猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2022年 暑さ対策 スノーテックスによる遮光 スレート屋根にタスペーサー挿入による放熱効率向上

2022-07-23 14:18:45 | マイホーム

今年も暑いです。

今まで、屋根裏換気扇3台を導入しました。

2019/08/10 屋根裏換気扇を追加  ダクトで屋根裏と室内換気扇をつなぐ

マイホーム取得過程を振り返る 建物編 各論 その(9)屋根裏 換気廃熱ファンを設置する

しかし、夜に帰宅すると、2階が依然として暑いのです。

外気温が高いのだからある程度仕方がないのですが、ほかにやれることはないか。

 

一つ思ったのは、屋根が黒いことです。

屋根を白く塗りなおせば、屋根から吸収される太陽熱が軽減されるはず。

現に屋根材塗料を見ていると、熱吸収を抑制する塗料が多種類売られている。

概ね、室内温度を2-3℃下げる効果があるとするものが多い。

標高100m上昇するごとに気温が0.6℃下がるといわれています。

つまり、2-3℃というと、標高300~500m上昇するに相当する室温低下が得られるということです。

 

屋根を白く塗ろう!

 

自分で?

けっこう危ないぜ。。。

それはともかく、調べるだけなら無料でしょう。

調べると、素人が屋根の塗装をすると雨漏りの原因になることがあるとのこと!

びっくりでした。

世の中、知らないことばかりですね。

スレート瓦の屋根を多めの水性塗料で塗りたくると、スレート瓦の間の隙間を塗料が埋めてしまうことがあるそうです。

実は、スレート瓦の下側は、換気が必要なのだそうです。

スレート屋根は、まず野地板を敷き、その上を防水シートで覆い、その上からスレート瓦を重ねる構造だそうです。

スレート瓦の防水性は完璧ではなく、毛細管現象や結露などでスレート瓦の下側に水がたまることがあります。

スレート瓦と防水シートの間にたまった水を排出するための換気が必要なのだそうです。

スレート瓦の下側にたまった水は、日中に太陽光で熱くなったスレート瓦の熱を受けて水蒸気となり、スレート瓦の隙間から出ていくということだと思います。

 

防水シートがあるから雨漏りしないんでは?

いや、雨漏りするそうです。

スレート瓦を野地板に固定する釘穴は防水シートを貫通します。

そこからゆっくり浸水するそうです。

 

油性塗料を上手に塗ればスレート瓦の隙間を塗料が埋めることは基本的にないそうです。

上手に塗れば。

プロじゃないんで、何が上手か下手か、存じません。

それに、シンナーの扱いが面倒くさい。

余ったり、足りなかったり気を遣うし、安くないし。

 

そもそも、マイホームの契約書を見ると、自分で屋根塗装すると、保証が効かなくなるみたいな記載が。。。

あかん。

自分で塗装する線はなくなった。

かといって、業者に頼むか?

築4年で?

・・・・・。

 

屋根塗装の勉強をする過程で、タスペーサーなるものの存在を知りました。

スレート屋根塗装の際に、塗料でスレート瓦の隙間が埋まってしまわないように隙間をつくるツール。

 

屋根に上ってみると、スレート瓦同士の隙間は1mm弱。

結構密着して見える。

 

屋根のスレート瓦、日中は触れないくらい熱いですね。

スレート瓦同士の間に隙間を作ってやれば屋根の放熱効率が上がるのでは?

 

タスペーサーの説明書にはそんなこと一文字も書いてませんが、やってみることにしました。

これがタスペーサー。

 

ほぼ密着していたスレート瓦の隙間に挿入します。

 

下側から見るとこんな感じ。

おぉッ!

隙間ができたではないか。

これで太陽光で熱せられたスレート瓦の熱が、直接熱伝導で直下のスレート瓦に伝わる効率が下がるに違いない。

太陽光を受けたスレート瓦、むっちゃ熱いので、その下の空気も、外気を大幅に超える高温です。

外気と入れ替わるでしょう。

 

僕の歩くスペース以外、すべてのスレート瓦にタスペーサーを挿入しました。

 

が、これで「夏の二階が暑い」問題が解決するとはとても思えません。

 

我が家は南西を向いています。

二階の掃き出し窓から猛烈な日射が室内に差し込んできます。

二階の部屋はすべて温室効果で猛烈な暑さになります。

これを防ぐ手立て。

日射が入ってくるのを防ぐしかないでしょう。

どうやって?

跳ね返せばいい。

そう。これで。

 

GINJI-250FNとEQ6proに被せている萩原工業の遮熱シート スノーテックス

 

素材の中に気泡を設けて日射を乱反射させるそう。

 

スノーテックス スーパークールを購入しようとネットを見るとすべて売り切れ。。。

みんな考えること、同じですね。

わずかに売れ残っていたスノーテックス クールを購入。

二階の掃き出し窓に設置しました。

雨どいの支柱にヒモをかけてスノーテックスをつるしました。

日光をかなり反射してくれます。

 

内側はこんな感じ。

 

スノーテックスによる遮光、あるとなしとでは全然違います。

屋根裏換気扇よりももっと効果を実感できたかも。

入ってきた熱を放つのではなく、熱が入ってくるのを防ぐ方が効果が得やすいのかもしれません。

 

 

おまけですが、スノーテックス スーパークールではなく、クールで正解でした。

スーパークールは裏地にさらにもう一層、灰色のビニールで裏打ちされていて、光をほぼ通しません。

光を完全に遮断してしまうと、ベランダの外が真っ暗になってしまいます。

少し光を通すクールがベランダ遮光にはより適していると思います。

 

 

あと、もう一つおまけ。

うちの屋根は軒(のき)が全くありません。

信じがたいですが、本当に軒(のき)がありません。

だから、雨が降ると窓から必ず雨が入って来ます。

だから今まで、雨が降りそうなときに窓を開けておくことができませんでした。

スノーテックスを窓の前に吊り下げることで、雨の日でも窓を開け放つことができるようになりました。

 

スノーテックスをつるすと窓の外が見えないって?

目の前は全面、隣の家の壁なので、見えなくてけっこう。

お隣さんが窓を開けると、「あら、こんにちは。」となってしまって気まずいくらいです。

 

これで夏の暑さ対策が完璧ということはないのですが、ある程度の効果が期待できると思います。

ほかにやれること、、、まだありますかねぇ。。。

 

少なくとも、屋根の塗装の際は、白い遮熱塗料にしよう。。。

コメント (2)
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2022/07/02 山梨 巨大ニュートンで眼視 また駆動系のネジが緩んだ! PHD2に振り回され気味

2022-07-03 19:50:15 | 天体観測

(今回の文章は、いつもに増してまとまりがないです。書いた本人でさえ読みづらいです。が、改善する余裕がなく。。。とにかく記録として残します)

 

仕事のあとに出発。

到着するも、いまいちな空。

GPV天気予報もこんな感じ。
でも、夜半に星が見れそうなので来てしまいました。

 

温泉に入ってから現地入り。

温泉に入ると今週の疲れを少しだけ洗い流すことができます。

温泉の受付で前回はプチトマトを購入していきましたが、今回はきゅうりが8本入り¥100だったのでこちらを買いました。

急いでコンビニ弁当を掻き込み、空を見ると夏の大三角形が見える。

薄い雲がかかっているけど、試し撮りにM57を狙ってみました。

撮って出しです。

画像処理なし。

ISO 800 180秒露出。

PHD2のグラフも安定してる。

 

等倍トリミングがこれ。

ISO 800なのにやたらノイズが乗っています。

気温が高めなので、EOS Raと言えど、こんなものなのでしょうか?

 

空の状態が刻々と変化します。

あれれ?

いつの間にかPHD2のグラフが暴れてます。

だいたい90秒周期で赤経軸方向のガイドが上下している。

うーむ、ずれの修正量が追い付いてない?

そう思って、Agressivenessをみていみると、なんと10%ではないですか。

PHD2のAgressivenessの説明。

"What percentage of the computed correction should be applied? Default = 70%, adjust if responding too much or too slowly."

前回6月の撮影時、なぜか10%に設定していたみたいです。

これでは修正量が追い付かなくて、赤道儀のズレをワンテンポもツーテンポも遅れて追いかける形になってしまっているのかも?と思い、Defaultの70%に戻してみました。

すると、下図の最後1分間のようにオートガイドが一気に安定しました。

(下図は4分間分のオートガイドのグラフ)

はて?今までうまくオートガイドできていたのに、なぜ途中からうまくいかなくなっただろうか?

もしや、また駆動系のネジが緩んできたか?

 

お次にカメラをEOS RaからASI224MCに替えてM57 リング星雲を撮影してみました。

画角が狭すぎてステラショット2の導入補正が難渋したので、ステラショット2の「望遠鏡」タブにある微動を利用して視野の中心にM57を持ってきました。
毎度のことなのですが、ステラショット2の微動を使用すると、PHD2の動作がおかしくなります。

しかたがないのでPHD2はOFFにして、ノータッチガイドで1000カット撮影して、AutoStakkert3でスタックしました。

今までにない写りですが、、、期待したほどではなかったかも。。。

 

にしても、薄いガスが全天を覆っています。

本来なら天の川がきれいに見えるはずなのですが、空全体が白っぽいのでうっすらとしか天の川が見えません。

気合を入れて撮影という感じではないので、M13球状星団の眼視に挑戦してみました。

M57がある東の空から、M13がある西の空へ向きを変えました。

するとPHD2のガイドが再び暴れだしました。。。

あ、そういえば、西側のウェイトを外側にずらすのを忘れてました。

この赤道儀、赤経軸のバランスをとるとき、西側をほんの少し重くすると動作が安定しやすいんです。

西の空に望遠鏡を向ける場合、西側にウェイト、東側に望遠鏡が来るので、西側のウェイト側が少し重くなるようにバランスを崩してやる必要があります。

ウェイトを外側にずらしましたが、PHD2の動作が改善しませんでした。

あれ?なんで??

そうでした。

ステラショット2の微動を使用したので、いったんOnstepの基盤を再起動しないとPHD2が正常動作しないのでした。

 

最初、50mm(2インチ)アイピースでM13を観望したところ、ぼやっとしていまいちな見えっぷりでした。

はて?50㎝ニュートンでみてもこの程度?

いつだったか、50㎝ドブソニアンで見せていただいた球状星団は見事で感動したのですが。。。

28mm(2インチ)アイピースに替えてみました。

感動的でした。

粒々の星々がギュッと集まってできた球状星団が目に迫るようあ見えっぷりでした。。。

これは子どもに見せないといけない。

夏休みに家族で観望したいと思います。

 

お次に子午線を超えて西の空に入ってきたM57 リング星雲を眼視。

M57の形はよくわかるのですが、さすがに虹色には見えませんでした。

白黒なリングが見えました。

 

お次にM27アレイ星雲。

こちらも白黒。

ぼやっとした見栄えですが、なんとかアレイの形が確認できます。

 

空を見ると、なんと、ペガサスが空高く上がっているではありませんか!

もうそんな季節なんですね。

では、アンドロメダ銀河を眼視しましょうか。

と思ったら、赤道儀の駆動系の音が変化しました。

プーリーを軸に固定する六角ネジと、ピローブロックベアリングに軸を固定するイモネジが緩んでました。

5/4に締めなおしたばかりなのに。。。

今回はHOLD TITEというネジのゆるみ止めを塗布して締めなおしました。

これでどれだけもってくれるようになるか。。。

これにて空が明るくなってしまったので撤退。

この時期、3:30には空が明るいですね。

 

 

 

夜になって空を見ましたが、昨夜にもまして薄くもが広く覆っている状況。

動作チェックくらいしかできない。

やってみると、PHD2が大暴れ
再度、駆動系のチェックをしたが問題見つからず。
光軸もチェックしたが、問題なし。


PHD2の設定でBacklash compensationを有効にしたら、動きが改善した。
しかし、それでも星が円にならない。


友人が持ち合わせたMGEN-3に替えたところ、オートガイドがあっさりうまく行った。

MGEN-3、200mmのガイド鏡でよく2,500mmのニュートンをオートガイドできるものです。

MGEN-3でうまく行くのだから駆動系の問題は無さそう。

PHD2の設定の問題ということになる。

今度はまゆ星雲(IC5146)に筒を向けなおして、再びオフアキに切り替えてPHD2で再挑戦。

そしたらなぜかうまくいった。
最小移動検知量(ピクセル)を0.47からデフォルトの0.20に戻したのが効いた?

 

PHD2、うまくいったりうまくいかなかったり。

繰り返しになりますが、MGEN-3でうまくいくのだから、駆動系の問題ではないはず。

空の条件によってPHD2の最適な設定が大きく変わるということでしょうか?

 

PHD2の使い方をそろそろ真剣に勉強しないといけないように思います。

PHD2のマニュアルの日本語訳も用意されているようなので、少しずつ読んでみようと思います。

にしても、MGEN-3、設定操作ほぼなしでオートガイドしてくれる優れものです。

PHD2がいけないのか、機材の問題なのか、鑑別するためにもほしい。

発注したのですが、半導体不足で生産が滞っており、入荷目途が立たないとのこと。

今年後半には半導体の世界的な供給が追い付いてくるようなので、それを待ちたいと思います。

コメント (2)
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