林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

我が心のキラー・チューン その16 ブルース編

2017年07月20日 12時10分19秒 | キラー・チューンを探す旅



さて、みなさん、聴いていますか? ブルースを!?


聴いてないですよね~。
というかそもそも、こんな時代遅れ?な音楽を聴いている人が多いとは思えない(自虐)


ですがですね、おいらにとっては、これこそ人生にもっとも必要なものです!
ブルースが無い人生なんて考えられんですわ。



これは大学時代、それこそ、アップルビデオ高津店でアルバイトをしていた時くらいからですな。


その時に、ロックの原点を探ろうと思って背伸びして購入した1枚のCD。

このCDがおいらを、ぶちのめしたわけですなあ。


はい、名盤中の名盤と言われる「ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ」ですよっ。

この中には、おいらたちのバンドのレパートリーになった「フーチー・クーチー・マン」も入ってますよ。
おいら、数十年がかりで、この曲をついに演奏できるようになったんですなあ。

そう思うだけで、感慨深いものがあります。


ところが、あるライブで、うちのバンドがこの曲を喜々として演奏し終わったら。

バンドのサポートもやってくれるヨメさんが、

この曲、つまんない。

とあっさり断定(爆笑)



ヨメさん曰く、

やってるほうは面白いのかもしれないけど、聴いているほうは単調すぎてつまらんっ!!

とのこと(遠い目)



そうだよねえ、ブルースなんて、つまんないよねえ。
でも、うれしいことに、うちのバンドのメンバー、店長やVROOOMはそう考えていないこと。
というか、むしろ、「フーチー・クーチー・マン」は名曲、と思ってくれているみたい。


これはけっこう、すごいことですわ。


というのは、店長もVROOOMも、おいらと付き合ってなかったら、ブルースなんか聴いてないはずだから。







そんな2人に「ブルースを演奏して楽しい」と思わせることができただけで、




















それはともかく、そんなうちのバンドで、今最も熱い演奏曲が、冒頭の写真のBBキング様の楽曲。


「スリル・イズ・ゴーン」ですよ!!


この曲は、おいらがブルースの教則本からパクってきたリフを、店長が弾けるようになってから、がらりと変わったのです。

それまでは何となく、借り物の曲のような感じがしていたけども。
やればやるほど練れてきて、今では、演奏していて、とんでもなく気持ちいいですわ。


この前のバンドの飲み会の時も、この曲を演奏している店長の右手を見て、おいらとVROOOMが、

この曲を完全に自分のものにしている右手の動きだよな~。

と感嘆したほどですぞっ!!


というわけで、オリジナルを聴いておきますか。
いま、うちのバンドにとって最強のキラー・チューンでしょうな(鼻息)


BB King - The Thrill Is Gone - Live In Africa '74


かなり若いBBが、ホーンセクションを従えて、貫禄たっぷりに歌っていますなあ~。

かっこよすぎる!!

我が心のキラー・チューン その15 ヴォーカル編 後編

2017年07月17日 05時44分46秒 | キラー・チューンを探す旅


さてさて、みなさまお元気ですかな?
エアコンの設定温度は25度つぁんでございますっ!


そう前回ミック・ジャガー様フレディ・マーキュリー様について語っていたら、紙数が尽きてしまい。
やむなく後編に突入しているところでございますわ。


とにかくおいらが言いたいのは、

ヴォーカルはマイクに向かって必死に歌え!!

ということなんですが、もちろんこれは、おいらの私見です。


もちろん、走り回ったり、踊りまわったり、客をあおったりというのも、ヴォーカルの大切な要素だけども。
マイクに向かって、目をつむって歌うヴォーカルが好きだということですな。




そういう意味で、おいらが好きなヴォーカルといえば、



ヴァン・モリソン御大

はい、目をつむって集中して歌ってますね!!

もはや説明不要、おいらの心の師匠、最も尊敬するヴォーカリストでございまする。


そして、パールジャムのエディ・ヴェダー様

この真剣な感じがたまらない!!

この人は低音が好きなんだな~。
何とも言えない、素晴らしい深みのある声をしているんですわ。


そして今回取り上げる、ジェフ・バックリー

この方は、あまり日本では知られていないのではないかと。


この人について取り上げるときには、欠かしてはいけない問題があるのですよ。


それは、

裏声問題!!





ここでみなさんに質問です。


ロックのヴォーカルが裏声で歌うことについて、どう思いますか??





ちなみにオアシスのヴォーカルとして有名なリアム・ギャラガー様は、

裏声で歌う奴なんて、女々しくていけねえぜ!!

とおっしゃっています(爆笑)




おいらが毎年参加しているホット・ロッキン・ナイトでは、セッションタイムというのを、やっておりまして。
たくさんのバンドから、それぞれのパートをシャッフルして、いきなり演奏させるというのがあったんですよ。

おいらは数年前、なんと、ビージーズの曲を演奏させられまして(爆笑)


はい、

こちらの方々ですね。

曲はサタデー・ナイト・フィーバーで有名な「ステインアライヴ」


これが、なんと、最初から最後まで裏声なんですよ・・・(苦笑)


とんでもない演奏になったことは言うまでもない。



その時にも思ったんだけども、裏声ってどうなの??


おいらの考え方的には、裏声は飛び道具、というかイロモノであって、メイン・ウェポンではない!!
いや、もちろん、ロックにおいては、ですよ??
クラシックとかだと、そうではないのだろうけども。

そう、この考え方になった理由は、おいらが大好きなブルースにおいては、ほとんど裏声は使われないんですよ。

もちろん、裏声をここぞというときに使って、曲を盛り上げるのは、ぜんぜんアリだと思うんだけども。

裏声が無いと成立しない曲というのは、ロックの楽曲としていかがなものかなと。



そんな中、このジェフ・バックリーという人の裏声は、とんでもないんですわ。
そもそも地の声が美しいのに、裏声はそれに輪をかけて美しい!!

それを縦横無尽に駆使して繰り広げるヴォーカルは、もはや万華鏡のようですぜ。
なもんで、おいらは裏声を使いまくることについて、厳しい意見を持っているけども。

ジェフ・バックリーの裏声は例外!!(爆笑)

ということにしておきましょうか。
この人の裏声は、ずっと聞いていたいです(笑)

もちろん、ジェフ様も、ここぞというところでしか裏声を使わないので、おいらの美意識にも一致します。
(まあ、普通のロック・ヴォーカルよりは、多用してるかもしれん)



つうことで、聴いてみましょうか、ジェフバックリーの曲を!!


Jeff Buckley - Grace (Official Video)


3分くらいまでは、じわじわと盛り上げていき。
注目は、3分15秒過ぎあたりからの、裏声のスキャット。
ここでまず軽くノックアウトされます。
そのあと、今度は、地声のものすごいハイトーンで絶叫するところ。
見事に曲を爆発させていますな~!!

いやあ、何度聞いても血が熱くなるな~!!


我が心のキラー・チューン その14 ヴォーカル編 前編

2017年07月13日 05時46分52秒 | キラー・チューンを探す旅



さて皆さま、いよいよ夏本番、クーラーが無いと過ごせない季節がやってきましたなあ。

いや、これが気をつけないと、本当に風邪をひきます。

若いときは毎年のようにクーラーにやられて、風邪をひいていたもんですわ。

まあ、簡単に言えば設定温度を下げ過ぎて、身体を冷やし過ぎていたんですな。
今思えば、ただのアホですなあ。

機械がうまく使えていないんですからね(笑)


あと、この20年くらいで、クーラーそのものもすごく進化していて、環境にも体にも優しくなっているのが大きい。
昔のクーラーは、それこそ親の仇のように、空気を汚して乾燥させ、冷やしまくっていましたからね~(遠い目)



さて、それはともかく前回は、パールジャムのヴォーカル、エディ・ヴェダーのすばらしさについて語り。



その時に、おいらのヴォーカル論を少し語りましたな。




繰り返しますと、


おいらの信条としては、

ヴォーカルは歌に集中!!

踊ったり客をあおったりするのは、余裕があるときだけやれ!

というか、やらなくてもかまわん(爆笑)

とにかく必死にマイクと向き合え!!

というか、目をつむって歌え!!(笑)


というのがあるのですよ。




いやあ、これはもちろん、おいらの独断と偏見ですからね。

これから書くことは、そんなに本気で受け取られても困りますわ。
おいらの個人的な好みのお話ですからね。


おいらは、20代の前半に、店長・VROOOMとバンドを組んで路上で歌っておりました。

なもんで、自分がヴォーカルをやるようになって「ヴォーカルの役目とは何か」を考えるわけですよ。
そして出てきた、おいらなりの結論が、上の信条なわけです。

ヴォーカルなんだから、歌声で勝負すべきだろうと。

いや、もちろん、ヴォーカルはバンドのフロントマンですからね、見た目も大切だし、お客をのせるのも大切。


それはわかってるんだけども、おいらの好みとしては、

ヴォーカルは必死でマイクに向かって歌え!
余計なことはするな!!


というものなわけです。



んで、おいらが考える、余計なことをしまくっているヴォーカルの代表が、

この方です(爆笑)


いや、ほんと、ミック・ジャガーのファンの方、怒らないでくださいね。
もちろん、あまりにも偉大過ぎるヴォーカルだということは重々承知しておりまする。
おいらも、ストーンズ大好きです!!

リスペクトした上で言わせていただくと、ミック様、

踊りすぎ、客をあおりすぎ、走りすぎ、歌に集中しなさすぎ(爆笑)


とくにでっかいコンサート会場になると、走るは、踊るは、大騒ぎで、



肝心の歌が、息が切れてぜえぜえ言っちゃってたりします(笑)




いや、もちろん、それがミックのすごいところだということもわかるし。

ストーンズを見にくるお客様は、そんなミックが見たいんだから、ミックのプロ魂には頭が下がりまする。

あの年齢であれだけ動けるというのも、もはや神の領域です。





でも、おいら的には、

歌に集中してくれ~

と言いたくなるわけですね(笑)



特にこれは、ライブ音源を聴いたり、ライブの映像を見るとそう思ってしまう。
たぶん、直接会場にいたら、ミックにのせられて楽しくて仕方がないんでしょうけども。
2次的にミックの歌を見たり聞いたりしているから、そう思ってしまうんでしょうな。

ミック様に罪があるわけでは全くありません。


まあ、本当にミックの歌が聞きたければ、CDを聴けばいいだけなんですけども。



とにかく、おいらの個人的な趣味としては、エディ・ヴェダー型の歌い方が好き、というだけですな。
(あ、もちろんエディさんも、客をあおるときはあおるし、ステージで暴れまわったりもします。)






でも世の中には、さらにバケモノ級のヴォーカルもまた存在しまして。



余計なことをしまくっているはずなのに、歌がみじんも乱れないという、

こんな凄まじい人もいるんですな~。
(しかも、よりによって、すごい顔の写真・笑)



はい、フレディ・マーキュリー様ですよ。


上半身裸で胸毛がすごかったり、

奇抜な服装をしたり、

おひげに出っ歯だったり、

なぜかマイクスタンドの上の部分だけを持ち歩いたり、

踊りもよく見ると奇妙な動きだったりしますが、


そんなこと、ぜ~んぜん、問題にならないカッコよさがあります!!


というか無理矢理、カッコいいと全世界に認定させちゃった感じ(爆笑)



それはやっぱり、圧倒的な声と歌のうまさがあるからでしょうなあ。
あの歌を聴かされたら、何をやっててもカッコいいですもん(遠い目)


フレディが生きてて、あの格好で出てきて歌いだしたら、おいら、感激のあまり泣く自信があります(本気)



すんません、ヴォーカルについて語りだしたら、止まらなくなりました。

表題にしようと思った、ジェフ・バックリーについて語る前に、長くなりすぎちゃったので、


以下次号じゃっ(爆笑)

我が心のキラー・チューン その13 グランジ編

2017年07月10日 09時57分14秒 | キラー・チューンを探す旅



暑い日々が続いていますが、みなさまいかがお過ごしですかな??

おいらは、やっと仕事がひと段落して、これからはバンドにエネルギーを使おうと思ってますよっ!!


それはともかく「キラー・チューンを探す旅」シリーズを書こうかなと。




今回は、表題にもありますように、グランジでごわす。


おいらは1970年代の半ばに生まれたもんでして、「ロックの伝説」みたいなものは、ほとんど経験していないですわ。


エルヴィス・プレスリーの登場

とか

ビートルズ旋風

とか、

プログレの台頭

とか、

グラム・ロックの全盛期

とか

ハード・ロックの誕生

とか、

こういうのは、本で勉強しただけで、実際には体験していないんです。
そりゃあ、そうだわ、世代が違うわけですからね。


おいらが音楽を聴く年ごろになったころは、MTVの全盛期でして、ロックはもはや商業主義だったわけです。
マイケル・ジャクソンとかは同時代で体感したなあ。
というか、世間が大騒ぎしていただけで、おいらはほとんど聴かなかったですけどもね。


あ、歳をとってからマイケル・ジャクソンを聴いたけども、やっぱすげえっすよ!!



それはともかく、そんなおいらたちの世代が、唯一体感したといってもいいロックのイノベーションが、




グランジ旋風ですよっ!!



これはまさに、おいらたちの世代のど真ん中ですわっ!!


いやあ、当時おいらは大学生だったんだけども、猫も杓子もグランジ、グランジ!!(笑)


もちろん、みんな、

これに衝撃を受けたわけです。



おいらも、もちろん聴きましたよ、グランジ!!
1時期は、グランジばかり聴いてました!!



店長は、おいらより1世代上なので、グランジに対しては、そんなに思い入れが無いんじゃないかな~。
たぶん、ギターのテクニック的には見るべきものが少ないから、当時は全然聞いていなかったんじゃないかと思われる。


VROOOMはおいらと同年だけども、ヤツは流行りの洋楽とかに、あんまし興味が無い。
それにヤツはわりと知的なものに興味があるから、グランジみたいな暴力的なものには惹かれないはず。
だから、そんなに聞いていなかったと思われる。




んで、おいらが思うグランジの魅力は!

ヴォーカル!!

これに尽きますな!!(鼻息)


グランジで有名なバンドというと、真っ先に名前が挙がるのが、さっきも出したニルヴァーナだと思うけども。
このバンドの最大の魅力は、おいらが思うに、カート・コバーン(コベインという発音が近いらしい)の!!!

いやあ、この人の声には惹かれる~!!
それ以外の暴力的なとことか、汚いカッコとか、楽曲とかは、おいらにとってはそんなでもないんだな。
まあ、あのスタイル(わざと汚いカッコする)ことが、「グランジ」という意味らしいんだけども。

とにかく、この人の声があればそれでいいので、おいらの愛聴盤はアンプラグドだったりします(笑)



まあ世間的にはグランジといえばニルヴァーナですけども、おいらにとってグランジといえば!

パールジャムですってば!!(鼻息)


このバンドのヴォーカルのエディ・ヴェダーの声は、おいらが好きなヴォーカルの3本指に入るっすね!
あとの2人は決めてないけども(爆笑)

もしかしたら、ヴァン・モリソンジェフ・バックリーかなあ。



それはともかく、1時期、狂ったようにこのバンドを聴いたのは、この声があったからなんですなあ。
ほんとうに、大好きな、いつ聞いても胸が熱くなる声ですわ。

あと、おいらがこの人を好きなのは、

いつも必死で歌う!!

というところにあるのですよ。


おいらの信条としては、

ヴォーカルは歌に集中!!

踊ったり客をあおったりするのは、余裕があるときだけやれ!

というか、やらなくてもかまわん(爆笑)

とにかく必死にマイクと向き合え!!

というか、目をつむって歌え!!(笑)


というのがあるのですよ。



そう、とにかくこの人の歌は、あまりにも必死で、胸が熱くなりますわ!!

というわけで、聴いてみましょうか。
おいらの大好きな歌ですよっ!!


Pearl Jam - Black (MTV Unplugged) (HD)



いやあ、こんなふうに歌えたら、人生素晴らしいでしょうなあ~(遠い目)

我が心のキラー・チューン その12 VROOOM上京編

2017年06月15日 09時32分25秒 | キラー・チューンを探す旅


前回は、おいらがアップルビデオ高津店でアルバイトをするようになって、店長と知り合い、いっしょに音楽をするようになった、というところまででしたな。


とりあえず路上ライブをやろうということで、店長とデュオという形とはいえ、一緒に音楽をやる相手を見つけたおいら。


しかも、その相手は、当時のおいらからすれば、手の届かないようなテクニックを持ったギタリスト!!

いやあ、思えばおいらのギター関係の知識の基礎は、ほとんど店長から学んだんだな~。



店長は、当時からイングヴェイの好きな曲ならともかく、そうでない曲のギターソロは全てアドリブでやってました。


初めてそれを目の当たりにしたおいらの衝撃はとんでもなかったなあ。
まるで魔法を見ているような感じでしたわ。


そして、店長からダイアトニック・コードの考え方や、スケールについて学んだおいらは、ギターの演奏の基礎知識を手に入れます。



というか、ここがスタートだったので、おいらにとっては「ギターソロはアドリブ!!」という考え方が根強いっす。
CDとかの演奏を、そのままコピーして弾けるように反復練習する、という発想自体がなかったわけですね。

これはこれで一長一短ありまして、長所としては、「とにかく楽しい」ということが一番!!
そう、決められたレールの上を走るのではなくて、自分で音を選べるわけですから、これはとにかく楽しい!!
この楽しさを店長が教えてくれたからこそ、おいらは20年たっても、いまだにギターを弾いているわけです。

ただ、短所もありまして、それは「音をちゃんと聴く能力」があまり養われないということ。
これは、音楽をやればやるほど実感できることなんだけども。
結局のところ、音楽をやる人に最も求められる能力って、「人の音を聴く能力」なんじゃないかと思うっす。

つまり、俗にいう「耳が良い」ってやつですね。

そういう意味では、店長の弟子であるおいらは、楽しくギターを弾くことは学んだけども、耳を鍛えることはあまり学んでこなかったと言えるっすよ。


ただ当時はそんなこと考えてもいないんで、広島の実家に帰ったときに、幼馴染のVROOOMに、店長から聞きかじったことを吹聴し(笑)

東京で大きく成長した自分を見せつけていい気になったわけですわ(爆笑)



そこから、VROOOMの上京熱にがつき、ヤツがバイクで上京してくるという事態になったわけですね。
そのあたりのことについては、バンドの歴史シリーズのこの記事に詳しく書いておいたっすよ。


んで、VROOOMはしばらくの間、おいらの狭い部屋に居候して、東京での家を探すわけです。


その時に、当然のことながら、2人でビールかなんか飲みつつ、音楽の話題になるわけですよ。
当時ハマっていた、ヴァンモリスン様については、たぶんVROOOMのストライクゾーンではないと考えてオススメせず(笑)


ドアーズを紹介した記憶がありますなあ。
VROOOMはかなり変わったものが好きで、突き抜けてるものに興味を持つタイプ。
ドアーズの悪魔的な感じが気に入ってくれたみたい。

そしてさらに、冒頭の写真の、キングクリムゾンのビデオを見せたんですわ。

この時のキングクリムゾンのメンバーは、
ロバート・フィリップ(ギター)
エイドリアン・ブリュー(ギター・ヴォーカル)
ビル・ブラッフォード(ドラム・パーカッション)
トニー・レヴィン(ベース)

という凄腕メンバーで、しかもかなり変態的な音楽(笑)

案の定、VROOOMは大のクリムゾンファンになって、ヤツのハンドルネームのVROOOMは、キングクリムゾンの楽曲の名前ですわ。



というわけで、VROOOMがおいらの部屋に居候していたころに、ビデオで見ていた曲を聴いてみましょうか!


King Crimson Sleepless Live in Japan


当時見ていたものと、全く同じ動画ですなあ。
これまた、なつかしー!!



スキンヘッドのおっさんが、いきなりとんでもないリズムをベースで弾きだして。

ギターにアームがついているにもかかわらず、ネックをへしまげて音程を変えるエイドリアンとか、変態だな~(笑)

ドラムの後ろには、銅鑼があるし(爆笑)

座っているのに、ものすごいオーラをかもしだすロバート・フィリップにしびれたもんです。



そしてVROOOMが加入することによって、うちのバンドが、本当の意味でバンドになったんですわ。


以下次号じゃ!!


我が心のキラー・チューン その11 アルバイト編

2017年06月12日 06時53分33秒 | キラー・チューンを探す旅



はい前回は、おいらが偉大なるヴァン・モリスン様を崇拝しているというところまででしたな。

いやあ、今も聞いてるけども、ヴァン様から学ぶことは多いなあ~。


とはいっても、ヴァン様はソロのイメージが強くて、バンド的ではありません。

おいらとしては、もちろんヴァン様のように歌えたら、人生楽しくて仕方がないでしょうけども。


おいらは、バンドが組みたいのですよ!!



やっぱり、バンドっていいな~。



フロントマンがいて、その後ろでサイドマンが楽器を演奏しているだけという形態でも、魅力的な音楽は山ほどあるけども。

おいらは、全員の人間関係と音楽的発言力が平等、というバンドがやりたいのだ。

だから、うちのバンドでは、おいらがやる曲を決めてて、リードヴォーカルもとっているけども。

リーダーにはなりたくないのだっ!(鼻息)


といっても、

おいらはあんまり独裁権力をふるいたがらないし、

店長はギターの師匠だし、

VROOOMは3歳の時からの幼馴染だし、

つっかさんは大学の友人で年上だし、


人間関係はまさにイーブン、おいらがリーダーであろうがなかろうが、みんな言いたい放題なのですけどもね(爆笑)


まあ、それはともかく、ヴァン・モリスンの音楽にどっぷりはまりつつも、おいらはバンド志向が強かったのです。

いつか自分のバンドを組みたいな~、なんて考えつつ大学時代を過ごしていたおいらは、

いよいよアップルビデオ高津店でアルバイトをすることになります!!



そこで、出会ってしまうわけですね~、店長に!!



たしか、時給は720円くらいだったな~。
お金が無くてアルバイトしようとしているおいらとしては、この時給は衝撃的だったなあ(笑)
でもお金じゃなくて、バンドメンバーを手に入れたわけですから、人生というものはわからないものですなあ。




んで、店長と2人で店番をする機会が多くなって、1週間に4~5日くらい、いっしょにいたもんです。

その時の逸話については、バンドの歴史シリーズのこの記事に書いておきましたけれども。


店長が、とにっかく、ずーーーーっと、ダイアーストレイツのCDをかけまくるんですよっ!


当時のおいらはダイアーストレイツなんて、ほとんど聞いたことなかったんですわ。

おいらの中にあったダイアーストレイツの情報なんて、

これしかないっす(爆笑)


トンペティがトム・ペティからきているなんて、洋楽を聴くようにならなかったら、全く知らないままだっただろうな~。


ところが、毎日毎日ダイアーストレイツを聞いていると、その音楽に惹かれていくんだな~。


ダイアーストレイツの音楽をBGMにして、おいらと店長はどんどん仲良くなっていき、ついにバンドを結成したわけですわ。
まあ、バンドといっても当時は、2人で路上ライブやろう、という程度のつながりだったんですけどね(笑)

というわけで、当時のアップルビデオ高津店に、ずーーーーーっとエンドレス状態でかかっていた、ダイアーストレイツの曲を聴いてみましょうか~!!


Dire Straits - On Every Street



いやあ、なつかしーなー!!
これは当時聴いていたのと同じ音源なんだけども。
これを聴くだけで、アップルビデオ高津店のカウンターの中に居る気がするっす!!
もう20年以上前の話なんだな~!(遠い目)


その当時の店長は、おいらにとってはまさにギターの神様でして、まさか、

こんなものまで書かせるとは、思ってなかったな~(爆笑)



以下次号じゃっ!!


我が心のキラー・チューン その10 崇拝編

2017年06月01日 06時40分45秒 | キラー・チューンを探す旅




さてさて前回は、おいらが振られて暗い青春を過ごしている間、ずっとドアーズを聴いていた、というお話。


これがだいたい、おいらが大学1年生から2年生くらいまでの時期でしょうかねえ。

そして、おいらはドアーズのジム・モリスンにあこがれてヴォーカリストを志し始めたと、いうようなところでしたな。


そして、ついにおいらは、そのジム・モリスンとよく似た名前の、とんでもないヴォーカリストを知ることになります。


はい、ご存知の方にはわかりますね。


わたくしが思うに、世界一の、偉大なる、ヴォーカルの神様!

ヴァン・モリスンですよっ!!

ついに、御大がご登場されるわけですねっ!!

このたたずまい、たまりませんな~!!


いやあ、もう、この方について語るだけで、テンションが上がってしまうのを抑えられない、おいら!


そう、このお方についておいらが初めて知ったのは、ローリングストーン誌が選ぶ素晴らしいアルバム、みたいな企画でして。
そのたしか7位だかなんだかに、ヴァン様の「アストラル・ウィークス」というアルバムが選ばれていたんですよ。


このアルバムですね。

早速、バイト代をはたいて購入する、おいら。


いやあ、ぶっとんだな~!!
だって、ぜんっぜん、ロックじゃないんだもん(爆笑)



でも、その声に、完全に打ちのめされてしまったおいらなのでしたわ。
とんでもない迫力と説得力を持った声なんだな~!!

だんだん、失恋からも立ち直ってきた時期だったし、ヴァン様の声には勇気づけられたなあ~(遠い目)



そうですね、もう、お気づきかと思いますが、このバンド関係でおいらが名乗っている名前。


つぁん


というのは、もちろん、ヴァン・モリスン様の名前をもじっているわけですよ。
バンドが休止状態だったときに、ソロでライブカフェなんかで活動していた時には、

つぁん・もりすん

という名前で活動していたのですわ。

そう、それくらい、ヴァンモリスン様から受けた影響は大きい。
というか、誰も彼のようには歌えませんけどもね・・・(ため息)


そして、バイト代が入ればすぐにヴァン様のCDを買うような時代がしばらく続きまして。



我が家には、

ちょっと出しただけで、こんなにありますよ、ヴァン様のCD(笑)

もはや、完全にヴァン様の声のとりこになってしまったんですなあ。


ちなみに、このあと数年くらいして、おいらは結婚するんですが。

なんかの時に酔っぱらって、妻に、


これからは俺のことを、つぁん、と呼べ。
でないと返事しないぞ!



と宣言したらしく(爆笑)


今でも妻はときどき、おいらのことを「つぁん」と呼んだりします(冷や汗)



というわけで、おいらをとりこにしたヴァン様の声を堪能してみましょうか。
おいらが大好きな曲、いつかはやりたい曲を聴いてくだされ。

Van Morrison - Into The Mystic



うわあ、御大、お若いっ!!
かっこいいなあ~!!
サビの、高音に跳ね上がっていく感じ、何度聞いても興奮するな~!!




さて、続きは次号じゃっ!!

我が心のキラー・チューン その9 暗い青春編

2017年05月25日 08時46分07秒 | キラー・チューンを探す旅


さてさて、みなさま、相当久しぶりに、
「キラー・チューンを探す旅」
シリーズを書いてみようかなと。


というのも、かなり前に、ビートルズの「HELP」について語ったところで中断しておりまして。

なんで中断したかといいますと、この曲がおいらにとっては、手痛い失恋の曲だったからでしたね。

それについては、こちらの記事を参照してくださると、よーくわかるはずでございます。



さて、おいらは上京して数か月で、同じ大学の同級生に告白して振られまして。
それ以降、暗い青春時代が続きます。

ええ、ええ、そりゃあもう、毎日学校で顔を合わせるわけですから、気まずいったらないですよ。

一部始終を知っている友人たちがいろいろとフォローしてくれまして、なんとかそれなりに大学生活は送れましたがね。

んで、そんな暗い時代には、暗い音楽が心に響くもの。


おいらはなんかの音楽雑誌で、ドアーズの特集を読みます。


そこに載っていた写真が、悪魔的で、暗くて、たまらんのですよ。

まさにこんな感じ!!


うわああ、なんじゃこりゃあ!


見た目のインパクトにやられたおいらは、さっそくドアーズのアルバムを買います。

名盤中の名盤といわれる、ファーストアルバムですね。

まさにこのジャケットのアルバムです!!




このアルバムの中に入っている曲はすべて名曲といってもいいくらいなんですが。

なかでも、

「The end」

と、

「Light my fire」

の2曲がたまらん!!




今聴くと、「Light my fire」のきらびやかさとか音楽性にすごく惹かれるんだけども。

当時は、悪魔的で暗くて、陰鬱な感じの「The end」を狂ったように聴いていましたな~。



この曲はクライマックスで、父親を殺して母親を奪う、みたいな歌詞があるんだけども。
その部分が悪魔の儀式みたいな感じでして、狭い部屋でそれを聴きながら、踊り狂っていた記憶があります(爆笑)


どう考えても、壊れてますな~(遠い目)


当時は相模大野のアパートに住んでいたんだけど、あんまり防音がよくなくて。
隣の住人がいない時間帯をねらって、ただひたすらにヘッドホンで大音量でドアーズを聴き。
暗い情念をぶちまけるように踊っていましたなあ~。
なるべく声を出さないように叫びつつ踊るという、高度な技を会得したのもこの時期ですわ。

この技が後日、結婚した後に、妻をめちゃくちゃ驚かせることになるのですが、それはまた今度(笑)



んで、このドアーズを聴くようになってから、おいらの中に生まれた感情が、

ヴォーカリストになりたい!!

というものだったのですな。

やっぱり、バンドは声ですよ、声!!



はい、現在、うちのバンド「アップルビデオ高津店」メイン・ヴォーカルは、おいらでございますけども。
これは、さかのぼれば、この時の失恋と、暗い青春と、ドアーズから出発しているのですね。

だからおいらは、暗いマイナー系の曲と、ブルースに特化したヴォーカルなんですなあ(しみじみ)





おいらにとっては、暗くて陰鬱で失恋なイメージのあるドアーズですけども。
久しぶりにちゃんと聴くと、とんでもなく音楽的なんですな(驚愕)
この人たち、すさまじく演奏が上手い!!
それに暗いだけじゃなくて、キラキラしている部分もあって、大変魅力的です!!

これは、ロックバンドの完成形の一つといっていいんじゃないかしら。

それくらい、素晴らしいバンドですな!!


というわけで、おいらが失恋して、へこんでいた時期に聴きまくって踊り狂っていた曲を聴いてみましょうか。



The Doors - The End (Toronto, 1967)


12分もある長編だけども、いっきに聴かせますね~。

このヴァージョンは、父親と母親のくだりはカットされているみたいだけども。
すごく生々しい、当時のバンドの様子が感じ取れますなあ!!
おいらは初めて見る映像でしたわ。


今聴いても、当時の感情がよみがえってきて、心をかき乱されますわ。

音楽が持っている力はすさまじい、ということを感じさせてくれる、最高のバンドの最高の曲、最高の演奏ですな!!


というわけで、続きは次号じゃ!!

我が心のキラー・チューン その8 クレイジー編

2016年06月13日 12時57分47秒 | キラー・チューンを探す旅


東京では、雨がばしゃばしゃ降っております。
いよいよ、本格的な、梅雨!!
過ごしにくい季節になりましたなあ~(ためいき)

そんな梅雨の季節に、おいらの誕生日があるわけです。
おいらの誕生日は6月11日なんだけども、その日はたまたま晴れまして。

つっかさんや店長が報告してくれたように、路上ライブができましたよっ!
しかも道行く人から、600円ももらいまして!!

おおおお、感動じゃあ~!!



さて、それはともかく、前回はおいらが泥酔して警察に捕まり、名前を聞かれて、

ジョン・レノンと答えて怒られた、というところまででしたな(遠い目)




さて、そこでめちゃめちゃ怒られたおいらは、自分がなぜ警察にいるのかを知らされます。





なんでも、警察の方によると、相模大野駅の近所の温かい住民の方から、

110番通報

があったらしいのですよ。


その内容は、

「近所で外国人が大声で歌っているから、なんとかしてくれ」

というものだったらしいのです(すいません・爆笑)


そして警察の方が現場に駆けつけてみると、全身泥だらけ、擦り傷だらけになった青年(おいら)が相模大野駅前で歌っている。
大声で、歌っている。
(どうやら、そこにいたるまでに、おいらは何度も倒れたりして、ボロボロになってたみたい。人を傷つけてなかったことだけは不幸中の幸い。)



ちなみに、何の曲を歌っているかというと・・・
そう、この捕まっちゃったシリーズ(告白編・留置所編・クレイジー編)で、手を変え品を変え、冒頭の写真に使っている、


ビートルズの「HELPですよっ(爆笑)


テレビ東京の番組、「開運 なんでも鑑定団」のオープニング・ソングとして有名ですね。

HELP」を直訳すると「助けて

おいら、失恋して、助けてほしかったんですかね~(遠い目)


痛い、痛いぞ、青春の蹉跌!!


そして警察の方が「歌うのをやめなさい」と注意するんだけども、聞く耳持たず(泥酔)
さらに大きな声で歌いだす始末なので、やむを得ず保護した、とのこと(泥酔)



神奈川県警の皆さん、ほんとーーーーーーーーにすいませんっ!!!


自分がやったことの恥ずかしさに震えつつ、警察の方々に、平謝りに謝るおいら。


しかし、問題なのはここからですよ。
おいらは身一つで東京に出てきているわけなもんで、身元引受人が居ないのですよ。
身元引受人がいないと、牢屋から出してもらえません・・・


で、なんと、どういういきさつだったかは泥酔していたため、覚えていないのですが。
アパートの大家さんが身元引受人になってくれたのですよ・・・(恥ずかしすぎ)
おいらが住んでいたアパートの、すぐそばに大家さんが住んでいたんだけども。
こんな夜中に電話で起こされて、警察まで来てくださった大家さんに、感謝してもしきれないっす・・・


そしてまだ頭が朦朧としているおいらと、アパートの大家さんを乗せたパトカーが、警察署を出ます。

パトカーの中でも説教されたなあ・・・(当然)


さらに、おいらのアパートの前で、おいらと大家さんがパトカーから降ろされるところを、「告白残念会」に参加してくれた友人たちが見るわけですよ(笑)
そう、大学の同級生たちに見られてしまうわけですわ・・・


「あいつ、警察に捕まっていたのか!!」

衝撃を受ける友人たち(これも当然)


そしてその友人たちの誰かが言い始めた、おいらのニックネームが、


「クレイジー」(これもまた当然か)


なんと、おいらは大学在学中、同学年の友人(一部)からは「クレイジー」と呼ばれ
後輩たちからは「クレイジーさん」と呼ばれるようになったわけですよ(とほほ)


というわけで、おいらが泥酔しつつ相模大野の駅前で歌っていたという、ビートルズの「HELP」を聴いておきましょうか。


The Beatles "Help" Live 1965 #Reelin' In The Years Archives#


曲が始まる前の、ジョン・レノンのしゃべりがすごいですな~。
酔っ払っているというか、ハイになっているというか。
ジョン・レノンも若かったんですな~。


というわけで、続きは次号じゃ!!

我が心のキラー・チューン その7 留置所編

2016年06月09日 07時15分29秒 | キラー・チューンを探す旅


いよいよ梅雨入りですな~。
これからどしどし雨が降るわけですが、みなさまお元気ですかな??


さて、前回は、おいらが東京で出会った女の子に振られて、飲んで、酔っ払って行方不明になった、というところまででしたな(笑)



んで、おいらは気がついたら

留置所に居たわけですよ(爆笑)


まさしく留置所、わかりやすく言うと牢屋ってやつですね。

ちなみに、牢屋には2種類ありますよね?

ブタ箱



トラ箱

ですね(爆笑)

ブタ箱は、悪いことをした人が捕まって入れられてしまうところ。
トラ箱は、酔っ払いが捕まって入れられてしまうところ。

さあ、おいらはどちらに入ってしまったのか、自分でもわからない状態です(笑)


とりあえず、目がさめたところから振り返ってみましょう。


目がさめるとですね、自分がの上に寝ていることに気づいたわけですよ。
おかしいな、今の自分の部屋には畳なんかないんだけど・・・と思いつつ、辺りを見回します。
すると、畳が敷いてあるのは2畳ぶんくらいだけで、あとは木の床なんですよ。
そしてなんと、むきだしの便器が置いてある!

ええええっ、とびっくりして、周りをよく見ると、三方は壁で、もう一方がなんと、鉄格子なわけですよ・・・
おいおいおい、どゆこと?
そしておいらは自分の身体を見てびっくりします。


まず、服が泥まみれ(笑)
そして、すり傷がいっぱい。
特に気になったのは、手にがついていたことなんですよね~。
これって、もしかして、誰かを傷つけることをやってしまったんではないかと肝を冷やしましたわ・・・

んで、その鉄格子の向こう側に、もう一つ鉄格子がありまして。

その鉄格子の向こう側(つまりもう一つの牢屋の中)に、明らかにカタギじゃない感じのおじさまがいらっしゃいまして。
おいらに話しかけてきます。

たぶん、そのおじさまは、おいらがここに連行されたときの様子をずっと見ていたはずです。

おいらのほうをニヤニヤ笑いながら見つめた後、


「おう、お前、そうとう荒れてたみたいだな~。あんまり警察に迷惑をかけるんじゃないぞ~」


と言われました(爆笑)



いやいや、「あなたも警察のご厄介になってるじゃないの」なんてツッコミもできず。



そしておいらの目がさめたことを知った、警察の方から、呼び出されます。
どうやら、そのときのおいらは、身分を証明できるものを何も持っていなかったみたい。
まあ、自宅で友人と飲んでいて、そのままふらっと外に出たわけだから、当然といえば当然か~(笑)


そして、呼び出されるおいらに向かって、向かいの牢屋のおじさまが、
「お前、ちゃんと考えてしゃべれよ~」
と、意味深なことを言います(笑)

手に血がついていて、しかもまだまだベロベロに酔っ払っているおいらは、その言葉を聞いて、わけのわからんスイッチが入っちゃったわけですね。

取調室に呼ばれたおいらは、当然、こう聞かれます。


「お前、名前は??」



んで、今思い出せば、ほんとーーーーーーーに申し訳ないことをしたわけですね~。




いや、ほんと、神奈川県警のみなさま、その節は、大変ご迷惑をおかけいたしましたっ!!
あれ以降、心を入れ替えて、誰にも迷惑を(なるべく)かけないように、20年くらい生きてきたつもりであります!!(反省)





あ、肝心の、何と答えたかをまだ書いてませんでしたね・・・


「お前、名前は??」



と聞かれたおいらは、





「ジョン・レノン」




と答えてしまうのですよ・・・(バカすぎる・笑)




はい、いわずと知れた、この方ですね!!

「ベロベロに酔っ払っていて」
「手に血がついていて」
「考えてしゃべれよと言われて」

頭の中で変なスイッチが入っていたんですなあ(若気の至り)

というか「考えてしゃべってこれかよ」と思うと、20年以上前とはいえ、頭を抱えたくなりますなあ・・・





そういえば、懐かしい漫画『コージ苑』でも、こんなシーンがあったな・・・
たしか、その漫画では、同じようなシチュエーションで、ヤンキー少年が、「キース」って答えていた気がする。


なるほど、この方ですか・・・(笑)


自分がこんなことをやっちゃった後にその漫画を見て、
「あ、俺だけじゃないんだ」
と安心?したことをおぼえているっす(笑)
(というか、向こうは漫画のネタなわけで、実際にやってしまったおいらとは、比べちゃいけないのですがね)




いやあ、警察の方に怒られたなあ(当然)


そして、あまりにも酔っ払っていて、自分が何をしたのか分からないおいらに、警察の方が事情を説明してくれます。


その内容については、あまりにも長くなりそうなので、また次号じゃ!!(爆笑)