猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2012/06/11~12 化石の街、パリ

2012-06-27 07:05:50 | その他

学会でパリに行ってきました。
弾丸旅行でしたが、少しばかり、町を歩く機会がありました。

ここがなんという名の地区だったか忘れましたが、ノートルダムの北東方向にある、パリでもっとも古い地区を案内されたときのこと。
セヴィニェ通りの古い建物。



建物の石材をよく見ると・・・貝化石です。



翌日、ツアーバスでヴェルサイユ宮殿に。

宮殿内の聖堂。


マリーアントワネットが民衆の怒りをなだめようとしたと言われる出窓。



そんな豪奢な建物も、石材をよく見ると・・・化石だらけ。











セーヌ川河畔。



河畔を歩いていて、護岸の石材をよく見ると・・・化石だらけ。








さて、ノートルダム寺院。





今回は時間がなくて、中に入ることができませんでしたが、たぶん、よく観察するとたくさんの化石が見つかることでしょう。

化石の年代、貝の種類などは存じませんが、調べてみると楽しそう。

巻き貝の種類からいろいろなことがわかる。

生息していた年代。
(パッと見の印象は中生代だった)

海だったのか、淡水だったのか。
(おそらくは海でしょう)

水温、水深。
岩石から堆積物の性質がわかるし、貝の棲息痕を認めることもあるし、堆積構造から流速や、場合によっては洪水や嵐などのイベントもわかることがある。
食物連鎖についてもある程度情報が得られるかもしれない。

人類出現のはるか前のヨーロッパの歴史が垣間見えてくる。

今回見かけた範囲では、化石の種類があまり豊富でなかったから、パリの少なからぬ建物はおそらくごく限定された一地方から石材を供給されたに違いない。

パリの街は大きい。
建材としての石材の量は、半端ない。
その大量の石材を供給できる、石材の巨大な産地があったはずた。

大量の石材をどうやって運んできたのだろう?
おそらく陸路ではなく、セーヌ川を使って水運したに違いない。
その方が楽に大量に運べる。
どんな船だったのだろう?


石材の表面を観察すると、様々な削られ方をしている。
滑らかに削られたもの、削った工具をの跡がわかるもの。
削った工具の跡も一種類ではない。
時代によって、削り方や工具が違うのかもしれない。
職人の腕もあるかもしれない。
予算と工期も絡んでいるだろう。

装飾や建築様式にも時代によって微妙な違いがありそう。
建物の玄関には建立された年が刻まれているから、建築様式と見比べてみるのも楽しいかもしれない。

などと想像しながら街を歩くとなかなか楽しいのだ。



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2012/05/28 シロツメクサとドクダミ

2012-06-03 11:23:21 | 雑草


シロツメクサ。
クローバー。

非常に身近な草花ですが、あまりじっくり見たことがありませんでした。
アカツメクサ同様、たくさんの花の集合でできています。



ちょっとした楽園ってところでしょうか。


でもこの群落、実は歩道にある、50cm×50cm程度の狭い空間にある群落なんです。
この周囲はアスファルト。
写真の面白いところは、写真を見る人の視線をコントロールできるところです。
例え周囲がなんであれ、「対象をこの視点から見なさい」と。

その昔、法医学者に言われたことがあります。
「君の写真は被写体の特徴をよく写している。でも、僕ら(法医学者)が撮る写真は、これから一歩下がったところから撮るんだよね。」
まさしくその通りだと思いました。


ドクダミの花。
FL-300Rの初陣を飾りました。
草花の撮影は基本、日の光のもとがよいと思ってます。
でもドクダミは日陰に群生している印象があるので、日の元ではかえって不自然な写真になってしまいそうです。
フラッシュ撮影にはもってっこいの被写体ではないでしょうか。


実はこれも花の集合体です。
花弁に見える白い部分は実は花弁ではなく、花は中心にある塔についている黄色いやつだそうな。

日本の3大薬草の一つだそうです。
生の葉を化膿止めに使ったり、乾燥した葉を煮出してお茶にしたり、乾燥した葉や茎を煎じて利尿・便通・血圧降下薬として使うそうです。


シロツメクサもドクダミも通勤途上に撮りました。
可能であれば、10分早く家を出発して、通勤途上にワンカット撮影することを最近、目標にしています。
なかなかうまくいきませんが。。。

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2012/05/17 アザミの一種

2012-06-03 11:02:49 | 雑草

アザミの一種。

通勤途上にみかけました。
なかなかきれい。
でも、触れません。


むちゃくちゃ痛そう。
これでは除去するのも一苦労です。
スコットランドはその昔、戦争で相手の侵入を防ぐのにアザミのとげを使ったとか。


アザミは日本に100種ほどあるらしいです。
今回のこれは、手元の本や、軽いネット検索では種の同定ができませんでした。


そんなに種が豊富なのであれば、今後はアザミを見るたびに撮ることになりそうです。

この日は曇りでした。
この写真も悪くはないですが、草花は基本的に日の光のもとで撮りたいですね。
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