林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

ミニカホンさらに改造

2019年05月08日 19時42分43秒 | カホン自作

 

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 立ち上がる時が来たかもしれないブルームです。

先週土日の路上演奏で見えてきた今後の課題。
それが新たな演奏場所の開拓。

長年演奏してきた立川のモノレール下は
大型マンションらしきものが建造中でして
完成した暁には間違いなく通報されることが予想されます。

というわけで、来週土曜に軽く新天地の探索を行う予定。
そこで、小型カホン&ミニギターの出番。


先週の合宿時にも我が家にて軽く演奏しましたが
この小型カホン、まだまだ改造の余地がある、と。

外で使用するために、折り畳みイスで叩けるよう改造しましたが
やはり安定感が悪いです。

ということで思いついたのが、ギターストラップ。
裏板は外してこんな感じに。

だいぶ安定するようになったし、なんと立奏も可能だ!(多分しない)


折り畳みカホン作成 その9

2018年12月04日 15時00分00秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 DIY駄楽器職人ブルームです。


と云う事で、せっかく完成した新型カホンですが
ネジ穴の設計を間違ってしまい
早くも打面の張り替えとなりました。

前回貼り終えたメイプル縮杢の突板の打面ベニヤ。
白木系そのままの色では地味すぎるので杢目を生かして着色します。



思い切って青。

打面張替えの原因である打面上辺のネジ穴を埋める。


古い打面と重ねて穴あけ。

上辺はちゃんと穴を下げてます。

ネジ穴をザグって本体に固定。


水性ステインでの着色は初挑戦だったので
ハケ跡の残った少し残念な仕上がりですが、
まぁ、次回に活かせたら良いかと思います。


おしまい。


折り畳みカホン作成 その8

2018年11月30日 19時47分53秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 駄楽器職人ブルームです。

と云う事で、せっかく完成した新型カホンですが
ネジ穴の設計を間違ってしまい
早くも打面の張り替えとなりました。

サイドのネジは側板の厚さを考慮して
縁の方にネジ穴を開けますが
上辺にはブリッジが付くので縁から離すことが出来ます。
少し離すことで、その分大きく面取りができるのです。
…なのに、サイドと同じ距離で開けてしまいました。
面取りしたらネジ穴のエッジが欠けてしまって
これはもうどうにもなりません。

四隅は補強材が入るので内側に寄せてます

注文した突板が届いたので作業開始です。

今回はメープル縮杢。
レスポールのトップ材などで御馴染みの
タイガーストライプ
です。
コレが案外お手頃価格で、送料の方が高いっていう。


専用ボンドを塗って乾燥させて、


アイロンでベニヤに貼り付けます。


つづく。


折り畳みカホン作成 その7

2018年11月27日 19時33分39秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 DIY駄楽器職人ブルームです。

作成中の折り畳み式カホン。
以前作成したステンシルを使ってロゴを入れて完成。
(打面は早くも貼り換え予定。前回参照

先週末のライブでは初の実戦投入ということで
電車での移動、駅や農家の階段などでの運搬性能が
格段に良くなっていることを実感できました。

演奏性能に関しては、これと云って特筆することもなく、いつも通り。
って、これ実は結構すごいことです。
なんせ折り畳み式っていう構造的には弱い物なのに
通常のしっかりとしたカホンと変わらない音ってことですから。


で、折り畳み式っていうか組み立て式ということで、
演奏時は現場で組み立てることになります。

そこで思わぬ盲点が。

今までひたすら内緒にしてた内部構造がバレバレ。

まぁ、バレたところで誰か困る訳でもないので
少し中身を説明してみましょうか。


上部の丸いのはチキチキ音発生装置。
カホン用ジングルの一種です。
バス音・スネア音と同時に鳴るだけでなく
所謂ゴーストノート時にコレがイイ感じで鳴り
ドラムのクローズハイハット的に使用しております。


ちなみに100均タンバリンをバラして適当な木片にネジ留め、
それをマジックテープで貼り付けただけのものです。

つづく。

折り畳みカホン作成 その6

2018年11月20日 12時00分00秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 DIY駄楽器職人ブルームです。

作成中の折り畳み式カホンが完成し、
2度の実演テストを経て問題点も改善。
あとはロゴを入れれば完成。
ってところで、いつものように新たな問題が発覚。


1年半くらい前に作って使用したステンシル型が…
ものすげー歪んでおりました。
エンブレムの方は作り直しっていうか、
いっそのこと新デザインを考えることにします。
ロゴの方は何とかまだ使えそうなので
シルバーをスポンジ押しでラフな感じに入れてみる。


なんか雑過ぎた。



えー、実は打面の上辺ネジ位置の設計に欠陥があり、
改修のため早々に打面の張替えを考えております…

面取りのこと忘れてて、ネジ穴を上縁近くに開けてしまい
おかげで座繰り部分が欠けてしまって手が痛いのです。
新しいベニヤは確保しましたが突板の納品が間に合わないので
今週末のライブではコレで行くしかねぇ。


つづく。

折り畳みカホン作成 その5

2018年11月16日 12時00分00秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 DIY駄楽器職人ブルームです。


折り畳み式カホンがとりあえず完成したので
先週のバンド練習で使ってみましたところ、
いくつか問題が発覚。

・本体上辺のエッジを丸め忘れてたせいで
叩いてるとすぐに手が痛くなる。
→ヤスリ掛けで何とでもなるので問題なし。

・打面に良いベニヤを使えなかったせいで
バズ音のキレがよろしくない。
→打面裏にシーラー&ニスを塗布して
硬質化させることでかなり良くなります。


全体的な音質・音量はなかなか良好。
容積と重量が増えている分、低音は良く鳴ります。
あとは組み立て&折り畳み手順に慣れれば
何処でも使えるメイン機として運用できそうです。

最大の不安点だったバッグも、ちょうどいいサイズのがありました。


体積的には従来の半分以下。1/3に近いかも。
難点は背負うと結構重いこと。
それでも普通のカホンと違って小さく
重心も体に近いので快適です。

あとは打面にロゴを入れて仕上げようかと思います。


つづく。

折り畳みカホン作成 その4

2018年11月09日 12時00分00秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 DIY駄楽器職人ブルームです。

折り畳み式カホンを作成しております。


完成間近というところで、構造上の欠陥発覚。

折り畳み式ゆえの幅の狭い天板底板が
ワイヤーの張力に耐えられないようで
チューニングすると歪んでしまう。
さらにボンド接着の中央の桁が無理なようです。

思案の結果、上下は内側から板を追加して補強、
ターンバックルは中央の桁への取り付けをやめて
側版に斜めに取り付け。これで問題は解決。


ついでにスタッドボルトを側板内に収納できるようにして


折りたたんだ状態の完成形がコレ。


あとは持ち運び用のバッグを何とかしないとならない。

つづく。

折り畳みカホン作成 その3

2018年11月06日 19時27分42秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 DIY駄楽器職人ブルームです。

折り畳み式カホンを作成しております。

突板を貼り付けた打面を本体に取り付けて軽く叩いてみる。
音は問題なし。まぁいつもの材料で作ってるし。


あとは打面のネジ穴を仕上げたり、角を丸めたりした後に


シーラー&ニスを塗って完成です。


…なのですが、どうもワイヤーの張力に対して
折り畳み式ゆえの幅の狭い天板底板が耐えられないようで
チューニングすると引っ張られて歪んでしまう。

さらにワイヤー調整のターンバックルを取り付けた中央の桁も
両端のボンド接着では強度が全然足りてませんでした。

天板底板は補強すれば良さそうですが
横棒はどうしたもんか。

つづく。


折り畳みカホン作成 その2

2018年11月02日 08時00分00秒 | カホン自作

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 DIY駄楽器職人ブルームです。

自宅での演奏用として使ってた薄型カホン。
これが体積が小さいので持ち運びが非常に楽なのです。
普段持ち運んでる通常サイズのカホンと比べて雲泥の差。
そこで、最近は市販品にも増えてきた「折り畳み式カホン」を
ウチの工房でも作ってみようじゃないですか。


前回の記事にも書きましたが、いきなり重大なミス発生。

工具を滑らせてザクっとやってしまいました。

木パテを盛って削ってみたところ…



若干黄色いけど、これで問題なくね?



では次に打面の加工。
前作同様に航空ベニヤって呼ばれるシナ共芯ベニヤ2.5㎜厚を使用します。
ところが、渋谷のハンズまで買いに行ったら売ってませんでした。
取り扱いをやめたらしく、0.5mmとかの薄いのしか残ってません。
しょうがないので2.5㎜厚のラワンベニヤを買ってカットしました。
突き板を貼るのでシナベニヤでもラワンベニヤでも大差ないし
そもそも2.5㎜厚はラワンしか売ってないのです。

実は航空ベニヤを打面に使うことを前提に設計してまして、
・航空ベニヤは横幅が300㎜のしか売ってない。
・したがって、カホンの横幅も300㎜になる。
(今回は側板を折りたたむ構造なので前後幅も制限される)
…っていう感じで、自然とカホンのサイズが限定されます。
折り畳み型なので、本当はもう少し大きくしたかったのに。
航空ベニヤが売ってないことが分かってたら
いくらでも大きな箱が作れたのですよ…。
シナやラワンのベニヤは大きなサイズも売ってるので。


気を取り直して、届いた突板を貼ります。

ウォルナット杢目。いかにも「木」って感じ。

専用ボンドを塗って、アイロンで圧着。

ウチのアイロンはほぼこの作業専用です。
クッキングシートもこの作業にしか使ったことが無い。

つづく