猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2016/03/26 ルーフテント 入手!

2016-03-30 20:26:26 | その他

ルーフテントを手に入れました。

ルーフテントと言って、すぐに理解できる人は少ないでしょう。

車の屋根の上に立てるテントです。


元をたどれば、キャンピングカーが欲しかったんです。

小学生低学年に2年間アメリカで過ごし、 キャンピングカーをたくさん見かけました。
セサミストリートで、キャンピングカーでの生活を紹介していたりして、キャンピングカー生活に憧れました。

行きたい場所へ行き、行った場所で宿営する。
みたい景色の中でゆったり過ごす。
きれいな景色の中で眠る。
旅を生活とする。
なんて素敵なんでしょう。


日本に戻ってからもその憧れは消えず、中学校の時に、
「将来はマウナケア山頂の天文台で働き、キャンピングカーを住居とする!」
と、発表したことがありました。

しかし、大きくなるにつれ、現実が見えてきました。

・キャンピングカーは高額である。一番安いクラスで400万円。
・大型車両の運転は大変である。ハイエースクラスでもお気軽ではない。
・気軽に買い物に行ける車ではない。
・自宅や出先で駐車場の確保が難しい。
・電気と水の供給と、汚物処理をどうするかが問題。
・燃費が悪い。
・維持費がかかりすぎる。

現実に手にするのはかなり厳しいシロモノでした。


今の僕には、経済的にも使い勝手的にも、(中古の)国産ステーションワゴン(現エアウェイブ)がお似合いです。
理想を言えば、冬に標高1000mを目指すために雪道走行性能が世界一優れるスバルのフォレスターが欲しいですが、まあ、先の夢ですね。

で、現エアウェイブ(以下「エアちゃん」)の移動基地としての機能を最大限に引き出せる小道具がルーフテントなんです。


そう。
エアちゃんに移動基地としての機能がほしい。



現時点でもエアちゃんはよく働いてくれてます。
総重量100kgほどになる僕のオモチャを常時積載して15km/L弱の燃費を叩き出しています。
おかげで遊びにいきたいと思って、社会的・自然的条件が満たされたら、スクランブルできます。


でも、僕の体力が年々落ちてきているんです。
スクランブルするとき、体の準備ができていることなんて、年に1回あるかないかです。
くたびれた、ヨレヨレの体にむち打って発進します。

そんな状況で、エアちゃんに眠れるスペースが基本、ありません。
横になって、快適に眠れるスペースが欲しいんです。
この機能がつけば、今よりもっと気軽に遠征できます。

(そんなこと言っても、家族持ちだし、仕事もハードで、なかなかまともな休日なんてなかなかないんですけどね・・・)




長々と書いてますが、まだ続きます。


一番重要なことは、僕がフィールドに引っ付きたいということなんです。

まともなフィールドワークなんて、もう何年もしてませんが。。。

フィールドワークをする上で、どこで寝るかというのは大事な問題なんです。
寝る場所によって大きく行動が規定されてきます。


宿をとると、

・予約を入れなくてはならない。
・チェックイン、チェックアウトに気を使う。
・食事・風呂の時間に縛られる。
・フィールドと宿の距離が近いことは少ない。
・星見屋や両性爬虫類屋は夜がメイン。深夜の出入りが可能な宿だとしても、気軽に出入りできるか(例えば、玄関を開けてもらうために誰かを起こさなくてはならないとなるとハードルが高くなる)。
・夜通し活動したあと、真昼間にゆったり寝ていられるか。
・温泉宿だと気分が落ち着いてしまい、腰が重くなる。(温泉宿はゆっくり、ゆったりすることを目的に滞在するようにできている。)

フィールド・ワークは「現場に長くいる」ことが大事であることが少なくないんです。
とにかく現場に長くいたい。


現状、僕が2日以上フィールドワークするなんて、夢物語でしかありません。
でも、その手段を手に入れておきたい。
今は身動きできなくとも、フィールドワークが好きな自分を確かめたい。
自分のアイデンティティを形として手に入れたい。



さらに、もう一つ、目論んでいることがあります。
それは、家族をフィールドに連れ出すツールにしたいということなんです。
現状、フィールドへは一人で行っています。
一人で楽しみたいというのもありますが、年に1回くらい、家族にも来てもらいたい。
きれいな天の川を一緒にみてもらいたい。


そういう想いで、ルーフテントを入手することにしました。



ネットで調べていて、神奈川県の業者さんが販売しているEasy Camper Revolutionが気に入り、購入することにしました。


取り付け風景。




周囲のベルトを外して、リモコンを押すと車の上にテントが立ち上がります。






中はこんな感じです。




大人二人が寝返り打てるくらいの広さです。
しかし、子どもも含めて3人となると、ちょっと狭い。
子どもがまだ小さいうちは何とかなるでしょうけど、大きくなったら無理です。


高い買い物でした。

今まで、僕にとってテントは、現場に張り付くためだけでなく、旅を安く挙げるための手段でもありました。
今愛用しているテントは、1995年に3万6千円ほどで購入。
細かく数えてませんが、400泊程度してます。
一泊100円程度ということになります。

ところがルーフテント。
取り付け費用合わせて43万円ほど。

一泊100円とするためには4300泊しなければなりません。
無理です。
20年間使ったとして、200泊できたら御の字でしょう。
つまり、一泊2000円を目指すことになります。
ハッキリ言って、安くない。
どんなに頑張っても、今の仕事をしている限り、元を取ろうなんてのは夢物語です。



金銭的な得をするために買ったわけではないんです。

・自分の行動範囲を広げるため
・自分の選択肢を増やすため
・自分らしさを手に入れるため
・子どもや奥さんに天の川を見せるため
・親子の絆を深めるため

より充実した人生を送るために。

そういう思いで買ったんです。


これから僕がこれをどう使っていくか。

楽しみです。
コメント (4)
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