さて、みなさま、だんだんと涼しくなってきましたなあ~。
いかがお過ごしでしょうかな??
来週は連休ですからなあ、これから楽しみで仕方ない~。
それはともかく「思い出の音楽」の続きですぞ。
前回は、おいらが高校生になって、広島の学生寮に入って生活し始めたところまで。
その当時は、尾崎豊ばかり聴いておりましたわ。
そして、ある時、転機が訪れます。
それは、邦楽から洋楽への転換!!
尾崎豊関係の文章を、何かで読んだとき、
尾崎豊本人が、
「ブルース・スプリングスティーンの影響を受けた」
と発言していることを知ったのですね。
おいらは、この後もずっとそうなのですが、ルーツをさかのぼるのが大好き。
そして最終的には、戦前ブルースまで行きついてしまうわけですが(爆笑)
この時も「それならブルース・スプリングスティーンを聴いてみよう」と思ったのですわ。
んで、学生寮の近くにあったレコード屋さんで、冒頭の写真の、
このアルバムを買いました(遠い目)
もはや、説明不要の、大・大・大ヒットアルバム!!
そして、このアルバムも、滅茶苦茶、聴きこむことになるのですが・・・
ここで、だんだん、おいらの音楽的嗜好というヤツが、自分自身にも見えてきます。
このアルバムはすごーく売れたアルバムで、ヒット曲が満載です。
特に、表題曲なんて、バカ売れに売れましたからなあ、もちろん他の曲も名曲ばかりです。
ところが、今聞いてみると、当時流行りのシンセサイザーが多く使われていて。
明るくてキラキラしている曲が大半なのですわ。
とは言っても、そこはブルース・スプリングスティーンですからね。
それぞれの曲の詞に哀愁があって、うまくバランスが取れていて、売れるのも納得って感じ。
でも、おいらはこのアルバムの中の、かなりマイナーな曲に、強く惹きつけられます・・・(遠い目)
おいらは、人気のないという意味での「マイナーな曲が好き」というだけではなくて、
「マイナー(短調)」の曲が好きなんですね(うっとり)
そして、TMネットワークが好きだったにもかかわらず、生の楽器の音が好き!!
ということも、だんだん自分自身で意識できるようになってきます。
そして、やっぱり、詞ですね!!
哀愁が漂い、人生を考えさせられるような、そういう詞に、惹きつけられるんですよ・・・(遠い目)
ここ最近、うちのバンドでは、なるべく明るくてメジャーな曲をやって、お客さんに楽しんでもらおう!
という考え方が主流になりつつありますが、おいらが基本的に好きな曲は、
マイナー(不人気)で、
マイナー(短調)で、
詞が泣かせる曲(爆笑)
というわけで、この大人気アルバムの中にひっそりと収められた、おいらが大好きな曲の、詞を見てみましょう。
仕事もあったし女もいた。すべてが順調だった。
それから木材置き場の仕事が無くなって、女との間もまずくなり・・・
厳しい時代が始まった。
今俺は車を洗う仕事をしている。そこはいつも雨ばっかりだ。
落ち目の列車に乗っている気がしないかい??
彼女は言った「ジョー、私は行くわ。昔は良かったけど、今はもう何もない」
そして荷物をまとめて出て行った。
彼女はセントラル・ラインの切符を買った。
夜寝ていると、その物悲しい汽笛の音が聞こえる。
霧雨の夜の、彼女とのキスを思いだす。
落ち目の列車に乗っている気がするよ。
昨夜、お前の声が聞こえた。お前は泣いていた。
お前は一人ぼっちで、今でも俺を愛していると言った。
家で俺を待っているとも言った。俺は上着を着て森を走り抜けた。
胸が破裂しそうになるほど走った。
高速道路の向こう側に、俺たちの新婚時代の家が、月明かりに照らされていた。
庭をつっきって、玄関のドアを勢いよく開けた。
頭がガンガンした。階段を上り二階へ行った。
部屋は暗くて、ベッドには誰もいなかった。
その時に、あの長くて、物悲しい汽笛の音が聞こえたんだ。
俺はひざまずき、頭を垂れて、そして泣いた。
今、俺は線路工夫で、毎日ハンマーを打ち下ろして、
雨の中、枕木を解体している。
なあ、落ち目の列車に乗っている気がしないかい??
自分なりに訳しながら、打ちこんでみて思うんだけども・・・
高校生が好きになるとは思えんほど、暗い(爆笑)
でも、こういうのが、おいら、たまらなく好きなんですわ。
この曲、当時はそんなに注目されてなかったんだけど、ここ最近は、本人もライブでよくやっているみたい。
スプリングスティーンも、年をとったからねえ~。
というわけで、ここ最近のライブ映像で、
当時の(今も)おいらが大好きな曲を聴いてもらいましょうか。
Bruce Springsteen - Downbound Train (from Born In The U.S.A. Live: London 2013)
いやあ、今聞いても泣ける・・・(遠い目)
というわけで、以下次号じゃ!!