猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

EOS 60Daで月を撮る

2014-02-22 20:23:41 | 天体観測

2014/02/22の月。
月齢22
EOS kiss X3で撮影。



そろそろ例によって、露出が厳しくなってきて、ノイズが気になり出す頃です。

キャノンが7,000円キャッシュバック・キャンペーンをしております。
4月の消費税アップを前に、とても魅力的なキャンペーンです。

EOS kiss X7i。
気になります。
撮影された画像を見てみました。
やはりSTMレンズの描写力が光ってます。
しかし、画像にそれほど進化を感じません。
X3と比較して、劇的に高感度に強くなったとは言いかねます。


バリアングルは魅力です。
AF9点クロスセンサー、魅力です。
でもあれ?
それって、60Daと同じです。
重量は175g軽いですが。

うーむ。。。



今更ですが、EOS 60Daは天体撮影用の特殊カメラです。
ローパスフィルターの赤外カットフィルターを、赤色散光星雲がよく写るような仕様にしてあります。
よって、赤外反射光の多い一般の被写体を撮影すると、実際より赤みがかって写ります。

僕の60Daにはさらに、人工光をカットするCLSフィルター(city light suppression filter:街灯のハロゲン光の波長を全面カットするフィルター)を普段はつけているため、通常撮影にはまったく使用できない仕様にしてあります。


CLSフィルターなしで月を撮影してみたらどうなるだろう。。。

そう思って、フィルターを外してチャンスを待ちましたが、天候などの自然環境的事情であったり、社会的事情だったり、体力が枯渇していたりで、日々が過ぎていきました。

(今更ですが、またしても新月期に曇ってしまいましたね。。。これで3ヶ月連続で新月での遠征を逃しています。。。。(T_T))

半月近く経って、やっと撮影のチャンスが訪れました。
2014/03/08 月齢6の上限の半月です。
EOS 60Daで撮影してみました。



おあつらえ向きに、月がほぼ天頂近くにある。
EOS kiss X3であれば、モニタが地面を向いてしまうので、地面に寝転んでの撮影になるところです。
ところが今回バリアングルモニタの60Daで撮影したので、超楽ちん。
なんだこの楽さ加減は。
今までの苦労は何だったんだ...。

しかも、月が普通に写ります。
つまり、月明かりには赤外反射光がほとんど含まれていないということなのでしょう。

では、問題解決か?

そうは問屋がおりません。

60Daは、kiss X3より200g近く重い。
僕の屈折式望遠鏡SD-80ALは鏡筒が樹脂製であるため、重いカメラを取り付けるとたわむんです。

今回の試みで、EOS 60Daが月撮影に使えることがわかりましたが、重量オーバーの感は否めません。
実際、60Daを取り付けたSD-80ALは大いにのけぞりました。
鏡筒がたわんだかどうかはわかりませんが、鏡筒の重心が大きくずれたことは確かです。
鏡筒と経緯台の接合部を動かせればよいのですが、そういう作りになっていません。


軽量化のためだけにEOS kiss 7iを購入するかどうか。。。
7000円キャッシュバックキャンペーン終了と、消費税増税間近。


もう一つ、手段があります。
それは経緯台を手動赤道儀に替えることです。
SD-80ALの鏡筒をビクセンアタッチメントで赤道儀に乗せ替えれば、アタッチメントの位置を変えることで鏡筒+60Daの重心を整えられます。
鏡筒にかかる負担はかなり軽減できるでしょう。

問題は・・・奥さんの説得です。
経緯台を捨てることになるでしょう。
それもなぁ。。。


悩ましい。
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2014/02/08 雪の名栗温泉「行き」

2014-02-11 09:33:01 | その他

2014/02/08の関東は、記録的な大雪になる予報でした。
そして、その日は、名栗温泉に自家用車で行く日だったんです。

うちの車は二駆です。
ノーマルタイヤです。

大雪かぁ・・・。
僕の車で行けるだろうか?
でも、この前、タイヤ・チェーンを買ったしな。
試してみたい気もする。
それに、地質調査をしていたころは、ノーマルタイヤの業務用車で雪道を走ったものだし、学生時代はノーマルタイヤのレンタカーで、何も考えずに冬の白川郷に行ってみたりしたもんだ。
(その当時、僕はスタッドレスタイヤの存在すら知らなかった)
なんとかなるだろ。

そういうわけで出発しました。

まだ路面が見えるくらいのうちはノーマルタイヤでも割と普通に走れます。
スタッドレスタイヤの方が少しマシなんでしょうけど、それでもスタッドレスタイヤがその本領をいかんなく発揮するのは-3°からだとWikipediaにも書いてあるし。






山に入る手前で樹脂製のチェーンを駆動輪にとり付けました。








ここまで特にトラブルもなく、順調に来たのですが、うーむ、本当にすごい雪です。
路面がまったく見えません。










ここまで来ると、雪が深くて、車体の床を雪にこすりつけながらの走行になりました。
うーむ、果たして宿までたどり着けるのだろうか。
連絡が入り、宿の手前の坂は、例えチェーンを巻いていても登れないかもしれないとのこと。
その場合は、その場で宿に連絡を入れるようにとのこと。




しかし、意外なほどエアちゃん(HONDA Airwave)は快適に走り続けてくれました。
対向車もほとんど来ない。
調子こいて、こんな雪道を50km/hオーバーで走ったところ、コーナーで180°スピンして、危うく壁に激突しそうになりました。
幸い無傷。
ところが駆動輪が雪にハマって空転する。
強引に空転させたら、雪からは脱出できたけど、チェーンの一部を破損。
修理しようと思いましたが、車載工具が貧弱過ぎて無理。
やむなくそのまま走行し続けました。




なんとかかんとか、宿の駐車場にたどり着けました。
(写っている車はうちのじゃないです。)




いやぁ、すごい雪ですね。
ほんとにここは埼玉県ですか?って気分になります。








雪の中の露天風呂は気持ちよかったです。




次の朝。




車が埋もれてる。。。
(うちの車ではない)





宿の方の懸命な除雪と、公共の除雪車両のおかげでなんとか家路につけたのでした。



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2014/02/02 地球照とM82とオリオン大星雲

2014-02-10 20:17:49 | 天体観測

本日は三日月。
そして、日曜日で、休日。
三日月の地球照を撮影すべく、明るいうちから待ち構えていました。
明るいので、北極星が見えない。
極軸を合わせることができません。
なので、適当に赤道儀を真北に向けました。
長時間露出をするといっても、せいぜい20秒くらいでしょうから、そんなに問題にならないだろうと踏んでいました。


三日月がみえてきました。



早速、地球照の撮影です。
撮影に用いた望遠鏡はSD-80AL、カメラはEOS kiss X3、F12.5、ISO 800、露出時間15秒



撮れたー(^o^)/

でもやはり、極軸が合ってない分だけ、像が流れています。
次回はもう少しなんとかしたい。
極軸を合わせた上で月が出てくるのを待つとなると、やはり、明け方の月になるでしょうか。
それか、前の晩のうちに極軸を合わせ、そのままの状態を維持して、次の月の出を待つか、です。
そんな贅沢な状況は、今の生活では考えにくいですが。
とにかくチャンスを待ちましょう。



で、ここからは次の課題です。
極軸合わせの練習です。
反復法は当たり外れが大き過ぎます。
古典的なドリフト法を試してみることにしました。

意外なほど簡単にまとまりました。
南天を望み、エリダヌス座(初耳)のザウラク(これまた初耳)を十字アイピースの中心にもってきました。
赤経軸を動かしてザウラクの描く直線と十字アイピースの横線を合わせます。
再びザウラクを十字アイピースの中心にもってきます。
3分待って、十字の中心の上と下のどちらにズレているかを確認します。
十字の中心の上にザウラクがいたら、軸は東に向いてますので、少し西に向けてやります。
十字の中心の下にザウラクがいたら、軸が西を向いてますので、少し東に向けてやります。
次に、西天に望遠鏡を向け・・・・。

地味で、手間がかかるように思えますが、意外と簡単にまとまりました。
極軸が整ったところで、適当にリゲルを視野の中心に導入し、3分ほど観察しましたが、視野の中心から、ほとんど動きませんでした。
感動ものでした。

そうそう。
十字アイピースですが、光害のひどい埼玉県南部であっても、十字が見えづらい。
やはり、ケチらず十字アイピースに取り付けるLED光源を購入することにしました。
十字アイピース購入時、十字アイピースの値段が6500円に対し、光源だけで5000近くするので、購入を躊躇してしまったんです。
で、今までは光源を取り付ける穴に懐中電灯を当てて、十字を浮かび上がらせてたんですが、これがなかなか面倒くさいんです。
今回、音(ね)を上げて、購入を決意しました。


さてさて、早速、M82の超新星の撮影です。
今回はどんな写りをするか。



前回よりずいぶんよい写りです。
しかし、やはり空が明る過ぎますね。
M82も天の川の元で撮影してみたいものです。
チャンスが訪れるのを待ちたいと思います。
しかし、超新星がいつまで光っていてくれるかは未知数なので。。。。


お次は、この季節定番のオリオン大星雲。
光害バリバリの埼玉県南部なんで、どんなにがんばってもたかが知れているんですけど。



まあ、こんなものでしょうかね。
ちょっと強引な画像処理をしました。

露出時間は60秒ほどです。
60秒でも若干の流れがありますが、やはり極軸が合っていると、撮影が気持ちよいですね。
光害のひどいこの場所であっても、極軸合わせの練習くらいはできます。
地道に技術を磨き、チャンスを待ちたいと思います。

コメント (2)
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2014/02/01 二日月 月齢1.2

2014-02-01 22:05:21 | 天体観測

本日は二日月の日です。

二日月自体は毎月必ずあるのですが、
(1) 太陽に近いため、日没後、1時間ほどで沈む。
(2) 細すぎてなかなか目に留まらない。
(3) 平日だとまだ勤務している人が多い時間帯にしかみれない。
(4) 地平線近くにモヤや雲があると見れない。
などの理由で、なかなか見たことのある人が少ない月です。

本日は土曜日、しかも休日だったので、思いっきり望遠鏡を構えてスタンバってました(^^)
雲がかかって、見れないかもしれないと思ったりして、やきもきしながら望遠鏡を構えて待ってました。
最初は地平線の太陽が沈んだ当たりばかり見てました。
その辺りは雲があって、何も見えません。





もうダメかと思って、半分諦めかけた頃、思ったより上空に、うっすらと月らしきものが見えてきました。
とにかく細い!
月齢1.2の月です。



いやぁ、細いですね。
小学生たちが寄ってきたので、今日の月がどういう月なのか、教えて上げました。


ついでに地球照も撮りました。





今夜の関東は残念ながら曇りです。
しかし、明日(日曜日)の夕方は晴れてくれそうです。
しかも、明日は三日月。
今日よりかなり高い位置に月が出ます。
地球照撮影の一大チャンスです!!
明日も月の出を待ってスタンバる予定です。
期待したいと思います。

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2014/02/01 M82の超新星

2014-02-01 21:47:55 | 天体観測

いつも愛読しているスタパオーナー八ヶ岳日記。
僕にでも観測できそうな超新星が現れたと書いてありました。
しかも、僕がすでに撮影したことのある銀河に現れたという。
それはつまり、これを撮影できれば、超新星の出現前後を見比べることができるということです。
撮らないわけにいかないでしょう。

しかし、当直明けでエネルギー切れでした。
どうやっても望遠鏡を担いで出かけるだけのパワーが出ない。
それどころか、次の日の土曜日夜が曇りの予報。
無念を噛み締めながら床につきました。

朝2:00に目が覚めました。
身体が重い。
しかし、少しは快復している。
行かないわけに行かないでしょう。
起きました。

いつもの近所の場所へ移動。
EQ6proのセットアップにかかります。
ところが反復法で極軸がなかなかまとまらない。
2時間を費やしてしまいました。
日の出まで間がありません。
やむなく見切り発車で撮影しました。
M82。




60秒ほどの露出なのに、ひどい流れ様です。
ちなみに去年3月に撮影したのがコレ。
(今回も前回も、使用した望遠鏡はSD-80ALです)




去年3月に撮影したときには写っていなかった星が確かに写っています。
これが超新星か。
スタパの記事によると一つの銀河で超新星が発生する頻度は2~300年に一度くらいらしい。
相当運がよかったと思うべきでしょう。
記念すべき一枚となりました。

しかし、もちろんこんなひどい写真で満足できるわけがない。
再挑戦します。

極軸合わせ、今は反復法を中心にやっていますが、時間がかかる割に報われないことが多すぎる。
やはり古典的なドリフト法に切り替えてみようかと思います。
果たして次回、極軸合わせがどうなるか。。。期待したいと思います。

あと、、、やはりファインダーなしでの天体導入は無茶です。
今回はSD-80ALでしたので問題なかったですが、重量オーバー気味のGINJIにもファイダーを取り付けて観測することを決意しました。
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2014/01/29 月齢27.7の月と地球照と明けの明星

2014-02-01 21:37:29 | 天体観測

明けの明星。



三日月状に見えます。
去年12月、夕刻に撮ったときとは反対向きの三日月状になってます。
輪郭がひどい写りなのは、地平線近くの金星を撮影したためです。
本当は月を撮影するためにカメラを構えていたのですが、あいにく月が電線に邪魔されてたので、電線の上に上がってくるまで、そのすぐ脇にあった金星を撮影してみた次第です。



月齢27.7。
新月まであと2日の月。
逆三日月。




電線のちょっと上に出て来たくらいの高さを撮影しました。
水平線に近いほど、光が通過する大気の厚さが飛躍的に増すので、このような撮影では大気の揺らぎで月は湯気を通して見ているようにユラユラして見えます。

本日も見事な地球照を肉眼で確認できました。
再び、ISO 12800で撮影。




しかし、僕が撮影したいのはこんなショボい地球照ではないんです。
地球照とは、もっと、もっと素敵な被写体なんです。
いつかモノにしたい。。。

「地球照を撮影したいので有給休暇ください。」

言ってみたいですね。。。
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2014/01/28 月齢26.7 地球照

2014-02-01 21:25:47 | 天体観測

月齢26.7の月です。
大気の揺らぎがひどく、ユラユラしていてシャープさのかけらもない画像になりました。



肉眼で地球照がしっかり見えました。
新月まであと3日なので、そろそろ地球照観測好機です。


去年の12月上旬に偶然地球照の魅力に気付いて以来、ずっと地球照を狙っているのですが、撮影のチャンスが訪れません。
本日も平日なり。
望遠鏡を赤道儀に乗っけて本格的に撮影するような状況にありません。
この撮影を終えたら、朝飯を準備して、頬張って、急いで出勤です。

苦し紛れにISO 12800で撮影してみました。




うっすらとウサギが見えます。
しかし、僕が満足できるような写真からはほど遠いものです。
チャンスはいつきてくれるでしょうか。
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