猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2014/08/09 カブトムシ

2014-08-10 14:28:53 | 昆虫

先週見つけたカブトムシのスポットに行きたい。
しかし、台風11号が向かっていて、週末は荒れ模様。
残念に思っていたら、川口市は土曜日、思いのほか雨も降らず、風もなく、近所の花火大会も予定通り行われたようです。
昼間、娘と3時間ほど散歩していて、他にもカブトムシ・スポットを見つけてしまいました。
カブトムシの死骸がたくさん落ちているだけでなく、死にかけの腹がなくなって、もがいているカブトムシも見つけました。

しかし、何はともあれ、先週見つけたスポットに行こうではありませんか。

この夜も、いるいる(^^)
この夜、少なく見積もってもカブトムシだけで50匹はいました。




前回、大量の蚊に襲われました。
被写体と対峙している時は、大概のことに耐えますが、耳と目の周囲に10匹くらい蚊に取りつかれると、さすがに撮影に支障が出ます。
そこで今回は、防虫ネット・フルフェイス・パーカーなる商品を手に入れて、手を除く上半身全部、蚊帳に覆われた状態で臨みました。
耳と目にまとわりつく蚊に対して絶大な効果を発揮してくれました。

しかし、手の甲は刺され過ぎてパンパンでした。
盲点として、額も刺されまくりました。
防虫ネットが重みで額に当たるためです。
が、撮影に支障はありませんでした。

カブトムシの雄。
王者の風格ですなぁ。
「この餌場は俺様のもんだ!」って感じでかじりついて見えませんか?




キレイな雄ですなぁ。







オーソドックスに横から。




雌もたくさんいます。




そこらじゅうで交尾してます。
交尾の時、なにかこすれるような独特な音がします。
聞き耳を傍立てると、そこかしこでその音がします。
この世の春?




いるわ、いるわ。



コクワガタ。




ノコギリクワガタの若い個体。




樹液を吸う蛾。
こいつの名前は後で調べて載せます。




こいつも名前はのちほど。
(オオシマカラスヨトウかな?)




このたびウィキペディアで調べて初めて知ったのですが、クヌギの木の樹液が染み出るのには、蛾が関係しているみたいですね。
ホクトウガの幼虫が樹皮に穿った孔から樹液は出てくるみたいです。
つまり、樹液は勝手に染み出てくるわけではないんですね。

このカブトムシスポット、クヌギの木の樹皮が人の手で剥がされてます。
そこから染み出た樹液にカブトムシたちが集まっているのです。

この森、そんなに大きくありません。

今日、子どもと一緒にみつけたスポットも、広さ20m×30mほどの小さな林です。
川口市は都市化が進み過ぎて、こういう小さな林が、たまぁに残ってます。
林同士はとても離れているので、林をまたいだ昆虫同士の行き来はないと思われます。

すると、樹皮に穴を穿つ種類の蛾が林にいなくなってしまう(絶滅してしまう)ことも、ちょっとした偶然から、あり得ると思います。
となると、そういう林ではこの写真のスポットのように、カブトムシたちのために樹皮を人の手でほんの少し剥いでやるのも一つの手かもしれません。
どう頑張ってもあと数十年でなくなる林なんですから、それまでの間、カブトムシたちに快適に過ごしてもらっても罰はあたらないかと。
(でも、器物損壊とかで訴えられないように、目立たないようにこっそり、小さく樹皮を剥がねば)

コメント (5)
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2014/08/02 蝉の羽化とカブトムシ

2014-08-10 12:51:53 | 昆虫

暑くなりましたね。
奥さんが散歩していて、セミの抜け殻をたくさん見たという。
そうですよね。
そんな時期ですね。
仕事をしていると、セミの鳴き声なんてとんと聞きませんので。。。
早速、夜にその場所へ子どもと急行しました。
いたいた。
そこかしこで脱皮をしています。
ほんの50m歩いただけで、10匹を軽く超えます。

ではではパシャリ。
アブラゼミでしょうか。






違うセミも。
ツクツクホウシ?
今年、まだ鳴き声を聞いてませんが。
ほんと、セミのこと、全然知りません。
本を買って調べましょうかね。








ツクツクホウシの羽化前?



出てきました。
しかし、このあと、酷いことになってました。
アリに食われてしまったのです。
酷すぎて、写真を撮ってありますが、、、載せません。




アブラゼミ?
この個体、殻からお尻を抜いたところに出会いました。




















そのあと探していると、木の幹を登り始めたばかりの幼虫がいました。
アブラゼミ?の羽化は葉で行われていることがほとんどで、幹で羽化しているのを見かけません。
幹を登らせると、手の届かないところへ行ってしまうので、とっ捕まえて、低い枝に置きました。
これで間をおいて戻ってくれば、目の前で羽化がみれるはず。




子どもが飽きてきて、帰るというので、家に送ってから再び戻ってきました。
するとこいつ、低い枝を降りて、再び幹を登り、高さ2mちょっとのところで羽化を始めてました。
仕方がないのでEOS 60Da + EF-S 55-250mm IS STMにて撮影。






























最初に出てきて、足が固まるまで反っている時間が長くて、殻からお尻を出してしまえば15分くらいでしょうか。

こちらは、羽がだいぶ固まってきた個体。





疲れたので帰ろうかとも思ったのですが、セミの羽化の撮影中に、僕のヘッドライトに向かって、なんとカブトムシが飛んできたんです。
ビックリして振り払ってしまったため、飛んで逃げてしまいましたが、あれは間違いなくカブトムシでした。
なので、帰る前に少しだけ付近を歩いてみると、匂いがします。
樹液の甘ーい匂いです。
もしやと思って林の中に入ってみると、大きな羽音がたくさんします。
甲虫としては、かなり大きな羽音です。

いました!





この夜は、カブトムシを30匹ほど見かけました。
興奮して写真を撮ろうと思ったのですが、既に疲労しており、なおかつ、すさまじい蚊に襲われまくり、落ち着いて撮影しようにも顔も耳も手も蚊が付きまくって、掃っても掃っても際限なく、あまり撮影できずに撤退となりました。

しかし、なんということでしょう。
近所にカブトムシがいたとは・・・。
ここに住んですでに7年目になります。
今まで気づかなかったとは。。。不覚。。。

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天体観測(野外活動)におけるポータブル電源について  その2 (2014/11/02、2015/11/22 加筆)

2014-08-05 18:26:46 | その他

2014/07/26の観測で、僕のポータブル電源、SG2号(ほぼ新品のSG-3500LED)が、満充電の状態からノートパソコンに電気を供給していましたが、わずか4.5時間で空になりました。
SG-3500LEDは、12Vの直流電源で、20Ahの容量があります。
それに対して、ノートパソコンにもともと内蔵されていたバッテリーの容量は4Ahです。
(ノートパソコンは2006年製で、内蔵バッテリーは機能を失って久しいです)



ノートパソコンなわけですから、その4Ahで、おそらく4時間くらいは動いたはずです。
それが、今回、5倍の容量を持つSG-3500LEDにつないで、わずか4.5時間でバッテリー切れになりました。
走らせていたソフトウェアはPHD guidingという、10MBにもならないフリーウェアだけです。

(それ以外に、ノートパソコンのUSBソケットから、USBケーブル経由でオートガイド用CCDに給電している。2014/11/02 加筆)


この原因はなにか。

原因はノートパソコンとSG-3500LEDのつなぎ方にありました。
そのつなぎ方とは、ノートパソコンの電源コードの差し込みプラグを、SG-3500LEDのコンセントに差し込む、というものでした。
(下の写真のように、SG-3500LEDにはコンセントがあるんです)




「なんだ、普通の、当たり前のつなぎ方ではないか」

でも、これ、やっていることを逐一確認して行くと、とんでもないつなぎ方なんです。

SG-3500LED内蔵の鉛蓄電池から取り出されるのは12Vの直流電流です。
コンセントは、100Vの交流電流です。


SG-3500LEDのバッテリーから出発した12Vの直流電流は、SG-3500LED内蔵のインバーターを介して100Vの交流電流に変換されます。
変換された100Vの交流電流はプラグからコードの途中にある箱型のACアダプターにいき、19Vの直流電流に再び変換されて、ノートパソコンに届きます。

下の写真は、パソコンの電源コードの途中についているACアダプター(AC-DCコンバーター)


長くなったので、もう一度まとめると、

12Vの直流電流」は、「100Vの交流電流」に変換されて、次に「19Vの直流電流」に再び変換されて、ノートパソコンに届く、というカラクリなんです。

(ディオの)「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄~!」の声が聞こえてきませんか?

12Vの電圧を100Vに上げるだけでもそれなりのエネルギーが必要なことが想像されます。
また、100Vの交流電流を19Vの直流電流に変換するACアダプターが熱くなるのを知っている人は少なくないと思います。
変換するために、また、電圧を下げるために、エネルギーの一部を熱として捨てているんです。


そんなことせずに、素直に12V直流電流を19V直流電流に変えられないのでしょうか?

そもそも、ノートパソコンの内蔵バッテリーの電圧は9.6Vです。
ノートパソコンを内蔵バッテリーで動作させるために、9.6Vの電圧を19Vに変圧する仕組みがノートパソコンに内蔵されているはずなのです。
それなら、直流電流の電圧を変えるだけの機能を持った機器が存在してもおかしくないはずです。

ネット検索をかけると、あった!
しかもAmazonや楽天で普通に売ってる。

これらです。

(DC12V用 マルチ電源コンバーター)


(パソコン電源アダプター)





値段もインバーターとたいして変わりません。

こいつを使えば、インバーターとコンバーターを経由して2回も変圧させるより、はるかに効率の良い電源利用が可能になるはずです。


僕の所有する2006年製のノートパソコンに元々内蔵されていたバッテリーの容量は4Ahです。
その4Ahで、このノートパソコンを仮に4時間、作動させることができるとすると、20AhのSG-3500LEDなら20時間保つ計算になります。

(実際には、鉛蓄電池は蓄電したすべての電気を給電できるわけではないので、20時間は保たない。またオートガイドでは、ノートパソコンだけでなく、オートガイド用のCCDへもノートパソコンのUSB経由で給電するので、20時間はまず期待できない。2014/11/02 加筆)

検証はまだですが、SG-3500LEDで一晩くらいは間違いなく保つでしょう。
(SG-3500LEDで一晩、絶対に保ちません。原因はよくわかりませんが、やってみて、とにかく保ちません。SG-3500LEDにこだわるなら最低でも3つ持って行かないと一晩保ちません。充電時間がかかりすぎることと、体積と従量がかさむのでSG-3500LEDでのパソコンへの電源供給を諦めました。2015/11/22)

★まとめ その2
⚫︎外部バッテリーでノートパソコンを動かすときは、インバーターやACアダプターを経由させず、直流電流変圧器で接続すべし。

コメント (7)
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天体観測(野外活動)におけるポータブル電源について  その1(鉛蓄電池は空になるまで使ってはいけない)

2014-08-03 12:17:57 | その他

天体観測に電動の赤道儀EQ6proを使用し始めたことで、ポータブルな電源が必要となりました。
ポータブル電源に手を出すのは初めてです。
(所有してる自動車にも、バイクにも実はポータブル電源と同じバッテリーが乗っているのですけどね。)

天体観測をしている人々の多くはカーバッテリーを電源として使用しています。
発電機を持ち歩いている方もいらっしゃいますが、多数派ではありません。

このたび、バッテリーについて少し学びましたので、それを軽くまとめてみようかと思います。

日常目にするバッテリーは、自動車用バッテリーとか、バイクに使われているシールドバッテリーが多いかと思います。
その多くは高校化学で学ぶ鉛蓄電池で、電解液に希硫酸を用いてます。

自動車用バッテリーに使われているもののほとんどは「ベント形鉛蓄電池」というもので、使用するに従い、電解液中の水が減り、時々減った水の補給を必要とします。
倒すと電解液である希硫酸がこぼれるので危険です。
常に水平な地面に置く必要があります。

適当に画像を引っ張ってくると、こんな感じのものがその代表的なものかと。








バイクバッテリーに多く使われているのは「制御弁式鉛蓄電池」で、シールドバッテリーとか、メンテナンスフリーバッテリーとか、ドライバッテリーとか呼ばれています。
同じ鉛蓄電池ですが、充電の過程で水が分解されて発生する水素と酸素がきっちり処理されて、水に戻されるので、水の補給が必要なく、密閉構造であるため、倒しても液漏れしません。
バイクは必ず倒れるものですので、倒すたびにバッテリーが液漏れしては困ります。

適当に画像を引っ張ってくると、こんな感じのバッテリーです。






これらの鉛蓄電池の特徴として、過放電(電池残量がゼロになる)を繰り返すと性能が劣化するというのがあります。
こまめに充電して、過放電を避けた方がより長く機能を維持できるそうです。
自動車やバイクに用いるバッテリーは、エンジン始動の電源として用いたあとは、エンジンのエネルギーを使った発電機(オルタネーター、ジェネレーター)で充電されるので、過放電状態になることを想定して作られていないそうです。

つまり、電池を空になるまで使い切ってしまっては、その後の使用に支障が出るということです。

それを克服したディープサイクルバッテリーという鉛蓄電池もあります。
電動車椅子など、フル充電してから、空になるまで使い切るような使い方をすることを前提に作られています。
ただし、難点として、一つが20kg前後あります。
重過ぎるためか、あまり見かけません。



僕が持っているポータブル電源はSG-3500LEDという、シールドバッテリーにインバーター(蓄電池の直流電流を交流電流に変換してコンセントが使えるようにするもの)がついた製品です。



SG-3500LEDには、過放電を避ける工夫がなされています
下の写真のように、バッテリーチェックボタンがあり、「要充電」になったら充電するようにすればよいようになってます。




ただ、難点なのは、これ、自分でチェックボタンを押さない限り、バッテリーの状態がわからないんです。
つまり、気付かずにバッテリーを過放電にしてしまう状況があり得る。

なので、僕は過去に二回(今年4/26と、7/26)、気付かずに「使用不可」まで使い切ってしまっています。
このことが、一台目のSG-3500LED(2013年1月購入。以下、SG1号)の容量が最近、急激に減少した原因だと思われます。


なお、今年5月に購入した二台目のSG-3500LED(以下、SG2号)も7/26に「使用不可」まで使ってしまったのですが、記憶違いでなければ、そのとき、SG2号からアラームが鳴りました。
アラームが鳴って、初めてバッテリーが上がりかけていることに気付けたのです。
最近の製品には、アラーム機能が追加されたのかもしれません。
なお、その時点で、SG2号から電源供給を受けていたノートパソコンは、まだ正常に機能していました。


まとめ その1
★自動車用バッテリーやシールドバッテリーは、空になるまで使ってはいけない。

長くなるので、項を分けて続けます。

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2014/07/26 天文同好会観測会 初参加 オートガイド・デビュー!

2014-08-03 10:24:46 | 天体観測

梅雨が明けました。
心待ちにしてました。
晴れました。
もうこれ以上、なにがあるというのでしょう。
いざ、出陣!

今回は、先月より参加している天文同好会の観測会です。
初参加で、場所も秩父方面で初めてのことです。
そして、梅雨前に揃えたオートガイドの装備の初陣です。
オートガイドをうまく作動させることができるか、一抹の不安がありますが、今回は単独行動ではありません。
わからないことがあれば、周囲に聞ける人がたくさんいる。
これは心強い。
心弾ませ、現場に向かいます。
自宅からちょうど2時間で到着。
すでにたくさんの人たちがスタンバってました。
やはりみんな、梅雨明けを心待ちにしていたに違いありません。




早速僕も機材のセットアップをしました。



以外にも、けっこう注目を集めてしまいました。
「大きい!」と。
他に、眼視専門の口径40cmや30cmのドブソニアンも来てましたが、写真撮影を目的とした機材としては、その場では大きい方だったようです。
同好会の方にも、5kgのウェイトを3つつけてるのは珍しいと言われました。
(そりゃぁ、EQ6proの本来の搭載重量を完全にオーバーしてますから。。。)

最初にGINJI-250FNを向けたのは、M8 干潟星雲でした。
星のゆりかご。
星間ガスが集まり、新しい星が産まれる現場です。



次はM27 アレイ状星雲。
820光年先にある惑星状星雲。
観測での広がる速度から逆算すると、この星雲の元となった星が爆発したのは3,000~4,000年前のことだったそうです。
当時の人類は、この明かりを見て何を思ったことでしょう。
紀元前2,000~1,000年のことですから、これを記載して記録に残した人類がいてもおかしくありません。
それでも3,000~4,000年前と、とってもアバウトな表現であると言うことは、その記載は現時点で見つかっていないのでしょう。




M20 三裂星雲
残念ながら、オートガイドの設定に苦戦しているうちに木の影に入ってしまい、次回のお楽しみとなりました。




オメガ星雲。
お初にお目にかかります。
4,200光年先の散光星雲。




わし星雲も撮影したのですが、だいぶ低い位置に来てしまっていたため、背景が明るく、いい写りになりませんでした。

お次ぎはお気に入りの惑星状星雲、M57 リング星雲。
2,600光年先の惑星状星雲。
中心にポツンと写る星は、中心星かな?
お気に入りということもあり、もっと大きく写してみたい!
望遠鏡はしばらくGINJI-250FNで行くつもりなので、カメラで工夫するしかない。
PENTAX Q7で写してみたい。
(PENTAX Q7、所有してません。)
PENTAX Qで長時間露出をするためにはメーカー純正のアダプターが必要です。
そのアダプター、2万円します。
うーむ。。。




NGC6888 三日月星雲
40万年前の赤色虚勢のときに放出されたガス?
背景が明るくて、あまり写りませんでした。
次の三度目の正直に期待!




そうこうしているうちに、アンドロメダ座がずいぶん高くなってきました。
こんなに高くなるとは思っていませんでした。
予定にはなかったけど(っていうか、予定も立ててなかったけど)アンドロメダ銀河を撮ってみよう!



・・・。
絶句。。。
こんなに見事に写るとは期待してませんでした。
現時点の僕には最高の写りです。

でも、やはり課題も見えてきました。
中心像はきれいなんですけど、周辺にはコマ収差が顕著です。
いずれ、大量に部分撮影をして、中心像だけを切り出して、つなぎ合わせて、見事なアンドロメダ銀河の写真を手にしたい!

それにしても。。。僕の写真は、すべて写真の上と下でコマ収差の程度がずいぶん違います。
つまり、中心がずれているということ?
光軸はあっているはずなんですが。。。
原因はなんでしょう?
これをなんとか解決したい。




最後に、まったく期待していなかった幸運が舞い降りました。
40cmドブソニアンで眼視をしていた方が「ジャック彗星が見えるから見てみないか」と声をかけてくれたんです!
「ジャック彗星?」初耳です。
が、彗星?!
見えるんですか?!
見せてくださいッッッ!
見せてもらうと、薄ぼんやりと見える。
これぞ彗星!って感じの見え方です!
これは僕の望遠鏡で撮影しないわけにはいかないでしょう。
でも、最近発見されたばかりの彗星が自動導入装置に入っているわけがなく、手動で導入しなければならない。
適当に望遠鏡を向けるものの、彗星を視野に導入できません。
すると40cmドブソニアンの方が、「僕にやらせてみてくれる?」と申し出てくれたんです。
しかも、一発で視野に導入してくれました。。。
焦点距離1600mm相当の画角に一発で彗星を捉えるなんて、これはもう職人芸としか言いようがない見事な技術です。
これほどの技術の持ち主は、天体観測を趣味にしている人間を100人集めても5人いるかな?
僕にとって、この出会いは幸運としか言いようがありません。

ジャック彗星。



1986年、中学生の僕は6cmの望遠鏡を構えていましたが、視野に捉えることができませんでした。
僕が初めて見た彗星です。


この夜はさまざまな意味で、記念すべき日となりました。
オートガイド導入があっさりうまく行ったのも、同好会のメンバーのおかげでした。
同好会のメンバーにしたら、ほんの数回言葉をかけてくれただけですが、これを独力で解決するとなると、数回の観測を要したかもしれません。
やはり、一匹狼は厳しいですね。

人工衛星のイリジウムフレアとやらも初めて見ました。
あんなもの、それと知って探さないと見えませんね(^^;)
水瓶座流星群の夜だったらしく、流れ星を10個以上見ました。
流星群を観察したのはいつ以来でしょう。
天の川も久しぶりに見ました。

あと、学んだこと。
夏でもものすごい夜露が発生します。
山の上なので、昼と夜の寒暖の差が大きく、夜露は夏でも当たり前のことだそうです。
僕は、夏なんだから夜露対策は大丈夫だろうとたかをくくり、せっかく作ったフードを家においてきたんです。
ニュートンはともかく、ガイド鏡にフードが必須の夜でした。
やむなく、リュックに入っていたA4サイズの論文のコピーを丸めてフードを作ってしのいだ次第です。
それでもなんとか一晩、ガイド鏡は耐えてくれました。

あと、装備の弱点も見つかりました。
ノートパソコンの電源として持って行ったポータブル・バッテリー(SG-3500LED)が4時間半で落ちました。
ノートパソコンに内蔵されているバッテリーの容量が4.4Ah。
(ノートパソコンは2006年のもので、バッテリーは既に死んでます)
それに対してポータブル電源の容量は20Ah。
おかしい。
これについては、項を改めてお話しします。

そして、EQ6proに使っていた同じ型のポータブル・バッテリーも、朝日を待たず、落ちました。
おかしい。
今まで1晩持たなかったことはありません。
というか、1晩使っても、まだまだ余裕があったはずです。
それがこんなに呆気なく落ちた。
購入して1年半が経過し、バッテリーがヘタってきたのかもしれません。
家に帰ってポータブルバッテリーを充電してみると、最近手にした同じ型のバッテリーが、充電するのに2日間かかったのに対して、古い方はわずか数時間で満充電になったので、やはりヘタっているのでしょう。

予想外の収穫として、今回、意図せず「光害カットフィルターをつけていなかった」ということがあります。
光害カットフィルターをつけると、星像がシャープになるのですが、天の川がみえるような環境では、光害カットフィルターなしでもけっこうイケるんですね。
光害カットフィルターをつけると、露出時間が倍増するのが難点なんです。
フィルターなしで済ませられるなら、それに越したことはないんです。


同じ同好会の方と40cmドブソニアンの方はもちろん、他の同好会の方からも、バッテリーのこと、バッテリー小道具、バッテリー廃棄の方法、iPhoneの便利な天文アプリのこと、いろいろなことを教わりました。
また、このご時世ですので、タブレット端末で、ご自身の作品を見せてもらったのですが、それがまた見事なこと。。。
プロ級ではないですか!
おもわず「個展開いたらどうですか?」と言ってしまいました。

人と交流すると、お互いの研鑽につながっていいですね。
コメント (6)
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