
いやあ、リトル・フィート、まだ飽きないのか・・・(遠い目)
おいらにしては、本当に長い時間、リトル・フィートだけを聴いております。
なんだろうなあ、これ、もしかしたら、デラックス・バージョンとかに手を出しちゃいそうだなあ。
レコード会社の、思惑通りになってるなあ(さらに遠い目)
それはともかく、リトル・フィートの2枚目ですよ。
セイリン・シューズ
ですね。名盤として誉れ高いアルバムです。
それにしても、ジャケットは、もう、ほんと、意味わからんな(笑)
なんだろう、ケーキがブランコしていて、左下には木の枝みたいな手があるし・・・
その手の感じとか、性的な感じも出ていて、気持ち悪いんだか、面白いんだか。
そして肝心な中身のほうですけども。
これはもう、文句のつけようがないほど、素晴らしい音楽がつまっていますぞ。
もしかしたら、大名盤と言われる3枚目「ディキシー・チキン」よりも、こちらの方が好きだという人も多いのではないでしょうか。
こちらの方がローウェル・ジョージの色が、強く出ている感じがするからでしょうな。
ただ、1枚目に比べて、コードやリズムの複雑さは影を潜めて、良い意味で「分かりやすい曲」が増えたと思うっす。
その分、キャッチーになっていて、聴きやすくなったことは間違いない。
1枚目の毒々しさも大好きなんですが、2枚目の楽しい感じも好きですなあ(讃嘆)
ただ、楽しいだけじゃなくて、十分に変、でもありますぞ。
んで、ここ最近ずっと聴きまくっていたおいらから、いまさらのようですけども。
改めて言いたいな、というのが、
ローウェル・ジョージのヴォーカルがすごく良い!
ということなんです(恥笑)
いや、本当にお恥ずかしいことなんですが、おいらはこれまで、ローウェル・ジョージのスライド・ギターとか、曲作りとか、そういうことは高く評価していたんですけども。
彼のヴォーカルについては、
可もなく不可もなし
みたいな、イメージを持っていたんですよ(恥泣)
そう、ローウェル・ジョージのヴォーカルは、おいらが大好きな、
ヴァン・モリソン
とかに比べたら、線も細い気もするし、そんなに特徴的ではありません。
だから、今の今までちゃんと気づかなかったんですけども、
彼のヴォーカルは、とんでもなく、すごいです。
インパクトはそれほどでもないかもしれないですが、聴きこめば聴きこむほど味が出てきて、まさに、
スルメ
ですね(笑)
おいらなんか、もう、彼のヴォーカルにメロメロですぞ。
んで、このアルバムの中から、1曲を選ぶとすると、やっぱり、
Willin'
になってしまうんですよ(苦笑)
1枚目のアルバムで発表された曲を、もう一度録音し直してリリースするなんて、あんまり例がない事だと思うんですが、ローウェル・ジョージは、こういうことをよくやります。
たぶん、自分の書いた曲に対する執着が強いんでしょうな。
この曲については、全てが素晴らしいけども、ローウェル・ジョージのヴォーカルに注目して聴いてほしいですわ。
というわけで、聴いてくださいませ。
Willin'
この哀愁が、たまらん(滂沱の涙)
ローウェル・ジョージはリトル・フィートを結成する前にフランク・ザッパのバンドに在籍していたんですが。
この曲を書いてザッパのところに持っていくと、歌詞の中に麻薬を暗示する言葉が入っていたので、麻薬嫌いのフランク・ザッパの逆鱗に触れてバンドをクビにされたとか、いろんな逸話のある曲ですな。
もちろん、本当かどうかは不明なんですけどもね(苦笑)
それにしても、良い曲じゃあ・・・(遠い目)
前にも書きましたが、この曲を、バンドでやりたいなあ(さらに遠い目)
以下次号じゃ!!