みなさま、お元気でございますかな?
すっかり寒くなって、いよいよ年越しでございますぞ。
今年も、バンド関係で、いろいろ楽しい思いをさせてもらいました~。
ありがたいことですじゃ(遠い目)
さて、それはともかく、冒頭の写真は、
ドリル
ですね(鼻息)
ドリルといって、思いだすのは、ファイナル・ファンタジーⅥでしょう。
エドガーの武器、ドリルにお世話になった方は多いのではないでしょうか。
おいらは、ドリルが手に入ってから、そうとう楽をさせてもらった記憶がありますわ。
いや、そのドリルじゃなくて・・・(苦笑)
これは、VROOOM宅の工房で使われているドリルですね。
そして、ドリルで穴をあけられているのは、そう、
店長のピック
なのです。
いや、これは、実は、多くのギタリストにおススメしたい作業なのですよ。
どういうことなのか、というのを詳しく語るとしましょうか。
まず、ギタリストにとって、ピックは、大変重要なものです。
もろに音を出す部分ですからね、その材質、厚さ、硬さ、形、大きさ、全てが大切な要素です。
なので、楽器屋には多くの種類のピックが陳列されていて、どれも手に取ることができるようになってます。
それらを一つ一つ試して、自分に合いそうなピックを探すのも、ギタリストの楽しみですわ。
んで、おいらは、このブログにもあるとおり、ピックを使っていた時期には、
ライブの本番で、
弦を切りまくってました(涙目)
これはもう、本当につらい時期でして、なんでこんなことになるんだろうと、悶々としたものです(遠い涙目)
そして結局のところ、おいらの弾き方が、当時使っていたマーチンのギターと合わなかった、ということがわかったのです。
ライブになると、力が入りすぎて、自分でもうまくコントロールできなかったのですな・・・
なもんで、おいらは、しばらく(10年弱くらい)ピックを捨てて、指で弾いていました。
今でも、基本は指で弾いていて、ときどき、サム・ピックを使っています。
それについても、いずれ、しっかりと書こうと思うのですが。
そんなおいらに対して、店長は、ずーっとピックを使っています。
それは、
このピックですね。
これ以外のピックを使っているところを見たこともありますが。
ほぼ8割くらい、このピックを使っている印象です。
あとは、このピックの色違いの、緑色のヤツか、ここ数年は鼈甲のピックを使っていますね(ぜいたく)
それくらい、店長にとっては馴染みのあるピックなのですが。
ギタリストにとって、1番こだわりたいところとして、ピックの硬さ、というか、
どれくらい、しなるか
というポイントがあります。
このしなり具合が、ふにゃふにゃ過ぎてもいけないし、硬すぎてもいけない。
エレキ・ギターみたいに、弦が細くて柔らかいから、とにかく硬いピックの方が良い、とかなら別ですが。
アコースティック・ギターを弾く場合には、これは、大切なポイントですわ。
特に、店長は12弦ギターを弾いていますからね。
んで、ある時に、バンドの飲み会中に、店長が、
今のピックが、ほんの少し、しなるようになるといいんだけどね~。
と言ったのです。
すぐさま、おいらかVROOOM(どっちが言ったか憶えてない・笑)が、
ピックに穴をあければいいんですよ。
と提案して、冒頭の写真になるわけです。
そう、ピックにいくつかの穴をあければ、しなるようにもなるし、滑りにくくもなる。
ただ、上手く穴をあけないと・・・
割れます(苦笑)
ただ、VROOOMはすぐにコツをつかんで、
ゆっくりやると割れやすいかも、一気に穴をあけた方が良い。
ということに気づいたらしいですわ。
これは、ドリルじゃなくても、キリで手作業でもかまわないっす。大変ですけどね。
ギタリストの皆さま、試してみると、その効果に驚きますよ。
大変おすすめな作業であることは間違いないっす。
というわけで、
店長のピックに、穴をあけまくる!!
しかも、ピックのヘリもヤスリで削って、新品同様にします。
こうして、店長のピックが、店長が望む形にカスタマイズされたわけです。
こういうのを、ちまちまとやっていくことが、良い演奏にもつながると信じていますぞ。
というわけで、以下次号じゃ。