青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

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冬の戸隠を 歩くとき

2017年02月02日 18時10分06秒 | 同上 (山歩き)
1月27日(金)

戸隠にきて3日目の朝。
昨日は十分に滑ったので、スキー⛷は、もういいだろう。

ところで戸隠といえば、やはり創建以来二千年余りに及ぶという戸隠神社を抜きには語れない。。
その中でも、中心は奥社だろう。二度ほど行ったことはある。
しかし冬の奥社は見たことがない。
あそこは、冬場はどうなっているのだろうか?

ヨシッ、見に行くだに。


天気は、雲は出ているが今日も晴れ。



▲ (神告げ温泉Pから)中社の横を過ぎて、本道をテクテクと歩き始めた。

クルマが何台か、ボクをみて、徐行して走っていく。
朝の9時から、こんな道を歩いている人はいない。




▲ それでも40分ほど歩いて、奥社参道入口前の駐車場に着いた。

うむ、ここまでクルマで来れたか。
しかし、きっちり除雪されているかどうか分からなかったから、歩くのが確実だ(という信念で)。

おお、スノーシューを履いているね。

では、



▲ 参道入口を進む。

前方に鳥居が見える。





▲ 参道入口の大鳥居。

先ほどのスノーシューのお二人が、鳥居の前でお辞儀をしている。
信仰ある人だなあ。




▲ 鳥居の右下に注意書きがあった。

・「現在、奥社は冬季閉鎖中です。おみくじ等は中社に行ってください。」

・「隋神門から先は雪が多く大(変 埋もれやすく?or 滑りやすく?)なっています。」

・「無理なご参拝はお控え下さい。」


雪に埋もれてしまう? な、ことはないだろう(笑)。


スノーシューを履いた、年配のご夫婦らしい人に尋ねた。

「どこに行かれるのですか」
「鏡池ですよ」
「へーっ、鏡池までですか。長靴でも行けますかね?」
「どうでしょうかね・・」



▲ と言って、スノーシューの方は参道を左の樹林帯にそれて、それらしいトレイルをずんずん進んで行かれて、見えなくなった。

ちなみに、ボクもそのトレイルを進んでみようとしたが、ダメだ。
長靴では潜ってしまう。

 履いてきた長靴

スノーシューがあったらいいなあ。





▲ で、鏡池はとりあえずあきらめて、雪でモコモコのしかし踏み固められてはいる参道を、奥社目指して歩くことにした。





▲ 入口から20分ほど歩くと、杉並木の向こうに赤い門が見えてきた。





▲ 髄神門だろう。





▲ オイ、コマちゃん!

寒いのに見張り番、ごくろうさん!

「ワンッ!」 (なわけないな)




▲ 髄神門

髄神門は、奥社への道のりのほぼ半分の処に位置する。

この先は、雪で道が悪いということだったね。




▲ ここからは、樹齢200年を超えるという杉並木が参道脇に林立する。


上を見上げると、



▲ Wao!

杉が圧倒的に迫ってきて、目がクラクラして、うしろにひっくり返りそうになる(笑)。





▲ そのうち、たしかに道はグチャグチャになってきて。

勾配もついてきて、
なおも歩いていって、

ほとんど山道みたいになったところで



▲ ふっと、木立が切れたその上方に・・

オオツ、戸隠山ではないか!



ほぼ埋もれた、九頭龍社の鳥居、社務所らしい建物が目に入ったと思ったら、



▲ おう、おう、あの鳥居は・・・





▲ 奥社だ!

奥社が埋まっている!

なんと、おいたはしや・・


ほ、本当は、ここはこんなはずのです↓(クリック)
 2011年秋の奥社





▲ でも、青い空と、戸隠山と、戸隠奥社。

なんか、いいねー 

自然と一礼。

ボクはしばらく見とれていた。






▲ ボクのあとから来た人も、鳥居の前で帽子を脱いで一礼していたよ。



さあ、戻ろうぞ。



▲ 再び随神門まで下りてきて、

そこをくぐって、数メートルあるいた右側にありましたよ、

トレイル跡が!




▲ このトレイルは、そしてこの踏み固め方は、

鏡池に長靴でも行ける道に違いない。


ボクの6年前の記憶ではなくて、戸隠HPの絵地図でご説明しよう。



▲ ボクは地図の右下の「中社」からオレンジ道を通って、「奥社参道入口」からまっすぐ、
赤い道を「髄神門」を通って「奥社」へ行った。

そして今、また髄神門を過ぎた所から、左の「戸隠森林植物園」の敷地を横切って、先にある「鏡池」に行こうとしているのだ。





▲ 歩いていくと、ボーンという音があちこちでする。

陽が出て、木の枝の雪が溶けて雪塊が落下してくるのだ。
すると、音と共に雪煙が立ち込める。

まともに、頭に当たるとアブナイなあ。
ヘルメットを被ってくればよかった(笑)。




▲ 「クロスカントリーツアーコース」にもなっているのだ。



隋神門からそれて30分ほど歩いて、
着いた。



▲ 鏡池だ。

池の向こうには、再度、戸隠山のギザギザが見降ろしている。


てなこと言っても、わかりまへんなあ↓
 2011年11月

秋には、紅葉した戸隠の山並みが手前の池に、その姿を鏡のように映して、それで鏡池。


コンデジをズームアップすると、


▲ 戸隠山1904mの頂上部分が。

(訂正:これは西岳2030mのようです。とすれば、戸隠山頂上はもう少し右側になります)

頂上あたりには、モヤモヤと木が生えているのが見て取れる。
この山は絶対ボクが登るとは思えないが、あの田中陽希クンが左側の蟻ノ塔渡を両股で跨ぐようにして渡ったのを覚えている。ちょーコワイところ。


しばらく鏡池の周りを散策していると、



▲ 奥社本殿で、あとから来られた方と又出会った。

お互いに、「いい天気で良かったですね」。

スノーシューを担いでられる方だったから、コースどりはどうするのか等色々教えてもらった。
越水のログキャビンで冬季バイトされている方だった。
日焼けした顔と不精ヒゲ?を今もはっきり思い出す・・


参道入口まで同じ道を引き返した。
3時間ほど雪道を歩いたのだが、腰が少し痛くなった。
山行では当然もっと歩くのだが、腰が痛くなることはない。
長靴で雪に足を取られながら、潜り込みながら、慣れない歩き方をしたからだろう。


昼時だ。
参道入口から中社前までの道のりで、前から気になっていたこの蕎麦屋に入った。



▲ そばの実。




▲ メニューを見ていると、お給仕さんが「今週限定です」と見せてくれた。

おう、じゃあこれ、これで。




▲ 「とろろと卵でふわっと仕上げたつゆ」(左)

が良かったねー。その通りで、このおつゆは最後に飲み干してしまった。
麺は、ここのが一番細目で、つゆとよく絡まって美味。

注文のとき尋ねられたのだが、納豆も要るかと。
追加オーダーかと思って、要らないと答えたのだが、もともと込みだった。

とろろ+卵+納豆 を加えれば栄養的にも良い。
よし、家で蕎麦を食べるときはこのセットでいこうか。

ということで、戸隠では蕎麦を3回いただき、文字通り蕎麦三昧だった。




▲ そばの実を出て、歩く道すがらのマンホール。

下に「戸隠特環」
絵は 上の山は「戸隠山」、右の木は戸隠村の木「シラカバ」で、鳥は「シジュウカラ」だそうだ。


~ ⛷ ~ ⛷ ~ ⛷ ~



戸隠村を午後2時前に出発。

次の行く先は、車山高原だ。
時間がおしているので、長野⇒上田は高速を使って、上田からは152大門街道を南下。
白樺湖の手前を右折して



▲ 美ヶ原に至るあのビーナスラインに乗った。

5時を過ぎたから、もう暗い雪道を慎重に走行して。
(言っていることとやっていることが矛盾してるよ)



▲ 車山高原スキー場の駐車場に到着!

ブログ友のけーごさんは、今晩の9時頃自宅出発で、この駐車場に真夜中1時頃に到着とのメールが入った。

けーごさん、1時に着いたからといってボクを起こさないでくださいヨ。

きょうは雪道を歩いて疲れているから(笑)



関連過去日記;

戸隠古道トレッキング 2011.11.4