猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

EOS R8は天体撮影に向かない

2024-07-05 21:31:46 | カメラ
EOS R8を購入しました。
学会発表の準備でストレスを溜めまくり、キャッシュバックキャンペーンに唆され、ポチりました。
キャッシュバックの分を計算に入れて、19万円ほどでした。

EOS R8、画素数を2420万画素に落として、高感度を常用ISO 102400まで引き上げています。
ちなみにRa3030万画素常用ISO 40000です。
同じフルサイズですが、一つ一つの素子を大きくしている。
映像エンジンもDIGIC 8からDIGIC Xになって、ノイズ処理はより進歩していると思われます。

このR8、なかなかの曲者でした。
まず、SAMYANGのXP 14mm F2.4が使えませんでした。
撮影するとフリーズする。
他社のカメラレンズについては「EOS R8で動作しますよ!」と謳ってない限り、使ってはダメなようです。

次に、普通にTリング経由で望遠鏡で撮影を試みましたが、これまた撮影できませんでした
動作がおかしい。
撮影動作はするのですが、フリーズして、画像が保存されない。

天体撮影するためには、電子接点がないレンズで撮影するための設定が必要であることが判明しました。
◆EOS R8|C.Fn4|レンズなしレリーズ
https://cam.start.canon/ja/C013/manual/html/UG-09_Custom_0030.html

今までのEOS一眼レフ機、そんな設定必要なかったやん!
ミラーレスのRaもそんな設定、必要なかったやん!
などと言ってもなんの足しにもなりません。
素直に従うしかありません。
ごく一般的なEOS R8ユーザーはこんなことで悩まされません。

SAMYANG XP14mm F2.4ですが、電子接点がないマウントアダプターを入手することで絞り開放でのみ、撮影ができるようになりました。


まずはM57リング星雲のR8とRaの撮り比べ。
まずはEOS R8から。
ISO 3200、25sec


等倍。
Hα領域が映らないのは知ってました。
しかし、いざ映らないとなるとなかなかの違和感ですね。

RaによるM57も載せておきます。

等倍。
いつも見慣れているM57です。


赤が出ないのはともかく、ISO 3200、25secではEOS R8のメリットがない。
Raで十分です。

感度をガンガンに上げて、どれだけ使えるかどうかが問題なのです。
常用ISO 102400を謳っているEOS R8の高感度画質に期待して購入したのですから。

その結果は、、、

ISO 25600, 10sec

ISO 25600, 20sec

ISO 25600, 40sec


絶句。
マジですか???
2012年発売のEOS 6Dの方がまだ良くね?

ISO 12800が十分実践レベル、ISO 25600も60秒程度まで使えて、ISO 51200も15秒程度まで使い物になるんじゃないかと期待してました。

あまりの絶望で、ISO 51200は試しもせず、Raと交代させたのでした。。。

ちなみに写真は、前回、光軸調整が不完全に終わったのままの状態の巨大ニュートン(f=2475, F5) で撮影したものです。
星像、悪くはない、というか、僕にとって十分合格レベルです。
そうは言っても、一応、もう一度光軸調整するのですが。。。


2024/07/21追記
キャノンお客様相談センターにこの件につき、問い合わせました。
相談センターでは回答しかねるとのことで、関連部門に元画像の送付を依頼され、送付した。
その後、返信があり、

本件ですが、製品実力であると判断いたします。
実写テストを行いましたが、類似のノイズが確認出来ました。

とのことでした。
少なくとも夏場での天体撮影に、R8は向かないということで間違いないようです。
あとは氷点下の冬場にどれだけ使えるか、ですね。

仕方がないので、R8は全く予定外でしたが、日中の撮影に使っていこうと思います。
子どもの部活の試合に持ち出したところ、動きものに関して、かつてない歩留でいい写真が撮れました。
連写していて、1枚1枚でオートフォーカスが機能しているように感じます。
連写していて、全ての画像でピントが合っていることがある。
EOS  6Dではあり得なかったことです。
あとは、日中に撮影する時間の確保でしょうか。。。
コメント (4)
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2016/07/09 EOS 60Da 冷却装置 自作

2016-07-09 23:47:15 | カメラ

天体撮影に行けていないくせに、冷却CCDが欲しくなってきました。

僕にとって魅力的なのは、とにかくノイズに強く、光害に強いことです。
しかし、ちょっと欲しいなぁと思うヤツは100万円とかします。
安いヤツでも50万とか、普通にします。

常識人が手を出すシロモノではないのです。

で、冷却CCDに手を出す前に、自分のカメラの冷却化ができないかな?と。

ネットで調べていて、ペルチェ素子というモノに出会いました。
冷蔵庫の冷却装置などに使われているシロモノらしい。

原理としては、電気の力で片側の熱を、もう片側に移動させる素子らしい。
逆に、ペルチェ素子の片側を冷却して、もう片側を熱すると、発電できるらしい。

ほう。
そんなシロモノが世にはあったか。


購入したのは、ペルチェ素子(20mm×20mm, 5V, 3A)、ヒートシンク(40mm×40mm)、パソコン冷却用のUSBファン(40mm×40mm)、スマホ充電用USBケーブル(100円ショップで購入)。
計 2,500円ほどなり。


まず、ペルチェ素子の電線とUSBケーブルの電線をハンダでつなぎます。
これでUSB電源に刺すと、一瞬でペルチェ素子の片側が冷たくなり、もう片側が熱くなりました!
ビックリするくらい一瞬の出来事でした。
冷たい面はアッという間に結露しました。
もう片側は、火傷するくらい熱くなりました。




次に、熱くなる側にヒートシンクを熱伝導両面テープで貼付けます。




最後に、USBファンをヒートシンクに固定します。
強度的に微妙ですが、アロンアルファでくっつけました。







出来上がった冷却装置をEOS 60Daに取り付けたところ。
取り付けは、輪ゴム2本で固定しました。
向きを変えても押し付けられた状態には変わりませんが、若干位置がズレます。
セロハンテープで軽く固定してやればよいと思います。





後は実践投入のみですが、心配なのはUSBケーブルの長さがちょっと足りなさそうだということ。
USB延長ケーブルが必要かもしれない。
あとは電源の問題です。
キンキンに冷却してくれるのはうれしいのですが、相当エネルギーを消費してくれそうです。
もう一つ大型リチウムバッテリーを購入せねばならないかもしれない。

さてさて、どうなることやら。
次の観測が楽しみです。


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2015/04/26 PENTAX Q7で近所を散歩

2015-04-26 17:51:40 | カメラ

PENTAX Q7、買ってしまいました。
ダブルズームキットが3万円を切ったので、ポチッとな、してしまいました。
当初はタムロン90mm Macroで使う予定でした。
あとは、天体撮影に使う予定で手に入れました。
画角がフルサイズの4.5倍となると、どんな写りをするのか試してみたい。
もっとも、PENTAX Qシリーズには、ISO 1600とシャッター速度30秒という、厳しい制限があるので、球状星団撮影とかにしか使えないでしょうけど。

Q7を手にしてみて、ちょっと心が動きました。
おもちゃのようなカメラですが、ちゃんとカメラです。
もっていてうきうきする。
Qマウントレンズの01 Standard primeはコンデジ離れした写りをすると言う。
どんな写りか試してみたい。
ついでに03 fish eyeも買ってしまえ。
対角方向に173度の範囲が写るという。
楽しそう。


ウエストがキツくなった背広を買い替えに行ったついでに、近所を散歩してきました。

まだ春の香りがします。
Q7 + 01 Standard prime (39mm相当の画角)



同じ構図をEOS kiss X3 + EF 50mm F1.8で。(80mm相当の画角)


うーむ、パソコンで元画像を見比べてみて、パッと見、どちらがAPS-Cで、どちらが豆粒センサーなのか、わかりません。
僕の見る目がないだけ?


以下、03 fish eyeで。
木漏れ日が気持ちいい。





水平方向に向けると、広角レンズ風にも写ります。



木々が萌えている。








最盛期は過ぎましたが、菜の花。



気持ちのよい日差しでした。



01 Standard prime。
繊細でいい絵を出してくれそう。

03 fish eye。
F値5.6で固定。
マニュアルフォーカス。
9千円。
おもちゃのようなレンズですが、楽しい。
適当にレンズを向けても、絵になる。

PENTAX Qシリーズ。
型落ちなら5万円ほどで魚眼から望遠、ズームも単焦点も楽しめる。
これは楽しいシステムです。
しかも、安い。
カメラ入門に最適です。
写真を始めるにあたって、機材入手が第一のハードルになります。
また、機材を手に入れても、使いこなす前にホコリを被るということもあるでしょう。
まずはPENTAX Qシリーズでカメラの基本体験をしてからステップアップというのがよいかもしれません。
中学生の甥っ子がカメラに興味を持ったら、これ一式あげようかな。
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SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 + K MOUNT ADAPTER Q + PENTAX Qで撮影できる範囲

2015-04-19 20:32:01 | カメラ

SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1
K MOUNT ADAPTER Q
PENTAX Q




この機材でどれだけの範囲を撮影できるのか、試してみました。
6mmの幅の写真が撮れることがわかりました。
(1/80秒のシャッター速度を手持ち撮影してるので、少しブレている)




それまで僕のマクロ撮影メインだったXZ-2 + Kenko Close up lens No.10の組み合わせが、下の写真。
幅26mmというところでしょうか。
ちょっと桁が違うので、撮影対象による機材の棲み分けができてしまう。
XZ-2 + Kenko Close up lens No.10は現役続行決定です。



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2014/04/19 EF-S 55-250mm F4.0-5.6 IS STM + EOS 60Daでニホンアマガエル試し撮り

2014-04-20 16:49:46 | カメラ

カエル撮影を再開するにあたり、先陣を切るのはおそらくEF-S 55-250mm F4.0-5.6 IS STMでしょう。

というわけで、最適なF値を予め探ろうかと思います。
焦点距離はいずれも250mm(フルサイズの400mm相当)。
撮影距離0.85m。

F32



F20



F10

F5.6



EF-S 60mm F2.8 Macroと同様、F10くらいがいいみたいです。
香港から赤いLED懐中電灯を個人輸入しました。
自動車のヘッドライトの1/3の明るさという驚異の赤色懐中電灯です。
あとはチャンスを待つのみです。。。


それにしてもEF-S 55-250mm F4.0-5.6 IS STMの手ぶれ補正は強烈ですね。
焦点距離250mm, 1/13秒でブレを感じさせませんでした。
実戦投入が楽しみです。
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2014/04/19 SD-80ALで野鳥を撮る

2014-04-19 18:59:30 | カメラ

前々からSD-80AL(焦点距離1,000mmの天体望遠鏡)で日中の通常撮影をしたら、どのような写りになるのか、気になってました。
本日、思い切って、娘との散歩がてら、試してみました。

被写体にはサギを選んでみました。
距離は・・・・150mくらいでしょうか。
EF-S 60mm F2.8 Macro + EOS 60Daで撮影するとこんな感じ。
肉眼で見た感じに近いです。




まずはSD-80AL + PENTAX Q
5,500mm相当。
画素数は減らしてありますが、ノートリミングです。



上の写真の等倍表示。
SD-80ALはアクロマートレンズです。
なので、色収差が出ます。
ピントはほぼ合っていると思われます。
写るには写りますが、作品作りにはちと厳しい画質ですね。






お次ぎは、SD-80AL + EOS 60Da
1,600mm相当。
これもノートリミング。



上の写真の等倍表示。
PENTAX Qよりはさすがに高画質ですが、それでも色収差によるボヤけはどうにもなりませんね。
作品作りにSD-80ALを用いるのは不適と判断せざるを得ません。
でも、でっかく写りますねぇ。



それにしても、サギはすごいですね。
150m先から望遠鏡で観察されていることをしっかり認識してますね。
鳥の視力って、すごいなぁ。





4/9に撮影したEF-S 55-250mm F4.0-5.6 IS STM + PENTAX Qを再掲します。
1,375mm相当。
こちらも被写体までの距離が100mはありました。



等倍表示。
やはり色収差を補正するレンズが組み込まれているため、こちらの方がしっかりした写りになります。
しかもこれ、手持ち撮影なので、三脚に乗せたら、もう少しマシな写りになることが期待されます。




天体望遠鏡で通常撮影をしようと思ったら、やはりアポクロマートレンズの高級品を持ってこないとダメですね。
口径8cmクラスとなると10万円はします。
いつの日か、そんなものを手にする日が来ることを信じて待ちたい思います。



追記
そうなると、手元にあるもう一つの天体望遠鏡のことが気になってきます。
GINJI-250FNで野鳥撮影を行ったらどういう写りになるでしょうか?
反射望遠鏡なので色収差は出ません。
F値も4なので、相当くらい条件でもシャッター速度が稼げます。
重量もあるので少々の風でブレません。
ただ、、、、赤道儀と合わせて重量50kgあるので、どこに設置するかが大きな問題となります。
まあ、そういう機会が訪れるのを気長に待ちましょうかね。
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2014/04/19 EF-S 60mm Macro ニホンアマガエル試し撮り

2014-04-19 17:59:39 | カメラ

カエル撮影を再開しようともくろんでいます。
雨が降っても、曇っても、大気の状態が悪くても、夜に子どもが寝静まったあとにできること。
それはカエル撮影。
もう少しで田に水が引かれれば、ニホンアマガエルが姿を現します。

ぶっちゃけ、ニホンアマガエルより、モリアオガエルを撮影したいのですが、身近に存在しないので仕方がない。
さらに贅沢を言えば渓流のナガレタゴガエルに会いたいが、今は妄想でしかない。
今は遠出できるチャンスがなかなかないので、まずは身近にいるニホンアマガエルから始めよう。

沖縄の野生のカエルは、人工の明かりがない場所にいるため、明かりをこちらでコントロールすることができた。
また、人間をあまり知らないこともあり、アプローチが比較的容易でした。
そのため、被写体に寄れるコンデジでの撮影がカエル撮影には最適と考えていました。
当時の僕の作品は、被写体から10cm以内の超近接撮影によるものがほとんどでした。

ところが埼玉に戻ってきたら事情が違いました。
田んぼその他、夜でも普通に明るいので、こちらの姿がカエルから丸見えなんです。
おまけにカエルが人間の存在をよく知っている。
逃げるタイミングが早い。
よって、コンデジでの超近接撮影に難渋しました。

今の僕は一眼レフを所有しているので、長距離射撃が可能です。
そのための兵器も新調しました。
EF-S 55-250mm F4.0-5.6 IS STMです。
EF 70-200mm F4 L IS USMに劣らぬ解像度を誇るとうわさです。



今回はニホンアマガエル撮影に向けてEF-S 60mm Macroでミニチュア撮影をしました。
まずは全身撮影。

F32
なんともボヤッとした写り。
ピントは間違いなく合ってます。
これはいけませんな。


F20
被写体深度は好みだが、まだ解像感が足りない。


F10
被写体深度が足りないが、解像感は許容範囲。


F5.6
被写体深度が浅過ぎ。


F2.8
被写体深度が浅過ぎ。。。



EF-S 60mm Macroの最短距離撮影。
思った以上に大きく写せるんですね。

F32
絞り込むと、こんなに解像感が失われるんですね。


F20


F10


F5.6


F2.8



これを見る限り、EF-S 60mm Macroで撮影するならF10が僕の好みです。

試し撮りをしてみて、初めて実感したことがあります。
絞れば絞るほど被写体深度は増しますが、解像度がどんどん落ちるんですね。。。
知識として知っていましたが、自分で画像で確認するのは初めてのことでした。

あと、やはりEF-S 60mm Macroでの撮影も、けっこうな近距離撮影なんですね。
ニホンアマガエルの全身を画面いっぱいに写すときのワーキングディスタンスがだいたい15-20cm程度。
ニホンアマガエルにここまで近寄れるか、あまり自信がない。
次はEF-S 55-250mm F4.0-5.6 IS STMで試し撮りをしてみよう。

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2013/06/08 PENTAX Q + EF-S 55-250 mm F4.0-5.6 IS

2013-06-15 11:46:52 | カメラ

子どもの保育園の遠足で上野動物園に行ってきました。
引率が基本業務ですが、ついでなので、ヤフオクで購入したPENTAX Qの性能チェックをしてきました。

サードパーティ製のマウントアダプターを介してPENTAX Qと、Canon EOS kiss X3購入時についてきたEF-S 55-250mm F4.0-5.6 ISを接続します。
焦点距離は5.5倍相当になるので、302-1375mm相当の超望遠レンズになります。
絞りは開放のみ、マニュアルフォーカスですが、なかなかあり得ない焦点距離なのでその写りには興味があります。
今回は引率が基本業務なので、三脚はなし。
手持ちでこの焦点距離であることを考えると、写真のほとんどはブレまくることが予想されます。

スタートからしばらくは集団行動なので、なかなかカメラを持ち出す機会なし。
昼飯時になり、猿山の脇でお弁当を広げました。
チャンス到来です。


135mm (742mm相当)。1/500秒。ISO 125。
画像に透明感がない。
全体的にモヤッとしている。
臨場感がない。
でも、写っている。



742mm相当。1/320秒。ISO 125。PENTAX Qはセンサーシフト式の手ぶれ補正が効きます。キャノンレンズのISについては・・・たぶん働いてないんじゃないかな。



1100mm相当。1/320秒。ISO 250。
ピントを外しました。
肩の毛にピントが合ってますが、猿の顔にピントが合ってません。
ピントがかなりシビアです。
にしても、1100mm。
僕の所有する天体望遠鏡が1000mmです。
それ以上の焦点距離を手持ちするわけですから、構図からして固定しづらいことこの上ない。



1100mm相当。1/640秒。ISO 125。
これも顔の横の手前の毛にピントが合ってますが、両目ともピントが外れてます。
被写体深度が浅いことこの上ない。



1375mm相当。1/100秒。ISO 250。
いい顔してますね。
これを手持ちで、1/100秒で撮影できてしまうんですから、驚きです。


1375mm相当。1/60秒。ISO 400。
小猿は動き回るのでさすがに無理でした。
でも、1/60秒でこの画像。
なかなかではないでしょうか。
これで三脚を用い、日の光に当たっているところであれば、動き回る小猿と言えど、シャッターチャンスはあると思います。


1375mm相当。1/100秒。ISO 250。
これもピントが今ひとつでした。
ピントを目に合わせたかった。
でも、この焦点距離で、手持ちで、それは無理というものでしょう。
せめて三脚に乗せないと。。。


1100mm相当。1/100秒。ISO 320。
象さんの眼。
こんなにまつげが長いんですね。
初めて気づかされました。


1100mm相当。1/640秒。ISO 125。
像の皮膚。
こんな皮膚であることを今まで知るよしもありませんでした。


1100mm相当。1/60秒。ISO 400。
てきとーにレンズを向けたカエデの葉っぱ。
しつこいですが、この焦点距離で、手持ちで、このシャッター速度で、この絵は反則でしょう。



PENTAX Qのセンサーは1/2.3型の裏面照射型CMOS。
豆粒なのだ。
そして今回用いたレンズはキットレンズ。
オモチャのようなもの。
おまけに、今回の写真の大半はピントを外しており、なお、ぶれ写真も多数。
これで評価しろというのが無理な話だが、1000mmを超す焦点距離の画像が得られる。
この事実は揺るぎない。
今まで撮ったことのない映像が我がものになった。
撮ったこともないし、撮ろうと思ったこともないので、出てきた写真には、気づかされることが多くて面白い。
猿の表情、像のまつげ、像の皮膚のゴワゴワ。
今まで想像すらしたことがなかった。
でも、今はそれを撮影したことで、その手触りを想像してしまう。

今持っているマウントアダプターには三脚座がない。
となると、三脚座のあるレンズを手に入れるか。
しかし、三脚座のあるレンズとなると、高価なものが多い。
それに、三脚座のあるレンズは重いことが多い。
使用頻度の低いレンズを持ち歩くのは負担である。
できれば今の装備の間々でなんとかしたい。
ネットで検索すると、あるではないか。
三脚座付きのマウントアダプター。
送料込みで3500円なり。
ポチッとな、しました。

夏休みに西表島に行くことを予定しています。
以前行ったとき、カンムリワシを10mほどの距離で撮影する機会を得ましたが、残念ながら持っていたカメラはC-4040zoom。
望遠端105mmでは歯が立たなかった。
これなら、20m程度離れても、カンムリワシの頭部を画面いっぱいにできるかもしれない。

しかも、持ち歩く機材はPENTAX Q 180gとマウントアダプターが増えるだけ。
なんということでしょう。
楽しいオモチャを手にしてしまった(^^)

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OLYMPUS XZ-1

2012-05-26 22:00:50 | カメラ

2012/05/04、購入してしまいました。

OLYMPUS XZ-1。


またしても豆粒センサーのコンデジです。

どうせ買うならキャノンのLレンズが順当だという話もある。
買うとしたらおそらくEF 70-200mm F4L IS。
カエルを接写するために、カエルに接近する前の段階、アプローチの段階で行う長距離射撃の用途です。
接写をする場合、アプローチの段階でカエルが緊張して不自然な格好をとってしまうことがほとんど。
自然体を接写できることは少ない。
というか、自然体の接写を今まで何枚撮れているだろうか。

なので、長距離射撃という保険をかけておこうという、せこい考えなのだ。

保険をかけた上で、接写はもちろん、そのあとに行う。
でも、保険をかけたことの引き換えに、長距離射撃をした段階でカエルが警戒してしまう可能性が倍増してしまう。
ある意味、長距離射撃をするというのは、その段階で自然体の接写を諦めることに近い。

そ・れ・で・も、手軽に自然体を写せる意義は大きい。

EF-S 55-250mmで味を占めました。
2-3m離れたところからクロイワトカゲモドキを画面いっぱいに写せる。
驚きでした。
ただ、いかんせん、迫力も切れも何もない画にがっかり。
確かに写っているのだけれど、臨場感というか、伝わってくるものがなにもない。
接写写真は、例え相手が緊張で伏せていても、度重なるフラッシュで瞳孔が小さくなっていても、被写体の緊張感が伝わってくる。
それがまるでない写真は、撮っていてあまりうれしくない。

EF-S55-250mmはキットレンズ。
刀で言えば竹光のようなもの。
EF70-200mm F4L ISは名刀。

EF70-200mm F4L ISなら、おそらく僕の期待に75%くらい応えてくれる。
価格comのクチコミや作例を見ていてそう思う。

しかし、値段は11万円。

身近にいるカエル。
ニホンアマガエル。
まずはニホンアマガエルをEF-S 55-250mmで試写を重ねてから、EF70-200mm F4L IS購入を検討するのが順番というものだろう。




XZ-1。
発売当初から名前は知っていた。
オリンパスが本気のコンデジを久々に発売。
でも、僕はリコー党になっていた。
C-8080以降、正直、オリンパスにはがっかりさせられてばかりだったということもあり、振り向きもしなかった。


目を付けたのは天体望遠鏡のコリメート撮影でGX100は完全に役不足と感じ、新たなコンデジ購入を考えたとき。
でも、その方面ではS95の一人勝ち状態だったので、候補から落ちました。

再び購入を検討し始めたのは、雑草撮影をしていて。
接写撮影は高感度に強いに越したことはないのだ。

GX100はISO 100が使用限界。
一般的な用途で、苦しい場面がたくさんある。
普段使いでもう一つ大きな不満点がある。
それはズームの望遠端での画質。
接写ではよいのだが、10m以上離れた被写体を写したときの画質が最悪で、実質的に使い物にならない。
(そう言えばRAW撮影の場合もそうなのかは未確認)

実質的にフラッシュ接写撮影に特化したカメラだと思ってる。


つまり、僕の普段使いに適したコンデジはS95になる。
S95は非常に評価の高いコンデジで、ファンがたくさんいる。
しかし、なぜなのか・・・僕の心にはまったく響かないカメラなのだ。
画質は悪くない。
色は・・・正直好きになれない。
操作性、まあまあよい。
外観、好きになれない。
使っていて心がときめかない。

S95で本気の写真を撮る気になれない。

唯一の例外は天体写真。
天体写真を撮るときだけはS95に全身全霊を込められる。



XZ-1。
本格的に購入を悩んだのは2-3ヶ月ほどだっただろうか。

頭からどうしても離れず、価格comのクチコミ掲示板をしつこくチェックする自分を止められずにいました。
唯一、購入に踏み切れなかったのはマクロ撮影の性能の悪さ。
スーパーマクロ機能は僕的にNG。
クローズアップレンズとの組み合わせが必須との認識でしたが、これだとフラッシュがケラレる。
夜のヤンバルで使えないカメラでは困る。
かと言って今更C-4040zoom時代のように外部フラッシュを手持ちする気にもなれない。
ところが、接写に使えそうなFL-300Rを見るに至り、これはもう購入して後悔するかしかないと思いました。


外観、好きじゃない。
オリンパスのホームページにあるサンプル写真、最悪。
公式のサンプルを見てここまでガックリしたのって、初めてじゃないかな。
にもかかわらず、頭から離れなかったのは、C-4040zoomの後継らしき雰囲気を感じさせるところでしょうか。

調べていて、オリンパスが本気で作ったカメラだというのは僕の心に届きました。
価格comの熱狂的なファンの言葉に背中を押されたというのはあるでしょう。

不満をあげれば切りがない。
けど愛してしまう「オンリー・ワン」のカメラ。

他に気になるコンデジがなかったというのもあるでしょう。
もしF1.8-2.5の明るいレンズを天体望遠鏡のコリメートで使えたら・・・という期待もあったでしょう。
ケンコーのクローズアップレンズと組み合わせたら、GX100並みの・・・もしかしたらそれ以上のマクロ撮影が可能になるのではないかという淡い期待もあったでしょう。



手に取った瞬間、というか、首からかけた瞬間わかりました。
これは長い付き合いになりそうだ。

マクロ性能は、クローズアップレンズNo.10と組み合わせてもGX100の足下にも及びませんでした。
でもあまり残念に感じませんでした。

なぜなんでしょう?
常に持ち歩きたい気持ちにさせるカメラなんです。

不満がいっぱいあります。
特にフォーカスエリアを自由に設定できない点が許しがたい。

撮影してみて、絞りが望遠端でもF8までしかないのにがっくり。
とにかくボケまくり。
これは・・・・困った。
僕の好みは全域がシャープに写ることなのです。

画質、やはりそんなによくない。

ところが、撮影した写真をみると・・・心を惹かれるんです。

このホームページのカタバミ以降の雑草写真はXZ-1で撮影したものです。
クローズアップレンズNo.10を使用すると色収差が出やすいです。

それでも嫌いになれない。

これはなんなんでしょう。

心がときめくカメラに出会ったのは久しぶりです。



おまけですが、天体望遠鏡との相性はけっしてよくないです。
が、惑星には使えそう。

XZ-1の望遠端で撮った写真です。


被写体は、約300m離れた木の葉。
望遠端であるにもかかわらず視野がこれだけ限られるのにはびっくり。
でも、これだけの視野が写せれば、月は無理でも惑星なら写せます。
早く土星をこいつで撮りたいと思っているのですが、前回撮影して以来、一度もチャンスが巡ってこない。
楽しみにしてます。

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今どきのコンデジってすごい。

2012-01-19 21:14:15 | カメラ
通勤中に、少しPowershot S95を持ち歩いてみました。

ISO 1600、手持ち。
まあ、こんなものでしょう。
でも、記録には使えるレベル。


ISO 400。
橋の欄干に肘をついて撮影。
マジですか?!
こんなに写るの?
ほぼ手持ちで?


ISO 100。
橋の欄干に肘をついて撮影。
Image Stabilizerって、こんなに有効なんですね・・・。
ビックリです。。。
真っ暗な夜空のノイズはまあ、こんなものでしょうけど、A4プリントくらいまでならそんなに目立たないかも。。。



ちょっとした浦島太郎状態です。
今時のコンデジって、すばらしい。
Olympus C-4040zoom、Ricoh Caplio GX100は過去のデジカメになったのだと思い知らされました。

すでに後継機が発売されたS95ですが、今後どんな活躍をみせてくれるのか楽しみです(^^)
コメント
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