猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

マイホーム取得を振り返る 運動環境が整っていることが望ましい

2021-07-30 10:38:42 | マイホーム

マイホームに移住して3年間が経ちました。
振り返ってみて、良かったことがあります。
それは、近所によいランニングコースがあることです。

加齢とともに、肉体は衰えます。
これは必然です。

マイホームがバリアフリーという家はほとんど皆無でしょう。
多くのマイホームでは、玄関のドアまでのアプローチがスロープということはなく、段差があります。
玄関に入れば上がり框(かまち)が待ち受けています。
廊下は車椅子を使用するには狭いでしょう。また、廊下に手摺りはないでしょう。
2階への階段は傾斜が急で狭く、エレベーターを備えた家はほぼ皆無でしょう。
風呂がそのまま老後も使えるようになっている家ばかりでもないでしょう。

「何を言っているんだ?」
と思いましたか?
今は何の障害にも感じないそれらの構造物全てが、老後、牙を剥きます。
老夫婦世帯で、2階をほとんど使用していない世帯は珍しくないでしょう。
例え、若い頃と同じ生活をしているように見えても、2階に上がるのが若い頃と比較して億劫になっていることは間違いないし、段差で転倒し、骨折するリスクを常に抱えています。
2階のベランダを洗濯物を干すのに使っていたが、年老いた奥さんが階段で転んで骨折して入院した、というのはよくある話ですし、下手をすると骨折を機にマイホームで生活できなくなるケースがあります。
今は当たり前としている日常生活動作が保たれなくなった時が、マイホームとお別れする時なのです。
その日を1日でも先延ばししたいではないですか。


僕は個人的に、40歳を超えたら運動習慣は義務だと思ってます。
筋トレと有酸素運動がその柱になります。

筋トレは自重による負荷が基本なので、自宅で十分できます。
筋トレマシーンを使わなくても、加齢性変化に抵抗することを目的とする必要十分な筋トレが、自宅でできます。

有酸素運動は自宅で完結することが難しいと思います。
自宅にランニングマシーンを持っている人は少ないでしょう。
フィットネスバイクもしかり。
ランニング・マシーンやフィットネスバイクを持っている人たちも、時間のあるときは外に走りに行ったり、実際にサイクリングできた方が楽しいでしょう。

マイホームの外に運動環境が必要なのです。
それは近ければ近いほどいい。



マイホーム探しの過程で、いつも通っていたスポーツセンターが徒歩圏内の物件もみて回りました。
そのうち一軒は、なんとスポーツセンターのすぐ脇でした。
その家なら、スポーツセンターの営業時間内であれば、いつでも通える。
なんて素敵な環境。
その頃、僕はプールがメインでしたが、頻繁に通えるならスポーツセンター内の筋トレジムにも通いたいところでした。
この物件、いろいろ他の条件が合わなくて、やめました。

そのスポーツセンターは、住んでいたアパートから車で10分程度でした。
割と近いですが、やはり車の運転をしての移動は気を使います。
通勤もそうですが、徒歩が一番楽
スポーツセンターまでが、1km以内で平地なら、自転車でもかまわないですが。

前のアパート周囲は、道が狭くて歩道がなく、ランニングするにもかなり気を使いました。
それに、公道をランニングするのって、車や自転車・歩行者にとても気を使います。

マイホームに住み始めて、すぐにランニングを始めたわけではありません。
仕事に忙殺されていました。
別の記事(「肉体の加齢と向き合う」)で書きましたが、40代後半に入って、明らかに体力が落ちてきたのを感じ、なおかつ、エンドレスな仕事の前にものすごい閉塞感を感じ、「このままでは体力が落ちる一方だ」「何かしなくては」との思いに駆られ、走り始めました。

最初は近所を走っていたのですが、やはり公道は自動車・自転車・歩行者に気を使います。
思うように走れない。

で、近所(1km以内)に大きな池があるので、そこに走りに行ってみたのです。

池はこんな感じです。
一周2.8km。
視界がひらけているので、とても開放的な気分になります。
住宅街を走るときのような閉塞感はありません。



路面は小さな砂利ですが、ローラーでよく押し固められてあります。
運動公園にあるようなコルクを敷き詰めたランニングコースには劣ります。



散歩をする人がそこそこいますが、早朝や夕暮れなど、時間を外せば人数は少ないです。

難点を挙げるとすれば、街灯がないので、月が上がってない夜に走るときは、足元がほとんど見えません。
しかし、年に一回、道をしっかり重機(ローラー)を使って馴らしてくれているので、若干スピードを落とせば、転ぶほどではありません。




月夜は割と足元がしっかり見えたりします。




有酸素運動は、週末だけでは厳しいです。
週末にしっかり鍛えても、次の週末にはほんの少ししか成果を引き継げない。
効率が悪い。
しかも、僕のように(代休がないことを前提に)週末に仕事が入ることもありますし、家族サービスやその他の行事で週末に運動できないこともあるでしょう。
1つ週末を飛ばすと、2週間、間があいてしまいます。

ランニングをしていて、中3日間、間があくと、ダメージがでかいと感じます。

以前、僕はプール通いをしていました。
五十肩を発症してからクロールができなくなり、やめました。
水泳はとても気に入ってましたが、気になっていた点を列挙すると、以下のようになります。

・営業時間に縛られる。
・プール利用者が多すぎる夏は、泳ぎづらい。
・泳ぎ続けていれば、必ず速い人が僕の後ろに追いついてくるので、気を使う。
・プールに行くのに気合が必要。(自動車運転)
・平日の夜は混むので、駐車場が見つからないとイライラする。
・利用料金がかかる。
・気をつけないと、腰回り・脚まわりの鍛え方が不十分になる(ぶっちゃけ、上半身は鍛える必要がありません。老後の日常生活動作を左右するのは下半身の筋肉なのです)

プールに通い続けるためには、これらを乗り越えないといけません。

サイクリングもいいのですが、平日にもやっている人を僕は知りません。
それにサイクリングの場合、住宅街だとランニング以上に厳しいように思います。
サイクリング・コースが必要に思います。
過去の僕みたいに、日々の通勤で往復30kmほど(110分間程度)、サイクリングしていればいいという話もありますが。

縄跳びも有酸素運動として優れているようです。
ボクサーも基礎トレーニングに縄跳びをしますしね。
縄跳びなら場所を取らないですね。

ランニング、水泳、サイクリング、縄跳びなど、継続するにあたって、それぞれ長所と短所があります。
一つに拘らず、柔軟に使い分けるのも手かと思います。
例えば、梅雨でなかなかランニングができないときはプールに行く、など。

いずれにせよ、マイホームは今後の人生の大半を過ごす場所です。
マイホームは、肉体をより良い状態に保つための場でもある、ということです。
運動できる環境が整っていることが望ましい。

マイホーム選びの際、そこに住んだ場合、運動環境があるかどうか、ぜひご考慮ください。


(しかし、現実問題として、厳しい場合が少なくないですよね。。。)




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以下、蛇足です。

2021年現在、僕はランニングをしています。

誰でも、いつからでも、始められるランニングですが、気をつけなければならないこともあります。
40歳を越した肉体に、ランニングは時として凶器となる、ということです。

若い頃は、久しぶりに走っても、息が切れるだけ。
せいぜい、準備運動を怠って、足がつるくらい。

10年以上、習慣的に運動をしてこなかった40歳越えの肉体が、なんの準備もなく走ると、

・腰を痛める
・股関節を痛める
・膝を痛める
・腸脛靭帯炎を起こす

腰回り、足回り、各所を痛めます。
一度痛めると回復に1週間くらいかかったりします。

ご自分の肉体を振り返ってみてください。
20歳のときと、今、同じ体重をしてましたか?
大腿四頭筋の筋肉量のピークは20歳頃と言われています。

体重だけ10kgくらい増えて、腰回り・脚まわりの筋肉が落ちているということはありませんか?
10kgといえば、2Lペットボトル5本分です。

今のあなたは、20歳の時のあなたが2Lペットボトルを5本以上!担いで走るよりも(筋肉が減っている分)不利な状態なのかもしれないのです。

走るにあたって、まずはスクワットによる下肢・腰回りの筋肉量アップに最低2ヶ月は努めてください。
可能なら、20歳の時の体重プラス5kg以内に減量しましょう。

人生は常々戦いだ。
コメント (2)
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太陽光発電 3年目の途中経過報告

2021-07-22 12:06:08 | マイホーム

マイホームに移り住んで3年が経過しました。
太陽光発電もほぼ、3年が経過しました。

果たしてその後、イン・アウトバランスはどうなっているのか。



これが現状のようです。

この3年間の発電量が6,457kWh。
業者の予想では、年間発電量が2357kWh、つまり3年に直すと7,071kWh。
やはり現実は甘くないですね。

売電額が26円/kWh
買電額が25.8円/kWh (日中の買電額です。夜間は17.78円/kWh)

買電額、こんなに高かったでしたっけ?
以前はもう少し安かったような。
契約は東京電力のスマートライフプランです。

つまり、売電額も買電額もほぼ同額。
これは計算が楽だ。

以下、イン・アウトの概算。
売電額も買電額も26円とします。
この3年間の太陽光発電をお金に換算すると、
6,457kW×26円=16万7千882円

売電額は、3,936kW×26円=10万2千336円

これが10年間続くと仮定すると、それぞれ3.3倍して、発電量の額が55万4千10円、買電額が33万7千708円。
その差額は、太陽光発電した電力のうち、我が家で消費した電力量の金額、つまり東京電力から買い取るはずだった電力量、さらに別の言い方をすると、浮いた電気料金ということになります。
それが21万6千302円。

固定価格買取制度終了後の10年間を考えます。
固定価格買取制度終了後、買取価格が8.5円/kWhに大暴落。
東京電力からの買電額は現在よりおそらくもっと上がるでしょうけど、現状と同じ26円/kWhと仮定しました。

固定価格買取制度終了後の10年間の発電量を最初の10年間と同じ6,457kW×3.3=213,081kWhと仮定。
売電額が、3,936kW×3.3×8.5=11万404円
太陽光発電で浮く電気代が21万6千302円。
合計32万6千706円の収入に相当する効果が期待できることになります。

太陽光発電を初めて20年間で88万円相当の収入が期待できる計算になります。

設置費用が66万円。
差額が22万円。

太陽光パネル設置後20年間で22万円の儲け?

もちろん、こんなに甘い話ではありません。

屋根の塗装をする際、もしも太陽光パネルを外して作業する場合は、20万円は余計にかかりそうです。

<参考記事> 必見!太陽光パネルを設置した屋根を塗装する際の注意点

さらにパワーコンディショナーの交換費用も考えなければなりません。
パワコンの交換費用は一般に20万円程度と言われているよう。

<参考記事>パワコンの寿命と交換費用は?


それ以外の要素も考えなくてはなりません。

太陽光パネルの発電効率は時間経過とともに下がります。
25年前のもので、元の性能の90%程度を維持しているとのこと。

参照記事<30年以上稼働?!太陽光発電(ソーラーパネル)の寿命・耐用年数

20年後、私がフルタイムで働いていない可能性があります。
その場合、在宅時間が長くなる分、在宅で消費する電力量が増えるので、売電額が減り、日中に浮く電気代がそれ以上に増加する可能性があります。

総合的に考えると、最初の20年間で20-30万円のマイナスバランスになりそうです。

うーむ。
2kWhと平均よりかなり少なめの発電能力であることが不利に働いていると思われます。
平均的な3kWhだと、だいぶ計算が違ってくるのでしょう。
3kWhの太陽光発電能力だったとしても、プラスバランス、つまり「得をするのは結構ハードルが高い」と思った方がいいかもしれません。
プラスマイナスゼロくらいに思っておいた方が良さそう。

でもまあ、電力供給が途切れた場合の非常用電源としての安心感があります。
再生可能エネルギー普及の一翼を担っている満足感があります。
毎年1万5千円ほど、社会のために寄付していると思えば納得できます。
何より、太陽光発電したい!という僕の思いがありますので、これくらいの出費はよしとします。
コメント (2)
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