荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

江東区の四神モニュメントを訪ねて/青龍

2018年02月27日 | 散文
私がカヤック遊びをしている旧中川の傍にある都営新宿線「東大島」駅前です。

ちなみに「おおじま」と読みます。
昔はここが島だった名残の名前です。

ここのロータリーに「青龍」がありました。
東方を守護する龍です。
環境では川、人生では青春期を司ります。
江東区の東端で旧中川のすぐ傍のこの場所を良く探し当てたと感心します。
ぐるりと廻ります。

「青」の原義は青山・青林のように緑色植物の色であり、本来は緑色の龍です。

数十年前までここは工場地帯だったそうです。


現在はマンションが林立する住居地区になっています。


公園があります。
青龍の季節は「春」とされています。
春を迎えようとしている大島小松川公園(わんさか広場)です。

工場地帯の名残りで、去年大雨の後、公園から六価クロムが基準以下染み出したとの新聞記事がありました。
そんなの気にしないでカヤック遊びをしている場所です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江東区の四神モニュメントを訪ねて/玄武

2018年02月27日 | 散文
いきなり「麻薬・覚せい剤」の時計台が登場する亀戸駅前です。


その後ろの池にモニュメントがあります。


亀戸だから亀のモニュメントでしょうか?
亀に翼がありますが・・・。


違います。「玄武」です。
百科事典によると、玄武とは脚の長い亀で甲羅に蛇が巻き付いた姿である、となっています。
更に、「武」とは「巻き付く」という意味があるとも出ていますが、ここは翼のある亀です。


玄武の後ろには塔が建っています。


「荒川水位表示モニュメント」だそうです。
現在の荒川の水位を示しているそうです。
水位によって亀が上下する構造の様です。

この界隈は「海抜ゼロメートル地帯」なので、水位の変化が気になるようです。
玄武は北方を守護する水神です。
江東区の北にあり、水害の危険度が高いこの地区を意識しての設置でしょうか?

皆そんな事は気にしないで生活していますが、現在の水位は地上+1mのようです。

上の方には、過去の台風の水位が記載されています。
「海抜ゼロメートル地帯」らしいモニュメントに出逢えました。

塔の裏には亀のモニュメントもありました。
「亀戸」の象徴だと思いました。


すると、近くに兎のモニュメントもありました。


児童遊園地でした。


玄武の場所に戻ります。
向こうは下町的な亀戸の街です。


この地図に記載されている「四神」を探しに行ってみます。

ざっと、江東区の四隅を巡る事になります。楽しみです。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする