みなさま、お元気でございましょうか??
新型コロナの感染者数が600人を超えるようになって、かなり心配ではございますが。
それでも、家に引きこもるわけにはいかないですからね、働かないと食っていけませんわ・・・
さて、前回は、おいらがアップルビデオ高津店でアルバイトをするようになって。
店長と一緒に仕事をしたら、ずっと、ダイアーストレイツの音楽を聴くことになった、というところまで。
その後、おいらと店長はどんどん仲良くなって、おいらが店長にギターを教わるようになり。
さらに、2人で池袋の芸術劇場の前で、路上ライブをやるようになります。
それが1995年の出来事ですね。
そして1995年の年末に、おいらは広島県三次市の実家に帰省します。
そこで、VROOOMと会って飲むんですわ。
その件については、これもバンドの歴史シリーズに書いたことがあるんですが。
VROOOMとおいらは2人で、酒を飲みつつ、朝方までファミコンをやります。
そしてそこで、VROOOMが広島から東京に出てくるということが決まるんですわ。
おいらと店長がやっているバンド?に、VROOOMも加わるということになったんです。
いやあ、これよく考えたら、店長の了解を取ってないのに、よくやるなあ、おいらも(笑)
ほんで年が明けて、1996年の3月に、VROOOMがバイクに乗って、上京します(驚愕)
そして、VROOOMの部屋が決まるまで、おいらの部屋に居候することになったわけですな。
当時のおいらの部屋は、川崎市高津区にあったんだけども、もんのすごく狭くて(笑)
その玄関というか、廊下というか、クローゼットの前というか・・・
とにかくフローリングの場所で、VROOOMが生活します。
VROOOMの部屋が見つかるまで、数週間の間、おいらの部屋で2人でよく飲んだもんです。
その時に話したのは、当然のことながら、ゲームと音楽のこと。
現在、おいらとVROOOMは、ゲーム実況やって、バンドをやっているわけですから。
20年以上前から、首尾一貫、というか、成長してないというか(笑)
もちろんその当時も、店長とVROOOMとおいらの3人で、路上ライブをやったりもしましたわ。
これが、現在のうちのバンド「アップルビデオ高津店」につながっていくわけですね。
そのころ、アップルビデオ高津店(勤め先の方)にあったビデオの中に・・・
冒頭の写真の、
これがあったわけです(笑)
とは言っても、このジャケットはDVD版の方なので、厳密にはちょっと違いますが。
キングクリムゾンの、東京でのライブ映像ですね。
それを借りてきて、2人で見たのを、よーく憶えていますわ。
というわけで、その時の映像の1部分を見てもらいましょうか。
おいらが大好きな曲ですわ。
King Crimson - Elephant Talk
どう考えても、異常な人たちですよね(驚愕)
この映像のころは、キングクリムゾンというバンドの歴史の中でも、かなり異質な時期でして。
ギター・ボーカルは、アメリカ人の、陽気な落ち武者(爆笑)
ギターにアームが付いているのに、ネックをへし曲げて、ベンドしたりしますからね~(他の曲)
この曲では、ゾウさんの鳴き声をギターで表現してます(笑)
こんなにニコニコしながら演奏するのは、キングクリムゾンらしくないと言えばそれまで。
でも、ギターもボーカルもとんでもなく上手すぎて、変態っぽくて、最高です!!
ベースは、スキンヘッドの芸達者(楽器が、これまた異常)
もくもくとベースを弾いたかと思うと、極低音でハモったりします(遠い目)
使っている楽器は、スティックと呼ばれていて、タッピングだけで音を出す楽器。
ベースとしても、ギターとしても、というか鍵盤楽器としても使える、万能楽器ですわ。
ギターは、いつもの、ロバート・フィリップ様ですけども。
陰に隠れて、恐ろしいフレーズを無表情で弾いてます(呆然)
この人を見て「ロックバンドでも、座ってギターを弾く人がいるんだ」と知りましたわ。
なんかもう、こんなにギターが弾けたら、人生楽しいだろうなあ、と思ってしまいます。
ドラムは、後ろに巨大な銅鑼をかけてるし・・・
ドラム・シンセサイザーで、ふざけたような音も出したりします(笑)
キングクリムゾンのドラマーの中でも、この人が一番好きだという人が結構いるのでは??
ちなみに、フィリップ様の次くらいに、このバンドの在籍期間が長いです(笑)
これを2人で見ながら、安酒を飲んだのが、良い思い出ですなあ。
んで、この変な人たちを、VROOOMがいたく気に入りまして(笑)
この後VROOOMは、キングクリムゾンのアルバムを収集するようになりますわ。
そもそも、このVROOOMというニックネームは、キングクリムゾンの曲名から取ってますからね。
ヤツの人生にとって、キングクリムゾンがいかに大きな存在になったか、っていうことがわかりますわ。
でもよく考えてみたら、うちのバンド全体も、なんだかんだと影響を受けてるな、と思うわけです。
いや、ここまでテクニックがあるバンドと、うちのバンドなんか、同次元では語れませんけども。
ただ、うちのバンドの3人とも、一目で「変わっている」とわかる楽器を持ってます。
おいらは、リゾネーター・ギター。
店長は、12弦ギター。
VROOOMは手作りのカホン。
やっぱり、見た目にインパクトがあるのって、大切なことですよな。
あとは、演奏の良さの問題ですな(それが1番大事・笑)
こう考えてみると、一見異常なことを、真剣に楽しくやるバンドというのは、良いですなあ。
というわけで、以下次号じゃ!!