気温が高めなので、EOS Raと言えど、こんなものなのでしょうか?

 

空の状態が刻々と変化します。

あれれ?

いつの間にかPHD2のグラフが暴れてます。

だいたい90秒周期で赤経軸方向のガイドが上下している。

うーむ、ずれの修正量が追い付いてない?

そう思って、Agressivenessをみていみると、なんと10%ではないですか。

PHD2のAgressivenessの説明。

"What percentage of the computed correction should be applied? Default = 70%, adjust if responding too much or too slowly."

前回6月の撮影時、なぜか10%に設定していたみたいです。

これでは修正量が追い付かなくて、赤道儀のズレをワンテンポもツーテンポも遅れて追いかける形になってしまっているのかも?と思い、Defaultの70%に戻してみました。

すると、下図の最後1分間のようにオートガイドが一気に安定しました。

(下図は4分間分のオートガイドのグラフ)

はて?今までうまくオートガイドできていたのに、なぜ途中からうまくいかなくなっただろうか?

もしや、また駆動系のネジが緩んできたか?

 

お次にカメラをEOS RaからASI224MCに替えてM57 リング星雲を撮影してみました。

画角が狭すぎてステラショット2の導入補正が難渋したので、ステラショット2の「望遠鏡」タブにある微動を利用して視野の中心にM57を持ってきました。
毎度のことなのですが、ステラショット2の微動を使用すると、PHD2の動作がおかしくなります。

しかたがないのでPHD2はOFFにして、ノータッチガイドで1000カット撮影して、AutoStakkert3でスタックしました。

今までにない写りですが、、、期待したほどではなかったかも。。。

 

にしても、薄いガスが全天を覆っています。

本来なら天の川がきれいに見えるはずなのですが、空全体が白っぽいのでうっすらとしか天の川が見えません。

気合を入れて撮影という感じではないので、M13球状星団の眼視に挑戦してみました。

M57がある東の空から、M13がある西の空へ向きを変えました。

するとPHD2のガイドが再び暴れだしました。。。

あ、そういえば、西側のウェイトを外側にずらすのを忘れてました。

この赤道儀、赤経軸のバランスをとるとき、西側をほんの少し重くすると動作が安定しやすいんです。

西の空に望遠鏡を向ける場合、西側にウェイト、東側に望遠鏡が来るので、西側のウェイト側が少し重くなるようにバランスを崩してやる必要があります。

ウェイトを外側にずらしましたが、PHD2の動作が改善しませんでした。

あれ?なんで??

そうでした。

ステラショット2の微動を使用したので、いったんOnstepの基盤を再起動しないとPHD2が正常動作しないのでした。

 

最初、50mm(2インチ)アイピースでM13を観望したところ、ぼやっとしていまいちな見えっぷりでした。

はて?50㎝ニュートンでみてもこの程度?

いつだったか、50㎝ドブソニアンで見せていただいた球状星団は見事で感動したのですが。。。

28mm(2インチ)アイピースに替えてみました。

感動的でした。

粒々の星々がギュッと集まってできた球状星団が目に迫るようあ見えっぷりでした。。。

これは子どもに見せないといけない。

夏休みに家族で観望したいと思います。

 

お次に子午線を超えて西の空に入ってきたM57 リング星雲を眼視。

M57の形はよくわかるのですが、さすがに虹色には見えませんでした。

白黒なリングが見えました。

 

お次にM27アレイ星雲。

こちらも白黒。

ぼやっとした見栄えですが、なんとかアレイの形が確認できます。

 

空を見ると、なんと、ペガサスが空高く上がっているではありませんか!

もうそんな季節なんですね。

では、アンドロメダ銀河を眼視しましょうか。

と思ったら、赤道儀の駆動系の音が変化しました。

プーリーを軸に固定する六角ネジと、ピローブロックベアリングに軸を固定するイモネジが緩んでました。

5/4に締めなおしたばかりなのに。。。

今回はHOLD TITEというネジのゆるみ止めを塗布して締めなおしました。

これでどれだけもってくれるようになるか。。。

これにて空が明るくなってしまったので撤退。

この時期、3:30には空が明るいですね。

 

 

 

夜になって空を見ましたが、昨夜にもまして薄くもが広く覆っている状況。

動作チェックくらいしかできない。

やってみると、PHD2が大暴れ
再度、駆動系のチェックをしたが問題見つからず。
光軸もチェックしたが、問題なし。


PHD2の設定でBacklash compensationを有効にしたら、動きが改善した。
しかし、それでも星が円にならない。


友人が持ち合わせたMGEN-3に替えたところ、オートガイドがあっさりうまく行った。

MGEN-3、200mmのガイド鏡でよく2,500mmのニュートンをオートガイドできるものです。

MGEN-3でうまく行くのだから駆動系の問題は無さそう。

PHD2の設定の問題ということになる。

今度はまゆ星雲(IC5146)に筒を向けなおして、再びオフアキに切り替えてPHD2で再挑戦。

そしたらなぜかうまくいった。
最小移動検知量(ピクセル)を0.47からデフォルトの0.20に戻したのが効いた?

 

PHD2、うまくいったりうまくいかなかったり。

繰り返しになりますが、MGEN-3でうまくいくのだから、駆動系の問題ではないはず。

空の条件によってPHD2の最適な設定が大きく変わるということでしょうか?

 

PHD2の使い方をそろそろ真剣に勉強しないといけないように思います。

PHD2のマニュアルの日本語訳も用意されているようなので、少しずつ読んでみようと思います。

にしても、MGEN-3、設定操作ほぼなしでオートガイドしてくれる優れものです。

PHD2がいけないのか、機材の問題なのか、鑑別するためにもほしい。

発注したのですが、半導体不足で生産が滞っており、入荷目途が立たないとのこと。

今年後半には半導体の世界的な供給が追い付いてくるようなので、それを待ちたいと思います。

コメント (2)
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