猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2012/10/22 上弦の半月

2012-10-22 19:25:54 | 天体観測

上弦の半月。




撮影できたの、たぶん初めて。
せめて満月、上弦の半月、下弦の半月くらいはコレクションに揃えたいのですが、仕事をしているとなかなかそれが叶わない。
仕事だったり、帰ってきても疲れて気力が出なかったり、曇っていたり。
天体望遠鏡を購入して2年経過、やっと撮影できました。

いやぁ、それにしてもここのところ忙しかった。
休みもまだ今月に入って1日しかないし、当直は緊急に当たりまくるし。
しまいにはめまいが止まらなくなって、業務履行不能に近い状態に陥ったり。
来月からは普通の日々に戻れる・・・・はず。

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2012/09/28~30 台風17号とその翌日

2012-10-08 20:28:42 | 沖縄

ヤンバルの森を出たのが未明の3時過ぎ。
宿に着いたのが5時くらいだったでしょうか。
少し寝て、朝飯を食い、そのあとまた少し寝てから、出発です。
まずは電波の届く場所へ。
名護へと向かいました。
台風はどうも明日沖縄に最接近する模様。
威力もなかなかです。
飛行機はというと、本日28日は飛んでいます。
しかし、満席。
明日29日は飛行機が飛ばないでしょう。
明後日30日は沖縄を通り過ぎた台風が関東に向かうので、関東への飛行機は飛ばないでしょう。
夏休み、延長が確定した瞬間でした。
早速、職場に連絡。
このままだと最悪の場合、帰るのが水曜日くらいになりそうな旨、伝えました。
自然現象が相手なので、どうにもなりません。
大手をふるって美ら海水族館へと向かったのでした。
子どもが大喜び。
魚が泳ぐのがおもしろくて仕方がない様子。
連れてきた甲斐があったというのもの。
そのあとは宜野湾でサークル仲間と会うために南に向かいました。

さすがに台風が近づいている感じバリバリになってきました。
通り雨の際、ワイパー全開にしないと前が見えない場面も。


那覇のビジネスホテルにチェックイン。
宜野湾に向かいましたが、帰宅ラッシュに巻き込まれ、宜野湾までまさか1時間以上かかるとは思ってもみませんでした。
沖縄の住人だった頃はバイクが足だったので、渋滞とか気にしたことがなかったので、この惨状を知りませんでした。
バイクなら30分かかるかかからないかなのですが。
遅刻をしつつもそこはうちなータイム。
旧交を温め、ホテルに戻り、その日は終了。

翌朝起きると風も雨も半端ない。
外の車通りもまばら。
14階建てのビジネスホテルが風で揺れる!!
テレビを見ると、ここから1kmないところで10トントラックが横転。



本当は、この日(29日)は、南部の行きつけの宿に泊まる予定だったのですが、移動が不可能。
おまけに、その宿から停電して受け入れ困難との連絡が入り、あえなく、ビジネスホテルに延泊することになったのでした。

その日は外に出るわけにも行かず、僕としたことが一日寝て過ごしました。
家にいても何かと忙しい男で、じっとしていることがない僕が、一日ゴロゴロして過ごしてました。
まあ、連日の疲れがあったというのもあります。
でも、こんなにゴロゴロしたのは(病気以外では)何年ぶりでしょうか。
ある意味、台風に感謝でした。



翌30日日曜日は快晴。
なんと、朝一番の飛行機が飛びました。
台風を迂回して追い越し、台風が関東に到着する前に成田・羽田に降り立った模様。
もちろん、満席で乗れませんでしたが。
午後の便は、台風が関東に近づくため欠航。
笑えるのは、その飛んだ朝の便は、僕が2ヶ月前に予約した便だったことです。
台風が猛烈な台風に成長したため、これはいかん!と帰りの便を一日早い便に買い替えたことが裏目に出たわけです。

15号、16号ととても足の遅い台風だったので、そのペースで考えれば、僕の判断は決して間違ってはいなかったのですが、17号は台湾手前で八重山方面に向きを変えた途端、ものすごいスピードアップをしました。
これは直前まで誰も読めなかったと思います。
ま、不可抗力とういことで。

そんなわけで、関東に帰れず、暇な日が一日できたわけです。

さて、どうしようか。

奥さんが「私、首里城にいったことない」とのたまった。
「えっ?こんなに沖縄に来てるのに?」と、僕。
思い返せば確かに普通の場所にはあまり連れて行っていないかもしれない。

首里城、僕は特別興味ないのですが、まあ、家族サービスと思って、それじゃぁ首里城へレッツゴー!

龍樋(りゅうひ)。
首里城の飲み水。
龍の彫刻は1523年に中国からもたらされたもの。
初めて見ました。

首里城に限らず、城は基本、丘の上にあるので、水の供給が常に問題となったはずです。
普通、丘の上には水はありませんから。
井戸を掘るにも低い土地よりは不利なはずです。
城を敵に囲まれたとき、水がなければ数日も保たない。
だから、城を作る丘はどこでもよいわけではなく、水の供給のある丘ということになります。
それを考えれば、首里城にも水の供給源があってしかるべきであることは自明の理ですが、その水源を見たことがありませんでした。
首里城の新たな顔をみる機会となりました。




首里城を一通りみての帰り道、那覇の展望がみれるとの看板があったのでそちらに向かいました。
こんな展望が首里城にあったとは知りませんでした。




帰り道に見かけた木の根。
これをなんと呼ぶのかは存じません。
でも、亜熱帯は表土が少なく、だから板根が発達した樹があるのでしょうから、これも薄い表土対策で樹が身につけたものなのかもしれません。




琉球大学跡の碑。
こんなものがあったのも初めて知りました。
もともとここにあったことは知識として知ってはいましたが、こうやって碑があると実感が湧きますね。




首里城から出てくると昼飯時です。
さて、何を食べよう。
奥さんが、「タコライスを食べたことがない」という。
「えっ?こんなに沖縄に連れてきてるのに?」と僕。
まあ、辺鄙な場所ばかり連れて行っているから、タコライスなんて二の次でしたから。
タコライスを食いに行きました。


さて、そのあとどうするか。
「海中道路ってあるんじゃなかったっけ?」
そう言えば連れて行ったことがなかったな。

海中道路に向かいました。
風が強く、波も立っていました。
しかし、パラグライダーの人々が大喜び。
波乗りの人々も大喜びで遊んでいました。


海の文化資料館に少し立ち寄り、その先の浜比嘉島に向かいました。
久しぶりにキノコ岩を見たいなと思ったからです。

浜比嘉島リゾートのところを通りがかったとき、「ムルク浜」の看板が目に入りました。
ムルク浜?
皆来浜?
聞いたことがありませんでした。
それどころか、こっちの方向にビーチなんてあったんだ?
知りませんでした。
行ってみないわけには行かなくなりました。
行ってみると、なかなか素敵な場所です。





キノコ岩もありました。




沖には無人島もあります。
知らなかった、浜比嘉島の沖に無人島があったなんて。
浮原島というらしいです。
自分では、ここはそこそこ知っている場所のつもりでしたが、まだまだ知らないことがたくさんあったようです。




集落の水場。
集落には必ずと言ってよいほど、このような水場があります。
それにしても、浜比嘉島リゾートの乗っかっているような小さな丘からもこんなに豊富な湧き水が出てくるんですね。







そのあと、キノコ岩スポットに行きました。
ここ、なんか、気に入ってるんです。
でも、ここに来たのはもう5年ぶりくらいかもしれません。






そのあと、僕の趣味で、久々に薮地島のジャネー洞を訪れました。
薮地島はハブがよく出ることで有名な島です。
学生時代、僕はハブに出会いたくてこの島に赴き、ジャネー洞を偶然見つけた次第です。
ジャネー洞は、6,000年から7,000年前と思われる沖縄県最古の土器が発見された住居跡だそうです。












このあと、勝連城址からの展望を楽しみました。
本当は海の文化資料館で、この日の18時から、うるま市各地の青年会が集まって、エイサーを疲労してくれる催しがあって、猛烈に行きたかったのですが、子どもの疲れも考え、那覇に向かいました。
帰る途中に、学生時代に行きつけだった定食屋により、久しぶりのゆし豆腐定食を食べました。
これで450円です。
腹一杯になります。
学生の味方です。




この日は中秋の名月でした。
知念半島の方に、月のキレイに見えるスポットがあり、そこに中秋の名月と海を撮りに行きたかったのですが、子どもの疲れを考え、泣く泣く諦めてホテルに戻りました。
ホテルに戻ると21時。
ああ、もはや今からその名月スポットに行っても、月が上がりすぎてよい写真にはなりません。
疲れもあって、寝ました。

こうして僕の2度目の夏は終わったのでした。

台風に散々かき回された夏休みでした。

来年こそは渡嘉敷島を楽しむぞ!

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2012/09/27 フクギ並木からやんばるへ

2012-10-07 12:31:46 | 沖縄


朝起きると日射しがのぞいたり雲に隠れたりの天気でした。
雲の動きが早い。
台風が近づいてくるのを感じます。

何はともあれ、ここはフクギ並木。
散歩しない手はありません。
しかも、時折日射しが出ている。
こんな幸運はない。











やっぱ、フクギ並木の木漏れ日は最高だよ。

(後日談)
家に帰って、パソコン画面でこれらの写真を見てびっくり。
面倒くさがって、絞り開放ばかりで撮影してましたが、僕の好みの写りにするには少し絞らないとダメだ。
やっぱ、三脚必須ですね。



ヤンバルへと向かいます。
今回は初めて、ヤンバルに宿を取ることに。

一番に目を付けていたやんばるくいな荘はあいにくの満室。
安田の宿は16号で集落自体が大きな被害を受けたらしく、断られてしまいました。

大型の台風16号は名護付近を通過しました。
台風のエネルギー源はやはり南からの湿った温かい風です。
風は反時計回りに台風に吹き込むわけですから、もっとも台風の威力があるのは台風の東側の風ということになります。
16号は被害が少なかった印象を持った人たちが多いと思いますが、それは台風の中心の西側にあった那覇のことであって、東側にあったヤンバルの被害は大きかったようです。
高潮も重なったため、部屋の仏壇まで水に浸かった家もあったとか。

今回は安波の集落に宿をとりましたが、そこのおばさん曰く、「やんばるは大きな被害が出て大変なのに、那覇に働きに出ている息子からは電話の一つも来なかったと嘆く人もいた。」と。
この小さな沖縄本島の内部であっても、これだけ被害に差が出ることがあるわけです。


宿に行く前に、比地大滝に向かいました。
比地の大滝は本島最大の滝です。
一度見てみたいと思いながらも、歩道が整備されており、有料だということが僕の心を害し、行ったことがありませんでした。
ところが今回は家族連れです。
しかも、2歳児付きです。
今の状況で山に入るとしたらもってこいの標的に様変わりしたわけです。
よろこんで、入り口にあたるキャンプ場へと向かいました。

と・こ・ろ・が、キャンプ場が閉鎖されている。
なんと16号で被害を受け、土砂崩れで歩道が壊れたとのこと。
復旧の見通しは立っていない。
ま、それならそれ。
歩けるところまで進み、土砂崩れの箇所は乗り越えられたら、乗り越えよう。
そう思って進もうとしたら・・・、復旧作業の人たちの車があり・・・引き返しました。

むむむ。
どこに行こう。
僕一人ならいくらでも行く場所を思いつくのですが、妻と子どもがいます。
しかも、16号による被害は思った以上の様相。
もしや今夜はいる予定の沢にさえたどり着けないかも知れない。
それは困る。
というわけで、急遽、今夜入る予定の沢までの林道が復旧しているか確認するために、森林ドライブへと予定を変更。
いつも通っていたアプローチの道を車で駆け上がると、土砂崩れで閉鎖されていました。
が、幸運にも迂回路も用意されていたため、アプローチが可能であることが判明。
安堵しました。

そこからは、東海岸へ抜けるべく、林道を流しましたが、思った以上の惨状でした。
車一台通れるように復旧されていましたが「これを夜流すのは危険だ」と思う場所が何カ所もありました。
台風16号、やはりただ者ではなかった。

さて、向かった先は・・・沖縄本島最大のオキナワウラジロガシでした。
アプローチの道は知っていたのですが、ピンポイントでウラジロガシの場所を知らず、行き着けたことがありません。
ネットでアプローチの道の記載があるページを見つけ、なおかつ、NHKで放送されたその映像から、その場所を地形図上で2ヶ所に絞り込んであったのです。
しかも、今回はFieldAccessという便利な道具まで持ってます。
2歳児がいなければたどり着ける。
しかし、ネット情報で、道の一部は「雨が降ったあとなんて危なくって歩けそうにない」とか、「両手も使わないと上り下りできない」とか書いてあります。
まあ、目標地点にたどり着けなくても、行けるところまで行ってこよう。
そういうことで向かってみました。

県道70号沿いに車を乗り捨て、尾根へ向かうダート道を歩きました。
ヒメアマガエル発見。
日本最小のカエルで、大きく育っても3cm弱ですが、この個体はなんと5mmの小物でした。




尾根にある畑にたどり着くと、奥さんがクワガタのメスを発見。





車の轍があるうちは2歳児でも問題なく歩けました。
しかし、細い小道に入り、尾根を下る辺りから厳しくなりました。
2歳児には無理。
担ぎました。
12kg程度ですが、足下の不安定な山道だと抱えながら下るのはけっこう不安定。
リュックに背負う荷物と違って、両手で抱えているし、動くし、これは危ない。
仕方がないので、沢まで降りたところで、あきらめました。

2歳の娘のヤンバル・デビュー記念を撮影。
こんなところに2歳児を連れ込むなんて無茶苦茶な父親と思うかも知れませんが、私の一存で彼女には、月明かりに照らし出されるヤンバルの森をイメージした名前が与えられているので、彼女はヤンバルに来なくてはならない運命なんです。




懐かしのリュウキュウルリモントンボがいたので、撮影しました。




さて、雨も少しパラついてきたので、安波の集落へと向かいます。
16時頃宿に着くと、向の木にから聞き覚えのある鳴き声が。
オリイオオコウモリではありませんか。





家族で安波集落内を散歩しました。
なんともノンビリした集落でした。
宿も、各部屋は独立した玄関をもっている作りなのですが、「鍵はかけてないから、適当に入ってください」と言われ、鍵を渡されもしませんでした。
予想通り、ソフトバンクは完全に圏外でした。
夕食を食べているとき、宿のテレビで台風が速度を上げていることを知りました。
あかん。
30日に帰る予定を切り上げ、29日の便を取り直したのですが、29日の便が台風に飲み込まれそうです。
これは28日の便、つまり、明日の便を取り直さねばなりませんが、あいにくここはヤンバル。
ソフトバンクは圏外です。
それよりここまで来たからにはヤンバルです。
子どものシャワーを済ませ、寝かしつけて、さて出発!

林道は僕がかつて見たことのない程の惨状だったので、森に入ったらどうなっていることかと少し心配でした。
荒れまくって、進めない事態に陥ることも考えて臨みました。

最初に迎えてくれたのは、相変わらずのヤンバルヤマナメクジ。
この個体は7~8cmということろ。
本土の感覚からするととてつもなくデカイナメクジです。



足下でぴょんぴょん跳ねる者達がいる。
だが、なかなか姿を捉えられない。
正体は、リュウキュウアカガエル。
9月も下旬だもんな。
そろそろおまえたちが尾根に出てくる頃だよな。
相変わらず神経質すぎて、まともな写真を撮らせてくれない。



ヤンバルクイナが鳴き交わしていました。
台風が近づいている割にはまだまだ風が弱い。
でも、風があるから木に登ってはいまい。
そう思っていたのですが、後日、同じ夜に樹上のヤンバルクイナを撮影している人がいて、ショック・・・。
まあ、この夜はどうせ沢を攻める以外のことをする気になれませんでしたが。
もし次の日もヤンバルに留まれるのであれば、林道を流してクイナを探したかった。


お次は、お得意様のハナサキガエルくん。
君たちに会わないとこの夜は始まらない。




日本最大のカタツムリ、ヤンバルマイマイ。
雑魚だけど、やっぱ君たちがいないとヤンバルじゃない。




いつものポイントに、期待を裏切らず、イボイモリの幼生が!
水の中なので微妙に合焦せず。




倒木がたくさんありましたが、乗り越えられないものはありませんでした。
その倒木の一つにハナサキガエルが。








ナミエガエルくん、久しぶり!




ミナミサワガニ。
一応、レッドデータブックの一員だったと思います。




おお、ヒメハブくんではないか!
君に会うのは何年ぶりだろう?




この夜は生暖かく、まるで6月か7月を思わせるような夜でした。
そのせいなのか、ナミエガエルがやたら出てきていました。

最近、RAW撮影をするようになりました。
パソコンを買い替えたことで、RAWデータの現像が可能になったことと、じゃじゃ馬のOlympus XZ-1はRAW撮影でないと使えたものではないからです。
で、愛機EOS kiss X3もRAW撮影するようになりました。

今まで、ヤンバルの沢での夜間撮影でキャノン機は使えたものではありませんでした。
なぜか知りませんが、とにかく黄かぶりがひどくて満足な撮影ができなかった。
RAW撮影すれば色温度も色かぶりも調整し放題なので、これ、この通り、思った通りの色が出ます。
難点は、撮影データ量が半端なく大きくなるということでしょうか。




ちなみに同じ被写体の、XZ-1による接写での成果は、これ。

被写体深度が違うし、焦点距離も違う、豆粒CCDとAPS-C CMOSの違いもあるかもしれない。
でも、どうみても、XZ-1に軍配があがると思いませんか?

一つに、接写と望遠撮影の違い。
臨場感を出す上で、望遠撮影が接写撮影に及ぶことはないと思ってます。

もう一つは、i.zuikoとキットレンズの差。
今回は導入に踏み切れませんでしたが、やはりLレンズの導入が必要でしょう。
キットレンズでは解像感がまるでない。
被写体深度を深く撮らなかったとはいえ、合焦している範囲もモサッとしています。
買うぞ!EF70-200mm F4 L IS !




キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
クロイワトカゲモドキ!!
沢を渡ろうとしているところに遭遇!
なんと、沢の中に孤立した岩の上に乗っていました!
次の岩までは距離があり、どうしたものかなぁ~と考えているところだったように見受けました。
なんにせよ、僕には大チャンスです!!
相手が逃げにくい状況にある!!
激写しまくりです!!!








調子に乗って撮影しまくっていたら(とはいえ、あまりフラッシュを浴びせすぎてはこいつの眼に悪いと思い、無駄がないように、一枚一枚丁寧に真剣にシャッターを切ったつもりですが)、たまらんと思ったのか、コイツ、水に飛び込みました。
「ああ、身投げをさせてしまったかΣ( ̄ロ ̄lll) ガビーン」と、一瞬思いましたが、よく見ると、こいつ、上手に泳いでます!
クロイワトカゲモドキって、泳げたのか?!
知らなかった。
貴重な夜となりました。

しかも、こいつ、付き合いのよいヤツで、泳ぎ切ったところにもしばらくいてくれました。
なので、追加で撮影。






ある程度撮影しても、満足のいく作品を撮れないことが往々にしてあります。
でも、経験的に、それ以上頑張っても、自分の希望に添う作品を撮れることは少ないです。
それは、自分の腕が足りないか、状況が、自分の思い描く作品をモノにするには適していないのだと思っています。
この時も、まだ撮り足りなかったのですが、被写体にかける負担を考え、途中で切り上げました。


通称「砂場」到着。
ここでもナミエガエルくんたちが迎えてくれました。
ナミエガエルも立派な絶滅危惧種です。
この隠れ方、見事。




なんと、10月も近いというのに、ホルストガエルが鳴いていました!
こちらもkiss X3とXZ-1の撮り比べ。

まずはXZ-1。



kiss X3




ホルストガエル、鳴いているだけならともかく、なんとなんとなんと、巣を守っていました。
僕の知識が間違っていなければ、巣を守る行動は5-7月がメインのような気がしたのですが。
季節がおかしい?
二度の大型台風で巣を流されて、こんな時期にずれ込んだ?
よくわかりませんが、巣を見れた僕はラッキーです。

蛇足ですが、この写真を見て、わかる人はわかる。
斜面を向いている時点で僕の敗北なのです。




イボイモリやリュウキュウヤマガメを求めて、丁寧に眼を凝らすのですが、なかなかみつかりません。

でも、いました!ヒメハブ!






リュウキュウハグロトンボ。
ずいぶんくたびれた個体です。
おまけに花粉?か何なのかわかりませんが、口元・眼にたくさんくっついてます。
今年は二度の台風が産卵期を襲い、産んだ卵や孵化した幼生たちの多くが流されたと思われます。
普段は、沢のそこかしこにいるトンボですが、来年はリュウキュウハグロトンボを見るのが難しいかも知れません。




沢からあがる手前にもいました!ヒメハブ!
一晩に3匹ものヒメハブに会えたのはいつ以来のことでしょう。
うれしい夜となりました。






沢から上がり、ひと休みをしていて、始めてヤンバルの森を案内してもらったときのことを思い出しました。
ここは、そのときにもひと休みをした場所なのです。
そのときも、この光景を写真に撮りました。
始めて訪れたヤンバルの森には、ずいぶん歓迎されたように感じたものですが、この夜もヤンバルに歓迎された気分になりました。
ヤンバルの森の生物密度はやっぱ、ヤバイですね(^^)
楽しい夜でした。



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2012/09/26 渡嘉敷島を離れ、本島へ。

2012-10-07 11:06:43 | 沖縄


島に来て二日目です。
天気は良好。
しかし、昨夜の内に台風は「非常に強い」から「猛烈な」に変わっていました。
中心気圧が一時的に900hPaを切りました。
半端ない大きさです。
おそらく今日中に高速船は動かなくなるだろうとの宿の人の話。
フェリーは動きそうだが、明日は微妙な感じ。
同宿の人たちはほとんどが今日、島を離れることに決めた模様。
さて、どうするか。
フェリーは16:00なので、まだ考える時間はあります。






まずは阿波連の浜辺へ。

阿波連の海で泳ぐなら、社会的事情から朝8時までと決めていました。
ところが、そこは家族行動。
あっけなくその時刻を過ぎ、浜辺についたのは9時前。
もう限定的な泳ぎしかできません。



確かに波は静かなのですが、水の透明度が悪い。
もともと阿波連の海は透明度がそんなによくなのですが、今回のはかなり悪く、正直写真にならない。
そうそうに切り上げました。
あとから宿のご主人に聞いた話ですが、阿波連の海は台風16号以来、透明度が低い状態が続いていたようです。




妻と子どもを車に乗せ、お決まりのスポットへ。
これを見てもらうために渡嘉敷にきたんです。
相変わらず美しい。






その足で次は渡嘉志久ビーチへ。



相変わらず美しい。
これを見てもらうために渡嘉敷に連れてきたんです。






ところが、過去に見たことのない海になっていました。
水がまったく透き通っていない。
前回の写真を参考にしてもらえばわかるのですが、同じ構図でも海が全然違います。
これは・・・阿波連と同じことになるかも知れない、と思いながら、再び海に入ります。
案の定、透明度が低くて写真に全くならない。
せめてウミガメと再開できまいかと90分ほど泳いだのですが、結局再開ならず。




泳ぎ終わったのが12時半頃。
さすがにそろそろ決断せねばなりません。
最新の天気図、台風情報、海をみた感じ、たぶん、明日のフェリーはギリギリ出ると、思う。
でも、微妙なのは、フェリーが16時だと言うこと。
午前中ならほぼ出ると思うが、夕方だと、出ない可能性を否定できない。
もし、明日のフェリーが出なかった場合、この夏休み中、ずっと台風の渡嘉敷島に缶詰。
まあ、もともとずっと渡嘉敷島で過ごす予定ではあったのですが。
それに、家族はともかく、僕は海に入れなくても少々の風なら山を存分に楽しめます。

しかし、15号、16号と足の遅い台風が続いていました。
最悪、一週間後もまだ船が出ない可能性がある。
つまり、夏休みの期間を過ぎても島を出られない可能性がある。
「まあ、それならそれでゆっくり休養させてもらうさ。」という考え方もある。
でも、職場に迷惑をかけるのは社会人として・・・・。

いろいろ悩んだあげく、島を離れることにしました。

はぁ。。。
この、なにもない、ただ美しいだけの島で、家族には何もしない贅沢を味わってもらい、僕はその隙に海と山を存分に楽しむはずだったのですが。。。
わずか一泊で戻ることになろうとは・・・。
無念。。。

それはさておき、沖縄本島での予定を考えねばならない。
レンタカーも宿も取り直さなければならない。
予定をすべて白紙から考えなければならない。
自分一人ならいっっっくらでも楽しむ方法があるのですが、百歩譲って妻はともかく、2歳の娘がいる。。。
これは僕にとってハードルの高いエスコートになります。
幸いというか、僕の娘だけあって、歩くことは大好きな子なのですが、2歳児に歩けるコースとなるとかなり限定されます。
さて、どうしようか。


なにはともあれ、北へ向かうことは決まっています。
沖縄本島なんですから、しかも、渡嘉敷のフィールドを逃した今、気持ち的にそれだけは動かし難い。
そして、フェリーが17時過ぎにとまりんに入る以上、行けるとしても備瀬のフクギ並木が限界でしょう。
今夜の宿はフクギ並木に決定!
あとは宿を探すのみ!
幸い、以前お世話になった古びた宿が一部屋空いてました。

フクギ並木でやりたいことがありました。
それは、夜間、薙いだ海・船・月・伊江島を一画面に納めることです。
以前、GX100で撮影したことがあるのですが、所詮コンデジです。
一眼を手にした今、撮り直してみたい気持ちがあったのです。
中秋の名月に向けて月が満ちてきています。
チャンスです。
AM1時過ぎにチャンスは訪れました。



不覚を取りました。
僕はまだまだ自分のレンズを使いこなせていない。
つーか、使い込む余裕がない。

夜間です。
伊江島にピントを合わせます。
「無限遠で良いだろう。」
根拠のない自信を持って、マニュアルフォーカスで無限遠に設定して撮影しました。
すべての作品がピンボケ写真になりました。
あんなに一生懸命撮影したのに。

下の写真は前回2009/07/07にコンデジGX100で撮影したものです。
ノイズが気になります。
やはり一眼でキレイに撮り直したい!
でも、今回の海はさすがにちょっと波立っていますね。
どのみち希望の写真は無理な状況だったのでしょう。
次の機会を待ちます。



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2012/09/25 渡嘉敷

2012-10-07 09:30:13 | 沖縄

今年2回目の夏休みです。

夏休み直前の13日間に5回の24~36時間勤務がありましたが、青息吐息で乗り越え、やっとたどり着きました。

今回は渡嘉敷島行きです。

今回のメインターゲットは、渡嘉敷島のハブです。
そのほか、マダラトカゲモドキ、渡嘉敷島のリュウキュウヤマガメ、イボイモリ、渡嘉敷の海亀との再開、家族に渡嘉敷島の美しい浜辺を楽しんでもらう、などがあります。



Protobothrops flavoviridis
ハブの学名です。
flavoとはラテン語で黄色、viridiは緑の意味。
つまり、黄緑色の蛇ということです。

確かに、ハブをよく見ると、黄色にわずかに緑が入っている個体がいる。
でも「ハブは黄色い」。
これがもっとも一般的なイメージではないでしょうか?


渡嘉敷には黄緑色のハブがいるんです。
ハブの学名は渡嘉敷島の個体に対してつけられた?みたいな話を聞きますが、ハブの多くは実際には黄色いのです。
いったい誰がハブの学名を付けたのか?
ハブをたくさん見る前に名付けてしまったということなのか?!
いずれ調べてみれればと思います。


フィリピン沖に非常に強い台風17号が発生していました。
出発の段階ではコースが定まっておらず、台湾を抜けるのか、沖縄に向かってくるのかわかりません。
しかし、どうなろうとも行くぞ、沖縄!

成田空港前で前泊。
25日朝Yahoo!の波予測をチェックすると、非常に強い台風の影響で早速高めです。
渡嘉敷村のホームページで高速船、フェリーが動いていることを確認したものの、今ひとつ心配でした。
25日朝7:45の便で出発。


飛行機が沖縄本島南部に入り、米軍の管制空域を避け、低い高度で那覇空港にアプローチする段になり、海を見ると白波が立っています。
果たして高速船は動いているのか?
不安がよぎります。
那覇空港に11時過ぎに到着。
念のため電話で高速船が動いていることを確認。
昼飯に向かいます。
向かった先は与那原家2。
タクシーの運ちゃんに、「空港の客に与那原家2に行ってくれなんて言われたの初めてだよ。」と言われ、しばし沖縄そば談義をしつつ、与那原家2に到着。
天気はよいのですが、風が強い。
まだフィリピン沖だというのに、今回の台風、やばそうです。
今年はとにかく巨大な台風が多いです。
温暖化の影響でしょうか。




メインプレイスでお土産のまとめ買いをして、速攻、宅急便で自宅に送り返し、心おきなくとまりんへ。
マリンライナー渡嘉敷の待合いのプレハブは出航1時間前にならないと開かないらしく、やむなく隣の泊ふ頭北岸船客待合所で待つことに。
待合所には船を待つ人たちと一緒に、地元の若者がたむろしていて、中には床で寝ころんでいる人も。
壁には「床に寝ないでください」「待合所のコンセントで携帯を充電しないでください」の張り紙が。
一日数便の船が来るとき以外、放置系の待合所なので、そういう人々が出現するのでしょう。


マリンライナー渡嘉敷は、案の定、揺れました。

渡嘉敷到着後、レンタカーに飛び乗り、阿波連の集落へ。
今回お世話になる宿にチェックインし、早速浜辺へ。

阿波連の集落は島の南西部にあるので台風の風と波の島影になっているため、静かなものでした。
これなら海も楽しめるかもしれない。





日が暮れました。
宿で夕食を食べました。
他の宿泊客の話題はやはり台風17号に集中していました。
子どもにシャワーを浴びさせて寝かしつけ、さて、本番です。

とはいえ、初日の移動で僕も疲れています。
昼間に下見をしているわけでもないので、今夜は前回マダラトカゲモドキに出会った山道を再度訪れることに。
向かうと、なんと林道の入り口が閉鎖されていました。
台風16号で道が崩れた模様。
位置を確認すると、目的とする山道の付近。近くまで車でアプローチして、そこから歩けばよいか。
閉鎖のコーンとつっかえ棒を外し、車を進めます。

進んでいくと蛇の影が!
アカマタです。
まだ小振り。
前回渡嘉敷を訪れた際は大きなアカマタに出会いました。
渡嘉敷島はハブだけでなく、アカマタもたくさんいる島なんですね。




今回のフィールドには楽しみな新兵器を導入して臨みました。
iPhoneアプリ、FieldAccessです。
SoftbankのiPhoneは確かに便利なのですが、「特に」沖縄では電波の入りが悪く、ヤンバルや離島では使い物になりません。
電波の届く場所でデータを予め読み込んでから臨むのですが、不便なことこの上ない。
その点、このFieldAccess、インターネットから読み込んだキャッシュを保存しておくことが出来る!
つまり、欲しいデータを予め読み込んでおけば、電波が届かないところで読み込んだ地形図を見れるのです!
しかも、うれしいことにiPhoneのGPS機能で自分の位置を教えてくれる!!
平坦な関東平野では、誤差10m以内に自分の位置を落としてくれることを確認してあります。
山の中ではどの程度使い物になるか楽しみ!
例えGPSが使い物にならなくても、とにかく、地形図を読むことが出来るのです。
紙地形図だと、ポケットから出して、紙を広げて、懐中電灯で照らさなければならないところ、ポケットから出せばよいだけなのですからそれだけでも利便性が向上します。



進むと路肩が崩れていました。
でも、借りた軽自動車であれば余裕で脇を通り抜けられました。

山道にたどり着き、歩き始めて5分。
いました!
マダラトカゲモドキ!
渡嘉敷島、阿嘉島、渡名喜島、(伊平屋島)にいるトカゲモドキです。



次々に出てきてくれるのですが、なかなかまともな絵にならない。
僕の腕がなまっているのを感じました。
それはそうです。
普段、こんな写真を撮る機会、まず無いのですから。






こんな小さな個体にも出会えました。
体調3cmほど。
ここまで小さいと、クロイワトカゲモドキなのか、マダラトカゲモドキなのか、見分けづらいかも知れません。






リュウキュウカジカガエル。
水辺を離れると、なんか雰囲気が地味になります。




アダンの実のところにいた(ミナミ?)ヤモリ。
アダンの熟した実の甘い香りに呼び寄せられた虫たちを食べにやってきたのでしょう。
残念ながら、ヤシガニの気配はしませんでした。




この夜は、残念ながらハブには出会えませんでした。
山道だったので、そんなに期待はしていませんでしたが。
会いたければやはり夜の沢を攻めるべきでしょう。
明日、日中に沢を下見して、夜に入る予定です。
楽しみです。

ちなみに宿のおばちゃんは、この島に住んでハブを見たのは1回きりだとのこと。
両生類爬虫類屋さんの間では、渡嘉敷島はハブだらけのイメージですが、人間の住む場所にはあまり進出していない模様。

コメント
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