荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

多伎神社へ行ってみる。

2016年09月04日 | 散文
朝倉の中心地(?)の道路を走っていると「多伎神社」の看板が目に付きます。
一度行ってみようと思っていました。
今日は父がデイサービスに出掛けたので時間があります。


入口の神輿蔵の前にこんな石群があります。

説明板が立っています。
「杯状穴」(性穴)
杯状穴遺跡は、古くは弥生時代から近現代まで続けられている文化遺産と言われています。
一説によると、遺構の目的は、戦場や各地に赴いた男性の帰宅を求めた精神的な祈願行為で生じた‘’たたき穴‘’で、前者の祈願穴に結び祈願を続けたと言われています。
朝倉村教育委員会」

よく分かりません。特に最後のところが・・・。
石の形状と説明文を総合して察するに、石を叩いて女陰を形作り、出て行った男が妻を忘れず帰って来るように祈った。
という事でしょうか?


私は初めて見ました。
まるでルノワールの絵のように、夏の木漏れ日が影を作って見づらいですが、確かに女陰に見えます。

ここ朝倉は歴史の古い村です。
そのような風習があったのでしょう。

さて、神社にお参りします。




多伎川の清流を渡ります。


橋を渡った所にこんな石群があります。
説明板を読みます。
「松茸石
多伎神社の陰陽石の一つである。
今治藩主の命により江戸藩邸に運んだが、藩主夫人が発病したので夢占いによると、元の多伎宮へ帰りたいと石の願いがあったので、また江戸からここへ帰すと、夫人の病はすぐ治ったという伝説がある。」

なるほど、男根ですね。
歴史が古代に遡るほど陰陽を拝める傾向にあると思います。
やっぱり、ここは古い村なのです。
それにしても、説明文が分かりづらい。

さて、改めてお参りします。




境内脇にも清流が流れています。


厳かな雰囲気があります。














先ほどの小さな清流に沿って参道があります。
多岐川と並行して続いています。


振り返りとこんな感じです。


山田があります。


その脇を、ずっと参道が続いています。

左に流れる多岐川は渓流となって谷を作っています。
橋は在りそうにないです。
引き返します。

神社脇まで帰ったら、ゴミのように捨てられていました。

これって、「輪越し祭り」の茅の輪だよね。
捨てている・・・。
こういうものは普通祈祷してから焼くでしょう?
陰陽石に古から続く歴史を感じ、清流と木漏れ日に厳かさを感じながら歩いていたのに、これは無いだろう。

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