猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2024/07/05 光軸調整ドタバタ劇場 備忘録として (警告!読むと疲れる記事です)

2024-07-13 10:44:14 | 沖縄
結論から言います。
今回、思い通りの光軸調整をした上で、撮影できませんでした。
猫五郎が計画した光軸調整を行なった上での撮影は次回以降に持ち越しです。

新しいことを始める時って、やはり無駄が多くなります。
でも、この初期段階の試行錯誤というか、バカな間違いや、勘違い、無駄な行動って、必ず肥やしになると信じてます。
効率が悪いですけど、これが僕の学習の過程なんだと思ってます。

==================================================
さて、ドタバタ劇場の始まり始まり。

さて、前回2024年6月に主鏡を調整してから、斜鏡の調整を行う方法で巨大ニュートンの光軸調整を行いました。
しかし、斜鏡の引ネジの穴が、鏡筒の中心軸からほんの少しズレてました。
今回はまず、スパイダーの固定ネジを調整することで、斜鏡の引ネジの穴を鏡筒の中心軸に持ってくる作業から開始しました。


外した斜鏡。
パイプを45°の角度で切断して作ったものです。
やはり斜鏡がピッタリハマるという感じではありません。
斜鏡がパイプの中に、若干、傾いて入っていることがわかります。


斜鏡の引ネジの穴からOCAL electronic collimatorを覗かせます。
スパイダーの固定ネジを調整して、カメラの画像の中心であるピンク色の十字の交点と、主鏡に映ったカメラレンズを一致させようとするのですが、これがなぜかうまくいかなかった。
どうやっても一致してくれない。
日がどんどん翳ってきていて、前回と大して変わらない位置で妥協することになりました。
つまり、結局、今回も完全な光軸調整ができなかったということです。
なぜ一致させることができないのだろう???

最初に見えた画像。
うん、一応、主鏡は真正面を向いていそうです。
(残照の中、カメラの露出を目一杯上げて作業をしています)

ところが、カメラをほんの少し動かすと、こんな画像になりました。
つまり、直径10mmほどの斜鏡の引きネジの穴から2m以上先にある直径48cmの主鏡をカメラを覗かせても、カメラのわずかな位置の違いで見え方が変わる、とういことです。


カメラが主鏡に対して真正面を向いているかどうかの判断をどうしたらいいだろうか?
OCAL electronic collimatorのカメラの中心(ピンク色の10時の交点)を表示させて、主鏡のセンターマークと一致させてから作業することとしました。
(2024/07/14追記)この認識は間違っていました。まず、物理的にセンターマークが主鏡の中心にない。次に、主鏡の調整が正しくなされて初めてセンターマークが主鏡の中心付近に来るということです。正解はおそらく、青色の円を表示し、主鏡の輪郭と一致するようにカメラの向きを調整するです。


OCAL electronic collimatorには、カメラの中心位置(ピンク色の十字の交点)を微調整する機能(オフセット機能)が付いています。
(コントローラーの上の方。Center Offset)
しかし、そのオフセット機能を使わないで、カメラ画像の中心(ピンク色の十字の交点)と主鏡に映ったカメラレンズが一致するようにカメラの位置を調整しました。
(結局、完全には一致しないので、妥協なのですが)

中心部を拡大したらこんな見え方でした。

それを、主鏡の押しネジ・引ネジを調整して、こんな感じに仕上げました。

主鏡の輪郭と一致させる青い円と、主鏡の中心(かつカメラ画像の中心)を示すピンク色の十字を表示したのがこれ。
(暗くて青い円が見えん。。。)


ズームアップした画像
正直、光が足りなくてよく見えない。。。



この時点で、カメラの露出を限界まで上げても見えなくなってしまったので、照明を用い始めました。
斜鏡の調整後の画像。



足りない光を補うために、主鏡脇のメンテナンス窓からLEDライトを照らして作業を続行しました。

このあと、なんとか斜鏡の調整をして、作業を終えようと思って、接眼部から斜鏡を観察すると、、、
なんじゃこりゃ?!
斜鏡がずいぶん傾いてます。
こんなんでまともに星像を結ぶのかいな?
とにかく撮影してみることにしました。



PHD2でキャリブレーション、よし

最初のオートガイド、よし

ガイドアシスタント、こんなものでしょう。

西の空のバックラッシュ、ダメダメ

ガイドアシスタント後のオートガイド。
ガイドアシスタント前の方が若干、良いような。。。
こんなことは初めてですが、でも、オートガイド自体の精度は悪くない。
では、撮影といきましょうか。

今が見頃のM13球状星団。
ダメダメです!

四隅を等倍で拡大した星像。
コマの伸びがバラバラだし、星の形が変!
4匹の個性的なお玉杓子!

この時のオートガイドは史上最高クラスの精度
縦軸が1"であることを見てください!!
オートガイドが星の形に悪影響していることは考えられない状況でした。


もう22時です。
今からもう一度、光軸調整??
冗談でしょう???

でも、これ以上撮影しても無意味です。
やったろうじゃないの!
(半分、もうヤケ!)

この時点で少なくとも主鏡はちゃんと正面を向いているわけで、斜鏡の調整だけで済むはずです。
斜鏡を調整した結果が、これ。
ワイドから、ズームしていった画像です。





これでよかんベェ!

まずはピント合わせです。
バーティノフマスクでピント合わせを済ませて撮影したデネブ(ベガだったかも)
ガーン!
光条が割れてるじゃないの!

バーティノフマスクでピント合わせをした直後であったとはいえ、普通に考えれば、ピントがズレたことをまず最初に疑うんです。
ところが、この時の僕は普通ではなかった。。。
過去の記憶が蘇ってきたんです。
それは、主鏡を裏側からセルに押さえつける3本のM12ボルトを締め付けすぎた時の記憶でした。

この3本のM12ボルト。
これを締めすぎると、光条が割れるんです。


この巨大ニュートン、星像が安定しない理由の一つが、主鏡が動くことなのです。
この夜、光軸調整を始めるにあたって、3本のM12ボルトを手で思いっきり締めたあとに、ほんの、ほんの少しだけ、スパナで増し締めしたんです。
そのことが頭によぎってしまった。

主鏡裏の押さえネジをスパナで緩め、再度、指で締めました。
しかし、光条は割れたまま改善せず。。。
慌てふためいた僕は、、、スパイダーをいじったり、とうとう、主鏡の押しネジ・引ネジをいじってしまったんです。。。
何考えてたんでしょうね。
これで光軸がどうしようもなくズレてしまいました。。。。
やっぱり、疲れてたんでしょうね。
疲れた状態で長時間運転して、徹夜で作業しているわけですから、、、シラフではありえない行動をしてしまいました。

落ち着いて振り返ってみると、光条が割れた写真の直前に、バーティノフマスクを外さずにうっかり撮影した写真が残っており、それをみるとピントが合ってなかったことがわかりました。


手でピントを合わせ直したのがこれ。

時すでに遅く、四隅の等倍画像を見るまでもなく、光軸が完全にズレていたのでした。。。


OCAL electronic collimatorによる主鏡の調整は流石に空が明るくないとできない。。。
今思えば、この時点で斜鏡は正しい位置にあると思われ、レーザーコリメーターを用いて主鏡を調整すればよかったのですが、疲れていたのか、それに気づくことができませんでした。

この夜は薄雲が流れていて、空の条件はそんなに良くなかったはずなのですが、赤道儀が絶好調で、安定したオートガイドができてました。

光軸がズレた状態で撮ったM13
パッと見、キレイですよね。
しかし、オタクの目で見るとどうにも気になる。
どうせ撮るならしっかり光軸を合わせて、最高の星像で撮影したい。
これ、まあ、一種の病気でしょうか。
どこでよしとするかって、難しい問題ですね。



3時間睡眠ののち、翌朝6時過ぎに起床。
日が高くなると、日差しが強すぎて作業にならないので、早朝に作業せねばなりません。

斜鏡の引ネジの穴。


昨日はカメラの固定にてこづりました。
USBケーブルの重さでカメラの位置が、ちょっとしたことでズレるんです。
0.2mmズレても違いが出てくるデリケートな作業なので、とても気を使います。
睡眠不足でしたが、ふと思いついて、輪ゴムで固定してみました。
カメラの固定だけでなく、位置の微調整がグッとやりやすくなりました。
ただ、普通の#16の輪ゴムでは伸びきってしまって、ピンピン、ギリギリすぎて切れないかヒヤヒヤです。
#18あたりが良いかもしれません。


斜鏡の引ネジの穴をカメラで覗いた最初の光景。
昨夜、慌てふためいていたとはいえ、操作は可能な限り慎重にやっているつもりでした。
主鏡の押しネジを緩めて、引ネジを最大半回転程度回して、元の位置に戻したのですが、それでも、これだけ派手に光軸がズレています。
主鏡の向きを変える操作は、本当にデリケートですね。

主鏡の調整後の光景。
ワイドからズームアップ、3枚。


この写真を見る限り、OCAL electronic collimatorのカメラレンズが、ほぼほぼピンク色の十字の交点と重なっており、いつの間にか斜鏡の引ネジの穴鏡筒の中心軸と(ほぼ)合っています。
真夜中、真っ暗な中、本当に出鱈目にスパイダーをいじったのが、なぜかうまくいってます。
奇跡です。



OCAL electronic collimatorの接眼部からの光景。

主鏡が光で飽和してしまっているので、露出を下げたのがこれ。

ズームアップ画像。

さらにズームアップした中心画像。
むむ、、、ピンク色の十字の交点と、OCAL electronic colimatorのカメラレンズが若干ズレている。
これをどう解釈すればいいのか。。。
今回は疲れたので、また今度考えます。。。

でもまあ、完璧な光軸調整を期待しているわけではないんです。
やっているうちにどんどん熱がこもってきて、熱中してやり込んでしまうのはありますが、写真のだいたい7割方、星が丸ければいいんです。

次回、まずはこの状態でどんな写りをするのか、確認していきたいと思います。

あぁ、疲れた。。。
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ぷるぷる軟骨ソーキ汁の作り方 (猫五郎式)

2024-03-23 18:32:12 | 沖縄
大学が沖縄でした。
沖縄で美味しいと思った食べ物、いっぱいありますが、そのうちの一つが軟骨ソーキ汁です。
ソーキ汁のソーキは骨がついたソーキであることがほとんどです。
それはそれで美味しい。
ぷるぷるの軟骨ソーキ汁は少数派ですが、とても好きでした。

北谷の浜屋の軟骨ソーキそばも最高!
学生時代の行きつけでした。

沖縄では時々作っていたのですが、埼玉に戻ってきて、一番困ったのは軟骨ソーキが手に入らないこと。
隣町のデパートで売られているので、たまに買い出しに行ってましたが、手間ですし、入荷が1週間に1度だけなので、タイミングを逃すと買い逃します。

2年ほど前から、近所のスーパーで軟骨ソーキを扱い始めました。
おかげでいつでも作りたいときに作れるようになりました。

子どもに作り方を残すためにも、このブログに作り方をアップしようと思いました。

正統派、沖縄ソーキ汁の作り方とだいぶ違うと思います。
正統派、沖縄ソーキ汁よりもかなりコッテリ、濃厚豚骨です。
一番の違いは、油抜きをする際の煮汁を捨てない点です。
猫五郎式、油抜きに氷が必要なので、用意してください。

時間がかかります。
半日がかりなので、時間的に余裕のあるときにやってみてください。


まずは軟骨ソーキを煮るための煮汁
圧力鍋にお湯を入れ(量は適当です。今回は1.5リットルくらい?肉を入れた時に溢れない程度の量)、粉の煮干し出汁(沖縄は鰹出汁だと思います)と醤油料理酒(沖縄では泡盛だと思います)とおろし生姜を適当に加えます。

適当、適当ですみません。
男の料理なもので。。。
醤油は、心持ち少なめがいいです。
煮干し出汁と、後から加える昆布から結構味が出るので、醤油を加え過ぎるとしょっぱくなります。
適当にいうと、大さじ1くらい?
仕上がった時に塩味が薄いと思ったら、その時点で加えてください。

今回、ちょっと粉煮干出汁を入れすぎました。。。

軟骨ソーキ、毎回1.5kgから2kg程度、用意してます。
煮込めば小さくなるし、ケチ臭く食べたくないので。

お湯が沸騰する直前くらいに軟骨ソーキを鍋に入れます。

圧力鍋の蓋をしてシューシュー言わせます。
この写真のように、ある程度派手にシューシュー言わせてください。
このシューシューの勢いがないと、いつまで経っても軟骨がぷるぷるになりません。
とりあえず40分くらいやって、蓋を開けてみて、足りなければ10分くらい足してください。
やり過ぎると軟骨がぷるぷるを通り過ぎて、とろ〜んとなって、流れ出てしまいます。

軟骨がぷるぷるになったら、煮汁を出します。

サランラップで水道の水が煮汁に入らないようにして、周囲を流水で冷やします。

煮汁が人肌よりぬるくなったら、煮汁と周囲に氷を加えて冷やすと、このように脂が固まります。

固まった脂を捨てます。


あとは煮汁を軟骨ソーキの入った鍋に戻して、大根、にんじん、椎茸、昆布などを加えて、煮込むだけ

出来上がった
煮汁が濃厚豚骨です。
ここまで濃厚豚骨なソーキ汁は沖縄で食べたことがありません。
油抜きの煮汁を捨ててないのでどうしても濃厚になってしまいます。
ただ、僕的に、油抜きの煮汁を捨てるのがもったいなくてできないんです。。。

小ネギを乗せるとアクセントになります。
濃厚な味なので、コッテリが苦手な人は途中で島とうがらしを加えて味変させないと辛いかもしれません。
島とうがらし、泡盛を買ってきて、中にしこたま唐辛子を突っ込んでおけば1ヶ月で出来上がります。


今回は、いろいろやることが溜まりすぎて、でも、コロナワクチンで体がだるくて、現実逃避で作ってしまいました。
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2017年2月下旬のやんばる

2017-03-05 17:44:33 | 沖縄

4年ぶりに沖縄に行って参りました。
友だちが結婚式に呼んでくれたのです。


飛行機はいつでも気持ちがいい。



久々の国際通り。
学生時代は見向きもしなかったけど、観光客の立場で来ると、どうにも便利で。



話に聴いてはいました。
那覇のバスターミナル、建て替えするそうですね。
前のは昭和の香りがするバスターミナルでしたが、老朽化して不便だったのでしょう。




式場近くの場末の宿に宿泊しました。
前払いしたら、

「部屋に行けばカギ、置いてあるから。
出ていくときはカギを置いてってくれればいいよ。
こっちに顔出す必要ないから。
領収書?
作ることはできますよ。」

てぇーげぇ。
廊下にはこんな貼り紙。
蚊取り線香じゃ煙いから、リキッドタイプにしてほしい。
50円払うから。



部屋に入るとタバコ臭い 。゚(゚´Д`゚)゚。
窓全開にして出かけて戻ったら、ちょっとマシになったけど、やっぱヤなので、昨夜は窓全開のまま寝ました。
寒くはなかったけど、カーテンがないから隣のアパートの灯りが明るくて。
いやぁ、なかなかローカルな宿でした。
まあ、予約の段階でほぼほぼ予想がついてたことだけど、これで一泊4,400円は詐欺だなぁ。


友達が泊ってた宿の、懐かしの沖縄シャワートイレ。
こちらも普通のアパートを民宿に転用した(民宿の方が儲かるのでしょう)ものでしたが、こちらは快適だった。
これで一泊3000円とは。
くっそー、選択を誤った。





なんと、まだカンヒザクラが咲いていました。
2月下旬に咲いていることなんてあるんだ?
それとも、違う種類?
詳しくはないですが、カンヒザクラに見えるのですが。。。




結婚式では、懐かしの面々に会ってきました。
この機会でないと、もう二度と会う機会もないかもしれないメンバーとも会ってきました。
うれしかったなぁ。

式が終わったらヤンバル行きです。

やんばるですが、いつの間にか国立公園となっていました。
で、友だちに聞いたのが、夜間に林道を出入りする場合は、許可の申請が必要だ、と。
国頭村のホームページを当たると、書類をダウンロードできた。
しかし、自動車の登録番号を書く必要がある。
レンタカーなので、番号は当日にならないとわからない。
困ってしまって、ダメ元で、役場に直接電話して聞いてみました。
すると、自動車の登録番号がレンタカーでわからなければ、「レンタカー」と書いて申請すればいいですよ、とのことでした。
なので、郵送で事務処理をすませてました。
僕も成長したもんだ。
そんなに敷居が高い申請ではなさそうでしたが、許可証が来るまではなんとなくそわそわして待ってました。
万が一にも許可が降りなかったら、困るじゃないですか。
でも、幸い、届いてくれたのでした。




この終末は雨の予報でした。
ハナサキガエルが産卵を控えているはずです。

4年ぶりのヤンバルです。
体がフィールドを完全に忘れていないか?
まだ明かりがあるうちに現地到着。
軽く沢まで降りてみました。









学生時代と比較して(誰がやったのか)アプローチの山道の下草刈りがしっかりしてあって、歩きやすい。
道を進むと、すべて覚えてました。

あ、次はあれだよな。みたいな。

この段階で、イシカワガエル、ハナサキガエルの鳴き声を多数確認。
これは期待できるわい。


車に戻り、弁当を食べて、夜に備えます。

21時に出発。
すでに車の外でイシカワガエルの鳴き声が聞こえてます。

ものすごく蒸す。
これは期待できるなぁ。
ヤンバルヤマナメクジもきっと出てきているに違いない。
と、思ったが、この夜はヤンバルヤマナメクジに一匹も会えず。

期待を裏切らず出てきてくれたのは、ベッコウマイマイ






沢に降りて、イシカワガエルがよく鳴いています。
赤色LEDで近づいていきます。
みつけた!
ペアです!






続いて、いつものスポットでイボイモリを確認。
でも、こいつはすぐに穴の奥に入ってしまって、写真を撮らせてくれず。

そうそう、書き忘れないうちに書いておこう。
赤色LEDと、白色LEDでのアプローチで、あまり差を感じませんでした。
赤色LEDでアプローチしても、イシカワガエルどもは僕の存在をよくわかってました。
赤色LEDが見えているのか?(なんせ、むっちゃ明るい赤色LEDだったから。赤色LEDにする場合、よっぽど明るくないと、周囲の状況がみえません)
それとも、赤色LEDは見えていないけど、僕の気配が大きすぎるために、僕の存在がよくわかったのか?
どちらでしょうか。
どちらであっても、結局、白色LEDと赤色LEDによるアプローチで、特別差を見いだすことが、少なくともこの夜は、できませんでした。
もう少し使い込まないと、差が出て来ないのかもしれません。


岩場のイシカワガエル。






沢の脇で鳴いてたヤツ。




懐かしのハナサキガエル。




いつもの小さな滝で、鳴きまくってました。
ハナサキガエルの鳴き声を聞けるだけで超ラッキー!




しばしライトを消して、ハナサキガエルの大合唱の中に身を置きました。
すばらしい時間でした。




ただ、この夜、僕は一匹たりともメスを見ませんでした。
沢でスタンバっているのはオスばかり。
あとはメスさえ降りてくれば、産卵は一瞬で終わることでしょう。




ハナサキガエルのオスがスタンバっているということは、ヒメハブもスタンバっているということです。
毎年、ほぼほぼ同じ場所でスタンバってます。





ナミエガエルのちっこいやつも出てきてました。








ナミエガエルを相手にしていた辺りで全身を悪寒が襲いました。
ものすごく熱が上がっていくのがわかりました。
このときは、ひどい風邪だと思いました。
あとからわかったことですが、インフルエンザでした。


通称、砂場に到着。

いい感じ。

シリケンイモリ。
雑魚だけど、好き。




リュウキュウアカガエルのオタマジャクシ。
たくさんいましたが、卵からオタマジャクシになった直後からは激減しているはずです。
おそらく、今、砂場でちょろちょろ泳いでる数の10倍以上がすでに死んだのでしょう。
がんばって大きく育つんだぞ!
オタマジャクシを踏まないようにできるかぎり気をつけて歩きました。




奥で鳴いてたオキナワアオガエル。
この期に及んで、オキナワアオガエルの鳴き声まで聞けてしまうなんて、僕はなんてラッキーな男なんだか。




ここまでが限界でした。
これ以上、がんばると本気で森から出られなくなりそうでした。
本来、真っ暗闇の沢降りは全身の5感をフルに使って行うものですが、この夜は悪寒でそれどころではなかった。
転倒もしました。
怖かった。
体調が悪いときに山に入るもんではない。
(つーか、今回は、山に入っていて体調が急変したのですが。。。)

周囲に目もくれず歩いたつもりでしたが、ハナサキガエルやら、アオガエルやら、ヒメハブやら、いつもだったらじっくり時間をかけたい相手がたくさん出てきてくれていました。

またいずれ会おう。

しかし、この沢、人の気配がたくさん。
特に繁殖期は人の出入りがありそう。
こいつら、ちょっとかわいそう。
(って、かわいそうな立場に追い込んでいる一人が僕なんですが。。。)

今後は、できたら他の沢に入るようにしようかな。。。できる範囲で。。。

ぼろぼろになって、なんとか家にたどり着いて、体温を測ると40度でした。
モノが口をなかなか通らず、3日間後には体重が4kg近く落ち、一週間仕事を休むことになったのでした。。。
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2013/11/24 やんばる

2013-12-14 15:23:45 | 沖縄

昨夜は懐かしい面々と遅くまで呑んでしゃべっていて、酔いも残っていたので、今日はゆっくり過ごす予定でした。
日曜日でもあり、以前通っていたホスピスに顔を出してきました。
病棟が変わっていて、ちょっと驚きました。
ボランティアコーディネーターさんから、他のボランティアさんの近況を聞き、顔見知りの看護師さんたちに挨拶してきました。
そのあと、住んでいたアパートの近所の島風そばで昼食を済ませ、それから、沖縄病院西病棟に顔を出し、療養している友人たちと旧交を温めました。

そこから南部の百名ビーチへ貝殻拾いに。



浜辺でのんびり家族と過ごし、国際通りの公設市場に夕飯を食いに行きました。
ところが公設市場の休日にあたってしまったため、代わりに近くで三線ライブを聞きながら夕飯を済ませました。
そこそこ値が張りますが、まあ、たまにはこういうのもいいものだと思いました。
奥さん、子どももご満悦な感じでした。

この時点で20時前です。
けっこう疲れてました。
が、今回の沖縄入りはどう考えても不完全燃焼です。
やんばるで一度も燃え上がっていない。
明日、午前中の便で帰る予定です。

月齢が進み、20.6。
月が出るのが遅くなってきました。
が、やはりリュウキュウアカガエルの産卵は厳しそう。
雨でも降ってくれれば別ですが。

悶々と考えたあげく、ヤンバルへ行くことにしました。
奥さん、子どもをホテルに届けると、高速に乗って北へひた走りました。
成果なんて上がらなくてもいい。
少しでもヤンバルの沢の空気を吸っていたい。
ここまで来ると、もう理屈じゃないですね。

20日に北上したときに気付きました。
名護を迂回する新しい道が完成したのだと。
名護東道路というらしい。
迷わずそこを通りました。
早い!
この夜は名護東道路に救われました。
名護を通過するのって、けっこう大変なんです。
名護東道路のおかげで、今回は行きも帰りも那覇から2時間ジャストくらいで行き来できました。


22時半頃に到着。
森の気配が前回と少し違いました。
鈴虫が鳴いている。
空気が湿っている。
これはイケるかもしれない。

早速ヒット!
ハナサキガエルの雄。




やはり前回と違います。
次から次へとカエルが出てくる。

ハナサキガエルの雌。
繁殖期に向けて肥えつつあります。




ナミエガエルの若い個体。
体調1cm弱。






ハナサキガエルの雄。




ナミエガエル。
10cmくらいの大物のナミエガエルもいたのですが、跳ねさせてしまいました(>_


ナミエガエルの幼い個体がたくさん出てきていました。
時間的余裕もなかったので、途中からパスするようになりました。






ハナサキガエルの雌。




リュウキュウアカガエルの雄。




リュウキュウアオヘビ。
1mくらいのそこそこの個体でした。
そこそこ時間をかけて格闘したのですが、いい写真を撮れず。
結局、先を急ぐ僕が根負けしてしまいました。




予定を大幅に越えてやっと砂場に到着しました。
リュウキュウアカガエルの雌。
先日来たときより明らかに数が増えています。
もう少し粘りたかったのですが、朝のラッシュに巻き込まれると飛行機に乗り遅れかねません。
どんなに遅くとも6時にはホテルに着きたい。
断腸の思いで切り上げました。




リュウキュウアカガエルの卵を食べようと沢に降りてきたシリケンイモリ。
こいつを撮影するころには体力も集中力も途切れ、こんな記念撮影しかできませんでした。




帰り際、数十秒だけ雨が降りました。
すると、リュウキュウアカガエルの雄たちが鳴き始めました。
ぴょっ!ぴょっ!ぴょっ!
懐かしい・・・。
そして、遠くの方で、一回だけ、イシカワガエルが鳴きました。
やはり君たちも沢に降りてきていたんだね。
今回は君たちに会えずに去るけど、またきっと会いにくるよ。

大急ぎで沢を下り、自動車に乗ると、車を飛ばして一気に那覇に戻り、2時間ほど仮眠をとって、空港へと向かったのでした。
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2013/11/23 首里観光

2013-12-14 15:22:21 | 沖縄

後輩の結婚式当日。
朝、家族で首里を散歩しに出かけました。
沖縄の住人だった頃、あまり首里観光をしたことがありませんでした。
ホテルの部屋にあった観光案内を見ると、琉球王朝時代の石畳が残っている場所があるという。
しかも大人なら歩いて行ける距離。
4歳児は微妙かな。
でも、出発!

なかなかよい雰囲気ではありませんか。













石畳から少し脇にそれたところに御嶽がありました。
そこにあったアカギの木。
こんな見事な巨木が首里にあったとは存じませんでした。
これほどの巨木が台風にやられずによく残っていたもんだと感心してしまいました。




再び石畳を下ります。




石畳を下りきって、そこから次は、古いシーサーを見に行きました。
御茶屋御殿の石造獅子。
1600年代に作られたそうです。
冨盛の石獅子と並んで、最古のシーサーの一つらしいので探し出してみてみました。
公園の端っこの方に目立たないようにおいてあるので、見つけるのに苦労しました。
御茶屋御殿の石造獅子は、残念ながら、戦争中に大きく損傷したようです。
もともとの素材らしき部分も残ってますが、ほとんどはコンクリートで修復されています。
ちょっと残念でした。




このあと、タクシーを飛ばしてホテルに戻り、僕は結婚式に、奥さんと子どもは国際通りに行ったのでした。


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2013/11/23 やんばるから那覇へ

2013-12-14 15:17:12 | 沖縄

昨夜、林道流しでも結局動物たちの気配をほとんど感じませんでした。
昼間の様子を見たかったので、ほぼ同じコースを家族を乗せて回りました。
が、得るものはありませんでした。

昨夜のヒカゲヘゴ。






季節柄、ツワブキが黄色い花をつけていました。




明日は後輩の結婚式です。
那覇の結婚式場でもあるホテルへと移動しました。

ホテルのカウンターでおもしろいものを見つけました。
貝と珊瑚とビーチグラスで作ったライトシェードです。
学生時代を思い出しました。



サークルでビーチクリーンをするたびに、ビーチグラスを集めていたんです。
ビーチグラスアートをしようという流れでしたが、結局、ポシャってしまいました。


ホテルからの夜景。
おおぉ。
なかなかの眺めではないか。
部屋もそこそこ広いし、奥さんも満足してくれた感じ。
たまには、こういうまともなホテルに泊まるのも悪くないと思った次第です。




行きつけ・・・ってほどでもないですが、晩飯を富久屋に食べに行きました。
「今回の旅行はご飯に恵まれてるわね」と奥さんの口から出たので、ちょっとは満足してもらえているみたいです。




そのあと、首里城のライトアップを見に行きました。



ホテルに帰ってその日はおしまい。

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2013/11/21 二回目の夏休み やんばる

2013-12-14 14:28:42 | 沖縄

沖縄二日目。

やんばるくいな荘の朝飯。
普通の家庭料理。
とてもいい感じです。
朝食は、夕食とはまた違う離れで頂きました。
手作りの小屋なんですが、そちらの雰囲気もかなりよかった。
庭も手作りで、季節にはカエルがたくさん集まりそうな感じでした。



昼間の家族サービス。
まずは浜辺で貝殻拾いをしました。
辺土名の浜辺です。




学生時代にビーチクリーンをしながらビーチグラスを拾い集めたのを思い出しました。
子どもが夢中になって貝殻を集めてました。
こんなノンビリした時間が日常にも欲しいなぁ。

休日、無人の浜辺に出かけて、子どもと砂遊びをする。
休日、家族で無人の砂浜で泳ぐ。
休日、原生林を家族で歩く。
休日、山の上で家族で天の川を眺める。

沖縄に住んでいたら、これらがかなうような気がします。
今の場所に住む限り、無理だと思います。
僕は都会に向かない人間だと思います。
都会に住むことにメリットがない。
では沖縄に引っ越しするか。。。
それもまたハードルがいろいろあるんですよ。。。




貝殻を拾いに、辺戸名の北側の浜辺にも訪れてみました。
きれいだなぁ、と素直に思ったら、造設中の人工海岸でした。
砂が自然のものと全然違います。
貝殻一つ落ちてませんでした。
沖の岩も人工?
この沖縄で、人工の浜辺を作る必要があるのでしょうか?




昼飯のイノブタ野菜そば。
国頭の道の駅で食べました。
猪と豚の子どもがイノブタ?
うまかったです。




昼飯のあとは、比地大滝に家族で行きました。
去年来たときは台風の被害で通行止めになっていて、立ち入ることが出来ませんでした。
道が整備されているので4歳児でも歩けます。




比地大滝自体はなかなかよかったのです。
が、近づけないように柵がなされていました。
僕が学生時代は、友だちが滝壺で泳いだと言っていたのですが。。。




トレッキング路が整備されているのは歓迎ですが、山肌や河原がところどころ、重機で荒らされている。。。
これでは雰囲気が台無しです。
とてもいい場所なのに、もう少し原生林の雰囲気を残せないものかと思ってしまうのですが。。。

炭焼き窯がいくつか見られました。




大滝からキャンプ場に戻る過程で、奥さんがガラスヒバァを見つけてくれました。
一応、毒蛇ですが、咬傷例はない比較的おとなしい蛇です。
家族三人でわいわいぎゃーぎゃーしながら写真を撮ったり、子どもにしっぽを触らせたりしました。




そこからさらに下ったところで、意外にも季節外れのリュウキュウハグロトンボに出会いました。
羽がボロボロでしたが、会えてうれしかった(^^)





比地大滝のあと、宿に戻りました。
夕飯前にもう一度僕だけ出かけ、森林公園内にカメラをセットして夜空を流し撮りしてみました。
やはり星の数が半端無いなぁ。
天の川が見えるくらいですから。
こんな場所に住みたいなぁ。




さて、夜の予定です。
沢に入っても昨夜と同じことになりそう。
蓄積した疲れもあり、昨夜と同じことをしたら次の日動けなくなりそう。
まずは現状把握をせねば。
林道をひたすら流して、森の様子を見渡そう。
どこかでイシカワガエルが鳴いていないだろうか。
あわよくば、樹の上で寝ているヤンバルクイナを見ることが出来ないか。

というわけで、林道を車で流すことにしました。

北の端から流すために奥の集落に来ました。
そこまでくると・・・・例の浜辺の様子が気になります。
久々にちょっと夜の浜辺を歩きたい。

月夜の浜辺は心が落ち着きますな。





さて、林道へ。
奥の集落から林道に入ってしばらくの所に、路上に沢の水が溢れている場所があります。
夜はいつもリュウキュウカジカガエルが鳴いていて、そこから少し沢に入るとナミエガエルやホルストガエルがいたりします。
路面が濡れているので、見逃すことはないはずの場所なのですが…この夜は気づかずに通過してました。
路面に水が出てきていなかったためです。
やはり、森が乾燥しているのでしょう。


ヤマシギか、アマミヤマシギ。
林道に沢山出てきてました。
撮影を試みたのですが、EOS kiss X3とスピードライト270EXの同調が悪い。
フラッシュ光がなかなか発光してくれない。
X3のMモードでのライブビューの調子が前々から悪いのですが、スピードライトが光らないとなると・・・やはりX3はそろそろ引退が近いのかもしれません。




ヒカゲヘゴのシルエット。
月が昇ってきているタイミングでした。
そのときは思いつかなかったのですが、この画像で星空の流し撮りをすればおもしろい作品になったのではないでしょうか。
月がどんどん昇ってくるし、雲も少し流れていたので、なかなか思い通りにはいかなかったでしょうけど。
でも、風もなかったので、この見事なヒカゲヘゴのシルエットを使って、もうひとひねりした作品を撮ってみたかった。




結局、この夜はヤンバルクイナを見ることができませんでした。
また、イシカワガエルの鳴き声も聞くことができませんでした。
森が静か過ぎます。

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2013/11/20 2回目の夏休み 沖縄行き。

2013-12-09 20:36:18 | 沖縄

今頃夏休み?
そうなんです。
学会とかあって、取るタイミングを逸しました。
あと、僕にとっては、後輩の結婚式にかぶせたかったというのもありました。


今回の夏休みは家族付きです。
今回は、少し家族サービスに気を使いました。
予め、泊まる宿をすべて予約しました。
今まではことごとく行き当たりばったりだったので、妻にも子どもにも苦労をかけました。
今回は、前半二泊が、飯もうまくて雰囲気がよいというヤンバルの宿「やんばるくいな荘」、後半が後輩の結婚式会場のホテル「日航グランドキャッスル」。
しかも、エクゼティブ・ルームなる、なんか良さげな部屋に三泊です。
家族を「まともな」ホテルに宿泊させるのは初めてのことかもしれません。

まあ、それでもやはりヤンバルに行くんですけどね。

那覇到着。
レンタカー。
元バイト先に急行。
旧交を温め、続いて元ボランティア先の作業所に顔を出してきました。
知っている利用者の近況を聞き、いよいよ北へと出発。

と、その前に小腹がすいたので、懐かしの浜屋そばへ。
浜屋そばはお気軽シュノーケリング・スポット、北谷の砂辺にあり、学生時代はよく行きました。
とろとろの軟骨そーきがたまりません。
家に帰ったらまた軟骨ソーキ汁を作ろうと思った次第です。




小腹を満たし、沖縄南インターへ。
インターから高速に入る前に、インターのそばに住んでいる友達の家に少し顔を出し、さて、いよいよヤンバルへ出発です。


ヤンバルクイナ荘は学生時代からよく見かけていました。
なんせやんばるに向かう途中の道の脇にあるのですから、今まで100回くらい見ていると思います。
でも、お世話になるのは初めてです。
なかなか人気があるようで、以前、夏休みに飛び込みで泊まれないか電話をしたら満室だったという記憶があります。

19時すぎに到着。
早速飯です。
母屋の脇にある手作りの小屋で、たき火を囲んでの夕飯です。



雰囲気があって、飯も美味しく、量が多い。
ただ、煙に巻かれながらの食事になるので、服が煙り臭くなりました(^_^;


飯を食い終わり21時くらい。
さて、本番です。
妻と子供は部屋でゆったりしてもらい、僕はやんばるへ。
もう11月も下旬です。
きっとイシカワガエルの鳴き声が森を響き渡っているに違いない。
日常で蓄積した疲れと風邪と左の股関節炎とひどい肩凝りで身体はぐったりと重いですが、心だけはうきうきです。

いざ、森へ!
少し乾燥気味ですが、気温は充分あり、期待できます。

森に入ってすぐに気づきました。
動物たちの気配がまったく感じられない。
虫が鳴いていない。
こんなことってあるでしょうか?


でもとりあえず、ヤンバルヤマナメクジが僕を出迎えてくれました。
体調5cmほどの小物ですが、うれしい。



ベッコウマイマイ。
沖縄島と久米島にのみ分布する絶滅危惧2類に指定されているカタツムリです。
が、やんばるの森には割と普通にいます。




ヤンバルマイマイ。
これも絶滅危惧2類。
個体数では、やんばるの森で一番多い陸貝類かも。



林床にときどきアカガエルが跳ぶのですが、なかなか姿をカメラに納めることが出来ず。
森はだいぶご無沙汰しており、身体がついて来ないのか。。。

沢の源流部にいた(たぶん)ナミエガエルの幼生。




数少ない蛙どもにことごとく逃げられ、カタツムリや沢の浅瀬にいるオタマジャクシなど、地味な存在をコツコツ拾い集めながらのスタートとなったわけです。

通称「砂場」について、やっと姿を捕らえました。

リュウキュウアカガエルの雄。
雄が数mおきにいます。



例年11月下旬から12月上旬にリュウキュウアカガエルの一斉産卵があるんです。
しかし、この夜は月齢16.6。
月が明るすぎます。
雨でも降らない限りこの夜は期待できないだろうとは思っていました。
それでも、若手の雄たちが先回って沢に降りてきてくれていたらなぁという期待には応えてもらえたようです。

アカガエルたちが産卵を控えているのを知っているのは人間だけではありません。

ヒメハブ。
待ち伏せ型の気の長いハンターです。
ヒメハブたちはどうやってカエルの産卵を知るんでしょうね?


ヒメハブのアップ。
本当はもう少し顔を画面の中央に持ってきたかったのですが、こいつはけっこう神経質な個体で、このあと逃げられてしまいました。




こちらは水中で待ち伏せ中?
それとも移動中だったのか?
いずれにせよ、ヒメハブは水が好きな蛇です。




ちょっぴりアップ。




またしても古い湯飲みを見つけました。
半世紀以上前のものだと思われます。
この沢には炭焼き窯が複数あるので、炭焼きに来た人たちが用いたものなのでしょう。




やっと出会えました。
ハナサキガエルの雌。
こんなに警戒されまくった姿しかこの夜は撮影できませんでした。
(疲れていて集中力を欠いたというのはありますが)それくらい僕の腕が落ちていたし、また、カエルの個体数自体が少なかった夜でした。
ハナサキガエルも、冬の間の数日間に一斉産卵をします。
しかし、ハナサキガエルの産卵のタイミングは、僕にはよくわかりません。
12月のこともあれば、1月のこともあり、はたまた3月のこともあります。
なにを基準に産卵のタイミングを決めているのか、さっぱりわかりません。
でも、リュウキュウアカガエルより、寒い日に産卵しているような気がします。




リュウキュウアカガエルの雄。
この夜は雌を見かけませんでした。
雌を誘う鳴き声も聴けませんでした。

いやはや、しかし、こんなしょぼい写真しか撮れなかったんです。
情けないやら悔しいやら。。。




ヤンバルクイナが遠くで鳴き交わすのが何度か聞こえました。
しかし、基本的にはとっっっっっても静かな夜でした。
11月下旬のこんな温かい夜に、こんなに静かだとは…。
鈴虫の鳴き声すらまったくしなかった。
なんとも不自然な夜でした。

帰りに見つけたリュウキュウヤマガメの。。。。




リュウキュウヤマガメの甲羅。
生きていたときのお前に会いたかったよ。



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2013/07/21 西表島 最終日 中野海岸と船浦の干潟

2013-08-04 17:30:07 | 沖縄

さてさて、西表島最終日です。
今日の15時の便で石垣島に渡り、友だちに会って、明日朝9:00の便で帰ります。

今回の西表滞在でまだ海亀を見てません。
見たい。
中野海岸に行きました。
この日は日が射してました。

うつくしい。


クラゲが漂ってました。
クラゲを撮影するのは初めてのような気がします。


なんという名前のクラゲなんでしょうね?
ヒダの縞々模様が動いてました。


こいつの脇をハブクラゲの小さな個体が漂っていたのですが、半透明な被写体をXZ-1が得意とするはずもなく、撮影できませんでした。


またしてもイラブーの吸気。


イラブーは高級食材です。
一度食べてみたい気もします。
捕まえるのは簡単なんですが、調理の仕方も分からんしなぁ。


すばらしい珊瑚です。








昨日のツアーで案内されたポイントに到着しました。
しかし・・・やはりというか・・・海亀一匹いませんでした。
三度フラれました。
今回は諦めろということなのでしょう。

で、くやしいなぁと思いながら流れに身を任せたところ…深みに流されました。
そしたら、こんな光景が現れました。


水深は20mくらいでしょうか。
もう水底はみえません。
海の中に日の光が射し込む様子が見えます。
適度に水の透明度が悪いことが、転じてこのように光の筋を映えさせているのでしょう。
海亀には会えませんでしたが、海がくれたプレゼントでした。


中野海岸。
また訪れることもあるでしょう。



さて、最後のターゲットは船浦の干潟のミナミコメツキガニです。
干潟一面を覆うミナミコメツキガニを撮影したい!
というわけで、やって参りました、船浦。

船浦の干潟にはたくさんのヤエヤマヒルギが茂ってます。


汽水域に生えるヒルギは余分な塩分を葉に運んで濃縮し、その葉を落とすことで体内の余分な塩分を排出しているそうです。



ヒナイサーラの滝が見えます。
やはりヒナイサーラの滝を日が当たっている状態でみたいなら13時までに滝にたどり着いていないといけない。
それ以降は崖の影になってしまい、日が当たりません。



EOS kiss X3 + EF-S 55-250mm ISで撮影。
焦点距離250mm。
滝上に人が写ってます。
今思えば、三脚もあることだし、PENTAX Q + EF-S 55-250mm ISで撮影してみればよかった。
焦点距離1300mmだったら、下手したら人の顔まで見えたかも?


ミナミコメツキガニ。


干潟の泥の中の有機物をひたすら食べます。



群れるのが好きみたいです。


ジッとしていると、一面ミナミコメツキガニになります。
全部僕に背を向けているのは、まだ僕が警戒されているからです。


警戒心を解いて、こちらを向いてくれるまでひたすらジッと待ち続けます。


ひたすら泥を食べ続けるミナミコメツキガニたち。




立ち尽くすこと1時間、やっとこちらを向いてくれる個体が目立ち始めました。


こんな感じで、一面ミナミコメツキガニです。


このようなマングローブのある干潟の食物連鎖は、デトリタス食物連鎖と呼ばれるみたいです。
デトリタスとは、落ち葉や動物の死骸などがバクテリアによって分解されて粒状化した有機物のことだそうです。
このデトリタスを主にコメツキガニやシオマネキなどのカニ類が食べることから始まる食物連鎖だそうです。





もぐもぐ。


もぐもぐ。


もぐもぐ。



ミナミコメツキガニは隠れるのがものすごく早いです。
わずか10秒ほどで姿が完全に見えなくなります。






















上のカニの写真はすべてEOS kiss X3で撮影しました。
本当はもっとアップで撮るつもりでPENTAX Qを準備していたのですが、コメツキガニはせわしなく動き回ってジッとしていることがないので、やはりマニュアルフォーカスは厳しかったです。
数枚とりましたが、いい絵は撮れませんでした。
下の写真がそれです。
もし、PENTAX Q + EF-S 55-250mm ISで撮るなら、じっくり撮るために三脚だけでなく、椅子も準備すべきでしょう。
今回は、撮影直前に三脚の足の一本のネジが行方不明となり、さらに、撮影中に三脚のゴム足を1個無くしました。
(泥の中に三脚の足を突っ込むので、引き抜くときにゴム足が外れて無くなりました。)
PENTAX Qでの撮影はさんざんの結果に終わりました。
次回、PENTAX Qで臨むときは、三脚の足にビニール袋を巻いて、椅子を持って臨みたいです。


思ったようなコメツキガニの写真を撮れずに終わってしまいました。
準備不足とシュミレーション不足でした。

それにしても日差しがきつかった。
初日と最終日しか日差しがなかったことが何とも残念ですが、日差しがあったらあったで大変なことなんです。
本土とは日差しの質が全く違います。
強烈なんです。
日傘なしじゃやってられない。


日差しがあった場合、最悪なのがテントの中です。
それは重々知っていたので、今回おこなった新たな試みがありました。
それは、テントに人工的に日陰を設けることです。
太陽光の80%を反射するという防水断熱シートを購入して、太陽光からテントを守ろうという試みでした。
ところがそのシートが思ったより小さくて、太陽を全方向からシャットアウトするというわけには行きませんでした。
で、時刻に応じて太陽光が当たる方向にシートを張り直す手間がありました。



張り直す手間が面倒でしたが、効果は実感しました。
これは使えます。
ただ、いかんせんシートが小さい。
シートを二枚にするか、もっと大きなシートを手に入れるべきでしょう。
あと、うまい具合にシートを張るための樹がないので、次回はタープポールを使用しようかと思ってます。
荷物が増える一方ですが、それでも安眠の質と時間を増やすためならがんばれます。


あまりにも早い6日間でした。
やっとエンジンが温まってきたところで、終了のベルが鳴ってしまいました。

やはり、ホームではない、アウェーでの行動は何かと効率が悪かったです。
どこに行けば何が見れるという見当があまりないので、仕方がないのですが。
次回こそはイリオモテヤマネコの足跡探しをしてみたいと思ってます。

しかし、次回って・・・来年のこと?
それとも再来年?
社会人はつらいよ。

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2013/07/20 西表島 シュノーケリングツアー バラス島

2013-08-04 16:40:49 | 沖縄

上原港沖リーフエッジの珊瑚群落消滅は、僕にとって衝撃的な出来事でした。
5年間経っているとはいえ、あれほど大規模で見事な群落が消え去ってしまうとは…。
中野海岸の珊瑚も見事ですが、もっともっと元気な珊瑚をみたい!
希望を見せてもらいたくて、手っ取り早くシュノーケリングツアーを申し込みました。
レンタカーをしている民宿がツアーをしていたので、そこで声をかけました。
事情を話し、上原港沖の珊瑚群落の消滅に衝撃を受けているので、元気な珊瑚が一面に広がっているところに案内して欲しいと頼んだところ、それに応えられるコースがあるのだが、明日はそのツアーが出ないとのこと。
やむなく、明日出るツアー、バラス島ツアーに申し込みました。

バラス島は上原港から船で15分ほどの海上にある珊瑚のかけらからできた小さな島です。
あいにくとこの日もパッとしない天気。
XZ-1の防水プロテクター越しとは言え、この程度。
ときおり、太陽がのぞくという感じの天気でした。


バラス島は端から端までで50mないくらいの小さな島です。
日によって島の形も変わるそうです。



僕の持っているシュノーケリングガイドには、バラス島の南側がすばらしいと書いてありましたが、この日は北側で泳ぐように指示されました。
まあ、安全を考えてのことでしょうし、集団行動なので敢えてなにも言わず、従いました。

バラス島の北側もすばらしい珊瑚の群落でした。
ただ、透明度が今ひとつでした。
台風7号が通過してまだ1週間程度しか経っていない影響もあるのかもしれません。



すばらしい。
惜しむらくは、もう少し海水の透明度がよくて、日が照っていてくれたらさらによかった。












カクレクマノミを見つけました!
見事なイソギンチャクです。


カクレクマノミは動きが速いので、少しでもシャッター速度を稼ぎたい被写体です。
やはり日が射してくれてないと厳しい。








ツアーということもあり、時間制限があります。
作品を狙うには条件が悪い。


結局、まともなカットは一枚もなし。
まあ、制限が無くてもうまく行かないことも多いのですから、今回は見れただけでもよしとせねば。


このあと、海亀に高頻度に会えるというスポットに案内されました。
なんと、中野海岸でした。
前日、同じキャンプ場の釣り人が「うじゃうじゃいるのを見た」と言っていましたが、中野海岸は海亀スポットだったんですね。
ところが、残念なことに、今回も海亀の影すら見当たらず・・・。
場所もわかったことだし、これは改めて来なければ。



存じませんでしたが、このツアー、鳩間島が組まれてました。


鳩間島は2005年に訪れて以来です。
そのときは学生で、診療所の先生と一緒に村人の定期回診に同道しました。
島に上陸するに当たって、ガイドから島のウタキの入り口にある鳥居の撮影を禁じられました。
(2005年に訪れたときは、そんなことを聞いたこともなかったので、撮影してます)
島人から苦情が来たそうです。
まあ、たしかに神聖な場所に観光客がズカズカ入って、パシャパシャ写真を撮られたのでは気分が良くはないでしょう。
他にもいくつか禁忌事項を説明されました。
島の生活と観光の間に摩擦が生じているようでした。


こんな看板、当時はなかったなぁ。
こういう看板一つあるだけで、だいぶ効率が変わってきます。
鳩間島でも一度、ノンビリしてみたいなぁ。



なんと豊年祭をやってました。
棒術の奉納。
なぜか黒人が入ってました。
何かの交流で鳩間島に滞在しているのでしょうか?


それでもやはり鳩間島は鳩間島でした。
今でも住人は60人程度のようです。
島の一般的な家の撮影もしたいのですが、やはり個人宅であり、許可もなしに撮るのも失礼なので、撮ってきませんでした。


与えられた1時間ほどの時間を使って、島を歩き回りました。



屋良浜。
この沖にも珊瑚がたくさんありそう。


てくてくてくてく。
道以外、何にもありません。



鳩間島のあとは、鳩間島東というポイントに案内されました。
ここにもカクレクマノミがいました。



セジロクマノミ。
浜辺からのシュノーケリングで、僕はあまり見かけたことのないタイプのクマノミです。
唯一見かけたのは伊良部島でだったと思います。



これも日が射してくれてたらなぁ。



まあ、またのお楽しみということで。



にしても、付き合いのいいセジロクマノミ君たちでした。



ソフトコーラル。
やはり珊瑚の名前も知りたいと思い、このブログの更新をしながら、アマゾンで珊瑚の本を注文しました。



ソフトコーラルのアップ。


ツアーだと、集団行動ですし、ガイドがいて気を使いますし、時間制限が厳しいし、僕は他人が近くにいると水中で放尿するのが苦手なので、オシッコに困るしで、あまりいいことがないのですが、やはり船でないとアクセスできないポイントというのがあり、やはり参加して良かったと思います。


さてさて、夜です。
この夜はターゲットをヤエヤマハラブチガエル一本に絞りました。
明日、西表島を去るというのに、まだハラブチガエルとオオハナサキガエルとコガタハナサキガエルを見ていません。
ハナサキガエルは山の中深く入らないとなかなか見れない。
(オオハナサキガエルは低地でもいないことはないのですが、森の中を移動中の個体であることが多く、出会いは運任せになります。)
ハラブチガエルが鳴いているポイントは押さえてあるので、ターゲットをハラブチガエルに絞ったというわけです。

ヤエヤマハラブチガエル、実は難敵です。
居場所を30cmまで絞るのはたやすい。
しかし、沼地の泥の穴のなかで鳴くので、見つけるのが難しいんです。
一晩をハラブチガエルに捧げても、一枚もゲットできなくても決して恥ずかしいことではないと思ってます。

気合いを入れて、そのポイントに向かって林道を歩いていると・・・・ヤエヤマハラブチガエル!!!
ポイントにたどり着くまでにゲットできてしまいました!
森の中を移動中の個体でした。
水辺を離れたハラブチガエルを見るのは、初めてのことです。



タイワンサソリモドキ。
この夜も出てくれました。





で、いよいよヤエヤマハラブチガエルが鳴いているポイント到着。
サガリバナのポイントでもあります。
しかし、今年はサガリバナがほんの少ししか咲いてない。

で、ヤエヤマハラブチガエル、さんざん粘ったのですが、あと一歩のところで結局撮影できず。
やはりあと30cmのところまでは絞り込めるのですが、それ以上アプローチをかけることができず。
昼間にツアーとはいえ3時間以上泳いでいることもあり、低い姿勢でのアプローチに足腰があっという間に悲鳴を上げて2時間かからずにギブアップしました。


あの移動中の個体は、森からのプレゼントだったのでしょう。

こうして、2013年の西表島の夜は終わったのでした。



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2013/07/19 西表島 サガリバナ

2013-08-04 16:34:49 | 沖縄

今回の西表島でのターゲットの一つはサガリバナです。
ここまで見回った限り、あまり咲いていません。
地元の人に聞くと、台風7号が通り過ぎたばかりであり、サガリバナの開花状況は例年通りではないとのこと。
だからといって、ここまで来てまともな開花を見ずに引き下がるわけにも参りません。
一房くらいはまともに咲いているかもしれません。
探してみなければ始まらない。

サガリバナは基本、水辺に咲いてます。
マーレ川沿いの沼地をあたってみました。

カニ。
手元の図鑑にそれらしいものなし。
やはり図鑑というのは何冊も持ってないと役に立ちませんね。



沢の中をざぶざぶ進むと、咲いてました。
房としては、まとまって咲いている方でしょう。



花弁ではなく、おしべが伸びまくって、こんなきれいな花になるという…。


結局、この西表滞在中、この房以上によく咲き誇ったサガリバナには会えませんでした。
またのお楽しみとします。



サガリバナが咲いているのは水辺ですので、カエルがいます。
リュウキュウカジカガエル。
静水でよく鳴いてます。



アプローチのコツさえつかめば、このように、割と自然な姿を撮ることが可能です。
XZ-1は気に入っているのですが、リュウキュウカジカガエルを撮るときはクローズアップレンズNo.10をつけないとダメなところが面倒です。



今夜も出てくれました。
タイワンサソリモドキ。



動きはゴキブリを連想させます。


やはりボクサーのよう。
本物のサソリも見たかったのですが、今回も見つけられませんでした。


アイフィンガーガエル。
アイフィンガーガエルはそこら中で鳴いているのですが、見つけるのに多大なエネルギーと時間を要します。
根性を出して見つけたのですが、今回はなんと枯葉の上で鳴いていたという、ちょっと残念なお話。



渓流にはたくさんのエビが見られます。



またしてもリュウキュウカジカガエル。


目の前で鳴いてくれました。
とてもいい奴で、何度も目の前で鳴いてくれたのですが、コンデジのシャッター・ラグのため、何度シャッターを切っても、鳴嚢が一番膨らんだタイミングで撮影できず。
こればっかりはどうにもなりません。
かといって、一眼レフにするとこんな大きさで、なおかつ、このアングルでの接写はなかなかできず・・・・。



サキシマキノボリトカゲ。



おいら、眠いんだよね。
寝させてくんない?



アオミオカタニシ。
沖縄中にいるイメージです。
でも、こうやって殻から出ている姿をみる機会は多くはないです。
活発に動いていたので、チャンスとばかりに撮りまくりました。



淡水性のエビ。
テナガエビというやつでしょうか?
以前見た奴はいずれも胴体が10cm前後でしたが、こいつは胴体が5cmくらいの小物です。
それにしてもRAW撮影は便利ですね。
この写真、かなりアンダーに撮れてしまったので、現像の段階で露出をだいぶいじりました。
なのにこんなにきれい。
jpeg撮影でトーンカーブとレベル補正で補正したのではこうはいきません。



アイフィンガーガエル。
蚊が右上肢に止まってます。
カエルも蚊に刺されたあとはかゆいのでしょうか?
いずれにせよ、人間が刺されるのとは訳が違うでしょうね。
めいっぱい吸われると、体循環血液量の1%以上吸われてしまいそう。
一晩に10回刺されたら貧血でフラフラになるんじゃないかな?



アイフィンガーガエル。


まとまって3匹鳴いてました。
ここは珍しく、アイフィンガーガエルが見つけやすかったです。



帰り際にみかけたオオウナギ。


オオウナギは神経質で、なかなか落ち着いて写真を撮らせてくれないことが多いのですが、こいつはずいぶん撮影につきあってくれました(^^)


コメント (3)
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2013/07/19 西表島 上原港沖珊瑚群落の消滅、中野海岸

2013-08-04 08:49:39 | 沖縄

西表島に来て、まだ泳いでません。
西表島に来て、初日以来なかなか日が射しません。
できれば海中の撮影は日の光があった方がいいのですが、あまり贅沢も言っていられません。
行きましょう。
西表島まで10kgのシュノーケリング道具一式担いできたのは、海に入るためなんですから。
そして、僕がこの世の楽園の一つと思っている場所へゆくためなんですから。

この世の楽園。
その場所とは、上原港沖リーフエッジのことです。
2008年まで、幅100m以上にわたり、見事な珊瑚が広がっていました。
しかも、枝珊瑚を交えた、とても見栄えのする珊瑚の群落でした。

さっそくレッツゴーしました。
リーフ内は、イメージそのままの状態でした。
前回来たときもこんな感じだったと思います。
ところが・・・リーフエッジに到達したのに珊瑚がない。
クマノミくらいしか被写体がない。


ハマクマノミ。
こいつも日が射してないといまいち絵にならない。



それでも撮る。
撮っている内に熱が入ってくる。



でも結局、日が射してないといい作品になるはずもなく、あきらめる。



驚かしてごめんよ。



リーフエッジを泳ぎ回って、確信しました。
珊瑚の群落が消滅したのだ、と。
このポイント、前回訪れたときは、間違いなく珊瑚に埋め尽くされていました。
それが、ない。
無い無い無い無い無い。
信じられない。
けど、目の前に広がっているのは現実です。


ウロウロしていたら、またしてもハマクマノミくんに出会ってしまいました。


出会ってしまったからには、素通りというわけにはいきません。


やはり日の光が欲しいなぁ。
結局、あまりいいショットは撮れず。


昨夜喰ったのと同じくらいの大きさのシャコ貝。
最大幅30cmくらい。
水中だと簡単に持ち上がります。
でも、砂地にいたので、たぶん、食べたら歯がシャリシャリいうでしょう。
もともと採る方にはあまり興味がないので、放置しました。
僕は撮るだけということで。


リーフ内の珊瑚は、ところによりこのようにきれいです。


こんな珊瑚がリーフエッジにも広がっていたのですが・・・。
それにしても、やはり日の光が射し込んでくれてないと絵にならないなぁ。


衝撃でした。
この世の天国を一つ失ったのですから。

でも、凹んでばかりもいられません。
他にもいろいろシュノーケリング候補地は絞ってきました。
一番のお目当てはヨナラ水道です。
しかし、ヨナラ水道は流れが速いことで知られます。
干潮から満潮へ、もしくは満潮から干潮へ切り替わるタイミングだけ流れが弱くなるので、海に入れる時間が自ずと決まってきます。
その時間とタイミングが合わない。

この日は代わりに、同じキャンプ場で過ごしている釣り人が、「中野海岸がなかなかよい」と言っていたので、そこへと向かいました。


中野海岸の珊瑚は見事でした。
質・量ともに文句なしです。
ただ、僕の好みを言わせてもらうと、もう少し枝珊瑚の割合が高いとさらにうれしかった。
枝珊瑚の割合が高い方が、小魚が珊瑚に絡んでくれるんです。

大きなイラブーに出会いました。
体長1.2mかそれよりもっと長いかもしれません。
空気を吸いに水面に上がって来ました。


空気を吸うと、このように再び海中に戻ってゆきます。



このイラブー、つきあいがよくて、ずいぶん一緒に泳いでくれました。


ハマクマノミくん。


元気のいい珊瑚が広がってました。



リーフエッジがどこもこんなだったらいいのですが。



クマノミ。
○○クマノミではなく、ただのクマノミ。


このペア、今まで出会ったクマノミの中で、一番愛想がよかったです。


こんなにまともにカメラ目線をくれるクマノミは珍しい。


クマノミは大抵、しつこく迫ると、イソギンチャクから脱出してしまうので、絵にならないことが多いんです。
これで日が射していたらさらによかった。


これまた幅30cmくらいのシャコ貝。
こいつも触るとぐらぐらしたので、モリかシャベルがあれば持って帰れそうなシャコ貝でした。
でも、あまり美味しくなさそうに見えるのは僕だけ?


珊瑚があると、魚も寄って来ます。


名前、存じません。
食べれそう。



浜珊瑚。
年齢100-200年ってところでしょうか。


名前、存じません。
珊瑚図鑑がほしい。


夏の西表滞在中は、いつもパイナップルのお世話になります。
このように、100円から売ってます。
冷蔵保存する必要ないし、安くて甘くて美味しいし、腹一杯になるし。
いうことなしです。


マンゴーも季節なので、今回は500円出して買いました。
台風7号の影響でたくさんB級品が出回ってました。


この日、やっと沖縄そばを食べました。
忙しく動き回っていたし、やることいっぱいで、沖縄に来たのに沖縄そばを食べていないことに気づきませんでした。
まあ、これは野菜そばですが。


キャンプ場に帰ると、中野海岸を教えてくれた釣り人が、亀を見れたかと聞いてくる。
彼も僕と同じ時刻に中野海岸で泳いでいたのだが、彼はウミガメがウジャウジャ集まっているところを見たとのこと。
なにぃぃぃ!
場所を聞くと、僕もほぼ同じ時刻にその場所を通っている・・・。
なぜ気づけなかったのか?!
もう一度中野海岸に行かねばならないな。
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2013/07/18 西表島 ヒナイサーラの滝、サガリバナ

2013-08-04 08:40:39 | 沖縄

西表島に入ってもう早3日目になってます。
今回の旅、最大のミッションをそろそろ果たさねば。
それは、ヒナイサーラの滝に陸路でいくことです。
ヒナイサーラの滝へ行くのは山道ではなく、カヤックで行くのが一般的かと思われます。
ではなぜそうしないのか。
学生時代、金がなくて、カヌーを借りれなかったから?
それはあるかもしれない。
学生時代になんとか陸路でたどりつけないか、模索したのですが、陸路で行くための道を見つけることができませんでした。
今回はネットサーフィンをしていて、ヒナイサーラへの山道をご丁寧にGPSデータで公表してくれているサイトをみかけ、ルートを知った限りです(^^;)
カヌーで行くのも悪くないのですが、救命胴衣を着させられたり、集団行動だったり、カメラを制限されたり(濡れると壊れるから)と、いろいろあるので、自分勝手な僕には合わないんです。


というわけで歩いて出発です。
昨日一日、かなり重い荷物を背負って歩き回ったため、ちょっと肩が凝ってしまいました。
なので、この日は荷を最小限に絞りました。

入り口はマーレ川です。
マーレ川河畔にはサガリバナがたくさん見られます。
サガリバナの下の水場にとんとんみーこと、ミナミトビハゼがたくさんいました。
まあ、せっかくなので、記念に一枚。


撮っていると熱が入り・・・


こんなアップを撮る羽目に。


水面に落ちたサガリバナ。
数はあまり落ちてませんでした。
最盛期だとここは一面花で埋め尽くされることもあるはずです。


イヌビワの木の板根。



マーレ川渡河ポイント。
ここ近隣の水源らしく、人工物が目立ちます。
水源の施設は無人でしたが、監視カメラが設置されていました。


コナカハグロトンボ。
これも石垣・西表島の特産種だそうです。



マーレ川を渡って、小道を少し進むとこんな看板が。
ヒナイサーラの滝はともかく、テドウ山に行く人なんているのか?



道はこんな感じ。
ところどころにテープのマーキングがされています。
(iPhoneで撮影)



道は意外としっかりしてる。



テドウ山から反対側に降りるとマリウドの滝やカンピレーの滝に抜けられます。
しかし、その道はほとんど廃道だという。



ヒナイサーラの滝に出る手前の谷で、こんな渓流を発見。
ここならオオハナサキガエルやコガタハナサキガエルに出会えるかもしれない。
でも、駐車場からここまで直で来ても1時間半かかるんだよね。



サキシマキノボリトカゲ。



何の木か存じませんが、あまりに立派な木だったので、時間をかけて撮影しました。
ヤエヤマオオタニワタリが二つも乗っかっていることからわかるように、かなり立派な木です。
樹齢何年か知りませんが、直径1mはあります。
数々の台風によくぞ堪えたものです。







板根が見事でした。
板根の根元は高さ1mを優に超えてました。



ヒナイサーラの滝の手前の木のウロに卵が!
これぞアイフィンガーガエルの卵に違いありません!



アイフィンガーガエルは生涯を樹上で過ごします。
そのための工夫がこれです。
木のウロの水たまりだなんて、そんなに安定した環境ではないのですから、何も無理せず、普通に地面の水たまりに産卵すればよいものなのに、徹底したものです。


木のウロは乾燥の危機が常につきまとうだけでなく、餌もありません。
そこでアイフィンガーガエルはなんと、受精卵を産んで餌として幼生に与えるそうです。
子育てをするカエルなんだそうです。
これって、ものすごいことではありませんか?



ヒナイサーラの滝上にたどり着きました。


落差50m。
とにかく高い。
やっとここに来ました。
下にはツアーで来たと思われる一団がいました。


ちょっとした秘境です。


植生は・・・ジャングルそのものですね。
大型のシダ植物がたくさん。
多くはヒカゲヘゴ。



遠くに船浦の干潟と橋がみえます。



ヒナイサーラの滝の上流。
上流にもう一つ滝があるみたいですが、そこまで行く気力なし。
岩がヌルヌルすべって危ない。


のんびり写真を撮りながら来たため、すでに時刻は16時半。
滝の下まで降りて、見上げたかったですが、初めての山で夜を迎えるのもなんなので、これで退散しました。
もし、このときヘッドライトをテントの中に置き忘れていなかったら、万全の装備だったので、もしかしたら、ゆっくり夜になるのを待ってから帰ったかもしれませんでしたが。
懐中電灯を二つ持ってましたが、夜の山行ではヘッドライトもあった方がいいのです。



さて、キャンプ場へ戻り、晩飯を食って、夜の森へとレッツゴーしようかと思ってました。
ところが雲行きが怪しい。
レーダーを見ると、強烈な雨雲がまっしぐらにこちらに向かってきている。
これでフィールドに出たら地獄だ(>人<;)
やむなくキャンプ場に留まりました。
しかし、このままテントに入って寝るのもしゃくなので、キャンプ場にいた人たち(今夜は僕を入れて4人しかキャンプ場にいなかった)に声をかけて、ビール片手に東屋に集まってもらったら、一人がさすらいの漁師で、今日海で採って来た推定1kgのシャコガイとタカミ4個持ち寄ってくれました。


せっかくなので、火であぶって食べようかということになり、適当に蒔きを集めて、僕のガスバーナーで火起こしをすることに。
慣れない火おこしに少してこづったけど、なんとか火ができました。






フライパンの大きさと比較してみると、シャコガイの大きさがわかるかと思います。
大味でしたが、よい土産話となりました。


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2013/07/17 西表島 宇田良炭鉱 その他

2013-08-04 07:31:17 | 沖縄
宇田良炭鉱は戦時中まで稼働していた炭坑です。
戦争中に船を沈められて、石炭を運び出すことができなくなって、その役目を終えました。
一時期は数千人が暮らし、映画館まであったそうです。
たくさんの人がマラリアで死にました。

以前は知る人ぞ知る場所でしたが、最近、観光雑誌に複数回取り上げられたことでその存在が知れ渡り、アクセスの道もそれなりに整備されてしまいました。
しかし、未だそれほど人気スポットとは言いがたく、寂れています。
僕のお気に入りスポットの一つです。


宇田良炭鉱へ向かうべく県道を飛ばしていたときのこと。
カンムリワシが飛んできて、電柱の上に止まったではありませんか!!
急いで車を脇に寄せ、PENTAX QにEF-S 55-250mm ISをセットし、カメラを向けると・・・飛び去ってしまいました。


浦内川河口到着。
マングローブが広がっています。


マングローブの中を歩いてみたい。
たくさんの生き物の足跡が見えます。


浦内川の支流に沿ってさかのぼります。



炭鉱に行く手前に宇田良橋があります。



1954年に作られたみたいです。
つまり、戦後ということになります。


表層のコンクリートが落ちて、鉄筋が見えます。


マングローブの木。
名前、怠けてまだ調べてませんm(_ _)m


左岸の橋脚。
この先の道は完全に消えてました。
沼地になっていたので、進むことすらできず。



「た」の字が読めません。
旧仮名?



福島第1原発周辺もこんな感じになるのでしょうか。


橋の上から。



宇田良炭鉱が見えてきました。
コンクリートの柱は、炭鉱から石炭を運び出すトロッコ列車のレールの支柱です。



煉瓦の支柱もあります。
何度訪れてもいい雰囲気です。
木道がもうけられていて、自由に歩けなくなっていたのがちょっと残念。



川に視線を向けると、船のエンジンがありました。


前回2008年に訪れたときは見つけることができませんでした。
目の前の煉瓦の支柱に眼を奪われていたためだと思われます。
戦後、70年にわたって、こうやって静かにたたずんでいたんですね。




気づくと15時。
腹が減った。
近くのカフェでカレーを頼んだら1300円也。
やはり観光地なだけありますな。
沖縄とは思えない値段。
もっとも、多くの食材を島の外から運んできていることを考えると、そんなものなのかもしれません。



午後は、ヒナイサーラの滝への山道の入り口方面に向かいました。
マーレ川に出るあたりにサガリバナの群落を見つけました。
しかし、きれいに咲きそろった房を見つけることができず。
このように、房の一部が咲いているものが多かったです。
18時近かったので、その日のサガリバナが咲き始めていました。



開花し始めたサガリバナ。



その先へ進んでゆくと、セマルハコガメが!



小さな亀と大きな亀。


リュウキュウヤマガメもそうですが、セマルハコガメもジッとしていてくれません。
逃げ回りまくるので、なかなかいい写真が撮れない。



近づくとこのように殻の中に入ってしまう。
リュウキュウヤマガメなら手足が見えますが、セマルハコガメは手足を完全に殻の中に仕舞ってしまいます。


「もうそうろそろ大丈夫かな?」


「今だ、逃げろ!」


このように、お腹側の板がちょうつがい状になっていて、頭・手足・しっぽを完全に殻の中に納めることができます。


「もう大丈夫かな?」


寝るときは落ち葉の下などに潜って寝ます。
以前、カエルを探して枯れ草をどけていたらセマルハコガメが出てきたことがありました。


紫色のカニ。
たくさんいるので、簡単に種を調べられるかとも思ったのですが、手元の図鑑には載ってませんでした。


サキシマハブ。
小さな個体。


日が暮れてきたので、地図上で目を付けていた浜辺へと向かいました。
海亀の産卵を見るためです。
浜辺は想像通り、すばらしい浜辺でした。
人工の光が入り込む余地のない、幅700mにわたる浜辺。
奥行きもあり、産卵に適してました。
ところが、です。
産卵の形跡がまったくみられませんでした。
端から端まで調べてみて、見つけられたのは1つのみ。
台風7号で足跡はすべて消されたみたいです。
それにしても台風7号以降、一週間で一匹しか上がっていないとは。。。。
ちょっと意外でした。


浜辺からの帰りにみかけたヤエヤマクマゼミの脱皮個体。
石垣・西表の特産種で、日本最大のセミだそうです。



そのあとは、2006年にみつけたサガリバナスポットへといったのですが・・・獲物は行く途中に見つけたこのサキシマハブのみ。。。



小さな個体でした。



よく逃げ回ってくれました。



サガリバナのポイントでは、ヤエヤマハラブチガエルが鳴いていましたが、姿を捉えることができず。



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2013/07/16 西表島入り

2013-08-04 07:27:50 | 沖縄
夏休みです。
開放の時です。
妻と子どもは家に置いてきました。
独りの人間として、雄叫びを上げる時間です。


今回特筆すべきは、体調万全だったということです。
昨年と一昨年と、体調絶不調だったので。。。

それには訳があります。
年齢が中年にふさわしいものとなってしまい、今年度に入り、とうとう月6回の当直と休日日勤2回を肉体的にこなせなくなりました。
身体が悲鳴を上げ、異常が目に見える形となったため、上司に泣きついて、当直を月5回に減らしてもらいました。

劇的な違いでした。
月6回ということは、週平均1.5回ということです。
別の言い方をすると、36時間業務が週に1.5回ということです(金曜・土曜が当直の場合は24時間業務)。
これでは疲労が回復する暇がありません。
多忙感もエンドレスです。

月5回の当直というのは、ベースに週1回の当直があり、4週に一回だけ、当直が2回の週がある、ということです。
つまり、「今月はこの週だけがんばればなんとかなる!」という気持ちでがんばれるんです。

違いは劇的でした。
体力が回復するのを感じました。
体力が底上げされるのを感じました。
別世界です。

まあ、それでも月に5回の24~36時間業務というのは、疲れるんですけどね。

結果として、西表島行き直前までの3ヶ月間に渡り、ほぼ毎週、週1回、プールで1km遠泳をすることができました。
今まで夏休み前は、忙しくて体調が悪くて、2ヶ月間に2回プールに行けたか行けないかということろでした。
週1-2回の自転車通勤(往復2時間弱)に加え、何もない日は帰宅後、軽いジョギングをしました。

今まであり得なかったほど、よい体調で夏休みを迎えることができたのです。


というわけで、行ってきました、西表島。


行きの飛行機から屋久島が見えました。
屋久島が僕を呼んでいる。
でもごめん、まだまだ沖縄でやり残したことがあるんだ。
かならずいつか君の元へも行くよ。




石垣空港に・・・着きませんでした。
ここはどこ?!
着いたのは、新石垣空港。
空港が新しくなっていたとは存じませんでした。

空港を出ての第1印象。
涼しい!
東京は連日35度でした。
32度の石垣島はなんと涼しいことよ。
でも、日差しは強烈ですね。


空港から離島行きフェリーターミナルへ直行。
そのまま西表島へ出発!




ああ、懐かしの西表島です!
高速船は早いなぁ。




西表島は八重山の他の離島と違って、海からそそり立ってます。




今回のメインターゲット、ヒナイサーラの滝が写真中央に写ってます。
(ちょっとこの写真では厳しいかも)
この時刻、14時頃だったでしょうか。
すでにヒナイサーラの滝は日陰です。
滝を日のあるうちにみるためには午前中がよいということでしょう。



上原港に14時過ぎに到着。
そこから2.5km、ミトレアキャンプ場まで歩きました。
むっちゃ汗掻きました。
背中に背負った90Lのザックが22kg。
カートに乗っけたシュノーケル道具一式が10kg。
さらに港のスーパーで購入した水や食料合わせて、35kgなり。
たぶん、キャンプ場に行くだけで1kg以上やせたと思われます。

懐かしのミトレアキャンプ場は、記憶のままの姿でした。

夜になりました。
上弦の半月です。
本当は新月がらみで予定を組んでいたのです。
理由は、月が暗い方が夜の小動物観察に有利だからです。
月が明るいと僕の姿が月明かりに照らし出されて、被写体に警戒されてしまうからです。
まあ、そんなこと言ったって、台風7号がきてしまったのですから仕方がありません。
この夜は、月が出ているにもかかわらず天の川がきれいに見えました。
蠍座が天高く見えました。

PENTAX Q + EF-S 55-250mm ISにて撮影。


早速、森へと出かけました。
ヤエヤマイシガメ。


アマミナナフシ。
日本最大のナナフシとのこと。



サキシマヌマガエル。
そこら辺でたくさん鳴いているのですが、いざ写真を撮るとなると、なかなか難易度が高いんです。



ヤエヤマアオガエル。
これまたそこここで鳴いてます。
カエルの中では撮影難易度が一番低いかも知れません。



ベンケイガニ。
西表島の低地は、カニ天国です。
大量のカニが夜の森を闊歩してます。



サキシマヌマガエル。
路上にも出てきてました。
でも、伏せさせてしまい、まともな写真にならず。



テナガエビ?
渓流には必ずと言っていいほど淡水性のエビがいます。



アイフィンガーガエル。
ほぼ生涯を樹上で過ごすカエルです。
ピッ・・・・ピッ・・・・・と鳴きます。
連続音でないせいか、目の前で鳴いているのになかなか見つけることができません。
夜の森に行けばどこでも鳴いてますが、見つけることが難しいため、西表島生まれ・西表島育ちの人たちでも見たことがない人が少なくないと思われます。



この個体、微妙に他の個体とは鳴き声が異なりました。
樹の上の個体と、草の上の個体では鳴き方が異なる??


アイフィンガーガエル。
これこそ典型的な姿。


アイフィンガーガエル。


アイフィンガーガエル。


サキシママダラ。
小さな個体でした。
気が強く、ときにサシキマハブを捕食することもあるとか。



この夜は、あわよくば以前みつけたサガリバナのスポットまで行きたかったのですが、体力が保たず、ここで終了となりました。


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