さて、
いよいよこのシリーズも大詰めになってきましたな。
残すところ、あと
4本!!
前回は、左の列の一番上、
ファイナルファンタジーについて語って、終わってしまいましたな。
あとはその下のソフトたちについて語るだけなので、
今回で最終回になってもおかしくないのですっ!!
と、こ、ろ、がっ!!
その下にあるソフトは、
ドラゴンクエスト4
なのですよっ!!
うわあ、これが出てきちゃったら、
そうそう簡単に切り上げるわけにはいかないではないかっ!!
そう、この
ドラゴンクエスト4は、
一癖も二癖もあるゲームなのですよ。
おいらが書いてきた、このファミコンソフトシリーズ、全部で12回目ですけども。
これまで書いてきて思うのは、これらのゲームを夢中でやっていたのは、小学校の高学年から中学生のころ。
もっとも感受性の強い時期にこれらのゲームに時間のほとんどを費やしていたわけでして。
影響を受けるのは至極当然!!
「ウルティマ 恐怖のエクソダス」から、
悪いことをすると警察官が無限にわいてくる
という
倫理観を学んだし(笑)
「ドラゴンクエスト1」から、
毎日コツコツとルーティンワークをこなすことが出世の近道
という
社会の掟を学んだし(笑)
おいらは、ゲームから様々なことを学んできたわけです。
んで、
今回の「ドラゴンクエスト4」がおいらに教えてくれたこと!!
それは、
他人は思い通りに動いてくれないっ!!
という、
この世界の当たり前の真実だったのです(爆笑)
このゲームはたくさんのプレイヤーキャラクター(10人くらい)がいて、最終的に全員でひとつのチームになります。
プレイヤーはそのチームのリーダーになって、みんなを動かすわけですが。
その
指示の出し方が、かなり大雑把にしか出せないのですよ。
これまでのドラゴンクエストシリーズだと、
一緒にいるチームのみんなは、プレイヤーの命令通りに動いてくれたんですけども。
(たとえば、回復魔法をかけてほしいときは、そう指示すれば、必ずやってくれていた)
今回は、
「みんながんばれ」とか、
「ガンガンいこうぜ」とか、
「じゅもんをせつやく」とかの、
大雑把な指示を出せるだけ。
あとは、
キャラクターたちが、自分で考えて、その時々にふさわしいと思う行動をとってくれるのです。
この
「自分で考えて」というのがポイント。
もちろん、キャラクターの行動を考えてくれているのは、ソフトに搭載された
「人工知能」なわけですよ。
この人工知能がよく出来ていて、プレイヤーがストレスなく遊べたらよかったんですけども(笑)
時代が時代ですから、人工知能の出来は良くなくて・・・
というか、
人工知能がバカすぎて(爆笑)
何度となくヤキモキさせられ、多くの少年少女が
きいいいいっとなってしまったわけです。
そう、これによって、このゲームは、この
現実世界では当然の真実である、
他人は思い通りに動いてくれないっ!!
ということを、
当時の少年少女の心の底に、トラウマとともに刻み付けたわけですね(爆笑)
そう、もちろんおいらも例外ではありません。
今でも忘れられないのは・・・
この一番右にいらっしゃる、クリフト様ですよ。
この絵の真ん中にいる、王女様に片思い?していることで有名なキャラクター。
もちろん、そういう描写もゲーム内にありますよっ。
なかなか好感のもてるキャラクター設定なわけです。
さらに、このキャラクターは、
チームの回復役として、とても優秀でして。
死んでしまった仲間も生き返らせることができたりする、
徳の高いお坊さん(神父)です。
だからもちろん、
スタメンに入れることも多く、活躍が期待されます。
そう、それだけの能力は十分にある、有能なキャラクターなはずなのです。
ところがっ!!
こいつの行動を決める人工知能がアホなもんですから、
こういうことになったりします(爆笑)
そう、
このおっさん、初対面の敵には、とりあえずあいさつ代わりにザキ(ザラキ)を唱えるという悪癖があるのですよ。
ザキ(ザラキ)という呪文は、敵を一瞬で殺すという、呪殺の呪文。
本当に徳の高いお坊さん(神父)にしかできない、超必殺技。
まさにこういう状態ですよ(こわっ)
これを手あたり次第、敵という敵に唱えまくる。
もちろん、絶対に効くはずもない、最後のボスにだって、あいさつ代わりに唱えちゃいます(爆笑)
まさに、イカレたザラキ野郎、クリフト様なのですよ。
もうね、
これはほんとうに、困りものでして。
せっかく、
レベルを上げて、ラスボスと対抗できるくらいに、うちのチームを鍛え上げても。
クリフトがザラキを連発するだけで、すべてがもう台無し(ため息)
勝てる勝負も勝てなくなるわけですよ。
なるほど、
チームワークって大切なんだなあ、と痛感する日々ですよ。
ちなみに、このソフトの人工知能は
成長するということがウリだったのです。
つまり、「
こいつはザラキが効かないんだな」ということに
クリフト様が気づく瞬間があるのですよ。
ただ、それは
ラスボスの場合は、全滅させられないと駄目なのです(爆笑)
つまり、
敗北して初めて気づくわけですね、クリフト様は。
なんか、
あまりにも人生を教えてくれて、滂沱の涙ですよ(笑)
こうやって
「他人は思い通りに動いてくれない」ということを、このゲームによって気づかされた、当時の少年少女たちは、
A「他人(クリフト)を頼らず自分が強くなる」 → とにっかく勇者(主人公)のレベルを上げまくる。
B「何とか他人(クリフト)を動かそうとする」 → 命令の仕方を変えて試行錯誤する。
C「厄介者のクリフトをスタメンから外す」 → ミネア(2番手の僧侶)さまのお世話になる。
という選択肢の中から
自分たちの生き方を選んでいったわけです。
Aの生き方を選んだものは、自分を成長させて人生を生き抜き。
Bの生き方を選んだものは、リーダーの資質を磨いていき。
Cの生き方を選んだものは、友だちを選ぶことを学んでいき。
そうやって、
その後の数十年を生きてきたわけです。
ちなみに、おいらは
Cの生き方を学びましたなあ(爆笑)
おおっと、またもや、ドラゴンクエスト4だけで、紙数が尽きてしまった~。
もうちょっとだけ続くんじゃ、というやつですねっ(笑)