荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

扇橋閘門から先へ行く。

2019年08月02日 | 散文

 

扇橋閘門を出ました。小名木川と大横川の交差点です。そのまま直進して隅田川へ向かいます。向こうは新高橋(「たかばし」と読みます)です。

 

小名木川を進みます。

 

この界隈は宮部みゆきの小説に多く登場する場所です。下級武士と町人とあやかしが住んだ町です。

 

空は夏のものです。

小名木川を隅田川に向けて漕ぎます。

 

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2019年8月1日 扇橋閘門開通

2019年08月02日 | 散文

 

「閉鎖中」と「本日終了」の電子文字が交互に点滅している扇橋閘門です。

 

今日8月1日 08:45開門予定です。

 

周辺の3つのカヌークラブと個人愛好者が開門一番乗りを目指して閘門前に集まっています。

 

閘室内の水を脇の水路から流した後、ゲートが少しずつ開いて、閘室内に少し残った水が押し寄せています。向こう側の隅田川が手前の荒川より2mくらい高いので起こる現象です。

 

さて、ここで皆がワイワイ騒いでいます。開いた閘室内に船舶が居るのか居ないのか?つまり、隅田川側とこちら荒川側のどちらが一番乗りするか、ということです。向こう側には他のカヌークラブが来ている予定です。高齢者達の競争心がカワイイです。

 

電子文字の表示が「運転中」に変わりました。約2年振りに運転再開です。

 

ゲートが全開しました。誰も居ません!こちら側が一番乗りです。

 

ゲート上の赤ランプが青に変わってワサワサと入って行きます。

 

約2年振りの閘門です。閘室内は以前のままです。耐震工事の必要があったのはゲート上にある操作室と右側の事務所棟だったのですね。

 

振り返ると、ゲートが閉まります。

 

左右の壁に残っている水位の跡まで水を入れて隅田川の水位に合わせます。つまり、小さなパナマ運河です。

 

水が底から湧き上がってきます。

 

満水になりました。

 

ここを管理運営している都の職員から声が掛かります。我々は「おめでとう!」です。小池都知事が来てセレモニーをやれば良いのにね。

 

ゲートが上がります。向こうにカヌーが見えます。

 

ゲートが上がっていきます。

 

信号が青に変わりました。

 

ワサワサと出ます。上がったゲートからジャージャービタビタと水が落ちるので、勢いをつけて出なければなりません。

 

扇橋の上には、今日の開門を知ったマニアが開門の瞬間を撮っていたようです。

 

お互いに挨拶を交わした他のカヌークラブの連中が閘室内に入って行きます。

 

お互いに待ちに待った瞬間です。

 

お互いに行動範囲が広がります。

交流も広がります。

 

ゲートが閉まる赤ランプが点灯しました。

ますます舟遊びが楽しくなります。

 

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