猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2012/03/20 ナズナとオオイヌフグリ

2012-03-20 15:33:45 | 雑草

休みの日に晴れたのは久しぶりなような気がする。
でも風邪ひきさんなのであまり出歩く気分にもなれず。
家を出た矢先の道路脇で数カット撮影して撤退。

ナズナ。
草としては知っていたけど、これが春の七草の一つのナズナだったとは知らなかった。

実はピンボケ写真。
このサイズだとごまかせるけど。
たぶん、被写体ブレかと。

先週に続いて、オオイヌフグリ。
調べてみると、実はヨーロッパ原産の帰化植物。
小さい頃から慣れ親しんだ、春を代表する雑草だっただけに、ちょっと意外。



今回の二枚は、EOS kiss X3 + EF-S 60mm Macro + ケンコー・クローズアップNo.3の組み合わせで撮影してみました。
ここまで被写体深度をかせぐために、F値は25。
おかげでISO400だとシャッター速度が100程度にしかならず、かなり苦しい。
コンデジ用のポケット三脚をKissにつけて撮影。

GX100より大きく撮影できました。
しかし、重い。
EOS kissは一眼レフとしてはかなり軽い部類なはずですが、それでも重く感じてしまいます。
クローズアップNo.5も注文中。
No.10については、被写体までの距離が5-10cm程度になるのに対し、EOS kissのボディが大きすぎて、被写体への日光を遮ってしまうので、現実的ではないと考え、却下しました。

にしても、やはりマクロ撮影は大変だ。
ちょっとしたそよ風で被写体がぐらんぐらん揺れるので、撮影にならん。
春風はそよそよとして、気持ちがよいのだが、なかなかやんでくれない。
これは根気のいる作業だ。



雑草を撮り始めて、やはり生活空間が違って見え始めた。
今までまったく見向きもしなかった雑草に、少しずつですが、一つ一つ名前がつき始めたことで、
「あ、ホトケノザ」
「オランダミミナグサだ」
「ノゲシか?」
「この雑草、知らない」
などという具合に、相手を認識しつつある毎日。


まだまだ名前を覚えたのは少数。
写真は、iPhoneで撮影したものを含めると20種くらいになると思うんだけど、ほとんど名前がわからず、調べ中。
育つにつれて、葉の形が変わったり、複数の種類が小さい頃は同じような形をしているようで見分けが難しかったり。


なんにせよ、まだまだスタートを切ったばかり。
焦らず、少しずつ続けて行こうかと。
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2012/03/10 マクロ撮影の悩み

2012-03-10 12:35:51 | その他

往年の我が愛機、Olympus C-4040zoom。



2001年発売。

未だ、僕の全作品の7割以上はコイツで撮ったもの。

思うところあって、久しぶりに箱から出したらレンズの内側にカビが・・・。

電源を入れると、まだ正常に起動してくれました。

ガ、ガガガガガー、ガガガガー、ガッ。

電源オンから撮影できるようになるまで15秒ほどかかります。

水中写真だと、予め電源を入れてから潜らないと息がもたない(^_^;)

幸い、レンズのカビは撮影に影響しない模様。

しかし、コイツをフィールドに持ち出すことはもうないだろうなぁ。。。

でも、手放す気にはとてもなれない。

心の宝物です。




2001年発売ということもあるが、こいつはもともとマクロ撮影には強くない設計。

マクロ撮影がメインの僕はこいつにアダプターチューブ経由でケンコーのクローズアップレンズNo.3やNo.10を取り付けて小動物と向かい合っていました。



これがなかなかツボにハマった組み合わせだったらしく、ケンコーのクローズアップレンズNo.10と組み合わせると、なんと、幅13mmほどを画面いっぱいに写すことができました。

体調7cmほどのクロイワトカゲモドキの頭部や、オキナワキノボリトカゲの頭部を画面いっぱいに写すことができた。

実はこれ、ものすごいことなんです。

現行機種中、マクロ最強と思われるリコーGXR S10をもってしても写し込める横幅は19mmが限界。
(ちなみにS10のレンズはGX100と同じです。)

等倍撮影が可能なCanon EF-S 60mm macroでも、幅22mmが限界。

フィールド撮影用としては、史上最強だったのではないでしょうか?


この性能を再び手に入れたい。

最近、雑草撮影を始めてそう思いました。

最初は現愛機、Richo Caplio GX100に、アダプターチューブ経由でクローズアップレンズを使用することを考えたのですが、これがうまくいかない。
実際にクローズアップレンズありと、なしとで撮り比べてみると、なんと、クローズアップレンズなしの方が大きく写せてしまいました。
カメラのレンズとクローズアップレンズの相性もあるのでしょうが、原因の一つは、スームに応じてカメラ本体から突出する鏡筒の長さが変化することだと思われます。
アダプターチューブはカメラ本体に固定されているのでズームすると、鏡筒の伸び縮みに合わせて、カメラのレンズ先端からクローズアップレンズまでの距離が変わることになります。

GX100は、意外なことに、最小ズームと最大ズームで比較すると、最大ズーム時の方が、鏡筒の突出が小さいのです。
最大ズーム時にカメラのレンズ先端からクローズアップレンズまでの距離が開いてしまう。
クローズアップレンズ経由で撮影すると、CCDと被写体の間の距離は、クローズアップレンズなしの方が短くできるので、クローズアップレンズなしの方が大きく写せるというわけ。


では、C-4040zoomを現役復帰させるか。
選択肢になり得ますが、問題点も多い。

レンズの性能から言って、1000万画素まで必要ないにしても、A3印刷することを考えると800万画素はほしい。

AFのフォーカスエリアが中央一点のみというのも困る。
こいつが現役のときは、焦点を合わせたい部分にフォーカスエリアを当てて、ピントを合わせてから構図を取り直してシャッターを切っていました。
しかし、ここまで高倍率のマクロ撮影となると、構図を取り直す段階で、どんなに細心の注意を払っても、ピントが微妙にズレてしまう。
できたら、リコー機のようにフォーカスエリアを自由に動かせることが望ましい。

ここまで高倍率のマクロ撮影だと、一眼レフと比較して、コンデジがいくら被写体深度が深いとはいえ、それなりに絞り込みたい。
そうすると、ISO 100ではよほど明るい条件でないとブレてしまう。

フラッシュを使えばいいという話がない訳ではない。

C-4040にアダプターチューブをつけると内蔵フラッシュは完全にケラレてしまうので、現役時代はブラケットケーブルFL-CB01とフラッシュブラケットFL-BK01経由で外部フラッシュを接続し、フラッシュを手持ちして光を当てていました。
フラッシュの発光強度は調整不可だったので、フラッシュを左手で持ち、被写体までの距離を手で調整して露出を調整していたのだから、もう感覚の世界でした。
当然失敗作の山ができます。
数打ちゃ当たる大作戦でした。



現行機種でなんとかならんものか。

現在の僕の悩みです。


C-4040zoomの後継と言われるXZ-1が第一候補です。
F1.8-2.5、焦点距離28-112mm(35mmフィルム換算)。
C-4040のF1.8-2.6、焦点距離35-105mmとほぼ重なる。

C-4040は、ズームで焦点距離がかわっても、カメラ本体から出てくる鏡筒の長さが変化しませんでした。
ところが、XZ-1は焦点距離に応じて、鏡筒の長さが変わる。
幸い、最大ズーム時に一番鏡筒が伸びるので、最大ズームのときが、クローズアップレンズとの距離が最短で、一番マクロ撮影の条件がよいことになる。
でも、果たしてケンコーのクローズアップレンズNo.10との相性はどうか。

CCDの大きさもハードル。
C-4040は1/1.8インチ、対するXZ-1は1/1.63インチ。
わずかな差だが、どれだけ撮影倍率に影響するか。

XZ-1とクローズアップレンズNo.10の組み合わせは、果たして撮影最大幅がGX100の19mmを超すことができるか。

こればっかりは、実際にモノを揃えてみないとわからない。
身近にXZ-1を所有している人はいないので、試すなら自分ですべて揃えるしかない。
一式揃えるのに5万円ほどかかる。
5万円投資して、結局、GX100に劣る性能だったらどうしようか。
GX100を超したとしても写し込める幅が15mmくらいでないと、投資の価値が得られるかどうか。

悩みは深いです。
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2012/03/03 ホトケノザ

2012-03-10 12:17:36 | 雑草

春の足音が小さいながら聞こえてくる今日この頃、近所の雑草に少しずつハマりつつあります。



ホトケノザ。
この名前、聞いたことがあったかどうか・・・。
でも、今までずっと身近にあった雑草。
やっと名前を知りました。

そうか、君はホトケノザというのか。
確かに、座れる形をしているようにも見える。
でも君は、大きさ5mm程度。
座る仏様はずいぶん小さくなくちゃいけないね。

キレイだけどこんなに小さいんじゃ、今まで気に止めなかったわけだ。

でも、今の僕はマクロ撮影が得意だから、小さな君たちにどんどんアプローチしていけるぞ。


オオイヌフグリ。


中学生のとき、一番好きな花と書いたほど親しみの湧く花です。
いつでも身近にある印象。

しかし、寒い。

寒さに負けて、この日は撤退です。
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2012/02/27 雑草

2012-03-04 20:47:16 | 雑草


冬が終わりつつある。
澄んだ空が少なくなり、曇りや雨の日が多くなってきた。
週末に星が観察できることが少なくなってきた。


天体撮影自体は面白いと思うのだが、天体撮影だけではちょっと物足りなく感じてきた。
天体望遠鏡にカメラを取り付けて、ピント合わせに四苦八苦して、画面から常に外れてゆく天体を追いながらの撮影は、今まで培ってきた小動物撮影とはやはり違う趣だ。
天体撮影自体は続けるとして、やはり、マクロ撮影をしたい。


そんな今日この頃、仕事帰りにふと目についた雑草。
街灯の根元にちょこんと生えてました。
名前、なんていうんだろう?







カメラが握れないと言い続けて、そろそろ4年が経過しようとしている。

職業人としてまだまだ駆け出しであり、修行中の身であること、身分が未だ不安定(正規職員ではない)で、多忙なのは事実。

だが、なんとかしないといけない。

このままなにもできないでいると、たぶん10年後も同じことをボヤいているだろう。

そのうち、カメラの腕が見る影もなく落ちて、
「昔はカメラを趣味にしていたことがあるんだよ」
なんて言う羽目になるかもしれない。

いけない。
これはアイデンティティの危機だ。

もういい訳を続けるわけにはいかない。

でも、何を撮ろう?
住んでいるのは東京のベッドタウン。
風景は、はっきり言って食指が動かない。
休日もなかなかまとまって自分の時間がもてない。
朝の通勤時は時間的余裕がない。
帰りは日没後で暗い。

この4年間、カメラを握れなかったのは、やはり、それなりの状況にあってのことなのだ。
少なくとも、沖縄の原生林に生息するカエル並みに魅力的な被写体は、身近に望むべくもない。

身近にあり、誰もが知っていて、僕の注意を持続的に惹きつけ得るもの。。。

人工物はダメだ。
やはり生き物がいい。

そうなると、何があるだろう・・・?

そうだ、雑草を撮ろう。


今まで僕の人生の中で、脇役として常に身近に存在し続けた雑草。

多種多様でありながら、その名前を知らないがゆえに「雑草」というひとくくりの、「その他大勢」であり続けている雑草。

その彼らを、一つ一つ名前のある存在に昇格しよう。

人は、対象に名前を与えることで初めてその存在を認識する。

脇役とは言え、生活圏に存在する脇役の数が飛躍的に増えることになる。

それが僕の人生をさらに豊かなものとしてくれるかもしれない。

写真としては、よい作品になりにくいだろう。
でも、よい写真を撮る難易度が高い分、腕が要求される。

まずは名付けゲームのつもりで始めてみよう。

今日出会った君の名は?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後日、雑草の本を購入して調べてみると、冒頭の雑草は(もしかしたら間違っているかもしれないけれど)ハルシオンらしいことが判明。
ハルシオンという名前自体、聞いたことがある程度で、自分の中では保育園時代に覚えた「首チョンパ」で覚えていた植物でした。
花が咲く前はこんな姿をしていたとは。
少しずつ雑草を勉強していけたらと思っている今日この頃です。



コメント (2)
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