猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2016/01/09 秩父へ。M13、M31、M42、M81、M82、M101、しし座のトリプレット

2016-01-31 18:50:06 | 天体観測

今年初めての新月です。

行きます。

GPVをみて、行き先を秩父に決定。

秩父の星見の名所に向かいました。

この日はよく忘れ物をしました。
電熱ジャケットの手作り予備電池が断線したので作り直したのですが、電熱ジャケットを忘れてきました。
モンベルのローガンダウンを持ってきたが、電熱ジャケットなしで大丈夫だろうか?

さらに、バイク用の防寒ズボンを忘れました。
これはたまりません。
やむなくワークマンで防寒ズボンを買いました。
内側がアルミ蒸着されているので、断熱性はよさそう。
こいつを車の中に常備しよう。

初陣の防寒靴は持ってきました。

現地に近づいても、アスファルトがしっかりそのまま出ている。
凍結もなし。
去年は雪で完全にアイスバーンとなっていましたが。。。


現地につくと、激混み。

星見の名所ですが、もともとそれほど広くありません。
それなのに車がすでに10台以上。

北極星が見える場所をなんとか確保せねば。

なんとかゲットできました。

さてスバル。
撮影できないことはないが、前と同じ轍を踏みたくない。

それより12月のワンショットで写りが見事だったことに驚かされたアンドロメダ銀河M31を写してみたい。
試し撮りをすると、ISO 6400と60秒露出で、やはり見事な写りです。
焦点距離1000mmのGINJI-250FNでM31を9カットに分割して撮影し、パノラマ合成でつなぎ合わせました。
ワンカット4枚程度、合計40枚を合成してあります。



なかなかですが、もう少し露出時間を長くした方がよさげな感じがします。
ただ、このときは薄靄(もや)がかかったり、途中から高度が低くなって町灯りをくらったりで、あまり余裕がなかったんです。
状況が変化するに連れて背景色が変わるので、それを統一するための画像処理をしてから合成するのはけっこうな手間でした。


M31が沈んでゆくと、それを追って、オリオン大星雲M42も傾いてゆく。
前回撮影してあるものの、EOS 60Daでも撮ってみたい。
やってみました。



ところが、撮影している最中に、オリオン大星雲が木の枝の影に入ってしまったんです。
望遠鏡をセットアップする場所を誤りました。。。
やはりなぜか6Dより60Daの方が繊細な絵のように思います。




これはなかなか見事。
前回よりよい写りです。

お次ぎはM81, M82



風がほとんどない夜だったため、過去最高によい写りでした。

ここで夜空が明るくなってきました。
市民薄明も過ぎました。
でも、まだ撮りたい。

明るい天体。
M13球状星団!



見事な写り!
では続いてPENTAX Qで!
と思ったら、K mount adapter for Qを忘れてしまったために、最高2秒までしか露出できない!



まだ撮り足りない。

ダメ元でくらい獅子座のトリプレットを狙ってみました。
一枚撮りです。



おぉ!写るではないか。
さらに空が明るくなり、以後の写真は背景が水色になってしまって、限界でした。
次回は真剣に撮影してみよう!

今から撮影するとしたら残るは惑星ぐらいです。
が、僕も力尽きました。

この夜はとにかく風が静かでした。
ありがたかった。

次の撮影の機会がいつになるかわかりません。
未練たらしい撤収になりました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016/01/03 今年初の遠征 栃木へ オリオン大星雲とスバル

2016-01-19 20:35:36 | 天体観測

十二月の中旬に慢性副鼻腔炎の手術をしました。

今まで、鼻風邪をひくと鼻閉がひどくて、頭がぼーっとしたり、数週間微熱が続いたりと散々でした。


鼻風邪をひいていなくても、鼻の通りが常時悪いので、基本的に口呼吸でした。
就寝中も口呼吸。
夏はいいのですが、空気が乾燥する冬は、毎朝起きると舌がカピカピに乾いている。
ひどいとノドまでカラカラに乾いている。

これをやると風邪を引きやすいんです。
そして、治りが悪い。


これと一生付き合っていくのはイヤだったので、手術に踏み切りました。


数十年前は、出血量も多く、2~3ヶ月の入院が必要な手術だったそうです。
それが技術の進歩で、カメラで手術ができる時代になり、基本3泊4日でできるようになったとのこと。
ありがたや。


退院してからもしばらくは体調が持ち上がらない。
2週間ほど微熱が続きました。
なんせ、炎症のもとが鼻ですから。
しかも、味覚がなくなった。
嗅覚と味覚は近い関係にあるそうで、よくある合併症らしい。






正月休みになりました。

ゆっくりできるかというと、そんなことはない。

正月休みほど忙しい休みはない。
これ、世のパパたちの常?


嫁さんの実家に顔を出し、それから僕の実家に顔を出そうと思ったら、えらいことです。

嫁さんの実家は高速道路を飛ばして3時間ほどです。

僕の実家は、高速道路を使おうが、下道でいこうが約2時間かかります。

二つの実家は、離れています。


仕事始めは1月2日。

まずは嫁さんの実家に行きました。
滅多に顔を出せないこともあり、2泊して、元旦に家に戻りました。



1月2日から1月3日にかけて24時間ほど仕事をして、あわよくば1月4日に僕の実家へ顔を出そうか、と予定しました。



でも、これじゃぁ、自分の時間が全然ないじゃぁないですか。

もう丸一年間近く、まともな天体撮影をしていません。

やりたいこと、やりたいじゃないですか。


1月3日の昼頃に帰宅しました。
山に行くと妻に伝えました。


遠征先は栃木。


そろそろスバルの旬が過ぎようとしています。


栃木の観測地は標高1000mほど。
現地に到着すると、とてもよい天気。
しかも、雪がまったくない。
去年の1月はけっこうなアイスバーンでした。

ただ、、、、風が、、、、なかなかやまない。


スバルが天頂付近にあります。
いい感じです。
いい露出を探します。
ISO 6400で4分間ほどがいい感じです。

カメラはEOS 6D。
ISO 6400は十分使い物になります。


GINJI-250FN, ISO 6400, 240秒


なんだ?この周辺減光は??

全周性にある。
望遠鏡の問題なら、長い辺の周辺減光が短い辺の両方に出るのはなぜ???
しかも、下の辺が一番濃く出ているようにも見える。



まあ、周辺減光のひどい部分は除いて、残りをモザイク合成でつなぎ合わせればよいか。


しかし、風がやまない。


合計で128分間露出して、使い物になるのは12分間だけでした。
ワンカット240秒間のあいだ、風におとなしくしていろと言うのが無理な夜でした。


じゃあ、どれくらいなら風さんはおとなしくしていてくれたのかというと、60秒くらいなら、おとなしくしてくれそうでした。

目の前にはオリオン大星雲が空高く上がってました。


オリオン大星雲に浮気しました。。。

オリオン大星雲なら明るいので、60秒露出でけっこう写ります。

ISO 6400、60秒露出、8カットくらい?をモザイク合成。
各カットは4枚コンポジット。
合計30分強の露出です。




やっとオリオン大星雲とランニングマンをワンカットに収めることが出来ました。
長かったなぁ。
でも、やはり60Daとは写りが違いますね。
赤みが少なく、白っぽい写りです。
それに、どことなく精細感を欠きます。

でもまあ、このワンカットがなかったら、この夜は収穫がほとんどなかったわけですから、感謝感謝。

幸先がよい年始めとなりました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする