林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

新規お客様開拓?

2024年07月30日 19時58分03秒 | 店長
今回のHRNライブで大きな成果が2つあったと思います!

1つはライブ再開がコロナで4年ぶりということもあり、それまで曲を貯めたり、2人でやったり、新たな機材を導入したり、新たなアレンジをしたりと、かなり成長でき、それを100%発揮できたわけではありませんが、それなりのパフォーマンスができたことです!

もう1つは、やはりOAの演奏を手伝って、
今まで一緒にやったことない人と演奏してお互いに合わせる!
今までやったことないタイプの曲、今回はユ〜ミン2曲を演奏する!
しかも本番まで2ヶ月弱でアレンジ含め、ある程度には仕上げる!
かなりいい刺激になりました!
そしてそれによって、今までのアップルビデオ高津店とは違う演奏もでき認識してもらえた!
アップルビデオちい店誕生!
評判良かった!
そして、ちい店Voのちいさんの人脈等により、動画の視聴回数が増えました~ありがたい!

なので、いろいろな方法により、新規お客様を開拓していこうと思います!

皆様も布教活動よろしくお願いいたします!

バンドの歴史56(お客が2人)

2024年07月27日 06時24分02秒 | バンドの歴史

はい、みなさま、お元気でございましょうかな?

前回、立川の音楽居酒屋、農家の常連になって、たくさんの音楽仲間と知り合えた、というところまで語りましたな。

本当に農家の常連(農民)さんたちは、気のいい人たちが多くて、しかも年上の方たちばかりなもんだから、

大変かわいがっていただきました(感謝)

 

 

農家の女将さんには、

あんたたち、農家じゃ若手だよ。

と言われまして、セッティングなどの肉体労働を、どしどし手伝ったもんです(笑)

それこそ、たくさん歌って飲んで笑って、楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

 

「農家の歌会」はだいたい毎週土曜日に企画されていて、連日大盛況

レギュラーバンドが3~4組、それぞれ30分くらい演奏して、その後はオープンマイクという流れ。

そのオープンマイクのために、農民さんたちがたくさん押し寄せて、入れ代わり立ち代わり歌ってました。

 

 

ところが、女将さんがレギュラー・バンドをブッキングしていたのが、だんだん大変になっていったみたいで。

この日は、このバンドに全部任すから、お願いね~。

というシステムになっていったのです(笑)

 

任されたバンドが、他の出演者を誘ったり、観客を呼び込んだりするわけですね。

これは、任されたバンドにとっては、なかなかプレッシャーのかかる仕事ですぞ。

お店の売り上げに直結するわけですからね。

 

でも、そこは農民さんたち、仲間のユニットを誘ったり、観客を呼んだりして、連日盛況だったようです。

 

そしてなんと、うちのバンドに、ある土曜日が任されてしまったのです(仰天)

 

はい、おいらたちは、路上出身のバンドですからね。

そもそも、集客という概念が無いのです(爆笑)

だって、道行く人が、お客さんだもの(開き直り)

 

 

そして、冒頭の写真のように、

何の手も打たずに、ワンマン・ライブが開催されることになったのです・・・(遠い目)

いや、オープンマイク目当てに、農民さんたちがたくさんいらっしゃるだろう、と甘く見ていたわけですわ。

 

 

その結果、お客さんは、せいいちさんとやまちゃんの、2人だけ・・・

2人・・・(絶句)

 

うちのバンドが3人

裏ビデオのボーカルのツッカさん

そして、裏ビデオのフルートやピアニカ担当のヨメ

 

つまり、出演者が、5人!

観客が、2人!

せいいちさんは、洋楽が好きだから、来てくれるつもりだったらしい。

というか、毎週土曜日には、農家に来てました(笑)

そのせいいちさんが、やまちゃんを誘ってくれたとのこと。

 

つまり、せいいちさんが、もし、その日来なかったら、お客さんは

0人

だったということなのです(絶望)

 

最大30人くらい入るお店に、お客は7人だけ・・・

おいらは顔面蒼白になりましたわ(真っ白)

 

これ、お店が赤字になって、おいらたちの出番はもう、無くなるんじゃないかなと・・・(震え)

 

すると、ヨメが、

これは、飲んで食べなきゃダメだよ!

みんな、飲めるだけ飲んで!!(必死)

と言いだしまして(苦笑)

 

いやあ、とにかく飲みまくり食べまくったら、女将さんが、げらげら笑いだして、

なんだ、それなりに売り上げ出たじゃん!

と言ってくれたのです。

 

その時の経験が、おいらには忘れられないのですわ。

つまり、うちのバンドは、どこかのライブハウスで、ワンマンでライブやって、集客する、なんてことは、

不可能

だということです(苦笑)

 

そこでおいらは、せいいちさんに頼み込み、うちのバンドの対バンとして出演してもらうことにしたのです。

そうすれば、せいいちさんの友人たちも来てくれるから、かなりお客さんが来てくれる。

完全にせいいちさんのふんどしで相撲を取ることになりますが、それしかないもん(開き直り)

 

 

そして、それ以降、

農家の歌会シリーズの中に、この組み合わせが定着することになります。

そして、2~3か月に1回のペースで、おいらたちは農家でライブが出来るようになったのです。

 

 

それ以降、うちのヨメが、職場の上司や友人を誘ってくれるようになり、

そこから生まれたバンド、蘆ノ湖スカイラインズもレギュラー・バンドに加える形になって。

ひとまず、集客としては、安定しました。

というか、コロナで大変なことになるまでは、毎回、大盛況でして。

 

女将さんに、

やっと、アップルの時代が来たな(ニヤリ)

なんていう、お褒めの言葉までいただけるようになったのです。

 

この時期に、お客さんとして来てくださった方や、対バンとしていっしょに出演した人たちが、

おいらたちの一番の仲間であることは間違いないです。

この関係が、後に、おいらが主催する

「マーチンD41と鯛めしを愛でる会」

へとつながっていくことになります。

 

 

プロのバンドでさえ、集客に気を遣っているこのご時世、集客を一切考えずに、ライブハウスでライブなんかできないわけですね。

 

おいらたちは、この事件で、大きく軌道修正することになりました。

音楽仲間たちに頼んで、お客として来てもらう、ということは現在までやっていませんが。

素人がバンドを組んで音楽をやるためには、たくさんの音楽仲間が必要である、ということは痛感しました。

 

なので、いろんなイベントに出演させてもらって、そこでいろんな人たちと知り合いになろうと努力するようになったのです。

 

というわけで、以下次号じゃ。


益虫の側面もあるとか

2024年07月25日 19時37分07秒 | VROOOM

こんばんわ。アップルビデオ高津店 暑さに弱いブルームです。

暑すぎてヤバイです。
そして先日大変なものを見つけてしまいました。

2階の物置部屋の窓の外に結構大きなハチの巣が…
実物の写真は気持ち悪いので似たようなのでご勘弁を。


益虫の側面もあるとかいわれるアシナガバチですが
共存は無理なので追い払わなくてはいけない。
周りにも迷惑でしょうし。

現在、殺虫剤を網戸越しに噴霧しながら交戦中です。
何としても封印しなければなりません。


そんなわけでゲーム実況・覇邪の封印。13話・14話。

【FC版・覇邪の封印】第13話 【アップルビデオ高津店・ゲーム実況】

【FC版・覇邪の封印】第14話 【アップルビデオ高津店・ゲーム実況】


アップルビデオちい店開店?

2024年07月23日 22時03分09秒 | 店長
先週はHRNライブの反省会飲み会。
まずはOA、アップルビデオちい店、開店致しました!
ユーミン2曲、
やさしさに包まれたなら
埠頭を渡る風
ライブ2ヶ月前に依頼があり、頑張った成果です。
なんとか形になったと思います。
いい経験になりました。
動画上がっていますのでよかったら是非。
そして高津店。
つぁんのギターに問題があったの
ですが、本人がなんとかできる限りカバーしていたので、しかも今回は自分のギターの音が大きかったので、思ったほど大問題にはならなかった。かな???
でも全体的には問題ありつつも、盛り上がったので、かなりバンドとして成長したと思います。
何より、HRN4年ぶり、ちい店開店と楽しい思い出ができました!
余韻がまだまだ続いています!

バンドの歴史55(素敵な農民たち)

2024年07月20日 08時17分02秒 | バンドの歴史

みなさま、お元気ですか?

いよいよ、本格的に、夏ですなあ(遠い目)

今年の夏も暑くなりそうですなあ、去年の夏みたいだと嫌だなあ・・・(ため息)

というか、もう、東京はとんでもない暑さになりつつありますが。

 

 

さて前回、立川の路上で演奏していて、警察の方に注意され、誓約書を書くことになったところまで語りましたな。

いやあ、もう10年以上たっているから、冷静に考えることができるので。

あの時は、見知らぬおじさんのマンションに迷惑をかけてしまっていたんだろうなあ・・・

と申し訳ない気持ちになりますが、当時は、それどころじゃありませんでした(遠い目)

 

当時のおいらたちとしては、迷惑にならないようにずっと配慮してきたつもりだったのに・・・ダメなのか・・・

という絶望感と、虚無感と、これからこのバンドをどうしようか、という不安と・・・

いろんな気持ちでいっぱいでした・・・

 

 

当時のうちのバンドにとっては、路上ライブができないという事は、人前で演奏ができないという事。

つまり、バンドとして、完全に致命傷なんですわ・・・

もちろん、うちのバンドの再結成のきっかけになったイベント、ホット・ロッキン・ナイトがありますけども。

これは当時は、年に1回しか開催されていませんでした(遠い目)

年1回しかライブをやらないバンドなんて・・・(さらに遠い目)

 

そういうふうに考えて、不安な気持ちになっていた時に、

これも前に書いた通り、おいらがマーチンを修理したお店で、農家のことを紹介してもらったのです。

立川で音楽をやっているなら、農家を知らないといかんよ。

とまで言われたら、気になりますよね(笑)

 

おいらはワラにもすがる気持ちで、農家に連絡を取ります。

調べてみたら、アコギで弾き語りをするのが主流な、かなり小さなお店だったので、

うちのバンドが出演したら、カホンがうるさいんじゃないかなと。

 

そこらあたりを心配して、

カホンを叩いても大丈夫ですか? 

とメールしてみたわけです。

 

 

そうしたら、女将さんから、

全然かまわないですよ~。

いつでもいらしてください~。

というあたたかいお返事がいただけまして。

 

まずはオープンマイクに参加して、

その後、毎週土曜日に開催されていた「農家の歌会」のレギュラー・バンドにしてもらって。

みるみるうちに、おいらたちは、すっかり農家の常連さん(「農民」と呼ばれる)になっていったのです。

こういうのって、やっぱり相性がありますからね、今考えてみると、

最初に農家を選んだのは、大成功だったと思ってます。

たまたま、うちのバンドがドラムを使わないバンドだったからできたことでもあるでしょうね。

 

 

「農家の歌会」というのは、だいたい3~4組くらいの出演者があらかじめ決まっていて。

聞きに来た観客が、その後のオープンマイクで2曲ずつくらい歌う、というイベントでした。

これはいつも大盛況でして、おいらたちは、たくさんの人の前で演奏できる機会があって、とても嬉しかったのです。

しかも、チケットのノルマなどが無いことも、とてもうれしい事でした。

ライブハウスに出演することの、1番大きなネックは、チケットの販売、集客ですからね・・・

これについては、次回詳しく書くことになります(遠い目)

 

そこに集まっている人たちは、おいらたちよりも10歳くらい年上の方たちばかりでして。

昭和歌謡やフォーク・ソングを好きな人が多かったので、おいらたちは浮いていたんですけども。

ビートルズ大好きなせいいちさんに、かわいがってもらえたことが大きかったのですわ。

 

せいいちさんは、農家で知らぬ者がいない程の常連さんで、ほぼ毎週末、農家に来ている人でした。

そのせいいちさんが好きな音楽と、おいらたちの演奏する音楽が、ほぼいっしょだったのです。

おかげで、せいいちさんを通じて、他の農民さんとも、どんどん仲良くなれたのです。

 

やまちゃん

こまっちゃん

よしえさん

ダニエルさん

きんちゃん

まささん

たまちゃん

あまちゃん

みっちーさん

へっどさん

ちーちゃん

それこそ挙げていけばキリがないくらいの農民さんと知り合いになることができたのです。

これはほんとーに、大きなことでした。

おいらたちはずっと路上で活動していたから、音楽仲間と呼べるような人たちが居なかったのです。

 

ホット・ロッキン・ナイトでご一緒する人は、1年に1回しか会わないわけですからね・・・

それが、年上の優しい「音楽仲間」と呼べるような人たちと、たくさん知り合うことができたのです。

農家が閉店してしまった今も、牛浜の「しろうたカフェ」や、東大和の「COO」などで、ご一緒すると本当に楽しいです。

 

やっぱり、バンド活動には、バンド・メンバーだけじゃない「仲間」も必要だと痛感しました。

 

ここで手に入れた人脈のおかげで、おいらたちは、人前で演奏する機会をより多くもつことができるようになったのです。

 

以下次号じゃ!

 


暑い

2024年07月18日 19時53分08秒 | VROOOM

こんばんわ。アップルビデオ高津店 暑さに弱いブルームです。

先日のライブ「HOT ROCKING NIGHT」も無事終了。
皆様ありがとうございました!

やっとこれで積んでたゲームとかに時間を回せます(笑)
真女神転生VV、2周目で止まってたので残り5周を駆け抜けないといかんし、
積んでる30MSも4体ほど組み立てないとね。

 

そして、大変暑い日が続きますが早くも夏バテ気味です。

なんせ1週間くらい仕事場のエアコンが不調でして
先週の一番暑かった日には設定温度にかかわらず
室温が32度から下がらないという焦熱地獄におりました。

昨日修理が終わったので今日は大丈夫でした。


そんなわけでHOTなゲーム実況・覇邪の封印。11話・12話。

【FC版・覇邪の封印】第11話 【アップルビデオ高津店・ゲーム実況】

【FC版・覇邪の封印】第12話 【アップルビデオ高津店・ゲーム実況】


2024HRNライブ無事終了?

2024年07月16日 12時36分36秒 | 店長

4年ぶりのHRN、アップルビデオ高津店は初日7/13のOAと取り前で演奏しました。
1ヶ月程前に決まったOA、当日のリハ前、初めて4人で合わせてなんとか形になりちょっと一安心。
本番、まあまあいい感じでできたと思います。
すごく楽しめたし、成し遂げた感が強かった!
で〜、アップルの方はというと~?
まあ、4年ぶりとOAの達成感により3人共いつもの感じでなかったことは確かです。
特に、度胸良く臨機応変なつぁんが一番通常ではなかった!笑!
普通ならそこを自分かVROOOMがフォローするのだが、今回それができなかったな〜ごめん!
でも、いろいろ成長した演奏を披露できて、とにかく楽しめたのがよかった!
HRNライブに携わった皆様本当にありがとうございました!
お疲れさまでした~
今週土曜の反省会飲み会が楽しみだ〜
ちなみに、MOONDANCEが上がっています!
もしかしたらこれだけ?


HRN2024夏 ありがとうございました!!

2024年07月14日 11時53分52秒 | 御礼

いやあ、4年ぶりのホット・ロッキン・ナイト!

すんごく楽しかったです~。

といっても、まだ2日目のライブがありますからね、これから見に行きます!

 

いやあ、舞い上がっちゃって、何が何だか・・・

記憶があいまいではありますが、とにかく、

ちいさんとの初のコラボ、オープニング・アクトの、

ユーミンの2曲、

やさしさに包まれたなら

埠頭を渡る風

を何とかやり終えて、そこでもう、燃え尽きた感がありましたね(爆笑)

 

ちいさん、本当にありがとうございました!!

 

 

そしておいらたちの本番前に、

いつものように、3人でちっちゃい円陣を組んで、

こうして、またHRNに帰ってきたんだなと思うと、感無量でした。

会場に来てくれてツッカさんが撮影してくれたことも、うれしかったなあ(涙)

 

いやあ、ほとんど集客していないにもかかわらず・・・

多くの演者さんたちが残ってくれて、聞いてくれました・・・(滂沱の涙)

 

 

反省点はいろいろありますが、それはともかくとして、

20th century boy

Moondance

Nowhere man

We can work it out

Man who sold the world

Let it be

Brain damage 

Eclipse

Paint it black

Burn

の10曲をやりました・・・(遠い目)

いやあ、まさか10曲もやれるとは・・・

 

とにかく、聞いてくださったみなさま、本当にありがとうございました!!


バンドの歴史54(路上ライブの限界)

2024年07月13日 07時24分14秒 | バンドの歴史

みなさま、お元気でしょうか?

バンドの歴史シリーズを続けたいと思います。

前回、立川の音楽居酒屋、農家を、うちのバンドのホームグラウンドにした経緯について書く、と予告しましたが。

実はそれは、そんなに単純で、簡単なものではなく・・・

 

いろいろと、紆余曲折があったのです。

 

その前に、うちのバンドと路上ライブについて説明しておきましょう。

うちのバンドは、1996年くらいに結成されました。

そのあたりの経緯は、このシリーズのバンドの歴史5(路上でバンド結成)に書いてあります。

 

そして、池袋の西口、芸術劇場の前の広場で、路上ライブをやっていました。

 

当時は、路上ライブに対する世間のとらえ方は、まだ寛容でして。

というか、池袋では、おいらたちくらいしか、やってなくて、うちのバンドはその意味では先駆者でもあったのですわ。

もちろん、路上出身の「ゆず」とかのバンドが、出てきたのもこの頃です。

なので、だんだんと、路上で演奏する人たちが増えてきて、活気も出てきたんです。

 

場所が良かった、というのもあるでしょうが、この時代、ほとんど苦情を言われることはありませんでした。

警察の方が何度も目の前を通ったけど、チラ見する程度で、見逃していてくれました。

それよりも、スケボーで遊んでいる人たちを注意している感じでしたな。

 

 

ところが、うちのバンドが10年くらいの休眠時代を過ごして、再結成されるまでの間に。

路上ライブに対する世間の反応は、完全に変わってしまっていたのです・・・

 

 

くわしいことは不明なのですが、おいらたち路上ライブ関係者の間では、

2000年代の初頭に、川崎駅前で、路上バンド同士の場所の取り合いから、ケンカになって、

けが人が出て大騒ぎになる事件があった、と言われています。

たぶん、その件だけじゃなくて、全国のいろんな場所で、路上ライブをやっている人たちが、いさかいを起こしたんでしょうね・・・

 

 

 

路上ライブに対して、ものすごーく不寛容な時代が来てしまっていたのですよ。

 

 

 

おいらたちは、立川北口駅前のコンコースの目立つところで演奏すると、すぐに警察の人に止められるので。

 

 

駅からかなり離れている、しかも付近に民家がない場所で演奏していました。

この場所ですね。

まだIKEAができる前だったので、人通りはまばらでしたけども、常連客のお婆さんがいたりして、とても楽しく演奏させてもらってました。

 

当時、この場所での演奏の映像を、懐かしいので入れておきます(笑)

One of us アップルビデオ高津店 2013 路上

うわあ、みんな、若い・・・

 

 

 

んで、忘れもしない10何年前の夏の日、こんなふうに演奏しているおいらたちに、見知らぬおじさんが話しかけてきまして。

 

そこのマンションに住んでいるから、迷惑なんで、演奏をやめてほしい。

 

と言われたんです。

 

そこのマンション、と言われても、それはけっこう離れているマンションでして、

え、そんなところまで、聞こえているんだ、と思って、すぐに謝って、場所を移したんです。

 

 

そのマンションからさらに離れて、向きも変えてそのマンションに聞こえないように、演奏したつもりなんですが。

どうやら、110番通報されたらしいのですな。

 

警察官が2人来まして、

「今すぐ演奏をやめなさい」

「この書類にサインしなさい」

と言われたんですわ。

 

 

これ、けっこうびっくりする案件でして、おいらたちはこれまで、路上ライブをやっていて、

「ここでは演奏をやめてください。」

と言われたことは何度もあったんですが、

その度に、すぐに謝って演奏をやめて、場所を変えたら、それ以上のことはありませんでした。

 

この時のように、

「もう2度と騒音は出しません」

というような内容の書類に、サインさせられたことはなかったのです。

度重なる勧告に従わなかった、よほど悪質だ、と思われたようなんですね。

いや、そのおじさんに注意されて、場所を移したけど、それだけじゃダメだったってこと・・・?

 

 

というか、警察の方は、だいたい、

「いや、苦情がきちゃってるんだよ、これぐらいの音量だとそんなに気にならないはずだけど、申し訳ないけど、やめてください」

みたいな言い方をする人がほとんどです。

 

なので、おいらたちは、そういうときは、すぐに謝って、場所を移して、

もっと迷惑にならないだろう場所へと、どんどん避難していったわけですね。

 

だから、立川の駅前からかなり離れた場所で演奏するようになっていたわけです。

なるべく誰にも迷惑にならないようにしよう、というのがうちのバンドの鉄則でしたから。

もちろん、路上ライブは厳密にいえば「違法と言えば違法」ですからね、堂々とできることではありませんし。

そこらあたりのことは、ネット上のいろんなところで議論になっていて、法律家の方などが語っておられます。

 

 

そうやって移動に移動を重ねた先でも、こうなっちゃったわけですから、これはもう、本当に、

立川で路上ライブをするのは無理だな

と感じたんですわ。

 

 

というか、もう、

路上ライブそのものができない

と思わざるをえなかったのです。

 

それくらい、その当時(2010年代)の日本は、路上ライブに対して不寛容な時代だったのですなあ。

そう考えると、今は、だいぶ、路上ライブが冷たい目で見られなくなっているような気もしますね。

いやあ、ありがたいことです(滂沱の涙)

 

 

その時のVROOOMは荒れてましたなあ(遠い目)

いつもはあんまり感情的になることがない男なんですが、その時には抑えるのに苦労しましたわ。

店長がうちのバンドの責任者なんで、彼が書類にサインしてくれることになって、なんとかその場は収まりました。

店長は警察の方が差し出す書類に「どうもすいませんでした」と言いながらサインを始めました。

 

 

おいらは、その間に、もう1人の警察の方と話をしました。

荒れているVROOOMを見ながら、その警察の方は、

「今日はおとなしく引き下がった方がいいよ、その人(通報してきた人)たぶん、ここを遠くから見てるよ」

「え??」と驚いたおいらに、

「こういうことって、よくあるんだよ、通報してきた人がお客の中に混じって、

私たち(警察官)とバンドのやり取りを、最後まで見ていることが多いよ」

とおいらにボソッと、耳打ちしてくれました。

 

 

 

そうか、どうしても路上ライブをやめさせたい人がいるんだなあ・・・

 

 

 

その時、おいらは路上ライブに対する世間の冷たさを実感することができたのです。

もちろん、何度も言いますが、路上ライブを騒音だと思う人がいるのは十分理解できます。

バンド側も「申し訳ない、なるべく迷惑にならないようにしよう」と考え続けることがマナーだと思ってます。

でも、誰にも、絶対に、迷惑にならないようにする、ということも、不可能に近いわけで・・・

 

 

路上ライブのためのバンドが、路上ライブをできなくなる。

 

 

この事態に直面した時に、はじめて、おいらはライブハウスに出演することを考えるようになったのです。

 

以下次号じゃ。


塩の話。

2024年07月11日 19時46分13秒 | VROOOM

こんばんわ。アップルビデオ高津店 偏食家ブルームです。

昔からトマトジュースが好きで毎日のように飲んでいます。
品種改良などのおかげなのか、無塩のやつでも普通に飲めますね。
ていうか最近は無塩ばっかで低塩版すらあまり売ってないような…
まぁ、無塩のやつも塩を添加して飲むほうが断然うまいです。

しかし最近は容量が少なくなって値段は上がってます。
マジでなんとかならんのかねぇ。

そんなわけで、最近は1話あたりの時間を短縮して収録中のゲーム実況。
覇邪の封印も最終話まで収録が完了。無事封印できました。

【FC版・覇邪の封印】第9話 【アップルビデオ高津店・ゲーム実況】

【FC版・覇邪の封印】第10話 【アップルビデオ高津店・ゲーム実況】

猫のこっとんさんは先日8歳になりました。
あいかわらず大きいです。

そんなわけで、今週末のライブもがんばるぞい!