こんばんわ。
アップルビデオ高津店 猛獣ライダー・ブルームです。
バイク人生10年ぶりくらいのジャメリカン、
スズキ・ブルバードS40納車から1週間。
「アメリカン」というバイクのカテゴリーですが
「クルーザー」って呼び方よりも好きです。
アメリカ製って意味ではなくて、アメリカ式の形状ね。
で、日本製なのでJ-アメリカン、略してジャメリカン。
「蔑称」と捉える向きもありますが、
俺は好きですよ、ジャメリカンって呼び方。
そんなブルバードS40、かつての名は「サベージ650」。
ブルバードとはフランス語Boulevard(大通り)の英語読みで
都会的で上品な印象がありますが、
野蛮とか獰猛って意味のサベージからの
ものすごいイメチェン改名した経歴があります。
どうにも昔っから日本のアメリカンバイクには
ガラの悪そうな名前が付けられる傾向にあり、
ホンダ・レブル(rebel:反逆者)
ヤマハ・レイダー(raider:襲撃者)
カワサキ・エリミネーター(eliminator:排除する者)
てな感じで、各社こんなネーミングです。
※レイダーは最近のバイクXV1900の海外での名前。
当然ながら、悪そうではない名前の車種もありました。
ホンダ・スティード(馬) 、ヤマハ・ビラーゴ(じゃじゃ馬)、
カワサキ・バルカン(ローマ神話の火の神) など。
でもスズキだけは一貫して
サベージ(savage:獰猛、野蛮)
イントルーダー(intruder:侵入者)
デスペラード(desperado:ならず者)
マローダー(marauder:略奪者)
と、ほとんど全てこんな感じだったのです。
2000年代になってからは海外での名称が
ブルバードに統一されました。
日本市場ではイントルーダーの名は生き残っています。
スズキの海外向けサイトより。クルーザーモデルが全部ブルバードになってんの。
一方でホンダは、シャドウとかワルキューレとか、
どっちかというと中二的な方角を向いてましたが、
シャドウ・ファントム、ワルキューレ・ルーンと
派生モデルで相当に拗らせてしまってたようです。
ということで今回購入したこのバイク、
ガラの悪いサベージ650ではなく
都会的で上品なブルバードS40なのです。
って、思ってたんだよ…
実際走ってみるとね、
「大通り(フランス語)」なんて上品なもんじゃなくて、
やっぱどう考えても獰猛で野蛮な「サベージ」ですよ。
外装ほとんど鉄製なのにの軽く引き締まった頑丈な車体で
ビッグシングルの非常に荒々しい乗り味な上に
この車種の持病らしいアフターファイアが激しく
時々周りを威嚇する吠え声のような破裂音を発するのです。
なんていうか、ものすごくケダモノっぽいバイクなのでした。
そう。名は体を表していたのです、サベージ。
それは大通りとは真逆のけもの道。
しかもサベージとして知られてる30年前の国内モデル当時よりも
馬力・トルク共に向上してる逆輸入版は、ますますサベージ。
ちなみにコレはウチのリトルサベージ(小さな猛獣)ことコトさんです。
私はサベージ650に乗ってます
新車、買おうと思えば買えますね(笑)
大切に乗って下さい
私のサーちゃんは13800キロ走ってます
まだまだ走れます。乗りやすさ最高〰️
しかも、サベ650仲間だ!
一応まだ新車は作ってるけど、たぶんアメリカでしか買えません。
排ガス規制とかでもう逆輸入車もできないんです…
でも、消耗パーツは普通に入手できるかと思いますので、
昭和の珍車サベージ、末永く乗ってやってください。
俺も年老いて乗れなくなるまでは乗りたいと思います。
私もこの記事の半年くらい後にブルバードS40から無事サベージに先祖返りさせました。
こんな古くて売れなかったバイクなのに、いまだにヤフオクで外装パーツがゴロゴロ出てくる不思議なバイクです。