猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2022年 暑さ対策 スノーテックスによる遮光 スレート屋根にタスペーサー挿入による放熱効率向上

2022-07-23 14:18:45 | マイホーム

今年も暑いです。

今まで、屋根裏換気扇3台を導入しました。

2019/08/10 屋根裏換気扇を追加  ダクトで屋根裏と室内換気扇をつなぐ

マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(9)屋根裏 換気廃熱ファンを設置する

しかし、夜に帰宅すると、2階が依然として暑いのです。

外気温が高いのだからある程度仕方がないのですが、ほかにやれることはないか。

 

一つ思ったのは、屋根が黒いことです。

屋根を白く塗りなおせば、屋根から吸収される太陽熱が軽減されるはず。

現に屋根材塗料を見ていると、熱吸収を抑制する塗料が多種類売られている。

概ね、室内温度を2-3℃下げる効果があるとするものが多い。

標高100m上昇するごとに気温が0.6℃下がるといわれています。

つまり、2-3℃というと、標高300~500m上昇するに相当する室温低下が得られるということです。

 

屋根を白く塗ろう!

 

自分で?

けっこう危ないぜ。。。

それはともかく、調べるだけなら無料でしょう。

調べると、素人が屋根の塗装をすると雨漏りの原因になることがあるとのこと!

びっくりでした。

世の中、知らないことばかりですね。

スレート瓦の屋根を多めの水性塗料で塗りたくると、スレート瓦の間の隙間を塗料が埋めてしまうことがあるそうです。

実は、スレート瓦の下側は、換気が必要なのだそうです。

スレート屋根は、まず野地板を敷き、その上を防水シートで覆い、その上からスレート瓦を重ねる構造だそうです。

スレート瓦の防水性は完璧ではなく、毛細管現象や結露などでスレート瓦の下側に水がたまることがあります。

スレート瓦と防水シートの間にたまった水を排出するための換気が必要なのだそうです。

スレート瓦の下側にたまった水は、日中に太陽光で熱くなったスレート瓦の熱を受けて水蒸気となり、スレート瓦の隙間から出ていくということだと思います。

 

防水シートがあるから雨漏りしないんでは?

いや、雨漏りするそうです。

スレート瓦を野地板に固定する釘穴は防水シートを貫通します。

そこからゆっくり浸水するそうです。

 

油性塗料を上手に塗ればスレート瓦の隙間を塗料が埋めることは基本的にないそうです。

上手に塗れば。

プロじゃないんで、何が上手か下手か、存じません。

それに、シンナーの扱いが面倒くさい。

余ったり、足りなかったり気を遣うし、安くないし。

 

そもそも、マイホームの契約書を見ると、自分で屋根塗装すると、保証が効かなくなるみたいな記載が。。。

あかん。

自分で塗装する線はなくなった。

かといって、業者に頼むか?

築4年で?

・・・・・。

 

屋根塗装の勉強をする過程で、タスペーサーなるものの存在を知りました。

スレート屋根塗装の際に、塗料でスレート瓦の隙間が埋まってしまわないように隙間をつくるツール。

 

屋根に上ってみると、スレート瓦同士の隙間は1mm弱。

結構密着して見える。

 

屋根のスレート瓦、日中は触れないくらい熱いですね。

スレート瓦同士の間に隙間を作ってやれば屋根の放熱効率が上がるのでは?

 

タスペーサーの説明書にはそんなこと一文字も書いてませんが、やってみることにしました。

これがタスペーサー。

 

ほぼ密着していたスレート瓦の隙間に挿入します。

 

下側から見るとこんな感じ。

おぉッ!

隙間ができたではないか。

これで太陽光で熱せられたスレート瓦の熱が、直接熱伝導で直下のスレート瓦に伝わる効率が下がるに違いない。

太陽光を受けたスレート瓦、むっちゃ熱いので、その下の空気も、外気を大幅に超える高温です。

外気と入れ替わるでしょう。

 

僕の歩くスペース以外、すべてのスレート瓦にタスペーサーを挿入しました。

 

が、これで「夏の二階が暑い」問題が解決するとはとても思えません。

 

我が家は南西を向いています。

二階の掃き出し窓から猛烈な日射が室内に差し込んできます。

二階の部屋はすべて温室効果で猛烈な暑さになります。

これを防ぐ手立て。

日射が入ってくるのを防ぐしかないでしょう。

どうやって?

跳ね返せばいい。

そう。これで。

 

GINJI-250FNとEQ6proに被せている萩原工業の遮熱シート スノーテックス

 

素材の中に気泡を設けて日射を乱反射させるそう。

 

スノーテックス スーパークールを購入しようとネットを見るとすべて売り切れ。。。

みんな考えること、同じですね。

わずかに売れ残っていたスノーテックス クールを購入。

二階の掃き出し窓に設置しました。

雨どいの支柱にヒモをかけてスノーテックスをつるしました。

日光をかなり反射してくれます。

 

内側はこんな感じ。

 

スノーテックスによる遮光、あるとなしとでは全然違います。

屋根裏換気扇よりももっと効果を実感できたかも。

入ってきた熱を放つのではなく、熱が入ってくるのを防ぐ方が効果が得やすいのかもしれません。

 

 

おまけですが、スノーテックス スーパークールではなく、クールで正解でした。

スーパークールは裏地にさらにもう一層、灰色のビニールで裏打ちされていて、光をほぼ通しません。

光を完全に遮断してしまうと、ベランダの外が真っ暗になってしまいます。

少し光を通すクールがベランダ遮光にはより適していると思います。

 

 

あと、もう一つおまけ。

うちの屋根は軒(のき)が全くありません。

信じがたいですが、本当に軒(のき)がありません。

だから、雨が降ると窓から必ず雨が入って来ます。

だから今まで、雨が降りそうなときに窓を開けておくことができませんでした。

スノーテックスを窓の前に吊り下げることで、雨の日でも窓を開け放つことができるようになりました。

 

スノーテックスをつるすと窓の外が見えないって?

目の前は全面、隣の家の壁なので、見えなくてけっこう。

お隣さんが窓を開けると、「あら、こんにちは。」となってしまって気まずいくらいです。

 

これで夏の暑さ対策が完璧ということはないのですが、ある程度の効果が期待できると思います。

ほかにやれること、、、まだありますかねぇ。。。

 

少なくとも、屋根の塗装の際は、白い遮熱塗料にしよう。。。

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マイホーム取得を振り返る 運動環境が整っていることが望ましい

2021-07-30 10:38:42 | マイホーム

マイホームに移住して3年間が経ちました。
振り返ってみて、良かったことがあります。
それは、近所によいランニングコースがあることです。

加齢とともに、肉体は衰えます。
これは必然です。

マイホームがバリアフリーという家はほとんど皆無でしょう。
多くのマイホームでは、玄関のドアまでのアプローチがスロープということはなく、段差があります。
玄関に入れば上がり框(かまち)が待ち受けています。
廊下は車椅子を使用するには狭いでしょう。また、廊下に手摺りはないでしょう。
2階への階段は傾斜が急で狭く、エレベーターを備えた家はほぼ皆無でしょう。
風呂がそのまま老後も使えるようになっている家ばかりでもないでしょう。

「何を言っているんだ?」
と思いましたか?
今は何の障害にも感じないそれらの構造物全てが、老後、牙を剥きます。
老夫婦世帯で、2階をほとんど使用していない世帯は珍しくないでしょう。
例え、若い頃と同じ生活をしているように見えても、2階に上がるのが若い頃と比較して億劫になっていることは間違いないし、段差で転倒し、骨折するリスクを常に抱えています。
2階のベランダを洗濯物を干すのに使っていたが、年老いた奥さんが階段で転んで骨折して入院した、というのはよくある話ですし、下手をすると骨折を機にマイホームで生活できなくなるケースがあります。
今は当たり前としている日常生活動作が保たれなくなった時が、マイホームとお別れする時なのです。
その日を1日でも先延ばししたいではないですか。


僕は個人的に、40歳を超えたら運動習慣は義務だと思ってます。
筋トレと有酸素運動がその柱になります。

筋トレは自重による負荷が基本なので、自宅で十分できます。
筋トレマシーンを使わなくても、加齢性変化に抵抗することを目的とする必要十分な筋トレが、自宅でできます。

有酸素運動は自宅で完結することが難しいと思います。
自宅にランニングマシーンを持っている人は少ないでしょう。
フィットネスバイクもしかり。
ランニング・マシーンやフィットネスバイクを持っている人たちも、時間のあるときは外に走りに行ったり、実際にサイクリングできた方が楽しいでしょう。

マイホームの外に運動環境が必要なのです。
それは近ければ近いほどいい。



マイホーム探しの過程で、いつも通っていたスポーツセンターが徒歩圏内の物件もみて回りました。
そのうち一軒は、なんとスポーツセンターのすぐ脇でした。
その家なら、スポーツセンターの営業時間内であれば、いつでも通える。
なんて素敵な環境。
その頃、僕はプールがメインでしたが、頻繁に通えるならスポーツセンター内の筋トレジムにも通いたいところでした。
この物件、いろいろ他の条件が合わなくて、やめました。

そのスポーツセンターは、住んでいたアパートから車で10分程度でした。
割と近いですが、やはり車の運転をしての移動は気を使います。
通勤もそうですが、徒歩が一番楽
スポーツセンターまでが、1km以内で平地なら、自転車でもかまわないですが。

前のアパート周囲は、道が狭くて歩道がなく、ランニングするにもかなり気を使いました。
それに、公道をランニングするのって、車や自転車・歩行者にとても気を使います。

マイホームに住み始めて、すぐにランニングを始めたわけではありません。
仕事に忙殺されていました。
別の記事(「肉体の加齢と向き合う」)で書きましたが、40代後半に入って、明らかに体力が落ちてきたのを感じ、なおかつ、エンドレスな仕事の前にものすごい閉塞感を感じ、「このままでは体力が落ちる一方だ」「何かしなくては」との思いに駆られ、走り始めました。

最初は近所を走っていたのですが、やはり公道は自動車・自転車・歩行者に気を使います。
思うように走れない。

で、近所(1km以内)に大きな池があるので、そこに走りに行ってみたのです。

池はこんな感じです。
一周2.8km。
視界がひらけているので、とても開放的な気分になります。
住宅街を走るときのような閉塞感はありません。



路面は小さな砂利ですが、ローラーでよく押し固められてあります。
運動公園にあるようなコルクを敷き詰めたランニングコースには劣ります。



散歩をする人がそこそこいますが、早朝や夕暮れなど、時間を外せば人数は少ないです。

難点を挙げるとすれば、街灯がないので、月が上がってない夜に走るときは、足元がほとんど見えません。
しかし、年に一回、道をしっかり重機(ローラー)を使って馴らしてくれているので、若干スピードを落とせば、転ぶほどではありません。




月夜は割と足元がしっかり見えたりします。




有酸素運動は、週末だけでは厳しいです。
週末にしっかり鍛えても、次の週末にはほんの少ししか成果を引き継げない。
効率が悪い。
しかも、僕のように(代休がないことを前提に)週末に仕事が入ることもありますし、家族サービスやその他の行事で週末に運動できないこともあるでしょう。
1つ週末を飛ばすと、2週間、間があいてしまいます。

ランニングをしていて、中3日間、間があくと、ダメージがでかいと感じます。

以前、僕はプール通いをしていました。
五十肩を発症してからクロールができなくなり、やめました。
水泳はとても気に入ってましたが、気になっていた点を列挙すると、以下のようになります。

・営業時間に縛られる。
・プール利用者が多すぎる夏は、泳ぎづらい。
・泳ぎ続けていれば、必ず速い人が僕の後ろに追いついてくるので、気を使う。
・プールに行くのに気合が必要。(自動車運転)
・平日の夜は混むので、駐車場が見つからないとイライラする。
・利用料金がかかる。
・気をつけないと、腰回り・脚まわりの鍛え方が不十分になる(ぶっちゃけ、上半身は鍛える必要がありません。老後の日常生活動作を左右するのは下半身の筋肉なのです)

プールに通い続けるためには、これらを乗り越えないといけません。

サイクリングもいいのですが、平日にもやっている人を僕は知りません。
それにサイクリングの場合、住宅街だとランニング以上に厳しいように思います。
サイクリング・コースが必要に思います。
過去の僕みたいに、日々の通勤で往復30kmほど(110分間程度)、サイクリングしていればいいという話もありますが。

縄跳びも有酸素運動として優れているようです。
ボクサーも基礎トレーニングに縄跳びをしますしね。
縄跳びなら場所を取らないですね。

ランニング、水泳、サイクリング、縄跳びなど、継続するにあたって、それぞれ長所と短所があります。
一つに拘らず、柔軟に使い分けるのも手かと思います。
例えば、梅雨でなかなかランニングができないときはプールに行く、など。

いずれにせよ、マイホームは今後の人生の大半を過ごす場所です。
マイホームは、肉体をより良い状態に保つための場でもある、ということです。
運動できる環境が整っていることが望ましい。

マイホーム選びの際、そこに住んだ場合、運動環境があるかどうか、ぜひご考慮ください。


(しかし、現実問題として、厳しい場合が少なくないですよね。。。)




======================================================

以下、蛇足です。

2021年現在、僕はランニングをしています。

誰でも、いつからでも、始められるランニングですが、気をつけなければならないこともあります。
40歳を越した肉体に、ランニングは時として凶器となる、ということです。

若い頃は、久しぶりに走っても、息が切れるだけ。
せいぜい、準備運動を怠って、足がつるくらい。

10年以上、習慣的に運動をしてこなかった40歳越えの肉体が、なんの準備もなく走ると、

・腰を痛める
・股関節を痛める
・膝を痛める
・腸脛靭帯炎を起こす

腰回り、足回り、各所を痛めます。
一度痛めると回復に1週間くらいかかったりします。

ご自分の肉体を振り返ってみてください。
20歳のときと、今、同じ体重をしてましたか?
大腿四頭筋の筋肉量のピークは20歳頃と言われています。

体重だけ10kgくらい増えて、腰回り・脚まわりの筋肉が落ちているということはありませんか?
10kgといえば、2Lペットボトル5本分です。

今のあなたは、20歳の時のあなたが2Lペットボトルを5本以上!担いで走るよりも(筋肉が減っている分)不利な状態なのかもしれないのです。

走るにあたって、まずはスクワットによる下肢・腰回りの筋肉量アップに最低2ヶ月は努めてください。
可能なら、20歳の時の体重プラス5kg以内に減量しましょう。

人生は常々戦いだ。
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太陽光発電 3年目の途中経過報告

2021-07-22 12:06:08 | マイホーム

マイホームに移り住んで3年が経過しました。
太陽光発電もほぼ、3年が経過しました。

果たしてその後、イン・アウトバランスはどうなっているのか。



これが現状のようです。

この3年間の発電量が6,457kWh。
業者の予想では、年間発電量が2357kWh、つまり3年に直すと7,071kWh。
やはり現実は甘くないですね。

売電額が26円/kWh
買電額が25.8円/kWh (日中の買電額です。夜間は17.78円/kWh)

買電額、こんなに高かったでしたっけ?
以前はもう少し安かったような。
契約は東京電力のスマートライフプランです。

つまり、売電額も買電額もほぼ同額。
これは計算が楽だ。

以下、イン・アウトの概算。
売電額も買電額も26円とします。
この3年間の太陽光発電をお金に換算すると、
6,457kW×26円=16万7千882円

売電額は、3,936kW×26円=10万2千336円

これが10年間続くと仮定すると、それぞれ3.3倍して、発電量の額が55万4千10円、買電額が33万7千708円。
その差額は、太陽光発電した電力のうち、我が家で消費した電力量の金額、つまり東京電力から買い取るはずだった電力量、さらに別の言い方をすると、浮いた電気料金ということになります。
それが21万6千302円。

固定価格買取制度終了後の10年間を考えます。
固定価格買取制度終了後、買取価格が8.5円/kWhに大暴落。
東京電力からの買電額は現在よりおそらくもっと上がるでしょうけど、現状と同じ26円/kWhと仮定しました。

固定価格買取制度終了後の10年間の発電量を最初の10年間と同じ6,457kW×3.3=213,081kWhと仮定。
売電額が、3,936kW×3.3×8.5=11万404円
太陽光発電で浮く電気代が21万6千302円。
合計32万6千706円の収入に相当する効果が期待できることになります。

太陽光発電を初めて20年間で88万円相当の収入が期待できる計算になります。

設置費用が66万円。
差額が22万円。

太陽光パネル設置後20年間で22万円の儲け?

もちろん、こんなに甘い話ではありません。

屋根の塗装をする際、もしも太陽光パネルを外して作業する場合は、20万円は余計にかかりそうです。

<参考記事> 必見!太陽光パネルを設置した屋根を塗装する際の注意点

さらにパワーコンディショナーの交換費用も考えなければなりません。
パワコンの交換費用は一般に20万円程度と言われているよう。

<参考記事>パワコンの寿命と交換費用は?


それ以外の要素も考えなくてはなりません。

太陽光パネルの発電効率は時間経過とともに下がります。
25年前のもので、元の性能の90%程度を維持しているとのこと。

参照記事<30年以上稼働?!太陽光発電(ソーラーパネル)の寿命・耐用年数

20年後、私がフルタイムで働いていない可能性があります。
その場合、在宅時間が長くなる分、在宅で消費する電力量が増えるので、売電額が減り、日中に浮く電気代がそれ以上に増加する可能性があります。

総合的に考えると、最初の20年間で20-30万円のマイナスバランスになりそうです。

うーむ。
2kWhと平均よりかなり少なめの発電能力であることが不利に働いていると思われます。
平均的な3kWhだと、だいぶ計算が違ってくるのでしょう。
3kWhの太陽光発電能力だったとしても、プラスバランス、つまり「得をするのは結構ハードルが高い」と思った方がいいかもしれません。
プラスマイナスゼロくらいに思っておいた方が良さそう。

でもまあ、電力供給が途切れた場合の非常用電源としての安心感があります。
再生可能エネルギー普及の一翼を担っている満足感があります。
毎年1万5千円ほど、社会のために寄付していると思えば納得できます。
何より、太陽光発電したい!という僕の思いがありますので、これくらいの出費はよしとします。
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2019/08/10 屋根裏換気扇を追加  ダクトで屋根裏と室内換気扇をつなぐ

2019-08-11 12:08:50 | マイホーム

以前、屋根裏 換気排熱ファンについて、記事にしました。

屋根裏 換気排熱ファン V-20MEX2-SW
夏、2階の天井付近に溜まる暖かい空気を天井裏に送り込むことで、屋根裏に溜まった熱い空気を外に追い出す排熱ファンです。

これを取り付けることで、屋根裏の温度が若干下がりました。
しかし、それでも不十分でした。

夏、仕事から家に帰ると、1階は涼しいのですが、2階は猛烈な暑さです。
奥さんが夕方に帰宅した時の、2階の平均気温は37度程度です。
2階の窓を全開にしますが、僕が夜に帰宅した頃の2階の気温はまだ35度弱あります。

外気温がまだ30度以上あるので、ある程度仕方がないのですが。

2階の天井から、猛烈な赤外線を感じます。

もう少し天井裏を換気したい。

一番いいのは、屋根裏から外に排熱する換気扇を設けること。
でも、リフォーム会社にそれを依頼したら、

「雨漏りの原因になるので、できません」

と断られた経験があります。

自力で屋根裏の壁に穴を開けるか。
石膏ボードと構造用合板はともかく、DIYでサイディングに穴を開けるのはハードルが高い。

なんとかならないか。


知恵をしぼること数週間。
サイディングに新たな穴を開けずに天井裏の熱い空気を外に排熱する方法を思い付きました。

まず、手持ちの電動ドリルで使用できる直径100mmのホールソーと、直径100mmのダクトホースを入手しました。



ホールソーで壁に穴を開け、ダクトホースを屋根裏に設置する。





屋根裏の気温は、46度ありました。
扇風機を持ち込み、全開で回しましたが、それでも汗が止まらない。


使われていなかったロフトの換気扇にダクトホースのもう一方をつなぐ。
(ロフトは、小窓を開けると風が通るので、ロフトの換気扇はまったく使われない状態にありました。)






換気扇を回すと、ダクトホースが暖かくなり、外の換気口から暖かい空気が流れ出てきます。






この作業を通して、気づいたことがありました。

我が家の屋根裏は、どういう理由か、3つのコンパートメントに別れています。

一つは1階の吹き抜けの上の(ロフトの上の)屋根裏。
もう一つは、南向きの屋根の屋根裏。
最後は、北向きの屋根の屋根裏。

屋根裏に入り、真っ暗にすると、屋根の下端方向に光が見え、外と交通していることがわかります。
(屋根裏の受動換気が可能なことがわかります)



しかし、3つの屋根裏同士は、ほとんど交通がありません。
正確にいうと、南向き屋根の屋根裏と、北向き屋根の屋根裏は、仕切り壁(石膏ボード+構造用合板)の下にほんのわずかな空間があります。
しかし、これでは換気が良いとはとても思えません。

なので、今回、屋根裏の各コンパートメントを交通させる直径100mmの通気口を設けました。






すると、設けた通気口を空気が流れるのがわかりました。
真っ暗な中、ホールソーで舞い上がったホコリが、開けた通気口に吸い込まれるのが見えますし、通気口に手をかざすまでもなく、風を感じるのです。
通気口を開けるまで、風ひとつ吹かず、ダラダラの汗をかきながら作業をしていた身には、ありがたい風でした。
つまり、今まで、屋根裏が3つのコンパートメントに仕切られていたこととで、屋根裏の空気の流れが淀んでいたということです。


日没後、屋根裏に入ってみると、以前と比較にならないほど屋根裏の気温が低い!

効果ありです。


<追記 2020/01/04>

確かにこれでマシになりました。
換気扇からモクモクと湯気のような暖かい空気が排出されるのですから、効果があるのは間違いありません。
が、二階が快適になったかというと、それはです。

まだ不満足なのです。

日没後でも外気温が35度とかあるんだから、仕方がないのですが。。。

それでも、やれることは全てやり切りたい。

というわけで、2019/12/15に、追加工事をしました。

二階のトイレの換気扇をダクトで屋根裏と繋いだのです。






二階のトイレ、窓を開ければ換気されるので、結局、ほとんど使われたことがなかったのです。
それに、ロフトの換気扇の場合、ONにするのが億劫なのです。
当たり前ですが、ONにするためにはロフトに登らなければなりませんから。

二階のトイレの換気扇スイッチなら、ハードルがかなり低くなります。

これで、換気扇は合計で3台になりました。
さて、2020年の夏は少しでも快適に過ごせるのでしょうか?

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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(16)できれば長期優良住宅。建設会社には、長期優良住宅の建設実績があることを最低条件として求めたい

2018-10-19 15:44:05 | マイホーム
世の中には五万と住宅建設会社があるようです。
多くは社員10名程度の小さな会社のようです。
小さい会社が悪いとは申しませんが、その技術力を正しく評価することができる顧客は少ないでしょう。
誰にでもわかる基準。
それは、長期優良住宅の建設実績がある会社かどうか。
長期優良住宅の基準をクリアすることは、手間暇と費用がかかるだけではありません。
それなりに理由があっての基準です。

長期優良住宅が求めるいくつもの基準を満たすための個々の技術の全てを持っていても、その全てを総合的に1つの建設物に反映させることは、簡単なことではないでしょう。


技術力を持っていてもそれを世間に知らしめる能力がなければ、顧客にとって優れた住宅建設会社とはいいかねます。
顧客の大半は住宅建設の素人です。
住宅建設の素人に、自分たちの技術力を正しく評価しろと言っても無理というものです。
やはりそこはプロとして、自分たちの技術を顧客にわかりやすく提示する姿勢が必要でしょう。
また「素人はプロにすべて任せればいいのだ!」という姿勢も、僕は評価しません。

住宅建設会社とマイホーム購入者は、赤の他人のことが大半でしょう。
生涯に一度の重要な買い物をするのに、赤の他人にすべて任せて良いわけがありません。
何を持って、赤の他人を信用するのか、ということなんです。

マイホームに対する最終的な責任は、買った本人が「数千万円」というお金を支払うことで、責任を取るのです。
建設会社が責任を取るわけではないのです。
やはり、顧客にわかる基準があるべきです。
購入物件が長期優良住宅であれば、いうことはありません。
でも、そういうケースばかりではないでしょう。
そうなると、長期優良住宅の建設実績があるかないか、というのは住宅建設会社を選ぶ際の、一つの基準となるのではないでしょうか。
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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(15)広いトイレ

2018-10-19 15:41:41 | マイホーム
これも僕にはノーマークでした。
トイレは通常、約90cm×1.8m程度の狭い空間だと思います。
家の設計図を見たら、1階のトイレが通常の1.5倍程度に広くて、カウンターがあり、カウンターの上に小さな手洗器がついてました。
無駄のようでいて、いいです。
トイレは長居する場所ではないですし、用を済ませる意外の用途はありません。
だから、必要最小限の空間しかトイレに割かないのが普通でしょう。
でも、ちょっと空間に余裕があると、気分が違います。
ホッ、とします。

でも、これは贅沢の領域なのかもしれません。
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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(14)天井の壁紙を空模様や、星空にする

2018-10-19 15:39:18 | マイホーム
これは遊びの領域かもしれません。
建設中なら割と安価にできるけど、建設し終わってしまうと、なかなかできないことです。
壁ならDIYでできますが、天井の壁紙となるとハードルが高い。

リビングの天井を蓄光タイプの星空にしてみました。
が、意外と見ていない。
吹き抜けは天井が遠すぎます。
普通の天井にやるべきだった。

あと、子供部屋の天井は空模様の壁紙にしたかったなぁ。
壁紙でもっと遊べばよかった。

白一色よりも、楽しい家になると思います。
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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(13)全ての部屋に壁掛け扇風機用のコンセントを配置する

2018-10-19 15:32:47 | マイホーム
コンセントの配置は、マイホーム購入後に後悔することの上位に入る常連と聞きます。

エアコン同様、壁掛け扇風機用のコンセントを各部屋の天井近くに配置したかった。
建設前に気づけば間に合ったのですが、気づいたのが住んでからでした。

埼玉県の夏は暑い。
そして、空気が淀む。

沖縄も暑いですが、埼玉ほどではない上に、海風が途切れることがないので、埼玉ほど不快指数が高くなることがありません。
たとえ暑くても、日陰で、空気の流れが常にあれば、それほど不快にはならないのです。

埼玉の家屋には、全部屋に扇風機があることが望ましいと猫五郎は勝手に思っています。

特に、洗濯物を室内干しする部屋には、壁掛け扇風機は必須です。
また、脱衣所にも扇風機があると、夏の風呂上がりが気持ちいいものになります。
寝室にも必須です。
エアコンをつけるだけでなく、そこにさらに扇風機の風が加わった方が、より高い室温設定で、より快適に過ごせる。
どんな部屋でも、「エアコンをつけるほどではないのだけれど、少し暑いなぁ」という場面があります。
そんな時、扇風機があると、だいぶ快適になります。

扇風機は床にあると邪魔です。
夏が終わって片付けるのも面倒くさい。
やはり壁掛け扇風機が良い。

猫五郎は、マイホーム全ての部屋に壁掛け扇風機を取り付けました。



夏の間の稼働率は高かったです。
冬になっても、エアコンの温まった空気が天井付近に集まれば、それを床に吹き戻すことに使えるでしょう。

壁掛け扇風機、おすすめです。

で、建設の段階で予定していなかったため、コンセントの配置が伴っておらず、配線に多少なりとも苦労しました。
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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(12)床暖房をリビングと脱衣所に設ける

2018-10-19 15:30:15 | マイホーム
これも、僕はノーマークでした。
不動産屋の社長さんがリビングに床暖房をつけてくれました。
未だ使っていません。
でも、あるべきだと思います。

天井高が250cmと高く、なおかつ、リビングが吹き抜けだということを考えると、エアコンで床までポカポカにするのは効率的ではないでしょう。
リビングの床がポカポカで寝転べるというのは、想像するだにニンマリしてしまいます。

マイホームで「寒い!」と一番感じるのは、冬の脱衣所ではないでしょうか?
そそくさと風呂に入る。
特に、前のアパートは風呂場にも暖房がありませんでしたから、冬は風呂桶に入るまで修行のようなものでした。

マイホーム、残念ながら、脱衣所に床暖房がありません。
その必要性に気づいたのは、マイホームに住んでからでした。
さて、この冬、どうしようか?
脱衣所の暖房器具、考えないといけない。


追記(2018.12.30)
冬になりました。
リビングの床暖房、最高です。
ごろ寝してしまいます。


そして、脱衣所の寒さが身に沁みました。
これは「かなわん」と思い、

【暖房器具】Panasonic かんたん床暖
DC-1V4-MT フローリング調ホットカーペット(1畳相当 木目:ブラウン)




を購入しました。
室温は変わりませんが、床が暖かいと、湯上がりがとても楽になりました。

でも、慣れたら、ダメでした。
やはり寒いものは、寒い!

というわけで、灯油ファンヒーターを設置しました。
通常の脱衣所だと、ファンヒーターを置く場所に悩むところですが、我が家の場合、洗濯機が脱衣所にない(2階にある)ため、そこに置けます。



劇的に暖かくなりました。
もう別世界です。
一度、これを体験してしまうと、もはや後戻りはできません。

なんで日本の脱衣所は寒いんだ???

ポカポカの脱衣所を体験してしまうと、そう思います。


ただし、良いことばかりではありません。
やはり火事のリスクがあります。
ウチの場合、ファンヒーターを置いている棚が地震でひっくり返れば火事になります。

棚の転倒防止のために、洗濯機用の蛇口にロープで棚を固定しました。



これでもまだ不安なので、壁にフックを打ち込んで、さらに補強する予定です。
子どもには、焚き火を通じて、火の怖さを伝えたいと思います。

これで火事の予防対策が完璧とは申しません。

それでも、もはや後戻りできないくらい、快適なんです。


日本のハウスメーカーに言いたい。
脱衣所には、以下のオプションを常に提示して欲しい!

(1) 壁掛け扇風機
(2) 床暖房
(3) ファンヒーターを設置する場所とコンセント

日本の寒い冬に、寒い脱衣所なんてあり得ない!



【追記】2019.01.08
脱衣所と風呂場の断熱強化のために、断熱シートを窓に貼りました。
ホームセンターで売っていました。
プチプチの緩衝材、断熱材としても使用できるんですね。
風呂場と脱衣所の窓はもともと曇りガラスなので、断熱シートをしても違和感はまったくありません。




さらに、防犯も強化しました。
窓の大きさから言って、窓を外さずに成人が窓から侵入できることはまずないのです(窓枠は外れない工夫がなされているCP(crime prevention)仕様です)が、「防犯しているんだぞ!」というアピールも込めて、風呂場と脱衣所の窓に防犯フィルムを貼りました。



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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(11)吹き抜けを建物の東側に設ける

2018-10-19 15:21:26 | マイホーム
これについては、僕はまったくノーマークだったと言っていいでしょう。
この建売を企画した不動産会社の社長さんと、建設会社の設計士さんに脱帽です。

・吹き抜けはあれば素敵だけど、役に立たない。
・そんなものを設けるくらいなら、2階の部屋をその分広くしたほうが良い。
・吹き抜けがあると水平構面の変形が大きくなり、耐震性が低くなる。
(それを心配して、床の構造用合板を24mmではなく、36mmに変更してほしいとお願いしたのですが、ダメでした)

これが僕の基本的な考え方でした。

実際に吹き抜けのある家に住んでみると「素敵です」。

マイホームの東側にリビングがあり、リビングの天井がそのまま吹き抜けになっています。

最初から吹き抜けになっていなければ、特に不満はなかったと思います。
ただ、一度吹き抜けを体験してしまうと、戻れません。
頭の上の空間が抜けていることが、こんなに開放感を心にもたらすとは。。。

部屋が明るい。
照明による明るさとは訳が違います。
自然の光で部屋が明るい。

毎朝、食事を取っている時に、吹き抜けの高い位置にある窓から、ダイニングに陽が差し込んできます。
この日射しは、吹き抜けでないと、入ってこない日射しです。

陽射しで体が目覚めます。
清々しい朝を、新しい1日が始まるのを、感じさせてくれます。


「あぁ、なんていい家なんだろうねぇ」

という言葉が自然と漏れて出ます。
この清々しい朝が、これからずっと続くんです。
違いがあると言わざるを得ません。


また、吹き抜けの天井裏の空間なのですが、ロフト(物置)になってました。
吹き抜けを設けた分、ロフトの床が、2階の床より1.1m床が高くなってます

ロフトのある物件も見て回りましたが、天井の高さにロフトがあったりします。
これだと登り降りに長い梯子が必要になります。
登っていて、普通に怖い高さです。
小さな子どもが喜んで登り降りしそうですが、それをみている大人はドギマギすることでしょう。

大きな荷物は、揚げる気になりませんし、降ろす気にもなりません。

ところが、高低差が1.1mとなると、だいぶハードルが低くなります。
子どもがふざけて落ちても、少々のケガで済むでしょう。
かなり大きな荷物であっても、ハシゴを使うことなく直接「ヨイショ」と揚げることができます。
降ろす時は、立ったまま荷物を受け取れるので、腰が楽なくらいです。

こんなに広くて使い勝手のいい物置がある家はなかなかないでしょう。
これも不動産会社の社長さんと設計士さんに脱帽です。

吹き抜けが存在することで、その分耐震性が犠牲になります。
その点は構造計算をしていない建物だという時点である程度妥協することに納得しています。
耐震性と住み心地の両立は、それなりに金を使わないとダメなのでしょう。

もう一つ加えると、この家、天井高が250cmなんです。
見て回った建売住宅の中には「これは天井高230cmでは?」と思ってしまう物件もありました。
230cmだと流石に圧迫感を感じます。
250cmあると、気持ちが良いです。

こういうのを贅沢というのかもしれません。
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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(10)壁の断熱材を厚くするのと、窓ガラスに断熱フィルム(マジックミラータイプ)

2018-10-19 15:11:19 | マイホーム
関東の家は、いや、日本の家屋は、断熱性能に関して、他の先進国から大きく遅れをとっているみたいです。
日本の窓ガラスも今は断熱性能が高い2枚ガラスのものが普及してきていますが、窓枠の断熱性能がまだまだ低い。
日本の窓ガラスの中には、断熱性能が低すぎて、ドイツでは使用できない(性能が低すぎて違法になる)製品も多数あるようです。
日本の家屋は、昔も今も、冬寒く、夏暑い、のです。


正直言うと、建設会社に壁の断熱材を最高性能のものに変えてもらえないか、リクエストしたかったのです。
が、建売住宅であるにもかかわらず、あまりに注文の多い客をしてしまっていたので、壁の断熱材については、注文をつけませんでした。

それには、考えもあってのことなのです。
壁の断熱をしっかりおこなっても、窓からの熱の出入りがバカにならないらしいのです。
開口部からの熱損失は建物全体の30~40%程度にもなっているそうです。

マイホームの窓は標準でLow-eのペアガラスで、窓枠もほんの少し断熱性があるものを使用してくれているようです。

しかし、それだけでは心許ないので、その上に断熱フィルムを貼ってみようと思いました。
断熱フィルムが窓ガラスに貼ってあると、飛散防止にもなりますし、単純に割れないので防犯にも少し役に立ちます(時間稼ぎになります)。
断熱フィルムには、さらに、マジックミラーの機能もあるので、プライバシー保護にもなります。



断熱フィルムを貼ることで熱割れのリスクがあります。
業者さんの話では、1000件に1件くらいあるかもしれない、とのことです。
熱割れしやすい古いガラスや網入りガラスについては、業者さんもガラスフィルムを貼ることを避けるそうです。
「今時の新築の二重窓が割れることはほとんどない」とのことでした。
万が一割れても業者側の保険でカバーするから大丈夫、とのことでした。


断熱フィルムを貼ると、強い日差しが和らぐのがすぐにわかりました。
一定の効果はあるようです。

断熱フィルムだけでは断熱性が不十分であるようなら、インナーサッシを取り付けて、二重サッシにしてみようと思っています。

さらに最後の手段として、内壁に板材を貼るというのがあります。
木材は、最強の断熱材だそうです。
防火上、問題となりますが。
DIYの腰壁セットがたくさんネットで売られています。


垂直方向の断熱については、DIYで天井裏に断熱材を補強するつもりでいました。
今時の家は、長期優良住宅の基準を意識してか、家の各所へのアクセスが確保されています。
天井裏へのアクセスも確保されています。




天井裏へ上がってみると、薄っぺらい断熱材が敷かれています。
これでは、夏は屋根裏からの猛烈な赤外線を喰らいますし、冬は暖房で暖まった空気が天井に集まって、熱が天井裏に逃げてしまいます。






厚さ155mm, 密度14Kの断熱材を大量にネットで購入し、天井裏に敷き詰めました。






ただ敷き詰めればいいというものではないです。
小屋裏換気孔を塞がないように、気をつけなければいけません。
下の写真は、小屋浦換気口と断熱材の間に木材をおいて、空気の流れを確保しているところです。




こうすることで冷暖房の効率が、天井に関しては良くなるはずです。

この冬の室内の過ごしやすさをみて、断熱補強を追加するかどうかを検討したいと思います。

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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(9)屋根裏 換気廃熱ファンを設置する

2018-10-19 14:49:43 | マイホーム
屋根裏 換気排熱ファン V-20MEX2-SW
お勧めです。



2階の天井に取り付ける換気扇です。
あまり知られていない換気扇かもしれません。

夏、屋根裏は猛烈に暑い、過酷な環境になります。
通常、10分と滞在できない空間です。
気温計を置いたら、50℃で振り切れてしまいました。




このため夏、2階の天井からは猛烈な赤外線が室内に向けて放射されます。

50℃を越す酷暑環境は屋根の木材にも過酷な環境です。
屋根材が過度に乾燥して、劣化が早まります。

1階の暖かい空気は階段を通って、2階へ上がってきます。
2階の窓を締め切っていると、暖かい空気は2階の天井付近に溜まります。
さらに、天井から屋根裏の熱気が熱伝導で伝わってきます。
夏の2階の天井付近は暑い。

換気排熱ファンは、2階の天井付近の暖かい空気を屋根裏に押し込み、トコロテン式に屋根裏の50℃を越す熱い空気を屋根裏から能動排熱するための換気扇です。



V-20MEX2

ただ、上の漫画のように、寝室に取り付けるのはお勧めしません。
ウルサイとまで申しませんが、ファンの音がそれなりにあるので、寝室に設置したら、僕なら気になって眠りづらいです。

通常の家は、屋根裏換気(業界用語で小屋裏換気というらしい)は受動換気です。
それを能動換気にしようというわけです。

実を言うと、V-20MEX2を設置してみて、夜に帰宅した際、2階の気温が下がったという実感はありませんでした。
ただ、天井から来るモワァ~とした赤外線が弱まったような気がします。
また、クーラーの効きは良くなったような気がします。

夏の晴天の日に屋根裏に登ると、その違いは明らかです。
V-20MEX2を作動させない場合、屋根裏は、10分間滞在するのがやっとの過酷な空間です。
V-20MEX2を作動させると、暑いけど、滞在できる空間になります。



V-20MEX2設置直後の様子。




このままだと断熱材のビニールが、換気扇の風でカサカサうるさいので、アルミシートを敷いて、音がしなくなるようにすると同時に、整流してみました。
換気扇の風が屋根裏のより広い範囲に届くようになりました。




屋根材の保護になります。
もちろん、室内の換気にもいいでしょう。

一応、メーカーのデータでは室温が3℃下がることがあるようです。

屋根裏換気排熱ファン、おすすめです。


<2019/08/11 追記>
屋根裏換気排熱ファンは確かに有効だと思います。
が、我が家はこれだけでは不十分でした。
結局、屋根裏から排熱するための換気扇を設けてみました。
2019/08/10 屋根裏換気扇を追加

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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(8)屋根の北側半分はルーフバルコニーとする

2018-10-19 14:48:01 | マイホーム
もちろん、天体観測のためです。
男のロマン、いや、猫五郎のロマンです。
赤道儀を常設したい。
そうすれば、家に帰ってきて、疲れていても月や惑星の撮影くらいならする気になる。

でも、もちろん、叶いませんでした。
これをやるなら建築確認の申請をやり直さないといけない。
建売住宅が注文住宅に切り替わってしまう。
そうなると、値段が大きく跳ね上がる。

しかし、今後、屋根をぶち抜いて、ルーフバルコニーにする選択肢が残ります。
200万円前後で可能なようです。

新築して数年以内に、それをするか?
かなり勇気を要します。
どうする?男のロマン、いや、猫五郎のロマン。
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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(7)太陽光発電をできるだけ多くするために、南向きの片流れ屋根とする

2018-10-19 14:26:25 | マイホーム
これについては、願いが叶いませんでした。
なんせ、家の設計図は出来上がっていましたから。

主に北向きの片流れ屋根でした。
が、わずかに南向きの屋根もありました。
そこに目一杯、ソーラーパネルを並べました。



予算の都合もあり、安価なパネルを乗せたため、2kW/hの発電能力にしかなりませんでした。
設置して2ヶ月になりますが、家の消費電力のほぼ半分前後をまかないました。

業者の予想では、年間発電量が2357kWh。 →(2019/06/23現在2,024kW。設置が2018/07/27なので、2,250kW/年程度になりそう)
僕の予想年間電気消費量が3360kWh。 →(実際には4,237kWでした。冬季にエコキュートの消費電力量が大幅に増加することが理由でした。2019/06/23追記)

約70%を自給できる計算です。 →(2019/06/23現在の状況からすると50%強、自給できそうです)
(もちろん、日中に発電した電力の全てを使えるわけではなく、一旦東京電力に売電して、夜間に買い戻す形になりますが。。。)

設置費用は、市の補助金が大きかったため、66万円でした。

京セラが日本で初めて太陽光パネルの販売を始めた1993年当時の住宅用太陽光発電の価格が、2kW/hで740万円だったそうです。
25年が経過して、価格が1/10近くまで下がったことになります。

信じがたい値段ですが、事実です。
計算上では、13年ほどで回収できる予定です。 →(2019/06/23時点での予想だと、12年で回収できそうです)
構成機器の保証が15年間、モジュール出力保証が25年間であることを考えると、十分に元が取れます。
日本で最初の住宅用太陽光パネルが、25年経った今も稼働していることを考えると、余程予想外のことが起こらない限り、13年目以降は、ひたすら儲けが出ます。

1993年から始まった住宅用太陽光発電の歴史・普及の軌跡

これは、損得計算から言っても、太陽光発電をしない理由がない。


太陽光発電設置については、僕自身の信条が関わっています。
高校時代に物理で放射性元素の半減期の計算方法を習いました。
現在、原発で使われている使用済み核燃料の放射能レベルが安全な領域に下がるまで、どれくらいの年月がかかるか計算させる問題が出ました。
計算すると、とんでもない期間でした。
高校時代の記憶ですので、定かでないですが、10万年をはるかに超える年月でした。

2016年9月1日 朝日新聞の記事が衝撃的でした。

制御棒処分、70m以深 国の管理10万年 規制委方針
原子力規制委員会は31日、原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針を決定した。地震や火山の 影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限する。これで、放射能レベルの高いものから低いものまで放射性廃棄物の処分方針が出そろった。


この記事を書いた記者はセンスがあるな、と思いました。
まるでジョークのように伝えている。
でも内容は深刻です。

しかも、この記事、制御棒の処分について、語っているのです。
使用済み核燃料の処分は、制御棒の比較とならない厳しいものとなるはずです。

日本の制御棒処分方針自体が、原子力発電が非現実的なものであると、世界に向けて高らかに宣言したということです。
このままでは日本は放射性廃棄物に埋もれて、住めない国土になってしまう。

原子力発電を続けていれば、ゆくアテのない放射性廃棄物が増えてゆくのですから、時間の問題です。

国の安全のため、エネルギー需給率が高いに越したことはありません。
日本にあるエネルギー資源。
それは、太陽光くらいでしょう。


(日本近海にはメタンハイドレードが大量にあります。しかし、地球温暖化の観点からはお勧めではない。地球の歴史を紐解くと、メタンハイドレードが大気に放出された際、大きな気候変動に伴う生物の大量絶滅が必ず起きている)
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マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(6)オール電化(IHクッキングヒーターやエコキュート)

2018-10-18 20:10:04 | マイホーム
これについても、僕はまったく想定外のことでした。
最初はガスと電気の併用の予定でした。
ある日、不動産屋さんの社長さんが、オール電化に勝手に決めてました。
僕としては、
え、じゃぁ、火が使えないの?料理をする時にIHかぁ。あんまり好みじゃないし、子供に火の扱いを覚えさせられないなぁ
という感じでした。
まったく予定外の出来事でしたが、建売物件ですから、こちらからどうこういう筋合いではないです。
そこのところは施主に任せよう、と思った次第です。

実際に住んでみて、IHはすぐ慣れました。
火と違って、余熱があるという点も、好ましいです。
一番びっくりしたのは、光熱費でした。

安い!!

前のアパートで奥さんと二人暮らしを始めてからの9年間の月額電気代の平均は7,108円、月額ガス料金の平均が7,544円。
つまり光熱費は月額平均14,652円

それが、マイホームに移って4ヶ月の光熱費(電気代)の月額平均が7,638円。
ほぼ半額に近い!!
  →(2019/06/23現在、平均¥10, 400程度でした。詳細は下に記載。)

この差はどこから来るのか?!
まず、ガスの基本料金の支払いがない。
エコキュートを使っているので、お湯代が割安。
家の電気はほとんどLED(数カ所例外あり)
エアコンは奮発して、省エネ性能が最高レベルのものを揃えました。
それ以外の要素は、思い当たるものがありません。
なお、前のアパートはソーラーパネルを乗せており、東京電力より電気料金が安いことを売りの一つにしていました。

でも、エコキュートは、交換費用がかかります。
もちろん、ガス給湯器もそうなんですけど。
ちょっとシュミレーションしてみました。

エコキュートの寿命が10年で、交換費用が50万円とする。
ガス給湯器(オートタイプ)の寿命が8-10年で、交換費用が約20万円とする。

前のアパートの光熱費の月額平均は14,652円。
6月から9月の4ヶ月の月平均光熱費が7,638円。

10年間の光熱費で比較すると、
オール電化は、7,638円×12×10+50万円=1,416,560円
ガス・電気併用は、14,652円×12×10+20万円=1,958,240円
差額54.2万円。
年にすると5.4万円安くなる。

オール電化と電気ガス併用を比べると、オール電化の方が月々の差額が4,500円
これは、小さくない。

オール電化、お勧めです。


<2019/06/23 追記>

新居に住んで1年が経過しました。
上記は、正確ではないことがわかりました。
一番大きな原因は、冬季にエコキュートの使用電力量が大幅に増加すること(参照記事)で、電気使用量が増えるだけでなく、契約電力が2kWから4kWに上がり、基本料金が900円増加したことです。
電気の基本料金増加分や、ヘルシオを使うようになったことを補正した月平均電気料金は、¥10,400円程度になりそうです。
つまり、最初の10年間の電気料金は、10,400円×12×10+50万円=1,748,000円となり、ガス・電気併用との差額は210,240円、月あたり1,752円しか安くなりません。
細かいことを言うと、太陽光発電をしているので、それを差し引くと月平均¥11,000程度になるかもしれません。
すると、月あたり1,152円程度しか安くならないです。
つまり、月々にするとほとんど差がない、ということです。
10年間にすると14万円弱なので、無視できませんが。
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